コルベットC1のお勉強をすることに・・初代C1 1953 (2) | ektarのピントグラスな日々・デザイン備忘録

コルベットC1のお勉強をすることに・・初代C1 1953 (2)

模型作りのベースとなるキット入手準備のかたわら、

いままで詳しく知らなかったコルベットC1の予習が始まった。

 

Wikiによれば、コルベットは、大戦後、GMが欧州スポーツカーをモデルにして、

アメリカ製のスポーツカーを作ろうというのが出発点だったらしい。

 まあ、それまでは、アメリカに欧州風のスポーツカーという車種は

存在してなくて、第二次大戦後、欧州に駐留していたアメリカの方々が、

ヨーロッパで乗って遊んでいた欧州小型車を持って帰って草レースしていたのが

アメリカの近代スポーツカーの夜明けらしい・・・

MG、TC,TF ジャガー XK120 とか、とか。

それで、米国メーカのナッシュが、欧州車っぽいツーシータースポーツカーを開発し、販売を始めました。中身は、英国のドナルド・ヒーレー。

当初1951年はイギリスのデザインのオールアルミボディー、1952からピニン・ファリーナがデザイン改良?してスチールボディー化・

サイドは典型的な当時の英国2シーター。 フロントのデザインが若干???

ナッシュ・ヒーレーの誕生・・・

 

ピニン・ファリーナデザインによるナッシュ・ヒーレー  マジ?

 

 

 

で、GMがそんな事を頭において誕生したのが、コルベット C1 1953 で、

ボディーはFRP,フレームは従来からあったXフレームを使用。

エンジンがアンダーパワーで、2速AT,それに加え、初めてのFRP量産車という事もあり、不具合多く、かなり売れていなかった模様。(初年度300台プラスα、次年度3640台で半分売れ残ったらしい・・次次年度700台 総計5640台プラスα)

そんな訳で、ピュアなスポーツカーになれず、スポーティーカーの誕生。

でも、実車数が少ないだけに、近年、コレクターカーとして値段がどんどん上がっております。

 

まあ、デザイン的には、フロントグリル以外は、奇跡的に当時のGMデザイン汚染を逃れ、クローム少な目で、クリーンは造形。

デザインは当時のGMのデザインの親分ハリ―・アール。

楕円形のヘッドライトカバーも大きな特徴で、実は、ヘッドライトカバーを外すと、

もっとスポーツカー風になります。

テールも、巨大なテールウイングを思いつく前だったので、

英国スポーツカー風のお上品な形状で、ツンと突き出たリアフェンダーに小さな、宝石のような赤いテールランプ。

クロームメッキとテールフィンの魔術師、ハリ―・アールのデザインとはとても思えません。(まあ、メッキフロントグリルはハリー・アールだね!)

サイドは、素直なバスタブ造形で嫌味なし。 FRP成型を考慮して素直な造形になったのでしょうか?

同年代の英国スポーツカーよりも、よりモダンなデザインですねえ。

走りは別として・・・。

 

 

 

 

 

 

 

荒井由美のアルバム 流線形’80に納められている

「 Corvett 1954」 のモデルです。

「君の細いつめのようなライトは流線形」ってやつです。

 

まあ、こっちのレーサー風のほうが良さそうに見えますが、とりあえずは、

コルベット C1 1957 で行きたいと思っております。

 

C1 初代は、MONOGRAM  1/25 と、AMT 1/24のキットが出ております。