ゴールアシストさん | スペイン・サッカー珍道中

ゴールアシストさん

今日から調布に入りました。

味の素スタジアム隣にある、ミズノフットサルコートで3日間行いました。

いやー、ここの中学生年代が結構楽しかったですね。ニコニコ

この6日間で徹底して言っているのが、ロンドの(鳥かご練習)ワンタッチ、ツータッチ。

からのポゼッション練習ワンタッチ、ツータッチ制限。

正直スペインの地方の少し強いクラブでは、この鳥かごとポゼッション練習が小さい頃から毎日毎日行って中学生年代では見事に20回以上回ります。

けれども、日本人の殆どがこの鳥かごができないでいます。

頭が良い選手の条件には色々とありますが、まずその大きな要因としてワンタッチでボールを捌ける選手をさします。

ワンタッチつまりダイレクトパスで味方にパスを出すには、パスをもらう前に瞬時にディフェンスの位置関係、パスを出すルート数カ所をはじき出さなければいけないからです。

ポゼッションでいけば更にはボールの受け方まで、考えなければダイレクトパスは出せません。

ここのクリニックでは初日全くできなかった子が多かったですが、最終的には何人かはできるようにこの3日間で上達した事が嬉しかったですね。クラッカー

またポゼッションでは全員がボールに寄り過ぎてしまうのはまだまだ時間がかかるでしょうけれど、一人一人がなぜ広がった方が良いのかを考え分かった時にとても視野が広くなりサッカーが更に楽しくなると思います。

ナチョが何度も言っていた、コートを広く使う。

味方がボールを持った時にどうしてもサポートいかなければと全員が思ってしまうと自然とボールによって団子状態になりボールがダイレクトやツータッチでは回らなくなる。

だから一人一人がディフェンスをボールから引き離す為に、コートいっぱいに広がれば味方も簡単にボールを捌ける。

そしてディフェンスが走るよりボールが走るスピードが早いしボールは疲れないから、ボールを走らせる事がディフェンスを走らせ疲れさせるという理念に基づく。

この事を理解して実行している子供は本当に数人だけでした。

最後に、このロンド(鳥かごボールまわし)とポゼッション練習は今やスペイン国内のレアル、バルサ初め強豪クラブは毎日行っています。

ワンタッチ、ツータッチでボール保持者の判断を早くする練習もありますが、ディフェンスが全力で追いかけ、スライディングしてでも取りに行くこそが更に判断力を上げます。アップ

スペインでこの練習をして、ボールを受けてモタモタしている選手がいたら削られて怪我をします。ドクロ

だからボール保持者は本能的に判断が早くなります。

ディフェンス力がオフェンス力向上に繋がります。

オフェンスの練習だけをしている練習を良く見かけますが、ディフェンスが死にものぐるいで取りに行かなければ、オフェンスはそれ以上向上しないという事です。

日本のポゼッション練習で今まで削られて怪我をした選手は何人いるでしょうか?

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