パート紹介シリーズ その8 ~2ndバイオリン~ | EGKオフィシャルブログ

パート紹介シリーズ その8 ~2ndバイオリン~

小学6年生の子どもに「EGKのパー練へ行ってくる」と言ったところ、「ぱーれん???(笑)」という反応。
「ぱーれん」という言葉を初めて聞いて、しかもなぜかツボにはまっている様子。
 
ぱーれん。
パート練習の略です。
「パー練」とか「P練」と書きます。
私たちはセカンドバイオリンなので、私たちの「パー練」はセカンドバイオリンだけの練習です。
 
学生の頃は週に4回の練習日があり、最小単位の練習といえばパー練だったのですが、
社会人になってから入団した市民オーケストラは週1回の全体練習のみであるため、
パー練の存在を長い間忘れておりました。
 
ということで、実に20数年ぶりのパー練!(年齢が予想できてしまいますね…)
 
セカンドバイオリンの最高権力者(トップと言います)のうめちゃんを中心にぐるっと半円状に椅子を並べて練習開始です。
 
うめちゃんは「いち(とー)にー(とー)」と拍を数えてくれるので私たちも一緒に数えて弾き始め、
譜面に書かれている音符の長さを確認したり、音程を確認したり、
はっきりした音にしたいのかほーっと透き通るような音にしたいのかなど表現の統一をしたりしていきます。
 
バイオリンは、弓の先の方で弾くのか?元の方で弾くのか?弓に圧力をかけるのか?弓の毛3本くらいしか使わないイメージで弾くのか?
といった弓の使い方によって音の質が変わるので、うめちゃんの指示に従ってみんなでそろえていくのです。
 
もしもパー練をやらなかったら?パー練に出席できなかったら?
その時はトップの弓の使い方を後ろから凝視して、同じ位置で弾くようにしていきます。
そのほか譜面に「先弓」(弓の先で弾くこと)、「とばす」(弓を弾ませて弾くこと)などと書き込みをして、忘れないようにします。
 
パー練がなくても集中力でカバーすることはできますが、今回はパー練によって弾き方だけでなく気持ちもパート内でまとまったはずです。
本番の演奏ではセカンドバイオリンの団結力にもぜひご注目ください!