・・・・・・・っということで、1992年公開のずいぶん昔の作品です。
偶然NHKBSで放送していたので、見入ってしまいました。
実は過去に見たことがあります。
ところが、VHS録画したのが最後の一番いい部分で、テープが切れてしまいました。
いい映画であることはわかっていましたが、まさかその一番いい部分を30年後に見ることになるとは。
ほとんど忘れていましたが、名作と言っていいでしょう。
とくにキャスティングが素晴らしい。
トム・クルーズは当時30歳と若かったけど、彼の特徴(嫌味な感じ)が生かされた演技をしています。
デミ・ムーア(当時30歳)も若かった。
ケビン・ベーコン、キーファ・サザーランドもみんな若かった。
今から思うと豪華キャストでしたね。
しかし、何と言ってもいちばんの適役はジャック・ニコルソン。
彼にしかできない「怪演」を見せてくれました。
本作はアカデミー賞にも多くノミネートされていましたが、受賞を逃したのが信じられません。
今だったら間違いなく作品賞も主演・助演男優賞を総なめしたはずです。(そのときの作品賞は【許されざる者】が受賞。)
原作は舞台劇だそうで、実によく練られたストーリー展開でした。
30年間ずっと引っかかっていた最後の見逃したシーン。
被告となった二人の海兵隊員は、結局殺人罪では無罪を勝ち取りますが、不名誉除隊とする判決が出ます。
一人が「何で(無罪だったのに)不名誉除隊なんだ?理由がわからない」と叫びます。
それに対してもう一人が「本当に守るべきは国への忠誠心ではなく、殺してしまった被害者個人の人権だった(意訳)」と言って、弁護士役のトム・クルーズに敬礼をします。(それまでは彼を軽蔑していました。)
最後の最後になって、脇役扱いの兵士が主役級の演技をします。
この部分を見逃していたとは、皮肉ですね。
★★★★★
