日記に続くブログの第二弾です！
皆さま初めまして｡今日から皆さまのお仲間入りをさせていただきます。エトナと申します｡
どうぞよろしくお願いいたします！
エトナというのは私の本名で、今から十年前（1995年）に出身地の東京で正式に改名しました。
勿論、この崇高きわまりないエトナ火山からいただいた名前です｡
この名前を自分のニックネームとして選んだのは、実は小学校の高学年の頃からだったんですが・・・｡
９月もまだ初旬だというのに、シチリア島はすっかり初秋を思わせるような涼しさになってしまいました。夏はもう帰ってこないんだろうか・・・と憂鬱になるような天気です。
ところで私は新しく手に入れたＰＣの前に座り込んで、天気にそっくりな顔をしながらちょっぴり途方に暮れています｡
日本にいた時は（今から二十年以上前）まだ市場に出始めのワープロを初めてのお給料で買ったりするほど、（波に乗って）ました｡
自分の詩集などをどんどん活字で書きながら、得意に（？）なっていたものです・・・
それなのに24歳にしてイタリアで３年間の留学生活を始め、そのまま現在の山の村にずっと居着いてしまってからというもの、テクノロジーの進歩からはどんどんと取り残されてしまいました。
おまけに通貨価値がユーロに変わって、ヨーロッパでは、いや特にイタリアでは物価がほぼ二倍に上昇しました｡
言うまでもなく生活は苦しくなって・・・だからこそ自分を励ますつもりで、どうにか無理してＰＣを購入したのです。
つい最近（二ヶ月前）のことでした。
ミラノに住んでいる日本人のＳさんは、コンピューターにとても詳しい方でした｡
以前は彼のイタリア観光をテーマにしたＨＰに、私もエトナ火山で起こる面白い出来事を投稿させていただいていたのです。
そんなある日、Ｓさんからのお電話｡
「エトナさん、ＰＣ買わない？ 日本から持ってくるの大変だろ｡ それにエトナさんの視力ならデスクトップの方が絶対いいよ。僕に任せてくれるなら、いいやつ見つけて日本語のプログラム入れて送ってあげる。」
・ ・・あぁなんと親切なご提案・・・!!
私は半年も経ってから、やっと「お願いします！」って言えました｡
で、ＰＣの世界に入ってきて本当に良かったと思っています｡
Ｓさん色々本当にありがとう！
さて、私は弱視ですからＰＣに慣れるのは大騒ぎ。ワープロに慣れていなかったら泣くところでした！
やっと最近、同じシチリアの県、カターニアに住んでいる親切な日本人の友達に教えてもらいながら、どうにか基礎的なことができるようになってきました。
日本人が少ないこの島に、日本語プログラムを持っていてしかも独学でＨＰまで開けているくらい実績がある女の子です｡
良かった。このお友達にも（ななえちゃんといいます）感謝！
もし完全な視覚障害者のためのＰＣだったら音声があって、いちいちデスクトップのメッセージなどを読んでくれますが、それはエトナのように弱視眼鏡という望遠鏡みたいなメガネが使える者にはいらないもの。
でも字を拡大して、マウスポイントにも色をつけて大きくして・・・！
と、とにかく画面の設定が大変｡
それで時々自分が（マウスポイントが）どこにいるのか見失っちゃったりしてね。（笑）
そんな状態なのにすぐ「ブログを開設しなよ！」
なんていう声がどこかから飛んでくるんですものねー!!!
数日前から始めた日記編のブログが軌道に乗ってきたので，合わせて気ままに進めて行こうかなと思っています。
皆さま、どうぞよろしくお願いします！
はじめのことば
生まれつきの視力の障害があったので
子供たちとの社会生活がうまく営めなかった
いじめや誤解，差別ゆえに生きる希望をなくしていた
小学校高学年のこと
フランス人の火山学者
故アルン・タジェフ博士の
世界の火山巡りドキュメントをテレビで見た。
そして私は火山に恋をした・・・
今，私はイタリアにいる
世界でも有数の活火山
シチリア島のエトナ山と
共に生きるために・・・
目 次
皆さんこんにちは。
エトナの自伝のブログにようこそおいでくださいました。
エトナちゃんのお話しは何と言っても波乱万丈、奇想天外！
そして天(神さま)と人(皆さん)と地(自然とくにエトナの場合は活火山)からの応援で満ちています。
今までエトナを支えてくださった方々と、地球(ガイア)さんに感謝したいと思いつつ書かせていただきました。
障害をお持ちの方、障害者と暮らされるご家族の方、そして特に障害児をお持ちのご両親に、ぜひ読んでいただければと願っています。
初めていらしてくださった方のために目次を設定いたしましたので、お時間がございますときに少しずつでもお読みいただけたら嬉しく思います。
目 次
ブログ 弱視についてお話ししましょう
自己紹介
幼少時代
保育園時代
小学時代
この日時設定はエトナの41歳のお誕生日です。
ムーミンの作者トーベ・ヤンソンさんが ムーミンパパに言わせていた通り、40歳を過ぎるまでは自伝を書かないつもりでいました！