・中国海警法や尖閣諸島のあれこれ

 

 

2021年4月6日号 『週刊SPA!』記事より


 

2021年3月30日(火曜日) 『日経新聞』記事より


タイトルに示した通り、私自身は日本が「国全体を」アメリカ合衆国に乗っ取られて(委任統治)、特権付きの在日米軍を76年間も据え付けられ、主権の一切を宗主国に委ねている衛星国が、そのボスのライバル国にゴチャゴチャ言っていることに対して、かなりの違和感を持っている。


‐『北方領土』以前に考えねばならないこと‐


それはロシアとの「領土問題」であるクリル諸島(北方領土)についても、同じことが言えて、実際プーチン大統領は安倍前首相に対して、「そちらさんはアメリカの植民地だから、私たちが領土をあげれば、たちまち在日米軍基地を置かれて国防上の重大危機になる」とハッキリ突っ込まれました。

 

 

近代史において、散々侵略や奴隷ビジネスを生業にしてきた欧米諸国が、今さら『人権』というワードを持ち出す資格は無いだろうし、それが「新たな戦争商売」の口実であることは、つぶさに理解できるであろう。

 

‐香港の「欧米支配解放」を祝賀する!‐

 

 

『中国の子どもたちに「餌付け」をする英国貴婦人たち』

 

https://twitter.com/julialeejulia3/status/1264139010949230593/video/1

 

※ツイッターの方では、なぜか『アカウントが凍結』をされていて、動画が視聴できなくなっております。

中国やロシアが脅威とされていることなど忘れよう。彼らは現実的に、NATOとアメリカ帝国主義にとって「好機」なのだ。


ふと気を抜いた瞬間、中国の台頭難題と「好機」の両方だと表現して、イェンス・ストルテンベルグNATO事務局長は、うっかり秘密を暴露した。彼が、うっかり認めたのは、中国に対する対決政策が、この軍事同盟に大いに必要だった新目的を与えることだ。


ストルテンベルグはバイデン政権が出席した最初の大臣NATOサミットを記念するためトイチェ・ヴェレで独占インタビューをしていた。3月23日-24日にブリュッセルNATO本部で開催された2日間サミットに、30カ国の軍事同盟の他の外務大臣とアントニー・ブリンケン国務長官本人が出席した。


NATO会議は、アメリカとヨーロッパ同盟諸国が、人権問題とされることに対し、中国とロシア制裁を強化する協調政策の中で行われた。今週、アメリカ、カナダ、イギリスと欧州連合は、北京とモスクワに対する新制裁実施という未曾有の調整をした。この挑発的展開が、バイデン政権中国とロシアに対し、同盟国が一層敵対的な統一姿勢をとるよう要請している中、実際の参加とビデオ会議による注目を集める国際会議後に起きているのは偶然の一致ではない。


バイデン政権は、前任者トランプの「アメリカ・ファースト」政策から、「活性化された」大西洋両岸関係を精力的な主張に変えた。ワシントンは、より統一したアメリカ-ヨーロッパ軸が、中国とロシアに挑戦する、より効果的な戦略手法と見なしている。そしてNATOは新たな調整手段となっているのだ。


だが、団結を求める上で、バイデン政権は、必要上、彼らをより重要な脅威として描いて、中国とロシアに対し、ずっと攻撃的な政策を推進しなければならない。これはワシントン政策の先陣を切る上で、アメリカ軍事同盟が、より大きな責任を持つことを意味する。今週、NATO共同声明は、ロシア「侵略」に対決する、同盟の結束を確認した。モスクワは、ロシアはどの国も脅かしておらず、NATOがその存在を正当化しようとしていると言って、この文書を酷評した。


<中略>


今週ドイチェ・ヴェレのインタビューで、ストルテンベルグは中国の台頭について発言した。彼は恐ろしげなことを、ほのめかして言った。「中国は我々の重要なインフラに投資して、我々に益々近づいている。」


おそらく、それは、中国が欧州連合の世界最大の貿易相手国で、何十年ものネオリベ資本主義緊縮財政破産したヨーロッパ諸国の主要な外国直接投資者だからだ。


ストルテンベルグは更に言った。「我々は中国の台頭と、世界の勢力バランスの変化に対して、我々地域同盟の安全保障の懸念に対処するのを避ける方法はない。」


更に通常用心深く無表情なストルテンベルグが、つい口を滑らせた。中国は「北アメリカ-アメリカ-とヨーロッパ関係新時代を開く特別の好機」だと言ったのだ。


ほら!だから、中国が「脅威」や「敵対国」として示される本当の戦略的価値は、ヨーロッパを、ワシントンの覇権地政学目的に従属させる、アメリカが主導するNATOブロックに新たな目的を与えることなのだ。ここで強調されるのは、中国が実際そうである本当の関係、すなわち重要な経済パートナーの一つではなく、「脅威として提示されること」にある。(ロシアのヨーロッパとの膨大なエネルギー協力も同じだ)


