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so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、レギスタン広場、グーリ・アミール廟と並んでサマルカンドの三大見所の最後はシャーヒ・ズィンダ廟群です。

 

要するにお墓です。

 

シャーヒ・ズィンダとは「生ける王」を意味します。

 

預言者ムハンマドの従兄弟がこの地に布教に訪れた際に斬首され、首は井戸に投げ込まれたそうです。

 

7世紀とされています。

 

実はその首は今でも生きているとされます。

 

墓地ですが、丘の上には墓碑がいくつもたてられているので、まだ現役(?)の墓地だとぼくは考えます。

 

墓地とともに、モスクも建設されています。

 

今日は金曜日ですので、イスラム教の休日に当たります。

 

モスクに入りきれない人のために、周囲には絨毯が敷かれています。

 

 

ちょうど礼拝の真っ最中でした。

 

信者を撮影するのは失礼でしょうから、遠くからちょこっとだけ。

 

階段まで信者たちがあふれています。

 

ただし、日陰のところだけですが。

 

ウズベキスタンに来てからずっとビールを飲みっぱなしでしたが、実は敬虔なイスラム教徒がたくさんいる国であることを知りました。

 

 

この地を訪れる価値は「サマルカンドブルー」を体験できることです。

 

確かにレギスタン広場でも一部見ることはできましたが、ここのブルーは素晴らしい。

 

 

 

墓地を観光化するってちょっと抵抗がありましたが、礼儀正しく帽子を脱いで参拝(?)させていただきます。

 

ティムールの霊廟とまではいかないけれど、負けず劣らずの霊廟もあるんですね。

 

すんげぇ~金持ちだったのでしょう。

 

 

こちらは家族で埋葬されています。

 

小さなコフィンは子供でしょうね。

 

 

 

もちろん質素な造りの霊廟もあります。

 

 

質素と言っても個室ですから相当な地位の人物の墓でしょう。

 

それ以外の一般人は、これで我慢してもらうしかないですね。

 

でも、墓石があるだけマシ。

 

さらに、ここに埋葬されるなんて相当ラッキーじゃないでしょうか。

 

この数万倍もの人々が墓石もなしに死んでいったはずでしょう?

 

 

何の説明もなかったけれど、この一角だけロープが張られていました。

 

一発でここは「女性専用」だということが分かります。

 

小さな女の子もいますね。

 

イスラム教って、女性を蔑視する宗教じゃないんだけどね。

 

 

おお!サマルカンドブルー。

 

 

タイルをここまで芸術に仕上げたのは何なのでしょうね?

 

 

サマルカンドを訪れるなら、この場所はマストですね。(^^)/

 

 

以上で、サマルカンドはオシマイです。

 

この先のブハラ。

 

さらにその先のウルゲンチなどのシルクロード中継地はありますが、そこは若い人に任せたいと思います。

 

ぼくのような老人は、帰りの列車の予約が取れないという理由のおかげで、ここでタシケントに引き返すことにします。

 

でも、正直なところ、「もう見た」って気持ちです。^m^

 

昨夜ボロクソに言ったサマルカンドビールでしたが、あれ以外はとても美味しいビールでした。

 

 

何というかな、ロシアビールは飲んだことないけど、この味に近いんじゃないかと想像します。

 

 

 

・・・・・・・っということで、最後のシルドール・メドレセ。

 

 

裏から正面を見たところ。

 

 

中庭です。

 

 

ここまでくると、写真の枚数がぐっと減ってしまいます。(^^ゞ

 

以上で、レギスタン広場は終わりです。

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、レギスタン広場の正面の建物、ティリャカリ・メドレセです。

 

 

やっぱりファサードを見上げてしまう。

 

 

同じく中庭です。

 

 

店員から「コニチワ」と必ず声をかけられます。

 

中国人でも、朝鮮人でも、台湾人でもなく一目で日本人と分かるらしいのです。

 

どうして分かるんだと聞くと、顔だと答えます。

 

ぼくの顔は日本人の代表みたいな顔なんですかね?

