スペイン・サッカー珍道中 -11ページ目

スペインに舞い戻り

いやー、日本滞在はあっという間でした。

たくさんの方々と出会う事ができ、本当に内容の濃い日本滞在でした。

そんな思いでスペインに戻ってきました。

さて、帰国する日キャンペーンがあり、当日限り数万円払うだけでビジネスクラスに乗れるという事で、パンパカパーンクラッカー人生初のビジネスクラスに乗りましたニコニコ

今までは便器に座っての16時間のフライトでしたが、ビジネスクラスとはソファーで空を旅する事を意味します。

とにかく椅子が広い!

リモコン触りまくりで、椅子を無駄に倒したり、足置きを無駄に上げ下げしたり、ドリンク頼みまくったり、13時間のビジネスクラスを最大限活用しました。ニコニコ

そしてフランクフルトからスペインは相変わらず便器でした。叫び

クリニックを終えて

今回のクリニックで本当に才能ある子供達が日本にはゴロゴロいるんだなと、この先希望が持てましたニコニコ

そして9日間約30クリニックを行い通訳をやってきましたが、やはり日本人には日本人のやり方があるんだなとハッキリと分かりました。

直接ナチョが言った事を子供達に伝えても、やはり日本人の考え方や文化といった背景があるので注意すべきポイントを絞り込んで、そこを細かく教えてあげなければいけないんだなと思いました。

日本人の良いところは言われた事をきっちりやる職人気質。

悪く言えば言われた事しかできない。

それは海外から見た意見であり、やはり日本人はこの職人気質を忘れてはいけない気がしました。

ツータッチでやりなさいと言えば皆がツータッチでやるでしょう。

しかし、ワンタッチがベストだという事を教え、なぜワンタッチがベストなのかも教える。

その中でベストの選択を子供達に考えさせるだけで随分と違うサッカーになりました。

切り返して3タッチでも最終的に広いスペースへサイドチェンジができればそれは良い判断と褒めてあげる。

一人一人職人である事を認めてあげ褒める。

最終的に個々の職人が一つにまとまった時サムライ軍団が成り立つと思う。

何かと欧米に目を向けがちだけれど、僕は決してスペイン、ドイツ、イタリア、ブラジルなどの指導方法は日本人に取ってベストだとは思わない。

しかし各国日本人にとって合う練習法はあると思うから、僕はそれら日本人に会う練習法をピックアップし合わせていけたらすごい日本人は伸びる気がする。

この先も各国を繋げてこうしたクリニックができたら日本のサッカー界底上げに繋がるかと思います。

今回のクリニックに携わって頂いた関係者や、力を貸してくださったスタッフの方々、この機会を与えてくださった代表者の方々には私及びナチョも心から感謝致します。

本当にありがとうございました。














ハイレベルなマルバスクール生

30日から群馬の沼田市でクリニックを行いました。

1日で230人近い子供達のクリニックを行い、ある意味すごい貴重な経験をしました。ニコニコ

更にホテルの7階にいて夜中に地震がきてメッチャ揺れたのを覚えています。

ナチョは初の地震体験だそうです。

調布でも地震がきたと言ってたのですが、疲れから体が痙攣してベットが揺れたのを地震と勘違いした事が判明!?

そして8月1日、2日はマルバ浦安とマルバ水戸さんでクリニックをやらせてもらいました。

1日目の浦安では4~6年生の選抜でこれまた逸材がゴロゴロといましたね。

この選抜組は代表の浅野氏が指導しているだけあって今までクリニックしてきたなかでも、技術、戦術理解、判断力などが飛び抜けて高い選手ばかりでした。

ロンドやポゼッションをやらせても、皆ナチョに長年指導受けたかのように意図も簡単にやっていたのが印象的です。

震災の影響でサッカーグランドでできなかったのが残念がってましたが、スペインのトップレベルの選手級が何人もいたと言ってました。

またフットサルの狭いコートでゲームやポゼッションをやらせても、当たり前のように皆広がり、ワンタッチ、ツータッチでボールを動かしていました。

改めて日本のレベルの高さを知ってナチョはビックリしていましたねにひひ

男子が日本でワールドカップ優勝を取れる日が近くなること間違いなしですアップ











ゴールアシストさん2

ゴールアシストさんのクリニックを終えて、本当に僕自身もたくさんの事を学びました。

ナチョも数人絶賛した子がいるくらいです。

その中でも若干14歳ながら卓越した技術に、スピード、判断力、そして闘争心(攻守ともに頑張る)、現時点でスペインでプロになる必要条件を全て満たしていました。

正直同年代のトップレベルの選手でもついて行けるだろうと!

