ektarのピントグラスな日々・デザイン備忘録 -5ページ目

思い出のルノー・フロリド デザインの面倒くさい話

以前、見掛け倒し車列伝という事で、ルノー・フロリドを最初に挙げたのですが、

実はフロリドは今でも好きな車で、できる事ならもう一度乗りたいと思っています。

 

この車、台数は少なかったし、ひ弱な車でもあるし、人気も英国ライトウエイトスポーツの足元にも及ばなかったので、実際に乗っていた人は少ないと思われ、

記録的な意味でフローリドと生活を共にした1年を記録しておこう。

 

 

その前に、ルノー・フロリド (後に大幅改良型のカラベル登場)のお勉強をしておこう。

 

1956年、ルノーのCEOであったピエール・ドレイファスはアメリカに市場調査に

赴いた。

ルノー・ドーフィンがアメリカですでに販売されていて、アメリカのディーラーに

あれこれ聞き取りに行ったわけです。

ルノー・ドーフィンは ルノー4CV(日野自動車でノックダウン・ライセンス生産されましたよね) の次のモデルで新しいシャーシーでアメリカで流行し始めたVWビートルにあやかって、北米に進出していたわけです。

後日、このドーフィンは アメリカの日常使用では耐久性乏しく華奢すぎると悪評をかい、ブルゴーニュの森のお姫様 とけなされてしまったわけですが。

日本でも、ドーフィンは日野ルノーほどは見かけず、少数派でしたね!

スタイルは、4CVのだるま型というか亀の子スタイルから大幅に改善されて、丸く柔らかいj曲線造形で、グレーのモデルなど、おフランスのお洒落全開で、

シックの塊みたいなデザインで、なかなかです。

実は、当時のルノー中型サルーンであるルノー・オンディーヌの形を小さくして、

ラジエターレスになったフロントを変えただけらしいのですが、オンディーヌより可愛いフェースに変身!

後部ドアとリアエンジンのサイド空気取り入れ口のデザイン処理に ギア のアドバイスを受けたとの事で、フロリドのデザインも大いにギアが関係してきます。

当時、ギアはマリオ・ボラーノとルイジ・セグレによって運営されていました。

 

さてさて、ルノーCEOがアメリカのフロリダのディーラに会った所、VWのカルマン・ギアが北米で大受けしているので、ルノーもそれに倣ってスポーツ風な車を出せ!!!! と言われ、

カルマン・ギアの成功を見て、ルノーもドフィーヌのシャーシーとエンジンベースで、

上物をスポーティーに変えたモデルを作る!・・ ルノー・フロリドの爆誕です!

 

デザインについては、多くの文献で ギアに在籍したピエトロ・フルアの作とされてきて、僕も50年近く信じてきましたが、近年、あれこれ当時の話が出てきて、かなり複雑な関係みたいです。(50年前に刊行の「世界の自動車 ルノー編」 二玄社刊

(あの高名な高級自動車画報・カー・グラフィックの出版社ですよ!) にはピエトロ・フルアのデザインと出ておりますが)

 

ネットで最新の資料を探索してみると、 ルノーで社長さんからミッションが下り、から 社内独自で、ドーフィンのスポーティーモデルである ドーフィンGT!!!!!

の計画が始動。その初期スケッチを見ると、基本的イメージは 生産型のフロリドにかなり近い感じがしますね!。

 

ドーフィンGTの雄姿!!!

 

さて、これからが面倒くさい話になるのですが、

 

1、 ルノーはこのスケッチを元に、ドーフィンのデザイン処理で相談に乗ってみたギアに実体化を依頼。

イタリアのデザインスタジオに頼むのがおおいに宣伝になるのと、

アメリカで受けるデザインにしたいという魂胆。

 

3、当時、ギア(セグレはクライスラーと親しい)とクライスラーは提携関係にあり、セグレが知り合いだったクライスラーのデザイナーである「鬼才 バージル・エクスナー」に相談した所、息子の エクスナー・Jrを

紹介され、声を掛けてた。 Jrはまだ空軍在籍中だったので、アルバイト??

 

バージル・エクスナーといえば、後にクライスラーで珍奇なデザインから名デザインまで、数々の作品を生み出した、アメリカ人カー・デザイナーでは最も高名な人物なのですが、Jrは息子です。

 

4、エクスナー・Jrのデザインスケッチは見当たらない・・・

フロリドのピンと張ったテールフィンとかはエクスナー・Jrの仕事?