 

 

あと書き忘れたけど、入場すると日本語ガイドのプレーヤーを使わないか聞かれます。

 

当然有料です。

 

最初100,000スムだったものがあっさり80,000スムに値下げされるのでやめときました。

 

あとミナレット(塔)に登らないか勧誘されます。

 

最初プロのPV撮影現場かと思いましたが、素人が貸衣裳を着ての記念写真です。

 

 

昨日のグーリ・アミール廟(ティムールの霊廟)とは比較になりませんが、かなり近い豪華さです。

 

 

そのグーリ・アミール廟ですが、1930年代にはこのように荒れ果てていました。

 

 

レギスタン広場もかなり荒廃した様子が写真に残っていて、現在見る絢爛豪華な建物は近代になって大規模な修理が施されたものだとわかります。

 

 

民族衣装を着ると女性は女前が上がるものです。

 

かなり自己陶酔モードに入っていますね。(;^ω^)

 

 

中庭から正面を眺めたところ。

 

 

つづく。

 

 

・・・・・・・っということで、サマルカンドの最大の目玉であるレギスタン広場です。

 

入場料が100,000スムに値上がりしています。(5月時点で65,000スムだったのに。)

 

クレジットカードだとさらに、手数料を取られます。

 

レギスタン広場は3つの建物で構成されています。

 

レギスタンとはウズベク語で「砂の場所」を意味します。

 

メドレセはアラビア語で「教育と学習の場」を意味します。

 

左回りに入場し、まずはウルグベク・メドレセ。

 

 

誰もがこの入口(ファサード)に目を奪われ、カメラを向けます。

 

 

総タイル張りで緻密な模様に圧倒されます。

 

 

そのうち飽きてきちゃうんですが。(^^ゞ

 

 

中に入ると中庭になっています。

 

3つの建物も全部同じ構造です。

 

 

今は教育と学習の場ではありません。

 

何だと思います?

 

みやげ物屋の場なんです。(;^ω^)

 

 

日本ではこの感覚が解できませんよね。

 

例えば法隆寺の中がみやげ物屋だったって。

 

しつこく売り込むことはせず、ノンビリやっています。

 

次のティリャカリ・メドレセにつづく。

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、夜になるとライトアップされると聞いて19時過ぎに再訪しました。

 

日が落ちて涼しくなると、がぜん人出が多くなります。

 

 

単に照明で照らされているだけです。

 

 

美しいことは美しいんだけど、なんでみんな座って待っているんだろう?

 

19時半になって、大音響とともに光のイベントが始まります。

 

 

動画が何故か貼り付けられません。

 

でも、凝ったプロジェクションマッピングを期待していたら、肩すかしに遭います。

 

照明の色が変わるだけ。

 

現地語のカラオケ音楽が重低音とともに流れるだけです。

 

適当に切り上げてウズベク料理店へ。

 

小麦粉で作ったヌードルスープですが、ちょっと辛目で癖になる味でした。

 

 

 

ぜひこれを食べてくれと言われたのが、またもやシシャリク。

 

 

1本だけにしました。

 

レギスタン広場の真ん前にある店なのに、現金のみでした。

 

ホテルに戻って飲んだのがこれ。

 

 

もし世界三大不味いビールコンテストがあったら、ベスト3に入りそうなサマルカンド産ビール。

 

飲んだことないけど、ナフタリンを水で混ぜたらこんな味になるかなという代物。

 

そんなこんなで、サマルカンド初日が終わりました。

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、ウズベキスタンご自慢の高速列車、その実態は鈍行程度であることはご報告のとおり。

 

日本人としてみれば、新幹線をイメージしちゃうじゃないですか。

 

満席にならずとも数分おきに運行しているってアレ。

 

タシケントからサマルカンドまで出国前に予約したんだけど、残り3席だった。

 

ここで気付くべきでした。

 

今日、明後日のブハラ行きを予約しようとしたら席がない。

 

運良く行けたとして帰りはどうなる?

 

昼のビールの酔いが一気に抜ける。

 

ひょっとして明後日のタシケント行きはと調べると無い!!

