2冠の達成を目指す後悔なき経営
人生は大きな志を抱く時は、何かを犠牲にしなけれないけないことがあります。その犠牲にしたものを取り返すのも、その大きな志を達成するのと同じくらい難しいのですが、何も大きな志を抱かなった人は、犠牲にしてきたことは少ないものの、大きな野望を手に入れることはないので、どちらの人生を選ぶかは、何かを犠牲にしてまで達成したい大きな志があるか否か、あるいは何かを犠牲にしてまで夢見てる志の達成にこだわっていないか否かで判断するしかないわけです。 結局、どちらが総合的に得な選択かどうかはその人個人の価値判断なので、その人にしかわからないことなのですが、言えることは、志をもっているのなら途中で諦めることの後悔のほうが、後で犠牲にしてきたものを取り返せなった時の悔しさよりも遥に大きいのではないでしょうか。 なぜならば、ある大きな志の為に犠牲にしてきたものが取り返せるかどうかは、大きな志にエネルギーを投資する時間にある一定の期限を設けておいて、達成すれば、その達成後、あるいは未達成ならその期限後に犠牲にしてきたものを取り返す時間を投資することができるので、志も達成し、犠牲にしてきたものを取り返すという2冠を目指すことができるのですから、不戦敗というものがないからです。 これは、会社の経営にも当てはまります。会社の事業拡大等や既存の事業の顧客拡大のためには、それにある一定のコストや経営資源や人材を集中させなければいけない時があるので、利益を確保するという観点からは、会社はリスクを抱えざるを得ないのですけど、そのリスクを抱えることが一切なければ、事業拡大や既存の事業の顧客拡大はあり得ないわけです。 つまりは、ノーリスクにしようと思えばノーリターンになってしまうので、ハイリスクハイリターンは望ましくないですが、多少のリスクは抱えなければリターンというのは望めないわけです。 そこで、企業経営においては、最小のリスクで最大のリターンを得れるような経営計画を立案できるかですが、ここが本当の意味での知恵の見せ所であり、企業の経営力なのかもしれませんね。 この場合も、先述のように、事業拡大や業績拡大という大きな志と、その志の為に犠牲にしてきたコストや経営資源等を取り返すという2冠の達成を目指すのが、後悔なき経営ということになります。