結果として、丸ポチャなカルマン・ギアに比べ、かなりエッジの効いた新しいデザインになったのは間違いない。

 

 

5、で、エクスナー・Jrの図面を元に、ギアでプロトタイプを製作。

(その図面を見てみたい)

 

ここからが諸説あって、

 

従来の説

ピエトロ・フルアがギアのプロトタイプの設計・製作したという説

 

 

エクスナー・Jrが述べてる説

エクスナー・Jrは フロリドのプロトタイプの設計は自分がして、

ギアがプロトタイプと最初の1000台を製造したのち、ビジネスをピエトロ・フルアに引き継いだと述べてます。

 

 

当時の面倒な状況

フルアはギアの下請け仕事で、ドーフィンGTの2台(2種類)のプトロタイプを作ったが

費用をギアから払ってもらえず、ルノーからの返事ももらえず、しかたがないので、ジュネーブショーで独自に発表し、他のメーカーにデザインを売ろうかと企んでいたという説があります。 実際にショーで一般公開される前、ルノーの社長のドレイフェスが 会場でフルアの「ルノー・コンパーチブル」を見つけ、クレームを付けられたが このままフルアのデザインで公開するつもりと、ギアとルノーから無視された事情を説明。 ショーに同席していたギアのセグレは、ルノー社長のドレイファスから圧力をかけられ、問題解決へ。

で、次のパリ自動車ショーでは ルノーのブースで フロリドとして公開。

後のFiat850クーペと顔が似てるような気も・・・

 

 

参考

フルアはフィアットのデザイナーで、戦後に自分のスタジオを開設。

1952年から10年間、ギアと専属契約を結ぶ。

ギアはVWとも契約を結んでいたため、VWのライバルメーカーであるルノーの仕事はフルアに下請けに出してた可能性も高い。

後にルノー・カラベル(フロリドの後継)のデザイン訴訟でルノーから切られる。

 

さて、量産はおフランスのコーチビルダー ブリソノー・エ・ルッツの工場でショーソンによって製作されたとあります。

 

まあ、誰がどう設計してプロトタイプが作られたのかはっきりしないフロリドですが、

結果良ければ全て良しということで・・・

 

60'の香り満載!

 

 

フロリド50周年記念イベント  ブリジッド・バルドー様御用達

 

カルマン・ギアのお尻よりモダン!!! with バルドー様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コルベットC1のお勉強をすることに・・C1 中期型 1956,7 (3)

ここで、実際に作ってみようと思いついた、Corvette C1 1957 中期型のお勉強を始めた。

初期型がスポーツカーじゃなくて、スポーティーカーになってしまい、アンダーパワー、2速ATで 走る魅力が無かったせいか、初年度300台程度しか売れなかったのは、前回の通りで、それを挽回すべく、 エンジンを当時のGM最新鋭4,343ccV8 OHVエンジンをチューニングした上搭載という快挙 200馬力を超えた!!

いわゆる、スモールブロックの元祖らしい・・

僕は、アメ車のエンジンの詳細は大変うといので、勉強になりました。

最初はオプションだったけど、1957年には標準搭載らしい。

(Wikiで詳しく解説されてます)

ミッションも3速MTが選べるようになった!!!

 

 

ちなみに、初代C1は 1928年以来、改良しながら使いまわしてきた

ブルーフレームと称する3850cc 直列6気筒OHVエンジンは公称150馬力。

 

かなり、やるきまんまんで、スポーツカーらしくなってきたね!

 

ノーマルのC1 中期型 1957

この形のC1は、1956, 1957 の2年のみ!!!

 

 

マルーフレーシングのC1 中期型

 

 

 

で、C1後期 1958年から62年までは、フリントがヘッドライト4灯式になり、

かなり当時のエグイアメ車ライクな趣味の悪い顔に変身!

4灯になるだけで、こんなに変わってしまうんですねー!

あちらこちらのクロームメッキもマシマシです!!!!!

可愛い顔はどこに!w

(後期型のファンの方、申し訳ございません。単なる個人的趣味ですので・・気にしないで下さい)

このコルベットは、動力性能はどんどん向上してますが、デザイン再発見の道からは大きく外れて問題外!!ヘッドライト増やしただけど、見事欧州路線から転換です!

なので、コルベットC1後期型のお勉強はスルーということに・・・

 

 

 

 

 

コルベットC1のお勉強をすることに・・初代C1 1953 (2)

模型作りのベースとなるキット入手準備のかたわら、

いままで詳しく知らなかったコルベットC1の予習が始まった。

 

Wikiによれば、コルベットは、大戦後、GMが欧州スポーツカーをモデルにして、

アメリカ製のスポーツカーを作ろうというのが出発点だったらしい。

 まあ、それまでは、アメリカに欧州風のスポーツカーという車種は

存在してなくて、第二次大戦後、欧州に駐留していたアメリカの方々が、

ヨーロッパで乗って遊んでいた欧州小型車を持って帰って草レースしていたのが

アメリカの近代スポーツカーの夜明けらしい・・・

MG、TC,TF ジャガー XK120 とか、とか。

それで、米国メーカのナッシュが、欧州車っぽいツーシータースポーツカーを開発し、販売を始めました。中身は、英国のドナルド・ヒーレー。

当初1951年はイギリスのデザインのオールアルミボディー、1952からピニン・ファリーナがデザイン改良?してスチールボディー化・

サイドは典型的な当時の英国2シーター。 フロントのデザインが若干???