 

2時間ちょっとなのに、本当の鈍行しかなく時間は倍以上の4時間超え。

 

良くサマルカンドまで行けたなぁ〜というのが実体。

 

その時の気分で何処まで行けるかなんて旅行スタイルはウズベキスタンでは通用しません。

 

無理して奥まで行ったら、最悪帰国の飛行機に間に合わない。

 

早速旅程プランを立てなきゃならない。

 

キルギスとカザフスタンのアルマトイだけは行きたいので、先ずはタシケントに戻り飛行機でキルギスのビシュケク往復航空券を確保することにします。

 

面白いねぇ~。(^^)

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、サマルカンドに都を築いたのはティムールです。

 

彼の霊廟にお参りせずには帰れません。

 

グーリ・アミール廟です。

 

とても外出できる気温ではありませんでしたが、ホテルから歩いて10分でしたので、意を決して行きました。

 

裏道を歩くのもいいものです。

 

路地の先にドームが見えてきました。

 

 

 

正面に回ると門でドームが隠れます。

 

 

割と高い75,000スム(約900円)を払って入場。

 

 

ティムールの肖像です。

 

 

本来の全体像は上の模型のようでした。

 

ドームの中に入った途端、大げさじゃなく息を飲みました。

 

 

何という豪華さ、緻密さ。

 

半日いても見飽きません。

 

 

もうこれを見たから帰ってもいいやって気になります。(^^)/

 

これは裏にあるアク・サライという建物ですが閉まっていました。

 

 

しばらく歩いた大通りにあるティムールの銅像です。

 

 

暗くなるとライトアップされるレギスタン広場を見るためホテルにいったん帰ります。

 

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、ギリギリ列車に滑り込みました。

 

名前は高速列車で格好いい車体ですが、ほぼ日本の鈍行くらいのスピードです。

 

 
車窓を楽しみにしていたんですが、シェードを下ろしたままで、開ける勇気はありませんでした。(^_^;)
 
2時間ちょっとの移動です。
 
こんなスナックが配られ、インスタントコーヒーが入っていて、お湯がサービスされます。
 

 
サマルカンド駅に到着しました。
 
満席でしたね。
 

 
サマルカンド駅です。
 

 

トイレを済ませヤンデックスGOでタクシーを呼びましたが、たくさんの利用客があったのか、なかなか捕まりませんでした。

 

 

今度は若いけれど経験豊富なドライバーで、渋滞をすごいスピードですり抜けて行きます。

 

これが本日のお宿。

 

 
黒澤明監督も泊まったことあるよというので、後に証拠写真を見せてもらうことにしました。
 
元AKBの誰かも泊まったとか。
 
こんな部屋じゃなかったでしょうが。
 

12時前なのにチェックインさせてもらいました。

 

 
まあ、スタンダードですね。
 
 

 
中庭に小さなプールがあります。
 
わりと綺麗で海水パンツを持ってくればヨカッタ。
 

 
なぜこのホテルを選んだかというと、サマルカンドのシンボルであるレギスタン広場が近いからです。
 
ジャジャン!
 
 
あっけなくレギスタン広場が現れました。
 
 
結婚式まえの記念撮影に出会いました。
 
お幸せにと声をかけましたが無反応でした。
 
 
ついに来ました。
 
 
正直なところ、ここへは来られないとなんとなく思っていました。
 
 
だって、ソ連領の未知なる国ですから。
 
サマルカンドという地名を聞いたのは母からでした。
 
古い女性なのに、ハイカラな気質を持っていた母でした。
 
クラシック音楽も、旅行も、歴史もみんな母からの影響です。
 
「お母さぁ~ん、いまサマルカンドにいますよぉ~」\(^o^)/
 
ランチタイムになったけど、レストランに入るのは億劫。
 
軽く済ませたい。
 
近くのハンバーガー店(なのにハンバーガーを売っていない)で肉と野菜のクレープ巻(なんて呼ぶのかな?)をテイクアウトし、近くの小売店でビールを買って、ホテルの中庭で食べました。
 
 
 
 
なんかイイな〜この展開。(^o^)
 
 
 

 

 

 

・・・・・・・っということで、今日は高速列車でサマルカンドに移動の日です。

 

発車は8時28ですので余裕を見て7時半にヤンデックスGOをホテルに呼びました。

 

昨日予習済みですから道順も分かります。

 

どんなにかかっても15分で着きます。

 

ところがドライバーのムハマンド、ある袋小路に止まったまま動こうとしません。

 

迷ったのかと聞くと、英語が全く通じません。

 

通行人がいたから聞いてみろと言っても反応なし。

 

しばらくしたら少年が乗り込んできました。

 

相乗りにされたのです。

 

そういうことだったのね。

 

あとは駅に向かうだけ。

 

駅に近づいたから降りる用意を。

 

アレ?通り過ぎちゃった。

 

昨日のドライバーもいちど通り過ぎたので、何か特別ルールでもあるのだろう。

 

何とその後、4回も通り過ぎるではないか。

 

明らかに迷子になっている。

 

オマエ首都の駅も知らんのか!

