ブログの読者さまから、ご質問をいただきました。
ありがとうございます!
文章のみの回答はさせていただいたのですが、ブログでも画像付きで回答させていただこうと思います😊
天引の財形はどうつける?:給料日の家計簿
初期設定シートに設定する項目
給料天引きの中に「財形」がある場合の《スッキリ家計簿》のつけ方についてご質問いただきました。
財形は「財形貯蓄制度」なので、貯蓄ですね。
「貯蓄」という費目を使う家計簿もあるようですが、《スッキリ家計簿》では、「貯蓄」という費目を使いません。
「費目」は「収入」や「支出」を集計する項目として扱っているからです。
「貯蓄」をどう扱うかというと、「お金」として残高管理をします。
「費目」と「お金」は、初期設定シートに設定する場所が違います。
下の画像は、今回の記事に必要な項目だけを設定した「初期設定シート」の一部です。
お金の動きがわかりやすくなるよう、開始残高は入れていません。
🟥赤枠の部分(お金)
「財形」は貯蓄というお金なので、銀行と同じ列に「貯蓄の口座」として設定します。
🟦青枠の部分(費目)
給与(収入)と、一般的な天引(支出)を設定します。
- 《スッキリ家計簿》では、費目名に「収入」という単語を含めることで、収入として集計します。
- 区分だけを「収入」にしても、収入としては集計されません。
給与は「収入」
まず、給与金額を総支給額で入力します(振込の場合)
🟥赤枠の部分(入力した部分)
- 区分:収入
- 内容:給与
- 金額:総支給額
- 費目:給与(収入)
- 移動元口座:なし
- 移動先口座:銀行
🟦青枠の部分(お金の動き)
給与の総支給額分、銀行の残高が増えました。
一般的な天引は「支出」
一般的な天引は「支出」として入力します。
🟥赤枠の部分(入力した部分)
- 区分:支出
- 内容:健康保険など
- 金額:天引きされた金額
- 費目:健康保険など
- 移動元口座:銀行
- 移動先口座:なし
🟦青枠の部分(お金の動き)
天引された金額が、銀行残高から減りました。
財形は「移動」
財形は貯蓄なので、自分のお金が移動します。
🟥赤枠の部分(入力した部分)
- 区分:移動
- 内容:財形
- 金額:天引きされた金額
- 費目:なし
- 移動元口座:銀行
- 移動先口座:財形
🟦青枠の部分(お金の動き)
財形を含んだ金額が天引きされて振り込まれますが、財形分は貯蓄に振り分けられます。
天引の集計は
一般的な天引は、収支一覧シートで月ごとに集計されます。
天引されると給料が減るという感覚になりますが、財形分は支出として引かれているわけではないので、支出の集計には含まれません。
同じく天引でも、財形は、月別残高シートで集計されます。
下の画像は、開始残高を0円として給料日の入力をした今回の集計結果です。
天引された財形分が自分のお金として残っているのが確認できます。
我が家の場合は財形という仕組みはなかったのですが、最初からその金額分はないと思って生活でき、自動的に貯まっていくこのような仕組みは、なかなか良いですね🎵
ご質問いただきまして、大変ありがとうございました😊