ナッシュ・ヒーレーの誕生・・・

 

ピニン・ファリーナデザインによるナッシュ・ヒーレー  マジ?

 

 

 

で、GMがそんな事を頭において誕生したのが、コルベット C1 1953 で、

ボディーはFRP,フレームは従来からあったXフレームを使用。

エンジンがアンダーパワーで、2速AT,それに加え、初めてのFRP量産車という事もあり、不具合多く、かなり売れていなかった模様。(初年度300台プラスα、次年度3640台で半分売れ残ったらしい・・次次年度700台 総計5640台プラスα)

そんな訳で、ピュアなスポーツカーになれず、スポーティーカーの誕生。

でも、実車数が少ないだけに、近年、コレクターカーとして値段がどんどん上がっております。

 

まあ、デザイン的には、フロントグリル以外は、奇跡的に当時のGMデザイン汚染を逃れ、クローム少な目で、クリーンは造形。

デザインは当時のGMのデザインの親分ハリ―・アール。

楕円形のヘッドライトカバーも大きな特徴で、実は、ヘッドライトカバーを外すと、

もっとスポーツカー風になります。

テールも、巨大なテールウイングを思いつく前だったので、

英国スポーツカー風のお上品な形状で、ツンと突き出たリアフェンダーに小さな、宝石のような赤いテールランプ。

クロームメッキとテールフィンの魔術師、ハリ―・アールのデザインとはとても思えません。(まあ、メッキフロントグリルはハリー・アールだね!)

サイドは、素直なバスタブ造形で嫌味なし。 FRP成型を考慮して素直な造形になったのでしょうか?

同年代の英国スポーツカーよりも、よりモダンなデザインですねえ。

走りは別として・・・。

 

 

 

 

 

 

 

荒井由美のアルバム 流線形’80に納められている

「 Corvett 1954」 のモデルです。

「君の細いつめのようなライトは流線形」ってやつです。

 

まあ、こっちのレーサー風のほうが良さそうに見えますが、とりあえずは、

コルベット C1 1957 で行きたいと思っております。

 

C1 初代は、MONOGRAM  1/25 と、AMT 1/24のキットが出ております。

 

 

デザイン再発見 コルベット C1 中期型に寄り道してしまう プラモ編(4)

アメプラ初心者 いよいよ購入編

 

さて、コルベットC1を作るぞーと思ってみたものの、

ネタとなるプラモデルを調達しなければいけない。

 

とりあえず、AMAZONで探してみるものの、さすがに現行製品としては出ていない。

まあ、そんなに売れるわけでないですよね。

 

ヤフオクとメルカリで探すと、多少でてるけど、小さな箱とランナーの写真だとよく分からない・・・

 

そこで思い出したのですが、自転車で40分くらいの所にある、住宅街のど真ん中、しかも、夕方からしか営業していない、時々遊びに行くプラモ屋さんの棚というか、梁の一番上の隙間に、こっそり、AMT だの、MONOGRAMだの、四角箱入りのアメ車のプラモデルが地味に埃っぽく積んであった記憶が!!!!!!

 

早速、週末の夕方、自転車を漕いでいってきました。

 

手の届きにくい棚の上にはアメ車のプラムが積んであって、コルベット発見!

MONOGRAM の コルベットC1中期 ストリート と称するモデル。2個

AMT のコルベットC1中期 ノーマル2個

MPC のコルベットC1中期 ストリート? 1個

 

MONOGRAMは縮尺が1/24

AMTは1/25 ????

 

いったい全体、1/25という縮尺は何だ?????というところから

アメプラへの道が始まりました。

(車は1/24が業界標準らしい・・・)

まあ、かって作っていたプラモは、1/72 , 1/48 の1次、2次大戦機ばかりで、

車のプラモは、当時キット出ていたタービンカーと、アメリカデザイン修行時代に

乗っていたDATSUN PIKUP 他数台のみ!