スペインから来て、こんな逸材に出会ったナチョの嬉しそうな顔は初めてでしたねニコニコ

3日間はオフなので東京タワーに行ってきました。

あの床がガラス張りの所で後ろからナチョを押したら、本気で切れられましたプンプン

もしガラスが割れて俺が怪我でもしたら、この先のクリニックは終わりになるぞ!!

ってな感じでただ単に怖がっていただけでした(笑)

ゴールアシストさん

今日から調布に入りました。

味の素スタジアム隣にある、ミズノフットサルコートで3日間行いました。

いやー、ここの中学生年代が結構楽しかったですね。ニコニコ

この6日間で徹底して言っているのが、ロンドの(鳥かご練習)ワンタッチ、ツータッチ。

からのポゼッション練習ワンタッチ、ツータッチ制限。

正直スペインの地方の少し強いクラブでは、この鳥かごとポゼッション練習が小さい頃から毎日毎日行って中学生年代では見事に20回以上回ります。

けれども、日本人の殆どがこの鳥かごができないでいます。

頭が良い選手の条件には色々とありますが、まずその大きな要因としてワンタッチでボールを捌ける選手をさします。

ワンタッチつまりダイレクトパスで味方にパスを出すには、パスをもらう前に瞬時にディフェンスの位置関係、パスを出すルート数カ所をはじき出さなければいけないからです。

ポゼッションでいけば更にはボールの受け方まで、考えなければダイレクトパスは出せません。

ここのクリニックでは初日全くできなかった子が多かったですが、最終的には何人かはできるようにこの3日間で上達した事が嬉しかったですね。クラッカー

またポゼッションでは全員がボールに寄り過ぎてしまうのはまだまだ時間がかかるでしょうけれど、一人一人がなぜ広がった方が良いのかを考え分かった時にとても視野が広くなりサッカーが更に楽しくなると思います。

ナチョが何度も言っていた、コートを広く使う。

味方がボールを持った時にどうしてもサポートいかなければと全員が思ってしまうと自然とボールによって団子状態になりボールがダイレクトやツータッチでは回らなくなる。

だから一人一人がディフェンスをボールから引き離す為に、コートいっぱいに広がれば味方も簡単にボールを捌ける。

そしてディフェンスが走るよりボールが走るスピードが早いしボールは疲れないから、ボールを走らせる事がディフェンスを走らせ疲れさせるという理念に基づく。

この事を理解して実行している子供は本当に数人だけでした。

最後に、このロンド(鳥かごボールまわし)とポゼッション練習は今やスペイン国内のレアル、バルサ初め強豪クラブは毎日行っています。

ワンタッチ、ツータッチでボール保持者の判断を早くする練習もありますが、ディフェンスが全力で追いかけ、スライディングしてでも取りに行くこそが更に判断力を上げます。アップ

スペインでこの練習をして、ボールを受けてモタモタしている選手がいたら削られて怪我をします。ドクロ

だからボール保持者は本能的に判断が早くなります。

ディフェンス力がオフェンス力向上に繋がります。

オフェンスの練習だけをしている練習を良く見かけますが、ディフェンスが死にものぐるいで取りに行かなければ、オフェンスはそれ以上向上しないという事です。

日本のポゼッション練習で今まで削られて怪我をした選手は何人いるでしょうか?

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筑波の挑戦 2

筑波での中学年の練習は、主にウオーミングアップ後に、スピード系のトレーニングを行いました。

意識を変えるだけでこんなにも違う練習になるのか!?と驚きでした!?


