写真詩13
写真を撮ろうと思い立つときは、自分のセンスに出会うとき (旅先にて)photo by myself in Ritsurin park, Takamatsu City, Kagawa 人が旅をするのは、旅先へいき観光を楽しむだけでなく、日常生活で感じ取りにくくなった己のセンスを取り戻す、意味合いだってある。 旅の途中、ふとシャッターを押してみたくなる瞬間があり、そんな瞬間こそ、なにかしらのセンスがはたらいているサインなのだろう。 そういう直感のあとに感受性がじわじわとひろがることもある。 それは有名な観光地で起こるとも限らないし、自分にしか用のないこともある。その時その時、その人その人のなるべくしてなった結果だろう。しかしだからこそ己だけのオリジナルな経験とセンスを確認することができる。(それまでの自分だけが経験してきた条件の組み合わせとでも言うべき経緯から発生してくるものだから) 写真を撮ることによって、少なからず隠されたセンスが表現されるものかもしれない。もちろん技術の問題はあるものの”センス”を多少なりとも焼き写す… もしセンスが写真のフレーム内に見事に収められていると感じられるなら、その写真をお気に入りにすると憶測している。(わたしのようなドヘタのでも…)(香川県、高松市栗林公園に行ったときの過去記事を大幅推敲したものでした。)(おわり)