「ガソリン入れたか?」 -14ページ目

餅・スキンヘッド・信頼


自分がよく知らない、
あまり自信がない分野のことは、
専門家に直接聞くのがいちばんですね。
「餅は餅屋」ということ。

恵比寿に事務所があったころは、
「おいしいお店がたくさんあっていいですね」
と、よく言われました。
確かにあるらしい。でも知らない。

知る必要が出てきたら、
事務所階下にあるバーに顔を出す。
駅からちょっと離れた場所にあるそのバーのお客さんは、
ほとんどが地元の住人です。
場所がら飲食店の経営者やスタッフも多い。
「こんど女性を連れてメシに行きたいんだけど、
 最近いいとこある?」
と聞けば、だいたい数店はオススメが出てきます。

なかでも、絶対的な信用があるのがお客さんのOくん。
昼間はメッセンジャー(自転車便ですね)をしながら
夜には友人の店を手伝ったりしています。
彼がつくるお酒やアテは、文句なしにウマイ。
舌オンチの僕でもそう思えるくらい違います。
だから、彼が薦める店はほとんど間違いない。
行ったお店で「Oくんから紹介されました」というと、
本当によくしてくれる。
彼の人がらなのでしょう。
スキンヘッドでいかついガタイなのに(笑)。

実は食事に限らず、
僕にはそんな友人が何人かいます。
音楽や洋服、本、旅行…。
ほとんどが20代半ばの若い人たちです。
ずいぶん年上のオヤジにでも
正直な忌憚ない意見を言ってくれることが心地いい。
だからもし、僕の意に沿わない結果になったとしても、
納得できる。不満はまったくないのです。

「情報は信頼の関数だ」と言った人がいました。
情報の伝わり方は、情報源や媒介者の信頼度によって
加速度的に深まっていくということでしょう。
情報の真偽は、自分で判断=納得すればいいわけで。

一方、自分は彼らの求める情報の関数になり得ているのか。
それが問題だな…


【実績】外資系銀行の定期預金

エンジンのお仕事です。

日本経済新聞電子版で、ナショナル・オーストラリア銀行の
タイアップ企画を制作しました。
掲載ページは、http://ps.nikkei.co.jp/nab2010/
ある程度の流動性をもちながら高金利で人気のある
オーストラリア・ドルの定期預金を中心に訴求しています。

同行はオーストラリアで資金量最大の銀行です。
これまでは新聞を使った預金獲得キャンペーンを
行ってきましたが、昨年あたりからネットへシフト。
結果として、日本でも順調に預金量を増やしています。
高齢者が多い富裕層はインターネットを
あまり使わないというイメージがありましたが、
なかなかどうして。
最近では、高齢者層のITリテラシーや
活用頻度は高っているようです。

毎回取材をしているのですが、
そのたびに、またオーストラリアに行きたくなります(笑)。

「経済を学ぼう」いま聞きたいQ&Aも更新です。
今回のテーマは「レアアース」。
いつもとちょっと違った視点の記事になっています。


「日本国際工作機械見本市」へ行ってきた!

仕事でお付き合いのある多くの方々が、
「ad:tech tokyo」の準備と参加に忙しい先週の金曜日、
僕はというと、取引先のご担当者と一緒に
「日本国際工作機械見本市」(東京ビッグサイト)へ
行ってきました!
http://www.jimtof.org/jap/index.aspx

「ガソリン入れたか?」

「ガソリン入れたか?」
(写真はいずれも主催者提供)

世界でも有数の工作機械の見本市だそうで、
出展社、来場者ともに国際色豊か。
最近の傾向からか、中国やインドからの出展も目立ちました。
初めて行ったのですが、その規模とダイナミックさに呆然。。。
あるブースでは、長さが2m近くあるクランクシャフトを
その場で削り出したりしていました。

ビジネスイベントには何度か出展したことがあるのですが、
来場者の目つきというか、真剣さがまったく違います。
日本のモノづくりは、
この目に支えられているのだな、と感じました。
ざっと見たところ、来場者の90%以上は男性。
ロボットや大規模工作機械などの
プレゼンテーションを含めて、
とても“現場くさい”イベントでした(笑)。

「ad:tech tokyo」と「日本国際工作機械見本市」。
比べるわけではありませんが、
エンジン(というより小島個人)の志向が
無意識に出てしまっているのかも(笑)。



シチリア島の漁師さんから。


$「ガソリン入れたか?」-サルガド

事務所に飾ってある写真です。
セバスチャン・サルガド「WORKERS」のなかの1枚で、
タイトルは「la mattanza」。
シチリア島の伝統的なマグロ追い込み漁のことみたいです。

10年以上前に都内のサルガド展で買いました。
当然オリジナルプリントではなく、
1万円もしなかったように思います。
飾っているというのは大げさで、
額にも入れずに、ただ置いてある(笑)。
特別大事にしているわけではないのですが
なぜか捨てられずに10年以上、手元にあります。

たまにね、僕にもあるわけですよ。
何をやっても、うまく行かないと感じるとき。
何をやっても、空回りしている感じがするとき。
何をやっても、何の結果も出ていない気がするとき。

そんなときに見たりするようです。
漁師の遠くを見る目には何が映っているのだろう?
波間か鳥山か。風向きを感じているのか。
もしかして、何も見えないけど、
前を向いていることに意味があるかも。
とか。

何でもそうですね、目線が大事。
バイクもスキーもサーフィンも、
細かい技術やメカニズムはともかく、
目線の方向に進んでいきます。

シチリア島の漁師から
トーキョーのコピーライターへ。
「目を上げよ、前を向け。」

Grazie!




何ということはない1日。


昨夜は、翌日に仕事があるというのに寝つけず、
朝方にようやくウトウトする始末。
当然、起きたのは昼近くであった。

午後になって仕事に取りかかった途端、
事務所のインターホンが鳴った。
「…ですが、この地区の担当になったのでご挨拶に」。
わたしは君を担当にした覚えはない。
しかも会社の名前が聞き取れない。
日本語がわからないふりをして帰っていただく。
最後にインターホンから舌打ちの音が聞こえた。

事務所の隣には救急指定の大きな病院がある。
近くには警察と消防署もある。
今日は事件や事故が多いらしい。
「救急自動車、交差点を左折します!」とか何とか。
あの咆哮は義務なのか、サービスなのか。
古い建物なので音が直接、脳をたたく。

GONTITIに助けられながら、本業に取り組む。
効果的な素材が少なく、企画書の構成に難儀する。
何とか形になってプリントアウトしようとしたら
「ピピピ」とプリンターが私を呼ぶ。
「トナーがありません」。
ストックも無かった。買いにいくのも何だかシャクだ。
PC画面で確認することにする。

次に見積書でもつくろうとしていたところに
以前書いた「理想のタイプは坂本龍馬」という女性から突然の電話!
このブログを読んだという。
「別にいいのよ、ネタになってくれれば。ウフフ」
「私もしゃべりながら何か変だと思っていたから。ウフフ」

もう無理である。今日の仕事は終了。
ノルマはギリギリ達成という感じ。
先発投手が100球で6回を3失点。
イメージでは阪神の下柳か。
エンジンにリリーフ陣はいないが。

ご飯がおいしく炊けた。
私は大人だ。
何ということはない1日だ。