ここから、市内を北上しながら数箇所の撮影を行いました。2カ所目に足を止めた、遠くに釜石大観音を望む、平田総合公園内の仮設住宅周辺を撮影中の21:25頃、流星(火球?)が出現。したのですが、寒さと風に耐えきれず、物陰に避難していた最中のことで、視認していません。後で画像チェックの際に「写っていた」ものを確認したものです。

撮影データから判断する限りでは「火球」に該当しそうですが

唐丹の防波堤と比較明合成した流星
さらに北上を続け、釜石魚市場、根浜海岸を撮影。日付変わった頃に大槌町に入り、町役場など。その後、山田町市街に向かう途中、太平洋に浮かぶ「タブの大島」の姿が国道から目に入り、最寄りの駐車場に入って撮影。展望所の柵が崩壊しており「立ち入り禁止」となっています。

大槌町内での撮影

北限のタブノキ自生地
山田町では、船越公園内の「鯨と海の科学館」近辺を撮影し終わったところで強烈な睡魔。というわけで、近くの道の駅「山田」にて車中泊とあいなり・・・zzz。数時間後、当夜の行動計画策定を兼ねて、宮古市~岩泉町~田野畑村まで北上。この日は、金星と天王星が約0.3度まで大接近するという現象が見られます。月の見かけの直径が0.5度ぐらいですので、それよりも近づくという、珍しいほどの接近です。これは、北山崎駐車場にて観測・撮影。

明るさが違いすぎて・・・
ただし、快晴が訪れたのは19:00近くになってしまい、金星はだいぶ西に沈みかけてきて、撮影条件としてはよい方ではありません。両者の光度差が10等級ほどですので、明るさにして1万倍の違いということになります。なかなかうまく撮れず、ちょっと苦労した感ありです。ギリギリ拡大写真まで間に合わせて終了。月が出るまで、メシエ天体(星団など)をいくつか観測。

カシオペア座の散開星団2種を撮影(かみのけ座は過去撮影)
今夜は田野畑をスタートして宮古まで南下します。平井賀水門周辺、島越防波堤、田老町中心部、宮古魚市場、と回ったところで02:00頃。天気はいいし、時間もあるし、月明かりも十分、なのですが、寒さもハンパなし。さすがの寒冷地仕様の体も、寄る年波もあって、ここで限界。スッパリと終了です。

宮古市での撮影
00:00時点で、宮古市田老町での国道45号線表示板では-10度。ここから国道106号線、あの区界を通過して帰宅します。そしてその区界峠に到着したのは03:30、気温-18度で小雪。舞い落ちてくる細かな雪と、路上にうっすら積もった雪が車のライトにキラキラと照らされて、まるで天の川のようです。ただし、いかにも滑りそうな川ですが。
件の、釜石市で出現した流星について、念のために「日本火球ネットワーク」に報告しました。自分の目で見ていないわけですので、時間・光度・発光・消滅などの状況がわからず、不十分な報告書で関係者にはご迷惑かもしれませんが。ちなみに、「火球」とは通常-3等級以上の明るさの流星を言います。現在の金星が-4等ですので、それ以上となると、流星としては相当明るいもので・・・やっぱりこの目で見たかった。次こそ、視認と記録を忘れずに、などと考えているとなかなか出ないもので、忘れた頃に・・・というおきまりのパターンになりそうな。