満足度51点

 アメリカで結成された、アジア人たちのHIP-HOPグループFAR EAST MOVEMENTの「FREE WIRED」を聴きました。

 あんまり良いとは思わなかった。というのが、正直な感想です。

 個人的には、ピコピコHIP-HOPは好きじゃないんですよね。それに全米で1位になって特大ヒットを放った②LIKE A G6は何が良いのか?…さっぱり、分からなかった。

 敢えて言えば、③ROCKETEERが良かった。それも歌っているのがメロディメイカーのRYAN TEDDERがいたからであって、それ以外の曲はハッキリ言って、良くなかった。

 これを聴いて思ったのは、私がメロディアスな曲じゃないと良いと思えない人間だな、と思ったことかな?

満足度69点

 

 アメリカのR&Bコーラス・グループALL-4-ONEの1STアルバム「ALL-4-ONE」を聴きました。

 

 凄く懐かしいです。

 

 昔、高校性の時に買って良く聴いていたんですよね。でも、お金が無くて売ってしまったんですよね。今回は、図書館にあったので、借りて久しぶりに聴いてしまいました。

 

 私の中では、アルバムとしては大した事無い…そういう感じだったので、期待せずに聴いてみたんですけど、これが頗る良かったですよ。これは大誤算でしたね。思った以上にメロディを大切にした音作りにグッと心を締め付けられそうになりました。

 

 しかし、後半からはミドル系・ダンス系の音を出したんですよね。これがね…何度聴いても良くないんですよね。こういうのを作る才能が無いと思ってしまう程のクオリティの低さにビックリしたんですよね。

 

 アルバムの構成も、①~⑤がバラードで⑥~⑪がミドル系という感じで、聴いていて後半は眠くなってしまいました。もう少し、アップ系の曲が良かったら、この人たちもサラッと消えたりしなかったと思いますね。

 

ALL-4-ONE 「I SWEAR」

 

満足度97点

 

 アメリカはカリフォルニア州サンフランシスコで結成されたハード・ロック・バンドNIGHT RANGERのベスト盤「GREATEST HITS」を聴きました。

 

 いや~、良かったですよ。

 

 想定外…そう言える程の素晴らしい曲が収録されています。

 

 個人的にはNIGHT RANGERは地味なオッサンがエイティーズなハード・ロックを奏でているというイメージだったので、いまいち聴いていなかったんですよね。確かに最近のも聴いてたりしていたのですけど…全盛期の曲の良さは桁外れな感じがします。

 

 ベスト盤ではありますが、本当にイッキに聴かせてくれるんですよね。隙が無い感じですね。ロックあり、バラードあり、ポップあり…バランスが取れているアルバムでありますね。彼らのソングライティングの凄まじさが分かる様な作品だと思いますね。

 

 いまさらですよ!

 

 やっと、良さが分かった…そんな感じですね…。

 

 あ~、どうしよう…オリジナル・アルバムが気になってきましたよ。安く売ってたら買いたいな…。

 

 エイティーズの魅力が爆発しているサウンドなんですけど、現代でも通用しそうな程、聴かせてくれるんですよね。

 

 え?

 

 こんな音は年寄りが聴く音楽だって?

 

 はい!私は年取ってますね…。

 

 でも、良い物は良いとしか…言えない!

 

 だから、是非とも聴いて欲しいですね。お勧めです。

 

NIGHT RANGER 「DON'T TELL ME YOU LOVE ME (LIVE)」

 

 竜巻映画「イントゥ・ザ・ストーム」を観ました。

 

 期待していなかった分、面白かったです。

 

 ダラダラとしたシーンは余り無く、サクッと観れるように作っているのが印象的だったな。観終わっても、1時間半弱という短い中で、上手く作っていると感じました。長ければ良いという物ではないですからね。

 

 竜巻シーンも結構、ハラハラドキドキするシーンがあり、良かったな。まるで「マトリックス レヴォリューションズ」の様な竜巻に巻き上げられて雲の上まで行って、それから落下していくシーンはドキドキしましたよ。

 

 しかしながら、この映画の問題点は2つだと思いますね。一つは群像劇を作りたいのか…それとも最後の5人の主演を描いていきたいのか…あまりにも不徹底な編集に散漫さを感じる事になると思います。

 