その大企業による世界支配と資本主義秩序を追求するアメリカは、当然ながら、中国とロシアの台頭が具体化する多極グローバル政治経済を阻止しなくてはならない。


だが極悪非道な政治問題は、ワシントンとそのヨーロッパの代理は、存在している普通の自然な関係に基づいて、このような立場を正当化できないことだ。なぜなら、そうすると彼らは不愉快な不当な侵略者として見られるから。従って欧米の「ルールに基づく秩序」とされるものに対する「安全保障上の脅威」として中国とロシアをまとめるのは必要不可欠なのだ。


欧米の「ルールに基づく秩序」が、NATO諸大国が世界中の国々を侵略し、犯罪的戦争と国家転覆を行い、何百万人も殺し、国家崩壊や集団移動から生じるテロや他の安全保障上の脅威を解き放って、ルールと秩序を破壊していることなど、どうでも良いのだ。


中国やロシアが脅威とされていることなど忘れよう。彼らは現実的に、この同盟が究極的に奉仕しているNATOとアメリカ帝国主義にとっても、その犯罪的な存在と行為の口実を見いだすためにも「好機」なのだ。(冗談に、general 将軍というより、secretary 秘書だと言われている)イェンス・ストルテンベルグ事務局長に質問していただきたい。


※太字/赤太字は筆者注

 

 

宗主国のスタンス「より先鋭化」させる極東植民地は、当然周辺国の信頼を得れない結果となる。

 

東中国海で起きる「漁業権」や「領土問題」にしても、日本がアメリカから独立するという、大本の水をきれいにしなければ、物事の順序として絶対にうまくいかないし、この先ボスの言いなりとなって、もっともっと過激な中国ヘイトをこじらせ、頭のおかしなエセ右翼が跳梁跋扈する始末では、彼らが戦争を引き起こし、多くの人々を殺して、修正不可能な憎悪と分断を植えつけるウイルスとなるだろうし、この者たちに関しては、文字通り徹底排除の方向でしか解決できないと、私の最終的な結論として出た。

 

なぜならば、彼らは異なる言論を排除し、勝手に“自らの被害者意識”なるものを振りまく意味で、その物言いからも「国防を武器に差別や戦争を奨励する」という・・・事態をかなり危険な方向に導く雰囲気が濃厚だ。

 

‐中国こそ現代の『周王』である その1(拡大する漢字文明圏と『天下意識』)‐

 

‐中国こそ現代の『周王』である その2(天下の統一と『東アジア冊封体制』)‐

 

‐中国こそ現代の『周王』である その3(中華主義に恋い焦がれた日本)‐

 

‐中国こそ現代の『周王』である その4(朝鮮半島の中華主義① 高句麗の「特殊性」)‐

 

‐中国こそ現代の『周王』である その5(朝鮮半島の中華主義② 百済・新羅と「倭国」の関係)‐

 

‐中国こそ現代の『周王』である その6(「異民族」の中華主義)‐

 

‐中国こそ現代の『周王』である その7(社会を形作った中華思想)‐

 

‐中国こそ現代の『周王』である 最終回(「北東アジアの民」の一人として)‐

 

とにかく歴史に無知で、自らの振られたくないタブーから逃げ回り、中国を憎み倒す「アメリカ独立系右翼?」が目論むところは、周辺国との融和ではなく、再び「旧体制の復活」を叫ぶような“大日本帝国の再興”をもくろむようならば、彼らの稚拙な人権意識と民主主義の欠落を喝破し、同じ過ちを繰り返さないためにも、言論で完膚なきまで叩きつぶす必要があると思います。

 

 

<参考資料>

 

・2021年4月6日号 『週刊SPA!』記事

 

・2021年3月30日 『日経新聞』記事

 

・マスコミに載らない海外記事 『中国によるNATOの「好機」を白状したストルテンベルグ』

 

・Cluttered talk blab blab blab 『私たちはみんな、ある程度は中国人なのにさ』記事

 

・マスコミに載らない海外記事 『中国によるNATOの「好機」を白状したストルテンベルグ』

 

 

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