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パート紹介シリーズ その10 ~パーカッション~

こんにちは、パーカッションの清水です。
パーカッション=打楽器です。
一発で曲の雰囲気をガラリと変えたり、味をつけたりと、とても楽しい楽器です!
 
ブラームスの交響曲第3番にはティンパニが登場します。太鼓が2つ並んでるやつです。
場面転換のきっかけになったり、縁の下から全体を支えたり、出番は少ないながらも活躍しますので、
どうぞ2つの大きな太鼓にもご注目ください。
 
出番は少ないと書きましたが、この曲、2・3楽章はタチェットといって音符がありません。
そんなタチェット楽章も、私にとってこの曲の楽しみの一つです。
美しく穏やかな旋律をゆったり聴いていられるのはいいものですね(^^)
 
第20回演奏会、パーカッションパートは写真の4名でお送り致します。
ティンパニにとどまらない、打楽器の音をお届けすべく準備しておりますので(!)、
ぜひぜひ12月2日は三鷹市公会堂へお越しください!

 

 

 

弦楽五重奏曲

こんにちは。
室内楽で第2バイオリンをやらせていただく西浦です。
今回演奏させていただく、「シューベルトの弦楽五重奏曲」について紹介させていただきます。
弦楽五重奏といえば、通常は「弦楽四重奏+ビオラ」とすることが多いのですが、
この曲は「弦楽四重奏+チェロ」となっており、チェロを2本にすることによって、重厚かつ安定感のある響きを作り出しています。
この響き、個人的にはかなり気に入っています。
 
この曲はシューベルトの最晩年の曲になりますが、それゆえ情感が深く多彩なものになっており、聴きどころ満載の名曲だと思います。
特に第2楽章は、天上の世界を表現しているかのような安らぎと幸福感があり、世界的に有名な指揮者の葬儀で演奏された曲でもあります。
中間部は、それとは真逆の俗世間に生きる人間の苦しみや葛藤が表現されており、その対比もこの楽章の魅力だと思います。
また第4楽章は、とても明るく楽しいのですが、最後の最後でそれまでのすべてを変えるような驚きがあります。
装飾音符 1つあるだけで、その曲全体の解釈を考えさせられるのは、シューベルトの魔術といえると思います。
 
それでは最後に、今回この曲を演奏させていただくメンバーの意気込みを紹介させていただきます。(敬称略)
 
第1バイオリン 野村真奈人
こんなに素晴らしい曲が50分で終わってしまうなんて。いつまでも弾いていたい。
 
第2バイオリン 西浦丈
この曲を演奏できる幸せを味わいながら演奏したいです。
 
ビオラ 宮岡麻由子
ヴィオラ歴20年になりますが、最近やっとヴィオラってこんな楽器なんだ!と気づいたような感じです。
自分が曲を通じて感動したように、音楽が素敵だということをお伝えできれば嬉しいです。
 
第1チェロ 相原一輝
私達のこの曲を弾く感動を、少しでも共有してもらえるよう頑張ります。
 
第2チェロ 佐渡慶一郎
心を込めて演奏します。
 
是非聴きにいらしてください。
 

 

 

新しい発見

こんにちは、今回初参加のコントラバス 保坂瑠璃です。
 
私は大学2年生で、全体でも現役生の中でも最年少ということもあり、
いつかブログを書くかもとそわそわしていたら本当に回ってきてしまいました笑
頼まれてしまったのでちゃんと書きますね。
 
本番1週間前となった先週の日曜日はtuttiを行いました。
最初に全体で気になる点を摘んでから、初の通し練をしました。
 
普段現役の練習しか出ていない私にとってOBオケは練習が少ない、日曜日に練習があるという新しい環境でした。
週3しか練習していなかった私にとって日曜も楽器を弾くというのはかなり新鮮でした(楽器も大きいだけに、、)。
 
しかし休日を使って楽器と向き合うと、やっぱり自分はコンバスを弾くのが好きなんだなと改めて感じます。
また普段と違う人と演奏すると、この人はこんな風に演奏するのかと新しい発見もあります。
 
ただ一つ言えるのはまあコントラバスって運ぶの大変ですよね……
会場まではゴロゴロ転がして楽器を運ぶわけですが、
毎回電車に乗るたびになんでこんな楽器を選んでしまったんだろうと思ってしまいます笑笑(これは一生付きまとう悩みなわけですが)
 
話がズレてしまったので元に戻しますが、
EGKで一つの音楽を作ろうとするためには、学生の私だけでなく多くの社会人の方々が、
このEGKのために時間を割いて練習をしてきていると思います。
皆さん早稲フィルを卒団しても音楽が好きで、一つの音楽が作りたいと思ってるからこそ、
こうしてオケに参加しているのではないでしょうか。
 
だからこそ、この前の練習で野村さんが言っていたように
「自分たちが楽しむためにやる」
と思って演奏するのはとても大事なことだなと思いました。
もちろん今週末の本番を聴きにきて下さる方々のために向けて演奏しますが、
自分たちが楽しくやれば、より私たちの作りたいブラームスが伝わると感じました。
 
練習当初はテンポや入りのタイミングが難しく周りをみる余裕なんてなかったのですが、
練習を重ねるにつれて少しずつ色んな音に耳を傾けることができました。
本番もそんな余裕を持って楽しく演奏できたらいいなと思います。
また個人的に初めて演奏するコンバスの人も多いので、すごく楽しみです!!
 