わからない事だらけ。

 

 

マルーフのコルベットみたいに、クロームのグリルを外してしまうので、

クロームグリル無しの箱絵になっている MONOGRAM C1中期を

購入しましたが、相当な長期在庫になっていて、シュリンク無という事で、当時価格で

購入させていただき、店主様には感謝感謝。シュリンクないおかげで、キットの中身を確認できたというのもラッキーで。

まあ、僕が買わないと、永遠に棚の上で惰眠をむさぼっているキットかもしれないし。

このキット、ラジエターが見えてる所が凄いけど、実用的には、虫、泥はねがつまったり、小石が当たって水漏れしたりとか、面倒そうだねー。

店主様からは、1/24  と 1/25 の由来を教えて頂き、

ついでに、古いモノグラムなので、今どきのタミヤ・フジミ のようなきっちりしたキットじゃないからそのつもりでね とのアドバイスも頂きました。

1/25にはプラモデルの由来も含めて理由があるので、ネットで調べてみてください。

 

 

 

若いころは、マルサンがオーロラをコピーした出来の悪いプラモばっかり作っていたので、

まあ、覚悟はできますww

 

当時、MONOGRAM といいえば、中学生には高値の花の高級精密模型キットで、

いまだに、当時版アメリカ海軍艦載機の再販キットが出てるとうっかり買ってしまいます。

 

 

ここまでがが最初の「一箱目」の購入由来です。

 

うづく

 

 

VW UP! 7年目もたってしまった感想(1)

忙しさにかまけ、すっかりおさぼりしているうちに、

7年も経ってしまった!!

 

あれから、たいしたトラブルも無く、リコールの連絡も無く、

欧州貧民車である僕のUp!は動いております。

 

他のオーナーの方の参考の為、これまであったインシデント?

のメモを挙げておきます。

 

1、ある日突然、シフトレバーを動かすと、ゴツン ゴツンと

衝撃が出るようになった事件。

 

VWのマニュアルを見ると、シフトレバーはプラスティック筐体の

シフトユニットと一体となっており、ユニット毎の交換になると判明!

 

ディーラーに聞いてみると、シフトユニットは十数万円はするとの事(泣

 

しばらく、シフトレバーの根本にゴムを当てがってごまかしていたが、

どこが悪いのか気になるので、オクで入手したほぼ新品同様のユニットに

交換してみる事にした。

 

(Up!は不人気車種なので、早く解体されてしまうらしく、程度の良い中古解体分が多くでまわり、しかも

安いというのは有難い限り。)

 

 

さて、古いユニットを分解してみました。

音の原因は、シフトレバー根本のOリングがへたって

位置がずれていた というそれだけの事・・・・

うまくやれば、上からリングこ交換とか直しは可能な感じで、

ユニットを交換する必要は無かったかも・・・

 

 

ユニットの中身は、小さな基盤一枚と、小さなマイクロスイッチが数個だけ・・

機械的な機構はシフトレバーを十字方向に動かす 球状のリンクだけ・・・

バラスと、元にスイッチ関係の部品が小さく、元に戻すのが微妙に難しいので、バラシての再利用はお勧めしません!

まあ、分解して修理することは前提にしてない模様です。

ちなみにVWのマニュアルにも、シフトユニットの中身の構造解説はありません。

 

というわけで、

シフトレバーがゴツゴツしだしたら

レバーが当たっているところにゴムを張り付けるか、

頑張ってレバーの根本のOリングの位置修正か、適当な

サイズのリング探して交換するのがお勧めのようですね。

 

 

まあ、そんな訳で たいした故障もなく、今日も元気に動いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザイン再発見 コルベット C1 1957(中期型)に寄り道(1)

そもそも、僕はアメ車のデザインにはあまり興味と関心は無かったというのがホントの所で、ちょいと興味を持ったのは、アバンティ とか、ローウィのデザインの息がかかったスチュードベーカーのような「工業デザインされた」アメ車とか、シェルビー・コブラとか、タッカーとか フラーのダイマクションカーとか、コルベアとか、理念的に共感できる個性的な路線のアメ車だった。

 

かって、工業デザイン原理主義少年だった頃のピュアーな僕は、

アメ車はクローム装飾の巨大なお化けで、機能に形が従う工業デザイン原理主義少年から見れば、まあ、戦うべき敵みたいな存在で、アート・センターなど、デザインをスタイリングに貶めた悪の巣窟だと思っていましたwww。

 

 

さて、最近はアマプラとかネトフリでアメ車のレストアコンテンツが多く、

ネットフリックスでは、カナダの田舎の脱サラレストアショップの番組であるラスト・バレー・レストーラーとか結構面白く楽しんでいるのだが、出てくるカナダ版のアメ車の種類とかウンチクにはあまり興味が無く(知らないことばっかりで結構難しいんですよ)、ショップのジャンクヤードに サンビーム・アルパイン(もしくはタイガー?)が2台放置してあるのが気になるとか、そんな楽しみ方をしている。

 

 

 

 

