異業種交流会やセミナー等で面識のない人と会う機会の時は、名刺交換をして名前の前に職業や会社名を名乗って挨拶するのが常識だと思われるが、その時も相手に覚えてもらいやすくするために、自分の仕事外の得意分野や変わった経歴を補足的に付け加えるとインパクトを与えることになる。

 例えば、「本業は大学の教授なのですが、週末はアマチュアバンドのボーカルとしてイベントで歌っていますので、また良かったらイベントに遊びに来て下さい。」というような人がいたとしたら、大学教授という先入観より、バンドのボーカルというイメージの方が強く残り、総合的な印象としては大学教授をやりながらバンドのボーカルもこなせる器用な人という強いインパクトを残せることができるのである。

 ここで、プライベートでやっていることは親しくなってから話すというスタンスでは、親しくなる前にもう会わなくなる可能性が高いので、一期一会の出会いの場面では、自分のありったけの特徴を出す自己紹介の仕方のほうが、インパクトに残りもう一度会ってみたいと思ってもらえるとか、相手が興味を持ってもらえる確率が高くなるので、是非、恥ずかしがらずに自己を最大限表現できるようなアプローチを常に心がけておきたいところです。

 そうすれば、やがて一度の出会いから相手が興味を持ち出し、2度3度と会うようになり、思わぬビジネスチャンスが転がりこんでくるかもしれません。

 せっかくの出会いの場面では、その他大勢の人という印象で終わっては、時間がもったいないということです。何となく、「自分は人脈を広げる努力もしているから、いずれそのうち花開く時が来るだろう。」という自己満足だけでは、妄想で終わってしまいます。

 やはり、起業当初や会社員の下積み時代から、他者より抜きんでるという強い信念に裏打ちされた自己をプロデュースする戦略がないと、競争社会では生き残っていけないということになります。