 

そのうちスマフォのカーナビに壊れたと言って当たり散らす。

 

そうこうしていると居眠りしていた少年が目を覚まし、ドライバーと何やら話している。

 

ドライバーは何やらわめき出し、運転があらくなる。

 

少年なら少しは英語ができると思って通訳を頼む。

 

駅に行きたいだけだと。

 

少年すぐに自分のスマフォを取り出しナビゲーター役を務めはじめる。

 

どうも少年も駅を知らないらしい。

 

ようやく駅が見えてきて、アレが駅だと教える。

 

時間がないから駅と反対側に停めさせ歩くことにする。

 

ドライバーは運転手になりたてだと言い訳をする。

 

荷物検査を終え列車に乗り込んだのが発車3分前。

 

あの時少年が乗っていなかったら確実に乗り遅れていたでしょう。

 

旅行は予測不可能なことが起きます。

 

 

・・・・・・・っということで、地下鉄で向かったのがタシケントショッピングモール。

 

巨大モールですが、一部工事中などで閉鎖中。

 

 
まあ、モールです。(^^)
 

 
巨大なモールを作れば経済発展の証と考えているのか?
 
これほどのニーズがあるのか?いつも疑問です。
 

 

本当はフードコートが目的だったけど、ピッザやハンバーガー、フライドチキンじゃねえ。

 

 

さっさと切り上げて次の目的地チョルスバザールへ。

 

もう地下鉄もお手の物。

 

ソ連趣味です。

 

 
このバザールはタシケント一番の見どころかな?
 
定番は押さえておかないと。
 

 
この有名なドームの中だけではなく、周囲が巨大な市場を形成しています。(ドーム内は空調なしね。)
 

 
よくこれだけの出店者がいるものだと驚くとともに、購入客も見合う数だけいるんですね。
 
やはり肉類が多いですね。
 
思いのほか骨を売っている店が多い。
 
肉はどれも巨大な塊です。
 
人間の食欲の凄まじさを思わずにはいられません。
 
果物や穀物類も豊富です。
 

 
さすがシルクロードの交差点、年季が違います。
 
奇しくもオシャレだけど閑散としたモールとの対比で差が激しく、めまいが起きそうです。
 
帰りはヤンデックスGOが簡単で良かったのですが、カオス市場の中でピックアップ場所をどこに設定すればいいかわからず、また地下鉄で取り敢えずホテルの近くの駅まで。
 
そこでランチがまだだったことに気づき、評判のウズベキスタン料理店へ。
 
 
家庭的な雰囲気の広い店内でした。
 
恐る恐るビールが飲めるか聞いたらダメだと言われてしまいました。
 
でも、奥の部屋ならということで。(^^)/
 
イスラム教の国ですから基本は駄目だけど、そこは柔軟にという考え。
 
好きですね。
 
子供のいる家族の前で酔っ払っちゃイカンでしょう。
 
 
・・・っで、定番の串焼き。
 
今回はマトンとビーフにしました。
 
昨夜のようにソースがあればなぁ。
 
 
ここからはタクシーを呼ぶには近すぎると判断してホテルまで歩くことに。
 
この判断に後悔させられました。
 
近いと思っても、夏のタシケントは歩くな!!・・・です。
 
しかも通り抜けられるはずの近道が抜けられないというオマケ付き。
 
ホント、命の危機に晒されました。(◞‸◟)
 
・・・・・・・
 
っで今は?
 
ホテルで休んだあと、ベトナム料理店で夕食中です。
 
なんでウズベキスタンに来てベトナム料理?
 
という質問はナシね。
 
この地元ビールはあまり美味しくないです
 
 
ベトナム春巻きと野菜。
 
 
こっちのほうが高いだけあってうまい。
 
 
焼きそばを頼もうかと思ったけど、もうお腹いっぱい。
 
明日はいよいよサマルカンドです。(^^)/