何歳になっても、自分の人生を決めるのは自分
犬と猫の自然療法研究所
Emily's lab.高橋恵美です。
母が乳がんと診断され、乳房の全摘手術を受けました。
乳がんが見つかったのは昨年の秋です。
母は高齢で膠原病の持病もあるため、当初は積極的な治療をせず、経過をみることになりました。
そのとき医師から説明されたのが、
腫瘍が皮膚を破る「自壊」の可能性でした。
自壊すれば、出血や滲出液、におい、痛みなどが生じることがあります。
ただし、そのまま自壊せずに寿命を全うする可能性もあります。
手術には全身麻酔の負担があり、入院によって足腰が弱る心配もありました。
私は、手術をせず、必要になったら訪問看護を受けながら穏やかに過ごす方が
よいのではないかと考えていました。
しかし母は、自壊の可能性を知ってから、毎日不安を抱えるようになりました。
乳首から出血するたびに、
「このまま胸が崩れてしまうのではないか」と怖がっていました。
再び病院を受診すると、腫瘍は半年ほどで約4センチから約7センチに大きくなっていました。
それでも、今なら摘出できるとのこと。
母は手術を希望しました。
私は最後まで心配でしたが、これは母の人生なのだから、
母の気持ちを尊重しようと決めました。
手術は無事に終わり、術後のせん妄もありませんでした。
翌日には自分で歩き、2本のドレーンも術後3日目に抜去されました。
何より印象に残ったのは、母の安心した表情です。
毎日恐れていた腫瘍がなくなり、「手術をしてよかった」という気持ちが伝わってきました。
今回、私は大切なことに気づきました。
受診や入院には私が付き添い、手続きや退院後の生活にも関わります。
そのため無意識のうちに、自分の負担や考えを優先しようとしていたのだと思います。
けれど、手術を受けるのも、自壊への恐怖を抱えて過ごすのも母です。
どれほど近い家族であっても、その人の人生を代わりに決めることはできません。
もちろん、本人の希望をすべて無条件に受け入れるということではありません。
それでも、その中心には本人の気持ちがなければならない。
何歳になっても、自分の人生を決めるのは自分です。
今回の経験から、愛犬や愛猫の治療についても考えました。
犬や猫は、自分の希望を言葉で伝えることができません。
だからこそ、その子にとっては、飼い主の選択がすべてになります。
治療することだけが愛情とは限らず、治療しないことが必ずしも諦めることでもありません。
年齢や持病、治療による負担、その子の性格や治療後の暮らしを考え、
「この子にとって何が一番幸せなのか」を選ぶ必要があります。
そのためにも、元気なうちから情報を集め、
もし大きな病気になったらどこまで治療するのか、延命と生活の質をどう考えるのか、
自分なりの判断軸を持っておくことが大切です。
飼い主の安心や都合だけではなく、その子自身の苦痛や幸せを中心に考える。
それが、言葉を話せない愛犬や愛猫の意思を尊重することなのだと思います。
おかげさまで、本日母はとても元気に退院できました。
入院中ボケることもなく(笑)
転倒などのアクシデントもなく、優しい看護師さんたちに囲まれて
個室でのんびり過ごして、別人のように明るくなって帰っていきました。
自分の思うように生きる
これは何歳になってもとても大切なことなんですね。
母の入院でレメディやベチバースプレーなど
お助けアイテムに助けられました。
またご紹介します♪






