ネトフリで車ショップのコンテンツはそう多いわけではなく、カー・マスターズとか

とか見終わってしまって、(これはこれで工業デザイン的には面白い所もあって、

ついでに、カー・マスターズでは、コンスタンス・ヌネス姐さん という魅惑な女子メカニックも見どころ満点で

シーズン4で全部見た挙句、ヌネス姐さんのプライベートページもみつけ、

ハッピーでした。 押しのヌネス姐さん、かなりできるエンジン系のメカニック兼、

モデルをされてます・・・残念ながら既婚だそうです・・)

初代ムスタングを自分でレストアして乗っているとか、V8エンジンにやけに詳しいとか・・・

 

あ、話がずれてますが

 

で、

 

もっと車いじりのコンテンツは無いか(暴走・爆走系は除く)? と探索し、

見始めたのが マルーフ・ウエイ というロスアンゼルスの家族経営カーショップ

のコンテンツ。

基本的に、アメ車ベースのレースカービルダーというか、チューニング屋というか、

改造屋の親父が主人公で、奥様が経理、娘次女・末っ子がスタント・ドライバー兼モデル、

長女がメカニック兼レーサーの卵、長男・メカニック下働き という構成。

現地の業界ではかなりの有名人らしい。 

下の図は、親父さんから、エンジンの声を聴けばエンジンの状態がわかる と

伝授されているところ。

 

 

ドラッグレースと映画のカー・スタントの題材が多いのですが、その中で、ショップの親父さん(マルーフ氏)の師匠がかって組んでレースに出ていたコルベットC1を復活させるストーリーが6話目くらいに出てくる。

これを見て再発見したのですが、

フロントのメッキグリルなどを取り去ったコルベットC1 1957(中期型)

案外イケてるスタイルだったのだ。

この当時は、GMのカーデザインは、クロームメッキが多ければ多いほど良い という路線で、やりすぎてクライスラーに敗退w

1959に、大きなテールフィンを豪華に設ける路線に転じて大成功! という時代背景です。

 

 

C1 1957のメッキパーツをはぎ取ると、

当時の欧州のスポーツカーっぽい佇まい。

まるっこいフロントノーズに魚が口をあけているようなフロント。

アバルト・ザガート750 とか、とかフェラーリとかで見られる

小粋な丸まっこいスタイル。(サイズは大きいですが)

 

 

歯列矯正中の女の子が、矯正器具をはずしたら、すごいう美少女に変身というパターンですね。

まあ、コルベットC1のギラギラフロントグリルは歯列矯正っぽいとか

思ますが。

フロントメッキグリル外しは効いていて、ナイスなフロント。

 

 

こちら、マルーフのC1 コルベット 1957

 

 

横シルエットは、ヒーレー3000 とか、あの手のスポーツカーのラインで

実はアメ車ぽくない・・・

 

気になるのは、

ドラッグレーサーであること。

フロントグリルとサイドフェンダーのメッキモールがお下品なこと。

ステッカーもお下品なこと(まあ、ドラッグレーサーなので仕方ない??)

ボンネットの上に鎮座している四角い突起(エアスクープ???)がダサい。

イマイチな形のロールバー

 

こちらがノーマルのC1 1957

 

 

というわけで、気になる所を直して、メッキ取り去った、

欧州の香りがするコルベットのプラモデルを作って、

まあイメージを検証してみようと、

プラモデルを入手する所から どんどん話が横に逸れてしまって行くのです。

 

つづく

 

VW Up! ノート 

VW UP! 一年目のノートの続きで、お役立ちにVWサービスにあれこれ問い合わせた事柄を上げておこう。

 

1,エンジンからときどき聞こえる軽いノックキング風サウンド

 

納車後、早速、鎌倉の朝比奈峠まで走ってみたら、4,5速で時速40-50km程度を

アクセルペダルをあまり踏み込まずに走ると、エンジン近辺から小さな音で、カリカリというような

昔なつかしいノッキングしてるような音が聞こえたりする。

早速、サービスに行って、メカニック樣同乗の上確認していただいたら、音については、出てますよねと同意いただきました。 サービス工場でしばし待った後、かなりの希薄燃焼してる事もあるので、

その音は他のUPでもこんなモンです。という異常音ではないとの回答を頂きました。 本当だろうか___

 

2,ドアが完全に閉まってないでエンジンをかけると、平らな地面でも傾斜パーキング警告灯が点灯する。

 

これも、そういう仕様だそうです。 

最初は、傾斜センサーの異常か?? とか思いましたが、そんなセンサーは付いてないとの回答w。

ドアを完全に閉めると 警告は消えるのですがw.

 

でも、坂道、傾斜地でのオートブレーキが付いてるのだから、傾斜を検知するセンサーはあるはず??

