前回の記事
2019年1月20日 TBS『サンデーモーニング』報道より (友人提供)
今回は特に腹立だしい回です。
リベラル番組とされる『サンデーモーニング』の報道を拝見するに、日本はアメリカの主導下のもと、かつての経済植民地の論理を持ち出し、過去の日韓関係における「支配的な繋がり」を、現在の韓国に押し付けようとしています。
‐新シリーズ・朝鮮統一と日本を考える 最終章(日本自主化のプロセスと東アジアの平和樹立)‐
‐韓国に進出した日本の独占企業の話 最終回(日米独占資本の「相違」と平和国家の欺瞞)‐
‐シリーズ『日米同盟』の正体 最終回(米日韓の断ち切れぬ軛)‐
話は『レーダー照射問題』から、北朝鮮へ。
「韓日両国は自由民主主義と市場経済の基本価値を共有していて」(直訳)
はぁ・・・、そもそも欧米の価値観を美化しすぎだし、実際、戦後史から現代を細かく見れば、アメリカをはじめとする『西側諸国』が、どれだけ偽善的で傲慢なのか。そうしたことをまったく報道せず、『非欧米陣営』に対する露悪的姿勢を崩さない日本のメディアって、一体なんなのさ。
続いて報道は、そうした『(日韓)共通の価値観』が、削除されたとしています。
そして正恩氏の意味深なカットが入る。
2016年の韓国『国防白書』(クッパンペッソ)
「北韓政権と北韓軍は我らの敵だ」(同)
そういえば、この年って、まだ朴槿恵政権の時だったと思うし、権力を握っていた『自由韓国党』(セヌリ党・旧ハンナラ党)は、バリバリの保守政権、つまりアメリカの植民地主義を受け入れ、日本と共に、反北朝鮮、反中国を掲げていた政党です。
‐金正恩委員長のソウル訪問歓迎の動き(若き学生たちの想い)‐
サンモ二は「それが削除された」と大騒ぎ。
さらには・・・
一体何が言いたい?
つまりなんだ、南北朝鮮が和解せず、民族や国家は永久に分断したままで(離散家族は離れ離れ)、このまま北東アジアで軍事的緊張を維持し続ける方がマシだというのか?
それを喜ぶ連中って、アメリカ(軍産複合体)だけやん。
板門店(パンムンジョム)にて、南北兵士が「警備を止め」一列に並ぶ
(金 有燮校長ソンセンニンFBより)
かっちんブログ 『これはいい写真 70年ぶりに敵対行為を中止した南北…1日から中断した「敵対行為」とは?』記事より
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12416294430.html
とんでもないことですよ。
南北朝鮮の分断の悲劇は、本国朝鮮にとどまらず、この日本における在日コリアンの暮らしにも、常に暗い陰を落とし続けてきたわけであって、そのために、どれだけの人々が差別され、迫害され、辛い目にあってきたのか。サンモ二のマスコミ人は、そういうことを理解して報道しているのだろうか。
恐らくしていないだろう。
また、未来からも大きく逆行している。
朝鮮半島 『統一図』
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12408220647.html
そして、ここぞとばかりの辺真一氏のご登場。
在日コリアンの友人によると、辺氏は総連系の朝鮮新報社(チョソンシンボサ)出身で、かつて東京朝鮮中高級学校で教鞭も取っていた人物。拉致問題発覚後、私が子どもの頃から国内メディアに盛んに登場し、身内を裏切り、自国や韓国を貶めつづけ、「そうした枠組み」の中で、自らの食い扶持のため、日本に阿る姿勢をひたすら続けてきた。
無論、そこに真の友好はない。
要約すればこうです。
「お前ら韓国は、昔の貧乏時代ように日本の言いなりになれ」
‐韓国に進出した日本の独占企業の話 その1(加速するアメリカへの依存)‐
‐韓国に進出した日本の独占企業の話 最終回(日米独占資本の「相違」と平和国家の欺瞞)‐
実にふざけた物言いだ。
マジでこれが日本のリベラルの「総意」なら、もう色々な意味で終わりだね。
ネトウヨと変わりない。
今、文在寅大統領がどのような状況で、韓国の独立と朝鮮半島統一のために、失脚・殺されるリスク含めて、決死の覚悟で活動しているのに、それがわからない連中は、この先も的外れな御託を並べ続けるだろう。
‐文大統領の努力、「職を失い」悔しがる在韓米軍司令官、70年ぶりの敵対行為の中止‐
話は「中国との関係」にも・・・。
うん。これで彼らの「本性」が見えたね。
・マスコミに載らない海外記事 『止めようのない中国の勃興を、日本はなぜそれほど苦々しく思うのだろう?』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-4b9d.html
唐突にこんな記事を思い出した。
そして、何よりムカついたのがコレ。
『サンモ二』は、「中国に対する配慮で」という理由で、THAADミサイルを撤去した韓国を批判したが、このランチャーがどんなに人体や自然に影響を及ぼすか、一切触れていない。
‐アメリカ人はやはり「鬼畜そのもの」であった(THAADミサイルの危険性)‐
下記は、元となった記事ですが、英語ブロガーのMichikoさんは、その「危険性」についていち早く警鐘を鳴らしている。
これらを見るに、彼らは「北東アジアが平和になること」がとことん嫌いならしい。
<参考資料>
・2019年1月20日 TBS『サンデーモーニング』報道
・かっちんブログ 「堅忍不抜」 『何といま南北朝鮮は軍事分界線で《タバコを勧めるほど“友好的” 》なのだそうです。』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12425700209.html
・同 『これはいい写真 70年ぶりに敵対行為を中止した南北…1日から中断した「敵対行為」とは?』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12416294430.html
・マスコミに載らない海外記事 『止めようのない中国の勃興を、日本はなぜそれほど苦々しく思うのだろう?』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-4b9d.html
・Cluttered talk blab blab blab 『South Korea THAAD protest』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12308633643.html
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https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As
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