で、FXは儲かるのか?という大問題。
「儲かる」という言葉がクセ者ですね。
正直にいえば、
できるだけカンタンに
できるだけ小さな資金で、
できるだけ早く大きく
儲けたいわけです。みんな。
それがFXで可能なのか、と。
それは無理でしょう(笑)。
収益を得る潜在能力は大きいですよね。
証拠金倍率の上限規制が始まった(2010年8月~)とはいえ、
現在でも最大50倍ですからね。
ネットを通じて広く取引できる金融商品で
小資金でここまで大きな金額の取引ができるものは
ないかもしれません。
その意味でFXは、
大きく儲かる可能性を秘めた金融商品であるといえます。
当たり前ですが、金融商品そのものに罪はありません。
「投機的」などと指摘されるFXでも、
証拠金倍率を1倍で外貨を買えば
手数料の安い外貨預金みたいなものです。
長期投資の一環として、
通貨分散に活用することができます。
要は使い方なのでしょう。
雇用統計や住宅着工件数、政策金利、GDP成長率、中国などなど。
通貨取引の材料になるニュースは24時間世界中で飛び交っています。
そこで勝つ(収益を得る)確率を上げるためには、
勉強する時間、取引する時間、情報を集めて分析する時間が必要です。
その「時間」は、自分ががんばって作り出すしかないようです。
初心者のうちは、とくにそうです。
これが難しい!
会社では人が減って1人にかかる負担は増えているし、
家族サービスはしなきゃいけいないしゴルフにも行きたい。
デートも楽しみたいし、婚活が大事な人もいるでしょう。
みんな、もう十分に忙しいと思っている。
そんななかで新しい時間をひねり出すのですから、
そうカンタンではありません。
それでもトライする人が
FX投資で成功していくのでしょうね。
「FX投資を成功させるマル秘時間術」なんていう
タイトルの本があれば売れるかも。
(すでにある?…)
僕自身は小さな欲望に負けることが多いので(笑)、
投資には向いていないと思います。
山奥のオンボロガレージ。
友人たちと一軒家を借りています。
かなりのボロですが、
山奥なので庭が広く、
騒いでも周りに迷惑がかかりません。
単管パイプと波板、コンパネで大きなガレージをつくり、
そこでバイクやクルマをいじって遊んでいます。
いま乗っているVF1000Rの冷却ファンを手元スイッチ化したり、
ロシアのLADA NIVAという車をレストアしたりしたなぁ。
もともとは、
友人がそこでパン屋を始めようとして借りた家。
それがいつしか、オジサンたちの隠れ家になっちゃった。
大家さんは、パン屋に貸したと思ったら
ユンボや小型クレーン、旋盤に溶接機なんかが運ばれてきて、
さぞやびっくりしたことでしょう。
ドラム缶を2つに切ってつくった五右衛門風呂があります。
蚊取り線香を手に持ちながら入る風呂も悪くありません。
朝はたくさんの鳥がやって来てうるさいくらいです。
女性には、なぜか人気がありません。
トイレのせいか、男臭い寝袋のせいか?
疲れたとき、
とくに立て込んだ仕事が抜けたときなどに足を運びます。
「金融の仕事には毒がある」
と言ったのは前職の社長です。
毒は大げさかもしれませんが、
独特の癖や味の濃さがあるのは事実だと思います。
たぶん、何の業種でもあるのでしょう。
たまには仕事を忘れてバカ話。
頭を使わず野良仕事。
仕事のコンディションづくりには
とても大事なことだと思っています。
こんな環境を持つことができたのは
幸運だったとつくづく思います。
エンジン 小島 淳
【実績】IFRS(国際会計基準)に関するインタビュー記事
掲載記事はこちら。
日本基準でもなく米国基準でもない、
企業会計の新しいグローバル・スタンダードをつくるべく
世界中で進められているのがIFRSです。
ちなみに、「アイファース」「アイファラス」などと読みます。
インタビューした方は、
世界で唯一、IFRSを策定している組織IASB(国際会計基準審議会)で、
ただ1人の日本人理事の方。
海外から見た日本の立場や評価をお聞きすることができました。
日本は2009年、IFRS導入への具体的な道筋を公表したことで、
いまとても評価が高まっているとのこと。
世界経済の牽引者になりつつあるアジアの日本が
リーダーシップを発揮してIFRS導入を進めることの
大事さを強調していました。
会計基準ってかなり専門的なテーマです。
インタビュー中、「テクニカルなご説明もしましょうか?」と聞かれました。
「ありがとうございます。でも、たぶんわたしの頭がついていけません」と
丁寧にご辞退申し上げました。
そこまで記事になる予定でもなかったし。
久しぶりに緊張でヒリヒリした取材でした。
金融業界の制作取材で大切なこと。
それが、そう簡単ではないと書きました。
今回は、簡単ではない理由とその対策について思うところを書いてみます。
「その質問については、答える立場にありませんので」
たとえば、投資信託の取材で運用会社に伺ったときなどに
こう返答されることがよくあります。
確かにそう。
当該商品のお客さまプロファイルや具体的な販売戦略などは、
基本的に販売会社(証券会社や銀行)の仕事であり、