 もう一つは手カメラ等のPOV的なシーンを上手く使い切れていない部分ですね。どうしたいのか…さっぱり分からない編集が良くなかったですね。総合的に考えれば編集が良くない作品という事になりますね。そこは凄く残念な作品だと思います。

 

 

 

満足度95点

 

 スウェーデンのスーパー・ロック・プロジェクトGATHERING OF KINGSの1STアルバム「FIRST MISSION」を聴きました。

 

 いや~良かったですね。

 

 80年代のキラキラとしたメロディアス・ハード・ロックの音を継承した素晴らしいサウンドを展開してくれます。エイティーズを愛している人には心をグッと鷲掴みにされること間違いないですね。

 

 ヴォーカルも色々な人が歌っており、イメージ的にはTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAの様相であると思います。ヴォーカルを変える事によって、アルバムの雰囲気も変える事に成功していると思います。飽きさせない様に作っていると感じましたね。

 

 書かれている曲も、クオリティが凄く高いのですね。ただの郷愁を誘う音を奏でるプロジェクトではない事が分かります。このアルバムに流れるエイティーズへの愛と、敬いがしっかりとサウンドに封入されていると感じる事が出来ます。それを再現する才能がまた素晴らしいですね。

 

 久しぶりにクオリティの高いメロハ~を聴いた感じがしましたね。お勧めです。

 

 

GATHERING OF KINGS 「LOVE WILL STAY ALIVE」

 

 

満足度95点

 

 大英帝国のポップスターELTON JOHNの2NDアルバム「ELTON JOHN」を聴きました。

 

 ELTONの『YOUR SONG』を急に聴きたくなった為、久しぶりに聴きましたが、このアルバムは相当良いです。売れていた頃のELTONには希薄な叙情性があり、聴く者を郷愁を誘う素晴らしい作品であると思います。

 

 全盛期以上にフィジカルなサウンドなんですよね。これが、素晴らしい。その上、ポップになり切れていないシンガーソングライター的な音は、ELTONの作り出す曲を時にプログレッシヴに聴かせてくれたりと…。生音を好むような人には良い曲を提供していると思います。

 

 そして、やはり『YOUR SONG』の素晴らしさは筆舌に尽くしがたく、ELTONが稀代のソングライターである事が良く分かる様なアルバムだと思います。

 

 メロディに溢れたアルバムであります。是非ともベストだけで終わりにせずに聴いてみては如何でしょうか?

 

ELTON JOHN 「YOUR SONG」

 

 

 

満足度97点

 

 アメリカのシンガーソングライターCHARLIE PUTHの2NDアルバム「VOICENOTES」を聴きました。

 

 今迄はただのピアノを弾くポップ・シンガーのイメージだったのですけど、恐らく、このアルバムで化けましたね。それほど、このアルバムは良かったと思います。メタル野郎の私が書く事ですから、万人が「そうだ!」って思うような事は無いけど…。

 

 それでも、今までかなり少なかった要素であったダンスが出来る様な曲調が異常に増えていたと思います。私自身は彼の1STアルバムを聴いていないので、この事に関しては余りハッキリといえないんですよね…。これって大きく変わったのかな…。知っている人がいましたら教えて欲しいですね。

 

 ここまでクオリティが高いと前作も聴きたくなってくると思える程、良かったアルバムです。1曲1曲も良かったうえにアルバムとしての緩急も確りとしており、飽きる事が無かったな。アルバムの中にストーリーが有るかのように聴き手をグッとCHARLIE PUTHの世界へといざなってくれる…そんなアルバムです。何度でもアルバムを聴き返してしまうのはその為だと思います。

 

 ポップ・アルバムとしては最高の出来だと思います。お勧めです。

 

CHARLIE PUTH 「ATTENTION」

 

CHARLIE PUTH  「HOW LONG」

 

CHARLIE PUTH featuring KEHLANI 「DONE FOR ME」

 

 

 

満足度87点

 

 今、アメリカで爆発的に売れているPOST MALONEの3RDアルバム「HOLLYWOOD'S BLEEDING」を聴きました。

 

 wikiにも載っていたのですけど、ラッパーと書いてあったのですけど、アルバム全体を聴いていくと、この人ってロックの分野の人だよね…。そう思うようになりましたね。音的にはHIP-HOPの様なサウンドを大々的に取り入れており、まるでHIP-HOPの様な感じで作ってるのですけど、よくよく聴くとロックだよね~。

