私が、長い間家計簿で苦労していたのは、「残高」の把握です。
こんな家計簿が欲しいと思っていました。
![]()
銀行口座から現金を引き出したら
口座残高が減って現金残高が増える家計簿
でも、ぜんぜん見つからなかったのです。
そこで、自分でオリジナルの家計簿を作り始めたんですが、なかなか思い描いたようにはいきませんでした。
![]()
私がエクセルの家計簿にたどり着くまで
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)完
このように長い時間がかかってしまいましたが、でも、この1点を解決する仕組みが作れただけで、どんなお金の流れにも対応できるようになったんです。
ポイントは、「お金がどこからどこへ移動したか」を記録できる仕組みでした。
今回は、電気代の支払いを例に、お金がどこからどこへ移動するのかをご紹介します。
家計管理のコツ
どこからどこへを家計簿に記録する
〈支払い編〉
現金で支払う場合
銀行や郵便局、コンビニなどに払込票を持って行って、現金払いするケースですね。
家計簿につける日付は、実際に支払った日です。
どこから(移動元口座)は、支払いに使った現金です。
お金は、家計簿の外へ出ていくので、どこへ(移動先口座)はありません。
このように入力すると、支払った現金の残高が、電気代の金額分だけ減ります。
![]()
口座振替の場合
一度手続きすれば、毎月、指定した銀行口座から引き落とされるようになりますね。
家計簿につける日付は、引き落とされた日です。
どこから(移動元口座)は、引き落とされた銀行口座です。
お金は、家計簿の外へ出ていくので、どこへ(移動先口座)はありません。
このように入力すると、引き落とされた銀行口座の残高が、電気代の金額分だけ減ります。
![]()
電子マネーで支払う場合
電気代を電子マネーで支払うには、以下のような方法があるようですね。
- PayPay、楽天ペイ、au PAY、d払い、AEON Pay などの残高で「請求書払い」を利用する。
- セブンイレブンに払込票を持って行って、 nanaco で支払う。
家計簿につける日付は、実際に支払った日です。
どこから(移動元口座)は、支払いに利用した電子マネーです。
お金は、家計簿の外へ出ていくので、どこへ(移動先口座)はありません。
このように入力すると、支払いに使った電子マネーの残高が、電気代の金額分だけ減ります。
![]()
クレジットカードで支払う場合
一度手続きすれば、毎月、クレジットカードで決済されるようになりますね。
また、AEON Pay の「請求書払い」で、その都度イオンカード払いすることもできるようです。
家計簿につける日付は、実際に支払った日(クレジットカードの請求書に電気代が掲載されている日付)です。
どこから(移動元口座)は、支払いに利用したクレジットカードです。
お金は、家計簿の外へ出ていくので、どこへ(移動先口座)はありません。
とはいっても、現金払いや口座振替、電子マネーと違って、クレジットカードには自分のお金は入っていません。
家計簿の外に出ていくお金は、クレジットカード会社が立て替えています。
なので、クレジットカードの残高は、カード払いを続ける限り、常にマイナスです。
![]()
そして、マイナスを無視すれば、その金額はカードの利用料と一致します。
というより、ほんとはマイナスなのですよね。負債ですから。
さらに、クレジットカード締日の家計簿のカード残高は、請求金額と一致します。
支払日には、その金額が銀行口座から引き落とされることになります。
クレジットカードのお金の流れは少々複雑なので、別記事にまとめてお伝えしますね。
コープでんきの場合
我が家では、生協のコープでんきを使っています。
コープでんきの金額は、クレジットカードの場合と同じく、電気代以外の利用料(宅配やコープペイなど)と一緒に請求書に掲載されています。
が、クレジットカードの請求書と違って、電気代が決済された日付は掲載されていません。
なので、
家計簿につける日付は、生協の締日(毎月20日)にしています。
どこから(移動元口座)は、生協です。
お金は、家計簿の外へ出ていくので、どこへ(移動先口座)はありません。
生協の残高も、クレジットカードと同じく、利用し続ける限り、常にマイナスです。
![]()
そして、生協締日の家計簿の生協残高が、請求金額と一致するところも、クレジットカードと同じです。
支払い方法にはさまざまな種類がありますが、このうち、支払い時に「お金が減った」と実感しやすいのは、現金払いではないでしょうか。
本当は、どの場合でも、該当する どこから(移動元口座)は、残高が減っているのにね。
特に、クレジットカードなどの後払いだと、まだお金は減っていないと感じてしまいますが、残高の金額は、マイナスの方向に大きくなっています。
つまり、自分のお金は減っているわけです。
でも、実際に「減った」と感じるのは、カードの利用料が引き落とされた時ですよね。
ですが、実は、引き落とされた時にお金は減っていません。
それについては、また別の記事でお伝えしますね。
キャッシュレス時代の家計管理もスッキリ!エクセルを使った複式簿記の《スッキリ家計簿》をご紹介
長い時間をかけてたどり着いた《スッキリ家計簿》の仕組み。
「お金がどこからどこへ動いたか」を記録できるようになったことで、それまで把握できなかった次のようなことが、家計簿を見るだけでわかるようになりました。
- 家計簿で管理しているお金の総額と明細
- プラスのお金(資産)と
マイナスのお金(負債)のバランス
私が求めていたのは1だけで、2は想定外だったことから、最初は、こんなことになってしまいましたが![]()



















お困りごとが解決して、前に進むことができます












