フランスで病院に行く。日本の病院との大きな違い | フランス留学ブログ(アフィニティ・フランス)

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Bonjour 皆様こんにちは、アフィニティのレホアンです。

2月に入りましたがまだまだ寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

さて今日はフランスで病院に行くこと…についてちょっと書いてみたいと思います。

 

毎年冬、フランスでは胃腸炎(フランス語でgastro)やインフルエンザ(grippe)が例年猛威をふるいます。

フランス人はもともとあまり手を洗う習慣がなく、(コロナ以後だいぶ衛生観念が良くなった気もしていましたが)

やはり長年の習慣というのは恐ろしく、外出から家に帰った際や食事の前などに手洗いをしないという人も多くいます。

 

レストランに行くと出されるバゲットを、メトロから降りたままの手で当たり前のようにちぎって食べる人々がたくさん…。

特にこの季節は感染症が広がらない訳がありません。

 

せっかくの留学中に胃腸炎やインフルエンザにかかってしまうと大変ですので、できるだけ手洗いは心がけていただきたいものですが、それでもクラスに感染症の人がいる可能性もありますし、ホームステイ先で病気をもらってしまうという可能性も0ではないかもしれません。

 

そんな時、日本の感覚なら

「お医者さんにみてもらって薬をもらおう!」となりますが、フランスの場合体調が悪い=すぐ病院へ行こう!と考えたくなる気持ちを抑えて、まずはフランスの病院事情について知ってから病院へ行くかどうかの判断をされることをお勧めします。

 

フランスの医者、日本と違う大きな特徴3つ

  • 予約制
  • 予約なしの救急は特にとにかく待たされる可能性大、検査は2−3日を要す
  • 薬はこれだけ?!フランス流インフルエンザと胃腸炎の治療法は1に安静、2に睡眠!
フランスの病院へ行く際に日本と大きく異なる点まず一つ目が予約が必須であるということ。
どこの病院へ行くにしても必ず事前の予約が必要です。唯一予約をしなくても行くことのできる救急病院(urgence)の場合、診察までに長時間待合室で待たされる可能性があります。
 
フランス人のお医者さんの場合、数日後じゃないと予約が取れないこともありますが、
予約なし枠を設けているお医者さんもいるのでその時間でしたらやはり救急同様少し待ち時間が長くなる可能性があるものの、
当日に診てもらえる可能性はあります。
必ず予約をするか、予約なし枠があるお医者さん(の指定時間)に行くようにしましょう。
 
フランスの病院の特徴2つ目、上記でも少し触れましたが、とにかく待たされる可能性が高いということ...。
普通フランス人が病気で医者にかかる際は町医者にかかるのですが、まず町医者にはレントゲンの機械もなく、
採血やウィルス検査をするための助手や看護師も多くの場合いません。
それではレントゲンや採血をしたい場合はどうするかというと、
医師の検査用処方箋を持って近所にあるラボの予約を取って(こちらも予約制がほとんど)、
そこへ行ってレントゲンを撮る、採血をする、検査をすることになります。
 
アメリカンホスピタルなどの総合病院の場合にはラボが併設されていたり、院内で検査ができる施設が整っているので同日中に対応してもらえますがそれでもやはり日本のスムーズな診察から検査へという流れとは程遠いシステムです…。
 
1度目の診察までの待ち時間、ラボでの待ち時間、そして2回目の診察の待ち時間それからその後出される薬の処方箋を持って薬局へ行っての待ち時間…と移動距離や待ち時間だけで、ただでさえ体調が悪いのに余計にクタクタになる可能性がかなり大…です。
 
パリに留学中の日本人の方の場合ですと、留学保険会社を通じてアメリカンホスピタルの日本人医師の先生の予約をとってもらえる可能性が高いと思います。
保険会社を通じて日本人医師の予約をとってもらえる場合は比較的待ち時間も少なくて良いと思いますが、
アメホスがあるのはパリの西の果て、ヌイイ…というわけで、実は行くまでに1時間弱の道のりがかかることをお忘れなく…。
体調が悪いのに片道1時間弱の道のりをタクシーであっても移動するのって、結構しんどかったりします。
また検査はその場でできるものが比較的多いのですが、薬はどうしても薬局に行かないともらえないのでヌイイまでの往復+薬局への移動が必須になります。
(そして日本人ドクターの勤務していない週末やバカンス中などはどうしてもアメリカンホスピタル内の救急へと回されてしまいます)
 