改めてこのような機会を下さった平尾さん、そして野村さんありがとうございます。
 
12/2(日)は三鷹市公会堂でお待ちしておりますので、ぜひお越しください!!!
 

 

 

 

パート紹介シリーズ その9 ~トロンボーン~

こんにちは!
トロンボーンの竹川です。
 
今回の演奏会では、35期から40期のメンバーでブラームスに臨みます。
この並びでオケに座るのは初めてで、練習が始まった時期から、本番が近くなった今まで、
毎回の練習で可能性を感じられてとても楽しいです。
 
ブラームス3番の中で、トロンボーンの出番は1,2,4楽章です。
様々な場面でハーモニーの鍵を握ります。
 
トロンボーンは3本でひとつ、とよく言われます。
神の声とも言われます。
ブラームスは特にその要素が強く、譜面は簡単そうに見えても実際に音を出すと非常に難しいです。
楽譜に書いていないことを沢山しないといけません。
前回の練習では「3本で1本に聴こえるようにするには、3人とも別々のことをするんだよ。」と話しながら合わせていました。
 
ただ、難易度が高いと言いながらも、ブラームスにおけるトロンボーンのハーモニー感が、私はこの上なく好きなのです。
温かくて、深くて、重々しくて、神聖で、光のようで、優しくて…そんな音を、皆様にお伝えできるよう頑張ります。
 
ぜひ、12月2日、光のホールにお越しくださいませ♪
お待ちしております。
 

 

 

コントラバスのすばらしき可能性

こんにちは。Cbの馬島と申します。
今回は、コントラバス・アンサンブル「コンバース」のご紹介です。
 
オーケストラでは一番低い音を担当し、弦楽四重奏には入れてもらえない、そんなコントラバスですが、
「コンバース」はメロディからベースまで、コントラバスだけで演奏します。
 
バイオリンは弦をびよんびよんに緩めるか、どうにか楽器を大きくするかしないと低い音は出せませんが、
コントラバスは低音はもちろんのこと、奏法次第で高い音もどこまでも出せる、
理論上はオーケストラの弦楽器の中で最も音域の広い弦楽器でして(アンサンブル向きですね!)、
本アンサンブルではそんなコントラバスのすばらしき可能性にチャレンジしております。
 
オーケストラではなかなか聞こえないコントラバスの音色を味わいつくしていただければと思います。
 
クラシックから少し離れて、皆さまに馴染みのある曲もお届けしますので、ぜひお楽しみください。
ご来場お待ちしております。
 

 

 

【動画】コンバース「真田丸」のテーマ ~昨年の第19回EGK演奏会より~

昨年の第19回EGK演奏会の動画、第6弾!
コントラバス・アンサンブル「コンバース」より「真田丸」のテーマです。

 

「この曲はコンバース史上、最難関の超絶技巧曲でした。」(1st奏者より)

(まあ、本来Vn.ソロの曲ですからね。。)
 
YouTubeでも公開中です(^^)/

https://youtu.be/e-YYbubcQjY

 

 

パート紹介シリーズ その8 ~2ndバイオリン~

小学6年生の子どもに「EGKのパー練へ行ってくる」と言ったところ、「ぱーれん???(笑)」という反応。
「ぱーれん」という言葉を初めて聞いて、しかもなぜかツボにはまっている様子。
 
ぱーれん。
パート練習の略です。
「パー練」とか「P練」と書きます。
私たちはセカンドバイオリンなので、私たちの「パー練」はセカンドバイオリンだけの練習です。
 
学生の頃は週に4回の練習日があり、最小単位の練習といえばパー練だったのですが、
社会人になってから入団した市民オーケストラは週1回の全体練習のみであるため、
パー練の存在を長い間忘れておりました。
 
ということで、実に20数年ぶりのパー練!(年齢が予想できてしまいますね…)
 
セカンドバイオリンの最高権力者(トップと言います)のうめちゃんを中心にぐるっと半円状に椅子を並べて練習開始です。
 
うめちゃんは「いち(とー)にー(とー)」と拍を数えてくれるので私たちも一緒に数えて弾き始め、
譜面に書かれている音符の長さを確認したり、音程を確認したり、
はっきりした音にしたいのかほーっと透き通るような音にしたいのかなど表現の統一をしたりしていきます。
 
