先日、うちの子の中学校にて授業参観日がありました。
日本では、授業参観日と言えば、通常午後の4時限目とか、5時限目などに行われていたように思いますが、
こちらの中学校では、1限目 朝7:40~8:30 に行われました
なので私も、その日は朝9:00からMeetingがあったものの、
仕事に影響なく参加することができたのでした。
さて、参観することができた1時限目の授業の科目は、数学でも歴史でもなく、
「ビデオ編集」でした
教室には、動画編集をスムーズに行えるレベルのデスクトップPCが全員分(40台くらい)設置されており、
本格的な動画編集ソフトを使って、
また撮影用のビデオカメラや一眼レフカメラなども揃っていて、
それらを使いながら本格的なビデオ編集を学ぶという授業です。
・・日本の中学ではおそらく存在しない科目ではないかと思います。
ただし 当日の授業参観日の内容としては、生徒たちが先日までに作ったビデオ作品を皆で鑑賞する、という
ひたすら楽しい内容でした
なお、生徒たちが作ったビデオ作品は、多くが「国の紹介」ビデオでした。
「私の母がチェコの出身だから」ということでチェコの紹介のビデオを作ったり
「私は5歳まで中国に住んでいたので」ということで中国の紹介ビデオを作ったり
といったものが非常に多く、やはり純粋なアメリカ人だけではなく、移民が多い国であることが顕著に反映されていました
・・ということは、当然うちの子が作ったビデオ作品は日本の紹介!
と思ったのですが、
彼が作ったのは何故か「学校の周辺の風景の紹介」のようなビデオでした
ちなみに、まったく日本人ではない別の男の子が、日本の紹介ビデオを作っていました
さて、授業参観が終わって教室を出ようとしたところ、
私とうちの奥さんは、先生に呼び止められてしまいました
そして、「お宅のお子さんですけどね。。」という感じで切り出され、
自分でどんどん勝手に作業を進めてしまって、協調しようとしない、先生の話に集中しない、まあそれでもやるべきことはできてしまう
ということを指摘されてしまいました
・・まあ、だいたい予想はしていたのですが。
なお、その話を会社に行ってから同僚のインド人の方に雑談でしたところ、
「それって男の子はみんなそうじゃない?だいたい、アメリカの教育システムって、小学校では何でも『さあ好きなようにやってごらん』という感じで自由にやらせるのに、中学になるといきなり先生の言うことを聞くことを強要してくるでしょう?それって無理があると思う。。」
と言っていました。
まあ確かに、アメリカでは小学校と中学校のギャップが激しい というところはあると思いますが、
先生が親にあえて指摘されるようなレベルだと、ちょっとまずいでしょうね
ただそれでも、ビデオ編集ソフトを、自分で試行錯誤しながらどんどん自分で進めてしまう気持ちもよくわかりますし、そういう積極的な姿勢が必要なことも少なからずあるので、
一概に押さえつけるような対応も良くないと思っています。
難しいところですね。。