距離でいえば10メートルの間にコーンや、マーカーを置いて、ジャンプしたり、ジグザグにステップしたりして、5メートルダッシュというどこでもやっているトレーニングです。

これもレアルはじめスペインのクラブや日本など、どこも取り入れている別に珍しくないトレーニングなのですが、日本と違うのが質です。

25人を5人5組に別けて5カ所でそれぞれ違うアジリティトレーニングを行います。

それぞれの箇所で約1~2分間行いますが、日本の場合その2分間とにかく手を抜かずに連続してやる傾向がありますが、欧米では1本1本を各本人の体調に合わせ集中して行う方法を取ります。

自分の番が来てすぐに始めるのではなく、一旦立ち止まって深呼吸して呼吸を整え全神経を足や体の筋肉に集中してから100%で行い最後はダッシュする。

そして戻りはゆっくりジョグしたり、歩いたりしながら呼吸を整える。

このように、2分間を連続して70%でやり続けるトレーニングなのか、1本1本を100%でやるトレーニングなのかを最初に子供達に伝える必要があります。

日本人の美学として決められた時間を全力でやり続けるのと、ヨーロッパの数回だけでいいから1本1本とにかく100%以上でやるのか。。

僕は日本の美学を守りつつ、1本1本100%やれる気がする。

それだけ日本のサムライスピリッツは強靭だと思うから。グー





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筑波の挑戦 1

筑波にやってきましたビックリマーク
きれいな人工芝のサッカー場で、ナチョもかなりテンションが上がっていましたアップ

まず、1本目小学生低学年にやらせた徹底した練習が、ウオーミングアップの体操。

スキップしながら上半身と下半身をひねったり、動かしたりする連動した動きができない子供達がかなりいました。

レアルはじめ、スペインのクラブは、低学年からアスレティック系の練習を取り入れたり、とにかくリズムを取ったり上半身と下半身を連動させる体操の練習を心がけます。

そうする事により、良い走りのフォームでスピードが上がったり、シュートフォームが綺麗になり協力なシュートを打つ事ができます。

これを毎日させ、(遊び)から徐々にボールを使った(練習)に切り替えます。

頭を柔らかくして(サッカーの練習は楽しいという思考)から入ることが一番吸収しますが、日本人の子供達は楽しんだ後に、ボールを使った練習からは真剣にやるという切り替えができない。

ピッチに入ったら常に全力という日本人の考えも良いが、人間の構造上90分集中し続ける事はあり得ないので、集中するところはするで抜くところは抜く。

アメとムチではないが、これを巧く使い分ける事が体や脳に良い刺激を与え上達させます。



$スペイン・サッカー珍道中

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お台場の挑戦

ナチョ初日のクリニックはお台場フットサルコート3面を使ってのクリニック。

この日小学生低学年から高学年までたくさんの子供達が来てくれましたが、正直初日なので心配でした。

しかし、当日はクリニックのエキスパート鈴木さん、テツ、すぐるちゃん、岡部さん始めとても力強い助っ人の方々が来てくれ、終始とても楽しくクリニックができました。

お台場のクリニックでは、ナチョ曰く7歳~10歳の子で何人か逸材がいたようです。アップ

MVPをもらった子供達とそれ以外にも、未完の大器がいたので今後が楽しみですねニコニコ


ナチョがいう良い選手とは、頭が良い選手。

つまり、ワンタッチ、ツータッチでボールを放せる選手。

明日は筑波でクリニックなので移動します車
$スペイン・サッカー珍道中
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東京対スペイン

今週末から東京中心でナチョのクリニックが開催されます。

今日そのナチョが日本に到着しました。

手には小さい鞄一つだけ。。。

スーツケースだけがロシアにあるとかダウン

イグナシオこと通称ナチョは、元レアルマドリッド選手のカンテラ(下部組織)からトップに昇格して膝を手術するまでの約10年間レアルマドリッドに在籍していました。

レアルジュニアユース時代にはキャプテンとして全国大会優勝、そしてユース時代にもラウールやグティ選手と共に全国大会2回制覇し、U-18,U-20のスペイン代表としても活躍した実績を持ちます。

ナチョを招聘して今月22日よりお台場でサッカークリニックを行います。

その前にまずは東京見学目

赤坂を拠点にまずは六本木を見学しました音譜
日本人という生き物は改めてすごいパワーを持っているなと実感しました。

高層ビル群衆で働くサラリーマンはじめ、六本木ヒルズなど日本人の底力を感じさせます。

ただ、本当に仕事を楽しんでいる人と、毎日が辛そうにしている人がいる事も感じる事ができました。あせる

さて、スペインと比べこの何もかも次元が違う東京でクリニックをする事は、ナチョにとって大きな挑戦であり、通訳を任された僕自身も大きな責任を感じるとともにとても楽しみでもありますニコニコ




メッシ (飯)の見直しを!