バイオリンは、弓の先の方で弾くのか?元の方で弾くのか?弓に圧力をかけるのか?弓の毛3本くらいしか使わないイメージで弾くのか?
といった弓の使い方によって音の質が変わるので、うめちゃんの指示に従ってみんなでそろえていくのです。
 
もしもパー練をやらなかったら?パー練に出席できなかったら?
その時はトップの弓の使い方を後ろから凝視して、同じ位置で弾くようにしていきます。
そのほか譜面に「先弓」(弓の先で弾くこと)、「とばす」(弓を弾ませて弾くこと)などと書き込みをして、忘れないようにします。
 
パー練がなくても集中力でカバーすることはできますが、今回はパー練によって弾き方だけでなく気持ちもパート内でまとまったはずです。
本番の演奏ではセカンドバイオリンの団結力にもぜひご注目ください!
 

 

 

たかがセカンド、されどセカンド

皆さん、こんにちは!
トロンボーンパートのきどみほです😊
 
たまに早稲フィル内部の人にも、『きどみほって本名なの??』と真面目に聞かれることがあるのですが、
歴とした本名です笑笑(漢字で書くと城戸望帆)
これを機に覚えていただけると幸いです🙇🏻‍♀️笑
 
私は現在大学4年生で、EGKには初参加です。
今回はブラームス交響曲第3番で2ndトロンボーンを担当しています。
 
ブラームスの交響曲では、トロンボーンのハーモニーがとても重要視されます。
中でも2ndはハーモニーの要といえる存在なので、実は重要な役割を担うパートなんです。
1stと3rdの仲介のような位置にいるので、音程、音量バランス、音色などなど考えることがたくさんあり、意外と大変です。
 
私は、今までオーケストラの中で2ndトロンボーンをあまり経験してこなかったので、
本当にこの2ndの難しさに全く適応できておらず、毎回ヒィヒィ言いながら悪戦苦闘しています笑
 
ですが、一方でその分、毎練習で新たな発見、課題を見つけることができ、とても充実しているのも事実です。
2ndトロンボーンを経験して良かったと思っています(まだ終わってないですが笑)。
 
そして、本番まで残り9日とせまった11月23日(金祝)は、かつしかシンフォニーヒルズにて管・打楽器分奏でした!
9:30~15:00というなかなか長時間の練習でしたが、細部まで管・打楽器のみで練習できる非常に貴重な機会でした。
普段のtuttiの時よりも他の管楽器の音がよく聞こえ、それぞれがどんなことをやっているのか、どんなふうに演奏しているのか、把握できたのがとても良かったです。
管・打楽器は弦楽器に比べ出番の少ない楽器ですが、本番の演奏ではまとまった迫力のある音をお届けできればと思います!
そして是非、最後方にいるトロンボーンパートのハーモニーにもご注目ください♪
 

 

 

弦練

こんにちは。
VCパートの小高です。
 
だんだんと、寒さが厳しくなってきましたね。
副都心線の渋谷駅の発車メロディーがジングルベルになっているの、皆さまご存じでした??
クリスマスの近づきを感じますね
そんなクリスマスより、もっともっと近くなっているのが、EGK本番です!
 
さて、先週18日の練習では
管打楽器なしの、弦練を行いました
 
管打がいない分、いつもは弦楽器が何をしているか
よく聞こえにくいところも聞こえて楽しい反面、
ごまかしがきかない、なんと恐ろしい練習でしょう
 
弦練では、音程や音の長さ、音の形などなど、丁寧な細かい練習が行われましたが、
こういった細かいパーツパーツの大切さを
改めて感じさせられました
 
注意しなければならないことが多すぎて
頭が溢れそうですが、
(不注意なことが多くて猛反省)
なんとか頭を整理して、丁寧に音楽に向き合っていきたいと思います!
 
 
 
写真はVC同期の向江くんと。
(ミラーに映ってるの分かるかな?)
弦練に必死で、練習風景を撮り忘れる失態(^-^;
 

 

 

パート紹介シリーズ その7 ~フルート~

霧吹き、ホラ吹き、ふえ吹きのいずれかに相当するパートを紹介させていただきます。
Flは地理的にオーケストラという島の中央に位置し、
時として、2nd VnやVcから領土を侵食され、
後ろからはCl、左右からはObやHrといった勢力から攻撃を受け、
地政学的リスクを常に抱えながら何とかオーケストラの中で生きながらえております。
 
そんな存在感の全くない楽器が挑むブラ3という曲の中で、
ほんの少しでもFlの音を拾っていただけましたら幸いに存じます。
昼下がりのご睡眠へと誘導できるような音をお届けできましたらと思っております。
 
音一輪 ほころびにけり 昼下がり(写真は現在のパート員の力関係を示しております)。