UPの謎の一つかもw

 

3,自動クラッチ動作時に、ときどき、カシャン という作動バタつき音?がミッション付近から聞こえる

 

サービスで調べて貰ったら、まあ、「そんなもんです。 一応、オイル注しておきました」との事で、

まあ、ときどき、パシャン というか、カシャン というか、クラッチのプレッシャプレートが一瞬 遊んでなるような感じのサウンドは聞こえるのだが、こんなものなのでしょうか??

機械的な遊び音、打音は、してはいけないような気が・・・


 

4,フロントドア下のフレームの車内側の謎の穴が・・・・

 

何のための穴か、サービスに質問しても不明・・・

知人(ナロー・ポルシェレストアの大先生)所有の1年前のUP!(2014年)をチェックしたら、穴は空いていませんでした。

UPの謎です・・・w 誰かおしえてください!




 

さて、いじった所は・・

 

1, CDとラジオしか聞けないオーディオは USBメモリー、iPad, iPhoneが繋げる

オーディオに交換。

 

2,左足を水平な床に置かなくてはいけないので、足首が疲れ(辛い角度ですよ)

純正と称するアルミ製フットレストを取り付け。

これは、標準で装備するべきだとか思いますが。

付けたあとは快適そのものw


 

3,ボディー側面のドアの下の方に、先が鋭い横に長い突起ラインがプレスしてあり、

ここが、一番飛び出ているので、ぶつけやすい事を発見。

カーショップにてプラスチックのサイドモールを買ってきて、突起部に貼り付け。

この突起、板金屋の商売のために作ってるとしか思えないですよね。ww

 

4,スペアタイヤを積んでみた。w もともと、必死に軽量化しているUPに

スペアタイヤを積むのは犯罪に近いとか思うけど、スペア無しで、あの頼りのない

一時しのぎパンク対策キットを見ると不安そのものww

スペアと工具収納ケースは弟が後潰したVW ルポ から頂きました。

 

5,なんせ、最下層グレード車なので、水温計はシビアに温度が読めるモノが付いていない。

そのくせ、デジタルな外気温系は着いている。

以前のオペルでは夏の渋滞時の温度上昇によるエンジンの不具合に悩まされたので、

UPのエンジンの水温も、しっかり見たいのだけど、これは困った!!!

あま、自分のクルマの基礎体温を知るのは大切な事ですw.

 

かと言って、エンジンに水温センサーを新しく付けるのも面倒なので、

アレコレ探した末、EbayでECUのコネクターに接続するタイプの台湾製の水温計を発見。

早速購入して、二股コネクタに交換して読み出せるようにいたしました。

結果 私のアップの基礎体温は86度と判明! 渋滞などに入ると95度近辺で電動ファンが強力モードで回ります。

この水温計はエンジン切ると、エンジン切れた信号を受け取って自分も電源落とすタイプの

すぐれものでした。



 

あ、そういえば、Ebayにて、フロントガラスにプロジェクション型が出ていたので、

これも購入してみましたが、投影される全面ガラスに特殊なフィルムを貼る必要があり、

前が見難くなるのでNGで、しかも購入3週間目に壊れてしまました。


 

更に変えたい所は

 

1, 標準装備のスピーカーがチャチ過ぎて、音が こもる ビビル という状態なので、

マシなものに交換したいw

 

2, なんせ、最下級グレードを買ったので、ホイールが鉄プレスホイールに、チープな

プラスチック製のアルミホイールもどきホイルキャップw

 

これは、欧州貧乏大衆車の系譜としては、鉄板ホイールむき出し の方が恰好良いというもの。

困った事に、鉄ホイールが真っ黒塗装なので、ここは、昔(50年前くらいの昔)のVWとかルノーのように

グレーとかベージュにしたいんだけど、マスキング塗装するのが面倒なので、まだ未着手w

マチガッテも、実用に徹したゲタ代わりの欧州大衆車にアルミホイルなんか履かせてはいけないのです。

それに、安物のアルミホイールは 鉄板ホイールより重い といいうのは多々あることでw

 

3,出来ることなら、パワーウインドウじゃなくて、手動回転ハンドルにしたい・・・


 

VW up! 一年目の感想  貧乏欧州小型車の極みw!

気がついてみたら、20年目になるOPEL CORSA B から乗り換えて1年たってしまいました。

UPのオートマ?にも馴染んできて、かなり軽快に走っておりますが、

ここで1年目の印象をメモしておこう。

 

基本的に、もともと豪華装備とは無縁なクルマだけど、更に、何も余分なモノがついてないという仕様にしたので、本当にシンプルで、20歳を迎えたOPEL CORSA Bのほうが、豪華に感じられるという実態。

 

例えば、助手席のパワーウインドウのスイッチは、運転席側に無い とか

後席のマドは、隙間は開けられるけど、開閉できない とか

内側ドアロックノブは無い とか

オートクルーズはオプション とか

どうせなら、パワーウインド辞めて、ぐるぐる回す手動回転式にして欲しかった。

サイドミラーは自動おりたたみ無し! とか

標準装備のカーステはCDとFMメインで、USB、ipodとかのインターフェース無しで

簡単に入れ替えられない仕組み!!!