そして3つ目、ここまで苦労してようやく診察が終わって処方された薬をもらうと…
胃腸炎の場合は市販で買えるお腹の痛み止めと整腸剤、
インフルエンザの場合、こちらも市販で買える解熱剤の処方のみ
…ということも珍しくありません。
 
私の経験上、そもそもインフルエンザの場合フランスの一般的な病院ではあまりインフルエンザのテストをすることも多くなく、
(というのもインフルエンザでも通常の風邪であっても対応が同じなので検査の必要がないという考えなのだと思いますが)
多くの場合、「おそらくインフルでしょう…。解熱剤を出しておきますからゆっくり休んでください」と、
病気休業手当のための書類(Arrêt de travail)を渡されておしまい…となります。
 
病気でしんどい中、予約をしてここまで待った私の苦労って…とちょっとガックリしちゃうかもしれません。
 
医師に診察をしてもらって、重大な病気じゃなくてよかったと安心することができるというメリットはもちろんありますが、
病気ですごく辛い時に移動して時間を費やして得たものが薬局で買える薬…というのはフランスでは良くあることです。
 
仕事や学校に提出するための病欠証明書Arrêt de travailの紙が欲しい時(少し症状が落ち着いてからでも良いと思います)は医者に行くけどそうでなければわざわざ医者のところまで行かないという方が実は多い気がします。
 
フランスのお医者さんが揃って口にするのが、「とにかく休んでください。安静にしていれば2−3日で良くなりますよ」
ということで、風邪やインフルエンザ、胃腸炎等の症状でフランスの病院にかかった際に、抗生物質やタミフル、吐き気止めなど日本の病院では頻繁に処方されるような薬はフランスではほとんど見たことがありません…。
 
それから、これはぜひ留学生の方におすすめしたいのですが、
コロナ以後遠隔診療/オンライン診療という便利なシステムが登場しています。
パリのアメリカンホスピタルでも遠隔診療を受けることができるようですので、症状によって、病院へ行った方がよいかどうかの判断がつかない場合や、体調が悪くて移動が厳しいような場合などはこういうものもご利用いただくと良いかもしれません。
※症状等によって遠隔診療での対応ができないこともあるそうですのでご了承ください。
 
オンライン診療でしたら、自宅にいながら医師に症状を伝えることもできて、
急いで病院へ行った方が良いのか、どんな薬を買えばいいかなど質問ができるので、
体力を消耗せず、的確な指示がもらえる便利な手段かもしれませんね。
 
詳細はパリアメリカンホスピタルまたはご加入いただいている留学保険会社まで。
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【山田医師との受診などアメリカンホスピタルパリの日本人医師セクション】
診察時間:
月曜-金曜 11時-18時
土曜(不定期) 9時-13時

ご予約・お問合せ:
電話: 01 46 41 26 16 または Eメール:opd4@ahparis.org
対応時間 平日10時30分-13時30分、14時-18時(祝日を除く)

電話またはメールにてご予約ください。
電話による遠隔診療をご希望の場合も上記へご連絡下さい。尚、症状等によって遠隔診療での対応をいたしかねる場合もございます。ご了承ください。

【直接専門医を受診される場合、他外来からの処方箋での検査予約】
日本セクションへご連絡ください。
電話: 01 46 41 25 15 または Eメール: cellule.japon@ahparis.org
対応時間 平日 9時-17時(祝日を除く)

 

 
それから、体調が悪くて移動が大変だから…と救急車を呼ぶことを考えてしまうこともあるかもしれませんが、
まずフランスの救急車は無料ではないことと、移動が厳しい方のための病院搬送サービスも行ってはいますが、
症状によっては後回しになったり、結局病院に到着しても重症患者が優先的に治療されていくので、
待合室で何時間も待たされる羽目になる人も多いようです…。

 

いざという時のために日本から常備薬を持って行くこと、経口補水液やスポーツ飲料などを常備しておくこと、
それから万が一に備えて、自分の住んでいる家の住所だけでなく、
部屋番号や階数などもご家族の方に伝えておいてもらうことなどをしておいていただくと良いかと思います。
 
実際に体調が悪くなるとちょっと近所の薬局までの移動も億劫になりますので、その時に考えればいっか!と思っているといざという時に困ってしまうかもしれません。
 
それではみなさま、手洗いをしっかりして風邪を引かないようにお過ごしくださいね。
 
アフィニティフランス留学