みなさまこんにちは、留学会社アフィニティのレホアンです。
先週末はフランス大統領選挙がありましたね。
今回の大統領選、投票率は72%弱で、大統領選の決選投票としては1969年以来の低さだったそう。多数の白票や無効票も多くあったのだとか。
日本人の我々にとっては72%の投票率が低いと報道されることが少し驚きですし、わざわざ選挙に行って白票(誰の名前もかいていない紙)を投票するなんて、少し理解に苦しんでしまうかもしれません。
フランス人にとって、白票も立派な政治への主張!どちらの候補にも反対!と言う主張をする手段なのだとか。
それくらいフランス人にとっては政治は国民にとって大きな関心事ですし、政治について自分の考えを持つ事はとても大切なこと、当たり前なことなんです。
パリのカフェなんかでお茶をしていると20代の若者が政治談義をしている場に遭遇したり、特に選挙が近くなると学校や家庭でも、あちこちで政治の話が聞かれます。
よって、フランスにいると必然的に政治についての意見や、日本の政治について質問をされる機会が非常に多くあります!
これからフランス留学しようと思っている方、日本の政治について、自分の考えを伝える準備はできていますか?
天皇制についてどう思うか?
女性天皇については?
日本の総理大臣はどう?満足してるか?
フランスの政治についてどう思う?
マクロン大統領は日本でどのように言われてる?
などなど
特にホームステイなどをするとこんな質問がしょっちゅう飛んできます。
そんなわけで普段政治になんか関心がない!と言う方も否応なしに政治に関心をもたざるを得ない状況になるようで、フランス留学中にやけに日本の政治について調べてました、とか、フランスの政治に少し詳しくなりました、とおっしゃっる方もいます。
(ちなみに正式なフランスのマナーでは食事中に政治の話はタブーとされています。
なぜなら対立意見が出てみんながムキになり食事が不味くなるから...笑
実際、私もフランス人同士が政治に対するディベートをして、白熱しすぎて途中退席している人、見たことがあります)
DELFやDALFの試験でもそうですが、とにかくフランス人は"あなたの意見"を求めます。
控えめで謙虚な日本人にとって自分の意見を述べることって、慣れていないし、最初は難しいと感じるかもしれませんが、自分の意見をアウトプットすることは試験対策にもなりますし、フランス人と対等に話をするためには不可欠なスキルでもあります。
フランス人はとにかく自分の意見を主張します。その態度は時として自己主張が強いと言われますが、逆にフランスで自分の意見を持っていない人は会話にも入れずだんだん影の薄い存在になっていってしまうのも事実。言葉の壁がありますから最初は戸惑うかもしれませんが、少なくとも、日本語で自分の考えが言えるのなら、辞書をひきながらでもなんとか説明することもできるはず!
『何にも意見はありません』とか『わかりません』とか留学中ずーっとこんな答えをしているとちょっと残念だし、せっかくのフランス語上達のチャンス、逃してしまいます。
留学に行く前から自分の考えなどを日本語でいいので考えるようにしてみる習慣をつけると良いでしょう。
あるいは日本人の政治への無関心さについてとか、日本の若者の政治参加についてなど話題を変えて話をしてみるのも面白いですよ。
正解はありません、フランスへ行くのであれば、とにかく主張をする練習してみては?
アフィニティフランス留学🇫🇷