このゴミみたいなオーディオは、サードパーティー製のフロントパネルに交換して

入れ替えることになります。 オーディオより交換用パネルの方が高いのですが・・


 

よくよく見ると、かなり大胆な設計で、

リアゲートは一枚ガラス!!! (ブラジル製は鉄板ゲートらしい)

フロンドフェンダーはプラスティック製

ブレーキペダルも、なんとプラスティック製!!!!!!!!!!

騒音防止のアンダーコート無し!!!!

 

所が、

ボディー後半はシームレス・レーザー溶接で強度大幅アップ!!!

エアバックは助手エアバッグとサイドエアバックの4バック構成!!!

衝突安全性は ユーロNCAP(欧州規格)では最高の五つ星!

横滑り防止装置は標準装備!

衝突安全ブレーキも標準装備!!

 

つまり、豪華装備にはお金をかけずに、

安全装備と軽量化による性能アップにお金をかけてる所は偉い!

貧乏クルマですが、安全には日本製の豪華小型車よりも力を入れてますね。

ちなみに、タイミングベルトの交換は20万キロというのもいいですね!

エンジンルームもシンプル かつ 隙間が多く、

補機類は上から手を入れて楽に交換出来る配置!

(この点、OPEL CORSA B は悪夢でした)



 

で、運転すると、思いのか軽快にかっ飛んで走り、

高速100km巡航も非常に楽で

ひとかた前のポロよりも最高速度が高いとか・・・

か跳んでると、昔に乗っていたmini1000を思い出しました。


 

このクルマの場合、一番の争点が 自動クラッチ式オートマ機構で、

国産車のスムースなオートマに慣れてしまったドライバーに取っては

鬼門そのもの。

 

オートマじゃなくて、

クルマの中の小人さんが、クラッチを踏んで、えんやこら とシフトレバーを

いじってる というイメージです。

なので、ドイツ生まれの小人さん と仲良く慣れる人は スムーズに走れる

のですが・・・・。

 

経験上、一番危ないのが、セカンドあたりで ゆっくり なだらかなスロープに入った状況で、

登ってる途中で、いきなり 小人さんが シフトダウンしようと、クラッチを踏むので

一瞬、パワーロスして駆動力抜けてしまった イヤーな感じになり、

その直後、ドスーンとクラッチな繋がるという 慣れてないと 相当怖い状態です。

 

どう回避するか?  早い話が、スロープ登る前に、マニュアルにして運転すれば

いいだけですけどねw

 

なので、up!のオートマチックは、ドイツ生まれの堅物の小人さんアシストが付いているマニュアル車

であるというのが本当の所で、それを知っていれば、小人パワーの恩恵を

受けられる事は間違いない!。

 

1年目の結論として、 

この 小人さんアシストのチキチキマシンは、チキチキ度が高く、いかにも機械仕掛の

自動車って感じがよく、2年目に突入させていただきます。

 

安全装備が日本製豪華小型車より優秀って所もいいよね!


 

豪華なインテリアとゴージャスな装備がお好きな方には 絶対お勧めできませんがw



 

amazonプライムビデオで見る CSI;科学捜査班 シーズン1から4の楽しみ

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試しに見始めたら、CSI;科学捜査班 をシーズン4まで続けてみてしまった!

一気に見ていくと、シーズンを重ねていく中でのドラマの成長過程が見えてきて、
それが面白かったりしますね。 



科学捜査班 ファースト・シーズンは、シリーズの最初なので、あまり凝ったストーリーではなく、犯人をDNA鑑定と残留物質分析で割り出す という ストレートな構成が多く、
基本的には 犯人に科学的証拠をつきつけてて、そらみろ!!路線!
怪しいやつを追い詰めて行くので、安心して見れるかも。
 
ファースト・シーズンでは、お約束があり、一時間のドラマの中で、科学捜査班が同時並行に2つの殺人事件を2つのグループが捜査して解決していくというのがあって、シーズン4までこのお約束は続くのだけど、このまま最終シーズン(シーズン15 2015年終了)まで続くのかは、まだ先が長いのでわからない。この2件並行スタイルが当時としては斬新でスピード感もあるけれど、シーズン4ともなると、片方の事件の扱いが軽くなって密度が無い傾向もでてくる。