運用会社が語るべき内容ではないかもしれません。
ましてや、その商品の活用法(資産ポートフォリオとしての位置づけなど)は
なおさらそうです。
投資信託の設定も最近は販社主導でおこなわれることも多く、
投資家に語るべき商品のねらいがあいまいなことがあります。
コンプラ(法令順守)も厳しいし。
それでも、あえて聞いています。
「運用会社として答える立場になかったとしても、
あなた個人としてはどう考えているのか」。
それが知りたいのです。
金融商品の情報開示が進んだいま、
開示資料に載っているようなコメントだけで
広告やコンテンツを制作するのは非効率です。
他社商品との差別化も難しいし、
何よりお客さま(投資家)に届かないと思うのです。
こちらもプロです。
お話いただいた方の私見であることは重々承知です。
販売会社の戦略と大きな違いがある場合などは
上手に表現することができます。
取材に対しては、
ざっくばらんにお話しいただくと
新しい表現や差別化のタネが生まれやすくなります。
一方。
制作サイドの課題もあります。
まず、多くのディレクターやコピーライターは、
金融商品の知識が少ないことが挙げられます。
とんちんかんな質問やアウトプットは
取引先(金融機関)の信頼を大きく損ねます。
金融の専門知識を持ったクリエイターを探すことで解決します。
逆に、金融の知識を持ったクリエイターのなかには、
困った人がいるのも事実です。
以前、ホールセール専門誌の仕事で一緒に取材に行ったライターは
自分がいかにこの業界で知人が多いことや
マクロ経済に関する自分の意見を述べてばかりいました。
まるで金融専門誌のライターと外資系投資銀行トップの対談(笑)。
彼に2回目の仕事はありませんでした。。。
僕たちは金融機関の人間ではありません。
リテラシーギャップがあるのは如何ともしがたい部分があります。
でも、そのギャップを埋める最大限の努力は必要です。
幸いなことにいまは、開示資料が充実しています。
金融情報ベンダーのデータベースも活用できます。
取材の前に下準備として、
・当該企業のウェブサイト
・当該商品の目論見書やパンフレット
・過去の実績
・記事データベースによるキーワード検索
--などは、ぜひともチェックしておきたいですね。
つらつらと書き連ねてきました。
結局のところ、ざっくばらんにお話しいただくには
「信頼」をいかに得るか、なんですね。
知識があるから信頼できる。
勉強しているから信頼できる。
実績があるから信頼できる。
信頼できる人の紹介だから信頼できる。
ビジネスマナーがしっかりしているから信頼できる。
すべて少しずつ正しいと思います。
いまできる最大限の努力をする--
自戒を込める意味でも、
あらためて書いてみました。
取材=プロの思考と愛情をちょっとお借りすること
これまでほとんどレスがなく、
オヤジのモノローグ状態が続く「ガソリン入れたか?」。
アメブロに引っ越して心機一転です(笑)。
バックナンバーもおいおい、こちらに移ってくるはず。
それまでは、お手数ですがhttp://engineblog.blog94.fc2.com/ でドウゾ。
さて。
エンジンの主戦場は、金融業界なわけです。
具体的な取引先としては、各種メディアは別として、
銀行や証券会社、FX会社、金融情報ベンダーになります。
リテールとホールセール、いずれも実績があります。
求められる訴求テーマとしては、大きく2つに分けられます。
1)リテールに向けた金融商品の販促
2)投資そのものに関する啓蒙と理解促進
制作物はいずれも、各メディアの広告や自社サイトのLP(ランディングページ)、
メディアの企画ページ、紙の販促ツールなど、共通しています。
あ、セミナーの告知orレポート広告なんかもありますね。
もう20年近く、つくったり考えたりしていますが
ずっと大事にしていることがあります。
「ひとの話を聞く=取材すること」です。
たとえば投資信託の販促でいえば、
目論見書制度に移行してからこっち、
商品の特徴や定量情報などは制作前に入手できます。
一応の経験があるので、勘どころもあるでしょう。
取材しないでつくれと言われれば、もちろんつくります。
それでも、毎回取材してつくりたい。
1人もしくは僕たちだけの頭では限界があるからです。
どこかで見聞きしたことがあるような、
どこかで感じたことがあるような、
そんなアウトプットになってしまうことが多い。
それなりの学習と経験を積んだとしても、それは部外者の浅はかさ。
すべては“過去の実績”なので、将来を保証するものではありません(笑)。
本職=プロの思考の深さや愛情には、とてもかなわないのです。
プロの思考と愛情をほんのちょっとお借りすることで、
僕たちの頭の中にぼんやり点在していたアイデアや表現が
制作物のアウトプットにつなげていくことができます。
大事なのは取材。
プロの思考と愛情をほんのちょっとお借りすること。
でも、これがそう簡単ではないのです。
金融機関の事情もあるでしょう。
制作サイドの理解度や態度にも問題がありそうです。
次回は自らの反省を込めて、
取材のあり方について考えてみます。