(*)3月28日夜の営業後、観測のために紫波町に行きましたが、大気の状態が思わしくなく、しばらく待機した後に網張に移動しました。気温が急速に下がっており、日中降った雨が凍って駐車場は全面がアイスリンクのような状態です。それは別に構わないのですが、その駐車場ではスケート遊び(?!)をする車が数台。もう真夜中なのに。落ち着いて星見どころではなさそうでしたので、何もせずに滝沢村へ再移動。お気に入りの場所は、どこも雪が積もって凍った状態。冬場は除雪用にスコップを常備しているのですが、この日の朝に降ろしてしまっており、どうにもならず結局ただあちこちドライブして帰宅したという顛末でした。
出迎えてくれたのは、野生のホンシュウジカが数頭。暴風警報を始め、濃霧・波浪注意報も出されていた地域ですが、観測地は北側の山が風を防いでくれる場所で、それほど気になりません。遠くの森や林からは、グォ~と木々が揺れる激しい音が聞こえてはいますが。上空の雲の流れは速く、晴れ間が広がってきています。夜行性のシカたちは、私の存在は無視するかのように、山の斜面を行ったり来たりしながら、食事中?
予報どおりに、22:00頃からはほとんど快晴となり、観測準備も完了。ニュートン式反射望遠鏡がメイン機材ですので、鏡筒内の気流が安定するまでしばらく時間がかかります。それまでは、周囲でこちらを見ているであろう、姿は見えざれども少なからぬ数のシカと一緒に月見をしているという体で、時間を過ごしました。月没まで2時間強という頃。
撮影の主な対象は、夏の星座(さそり座~いて座を中心に)の星雲・星団です。メシエ天体がメインですが、それ以外にも観測・撮影のリストに入っている天体が相当数あります。いずれもかなり暗い天体ですので、月明かりの中では十分に描写できませんので、月が沈んでからの撮影です。そして、01:29月没。直後、北の方角から大きな雲の塊がモワァ~ッと押し寄せてきてあっという間に空全体を包んでしまいました。流れてはいるようでしたので、通り過ぎるのを待つしかありません。長~~~い1時間です。

いて座のM22(球状星団)/M24(散開星団)/M25(散開)
4時近くになれば、もう東の空はうっすらと明るくなってきますので、撮影可能だったのはわずかに1時間程度で、今回はいて座のM天体3つで精一杯。HPの「メシエ天体」ページ用の画像ですが、今のところの撮り残しのほとんどはいて座内の天体ですので、これからの1ヶ月で全M天体の撮影は終わりそうです。
4月1日午前4時、気温-2度。東~南の空に見えているのは夏の星座たち。春まだ遠い北国の四月です。今年になって初めて、さそり座、いて座、夏の大三角、そして夏の天の川を撮影しておしまい。朝方に再び様子見(?)に来た数頭のシカたちも山中に戻りましたので、こちらも撤収、帰宅となりました。

さそり座といて座

夏の大三角(上:ベガ/左下:デネブ/右下:アルタイル)
シカの生態はよく分かりませんし、群れの構成や作り方も知りませんので何とも言えないのですが、私がよく行く場所では、結構なところまで近づいてくるのは、見た目(大きさや毛色・つやなど)による判断では、比較的若い感じのメスが多いように思うのですが・・・ひょっとして私のファンだったりして。