まあ、シーズン1では、登場する各レギュラー人物のキャラクターの説明っぽい部分とかもあるので、まずは導入編ですね。


さて、シーズン2に進むと、人気があがって来て、ストーリーも多少凝り始めてくる。
怪しいヤツのアリバイを崩す という方向ではなく、怪しいヤツは科学捜査の結果、怪しくなく、怪しくないやつが犯人という、ミステリー的に進化を始める。
シーズン2こ頃から、実は事故でした とか 自殺でした とか 犯人とわかってるのに、
物証が押さえられない とか、みもふたも無いエンディオングが見られるようになり、
なんか、普通の警察ドラマじゃなくて、おもしろいかもという雰囲気。
このまま、シーズン3を見ないとダメじゃないの と勢いがついきましたw。

いよいよノリが出てきたシーズン3!
シーズン3にもなると、最初の怪しいヤツは絶対に犯人じゃなくて、2番めの怪しいヤツも犯人じゃないという、路線。 こうなると、一番怪しくないヤツが犯人なのだが、話の最初に出てこない人物だったりするので、ズルイ限り。
シーズン3の特徴は、まあ、猟奇的 とか、バラバラ とか欲望の果てに みたいな事件が増加してきて、非常に刺激的な方向も。
北米での放送で、シーズン1,2、3と視聴者数が増えたのも納得です。


ディープに面白くなるシーズン4
シーズン4の第一話の一番最後、事件が解決してないじゃん と思った矢先に
To be Continued  続く  のテロップが!!
あー、やったね!
ストーリーの大型化が進んで、密度が濃くなってきましたね と喜んだら、
1,2話のみでした。
つづく は 北米では受けなかったんですね。


シーズン4は、ストーリーの結末が、みもふたも無い結末が多く、後味の悪さが最好調。
勘違いで殺人、自殺、事故 偶然 等々、日本の警察ドラマでは考えられれない、
すっきりしない終わり方が多く、ここが新鮮! サイコパス、カルトっぽいのももれなく登場。
登場人物のキャラクターもはっきりしてきて、味わいもw.
CSIでの ドラマの作り方のお約束がある仲で、同時並行事件のシーンの入れ替えカットを
早くしてみたり、ドラマの作り方も、毎回新鮮さを感じさせる様な変化を与えたり、
人気の秘密がかい間見えるようですね。

さて、これからシーズン5に入るますが、CISは シーズン5が最高視聴者数を叩き出しているので、期待!!!














おフランス映画で学ぶ、カワイイおばちゃまのファミリーカーの選び方

おフランス女優、カトリーヌ・フロは、舞台女優 しかもコメディー という
円熟して美味しくなる女優さんで、まあ、芸達者なのです。

そのフロが主演した、地上5センチの恋心 というラブコメがあって、
まあ、おっさん男子の私としては、見るのに抵抗があったのですが、
実際見てみると、かなり面白かったという印象です。

ベルギーのフランス語圏の町が舞台で、 夫と病気で死に別れ、娘と息子と三人で
アパート住まい。デパートの売り子の仕事をしていて、夜は内職という
女の太腕一本でがんばてるおばさん オデット役

娘は、ニートで、アパートにバイク放浪中の男を連れ込んで同棲中・・・
息子は、美容師ですが、ホモで、部屋にいつもイケメンを連れ込んでる という
日常・・ww

オデットの唯一つの楽しみは、ある作家の本を読むことで、
実際に、その作家にサイン会で会ってしまうことから、大人のお伽話のようなすストーリーが始まるわけです。

さて、その地味で実はよく見ると可愛くて美人なオデットとニート娘とホモ息子一家が、
ベルギーの田舎の海岸で家族で遊びにいときに、
登場したがのが 黄色いルノーR8!!!

映画の設定では、現代の話なので、あきらかに、古いルノーが選ばれたわけですね。

小さいフランスの小型車から選ぶと、4CV, ドフィーヌは古くすぎるし、
ルノー キャトル は 農家のオバサン風になるし、
ルノー サンク は モダンすぎるし、

まあ、ノーマルの貧乏臭くてオシャレなR8が 最適な選択。!



日本ではR8ゴルディーニしか知られてませんが、
生活感ただようオシャレレトロで地味な車ったら、ノーマルR8につきますね。


ベルギーでは、まだ おばちゃま が運転する R8が走っているのでしょうか??

終盤で、オデットは、女はつらいよ 寅さん的 決断をするのですが、
映画はハッピーエンドで終わります。安心して見てね!


すぐに踊りだしちゃうノリのオデット



地味なルノーR8 かなり好きな車です。60'sのおフランスの香りプンプン。
ラリーカーじゃなくて、ファミリカーですからね!