先日プロサッカー選手始めプロスポーツ選手などにも講演・指導されている前野氏の講演を聴きました。


今回のテーマは「食事と美容」です。


あ~またありきたりの話しか・・・


一応メモを用意して聞いていたのですが、また講師が見た目言い方悪いですが、茶髪であなたが食事に気は使ってないでしょう!?っという方でした。


うん、でも話が面白いから気付けばめっちゃ聞き入ってる自分がいました。


10~20年前の生活が違うように、僕が学生の頃と今では食事に関する知識が違っていました。


これから選手を目指す人始め、今の若い子達に一人でも伝えたいと思い分かってもらえたらと思います。


全体の講義は2時間ちょいくらいでしたが、一番大切だなと思った部分を要約します。


まず5大栄養素とは、糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維。


現代において全部大切な要素ですが、その中でも特に大切だなと思ったのが最近の子供が無気力であったり、すぐにキレるや、鬱状態になったりなど昔に比べて子供たちが変化している理由がここにあるのです。


勿論ストレスなど社会が原因ともいえますが、一番の理由はケーキ屋、コンビニやスーパーに並ぶお菓子・ジュースだと言えます。


総務庁の家計調査によると、お菓子類の購入金額は一世帯あたり年間で約60,500円。なんとお米やパン、麺類といった穀物の購入金額約70,000円に匹敵する金額にものぼっています。


お菓子がもはや主食に匹敵すると言った感じですね。


このお菓子に入っている糖類が現代病の子供を作りだしているのです。


その一つが「反応性低血糖症」。


つまり、お菓子類の糖分は体への吸収が非常に早い為急激に血糖値が上昇します。


脳が急激に上昇した血糖値を正常に戻そうとすい臓からインスリンを大量に分泌して血糖値を一気に下げます。


これを日々繰り返していくとすい臓がマヒしてインスリンのコントロールできなくなり、反応性低血糖症となります。


お菓子の糖類もそうですが、小麦類、米も実は吸収が早いのです。


よってケーキ(砂糖+小麦)とパスタ、コーラなんて最高速度マッハで体に吸収されます。ロケット


ここからが怖いドクロ


低血糖の状態になると、脳がエネルギー不足となり、頭がボーッとしてきて、気力もなくなってきます。


よって、食べた後すぐに眠くなる人は要注意ですよ。!!


そこで脳は、低血糖の状態から脱しようと、アドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンの分泌を促し、体内に蓄積されている糖分を血液中に出して正常な血糖値にするよう指令を出します。

アドレナリンは試合時に良く出るホルモンで、イライラなどがあり、ノルアドレナリンは無気力や不安などのホルモンなのです。プンプンDASH!


ちょっとした事でキレたり、憂鬱になったり、感情表現が異常な子供はまずお菓子を辞め食事を変えるべきですね。ガックリ


昔の人は玄米を食べてゆっくりと糖分を吸収してきました。


近年の食事は欧米化が進み、小麦中心の食生活に変わりました。


またコンビニなどその名の通り便利な分、添加物が大量に入ってダメダメな人間を作っています。


試合会場でもコンビニで弁当買って食べている子供をよく見かけますが、決して良い選手になれません。


やはり面倒でも試合だけはお母さんの手作り弁当を食べて欲しいものです。


手作り弁当には添加物を入れず、愛情を入れてあげてくださいドキドキ


僕も小学生の頃ビックリマンのシールが欲しく、チョコを大量に食べて悪魔が出てはめっちゃキレてた記憶があります。


お菓子の食べ過ぎに気を付けましょうパー