クリニックを終えて | スペイン・サッカー珍道中

クリニックを終えて

今回のクリニックで本当に才能ある子供達が日本にはゴロゴロいるんだなと、この先希望が持てましたニコニコ

そして9日間約30クリニックを行い通訳をやってきましたが、やはり日本人には日本人のやり方があるんだなとハッキリと分かりました。

直接ナチョが言った事を子供達に伝えても、やはり日本人の考え方や文化といった背景があるので注意すべきポイントを絞り込んで、そこを細かく教えてあげなければいけないんだなと思いました。

日本人の良いところは言われた事をきっちりやる職人気質。

悪く言えば言われた事しかできない。

それは海外から見た意見であり、やはり日本人はこの職人気質を忘れてはいけない気がしました。

ツータッチでやりなさいと言えば皆がツータッチでやるでしょう。

しかし、ワンタッチがベストだという事を教え、なぜワンタッチがベストなのかも教える。

その中でベストの選択を子供達に考えさせるだけで随分と違うサッカーになりました。

切り返して3タッチでも最終的に広いスペースへサイドチェンジができればそれは良い判断と褒めてあげる。

一人一人職人である事を認めてあげ褒める。

最終的に個々の職人が一つにまとまった時サムライ軍団が成り立つと思う。

何かと欧米に目を向けがちだけれど、僕は決してスペイン、ドイツ、イタリア、ブラジルなどの指導方法は日本人に取ってベストだとは思わない。

しかし各国日本人にとって合う練習法はあると思うから、僕はそれら日本人に会う練習法をピックアップし合わせていけたらすごい日本人は伸びる気がする。

この先も各国を繋げてこうしたクリニックができたら日本のサッカー界底上げに繋がるかと思います。

今回のクリニックに携わって頂いた関係者や、力を貸してくださったスタッフの方々、この機会を与えてくださった代表者の方々には私及びナチョも心から感謝致します。

本当にありがとうございました。