 

 もうね…ここまでくると、音楽的にジャンルを問うものでも無いと思うのですよね。曲が良いのか悪いのか…。そんな感じで聴くことにしていると…1曲1曲は悪く無いんですけどね、アルバムのアップダウンが無くて…アルバムとしては面白みに欠けるな~と思いながら聴いてしまいました。

 

 聴いていて同じ曲調なんですよね…。いや…違いがあるのは何となく分かるんですけどね…。個人的には、この手のサウンドは苦手分野であるから、あまり多くを語るなんてことは出来ないな…。

 

 それでも、このアーティストの曲の1曲の短さは驚嘆するね。17曲で51分でしょう…。パッと聴けるし、つまらないな~と思った曲でも、サラッと終わるから、この手の音が苦手でも、サクッと聴けるのが最大のポイントだと思うね。

 

 流行の音が好きな人だと、最高のアルバムになるんだと思うんだよね。

 

POST MALONE featuring YOUNG THUG 「GOODBYES」

 

満足度94点

 

 アメリカやイギリスの混合バンドFOREIGNERの2NDアルバム「DOUBLE VISION」を聴きました。

 

 70年代のハード・ロックと様式美のあるアルバムですね。

 

 このバンドって、どうしてもTOP40バンドのイメージが私の中にあったのですが、前に聴いた1STアルバム「FOREIGNER」で、そのイメージが一蹴された感じです。

 

 洗練された音を鳴らすバンドって思っていたのですけど、ここで聴けるのは70年代にあった様なロック・バンドが持っているフィジカルな部分とプログレッシヴ・ロックにあった様な様式的な感じです。ベスト盤で聴くと、ここに収録された曲はどうしても田舎臭い感じがしたのですけど、このアルバムで聴くと、グっとサウンドが統一されていて、聴けるんですよね。

 

 叙情性…このバンドにあった言葉ですね。それをハード・ロックというフィルターを通してサウンドとして落とし込んだ…そんな感じです。

 

 1年ぶりの2枚目のアルバム…にも関わらず、クオリティは下がらず、こうして良い物を届けてくるのですから、凄く才能のあるバンドだと思います。

 

 ベスト盤だけでは勿体ないので、このアルバムを1つの作品として聴いて欲しいですね。アメリカだけでも、700万枚売ったアルバムですから…売った枚数がクオリティに現れているという訳では無いですが、1つの指標として…。

 

FOREIGNER 「DOUBLE VISION (LIVE)」

 

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 小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんの曲者が主演を務めるドラマ映画「かもめ食堂」を観ました。

 観た事があると思っていたんですけど…「めがね」という映画を観ていたんですね。こういった似たり寄ったりな映画…結構大量にあって、どれを観て、どれを観ていないのか…全く分からないですね。おそらく、この映画が、この手の映画の始まりなんだと思いますね。

 フィンランドで映画を撮っているのですけど…フィンランドである必要性が良く分からないくらい、ゆっくりしたヒューマン・ドラマを描いています。あまりにゆっくりと描いているので、ドラマ部分も何となくって感じなんですよね。

 食を主題に置きつつドラマを紡ぐのは「深夜食堂」と同じですが、あれは人間の悲喜こもごもを描いた作品に対して、こちらは、人間が少し心を落ち着けて良いと思える時間・場所を描いている感じがします。だから、凄いドラマがある訳では無いんですよね。物語はただ、何となく過ぎ去っていく時間を丁寧に描いているんです。

 こういうのが非常に難しいと思うのですけど、それを上記主役3人が達者な演技で難なくと魅せるものにしているんですから、凄いな…そう思わせますね。

 この映画の凄い処って、他にもあるのですよね。教わって「あ~!!!」って思ったのですけど、食を綺麗にしている点ですね。全てが清潔感があって、そしてご飯を魅せるものとして描いている点です。中々、こういう撮り方って無かったと思うのですよね。清潔感…この映画のポイントですよね。観ている者に、こういった食をしたいって思わせる魅せ方が素晴らしい映画だったと思います。後は、3人が何とか映画にしてしまった感じですね。この映画に関しては役者の演技の重要性が凄く分かる映画だったと思います。