ゆっくりと熱く語る努力で人を惹きつける
人が間違った方向に行こうとしている時は、頭ごなしに説教したり、理路整然と論破しようとしても相手は聞く耳を持ちません。人間は自分の事を否定されると、マイナスの感情を抱くので相手に嫌悪感を抱いてしまうからです。 まずは、相手を肯定した上で、その方向性だとあなたがせっかく素晴らしい素質や個性を持っているのにそれが生かせなくなってしまうことを残念がることで、相手は自分の事を思ってくれていると感じるので、その熱意が伝われば少しずつ聞く耳を持つようになります。 仕事上の関係においても、部下や後輩や新人が間違った方向に行こうとしていたら、それを軌道修正してあげるのも先輩や上司の役割なのですが、この時も頭ごなしに叱りつけると、仕事の立場上、表面的には聞いたふりをするとは思いますが、本心は上の空ということが多いので、効果はないどころかマイナスの感情を抱き、求心力は減退していきます。 やはり、心の中では相手の為を思っていたとしても、硬直した態度では相手も萎縮してしまい、心を開こうとしないので、まずは相手の事を全て受け入れたうえで、少しずつ方向性を変えることで、相手が今までよりももっと輝くことができるような未来のビジョンを具体的に語ることができれば、否定されているという印象が薄れるので、相手も少しずつ心を開くようになるのではないでしょうか。単刀直入にものを言うのは簡単でわかりやすいですが、勢いだけで相手を動かすことはできません。氷河を溶かす太陽のように、大きな軌道でゆっくりと熱くものを語る努力が、自分の大切な人を守ることになります。