憧れオケ
1stヴァイオリンの山田です。
EGKには初参加です。
今は本番が終わった直後の日々をのんびりと、少し寂しく過ごしています。
実は何年か前からEGKのチラシとプログラムを作るお手伝いをしていたのですが、
今回、大好きなブラームスの3番を演奏するということだったので、
コンマスの野村さんにお願いして、乗せていただくことになりました。
EGKは客席で聴いていたころから、
コンサートという「場」も「音楽」そのものも、とても丁寧に熱く作り上げていくオケだなという印象がありました。
お客様ひとりひとりに対しても、指揮者・コンマス自ら、とても丁寧に接するし、メンバーも丁寧に決めていく、
そして音楽は本当に聴いていて楽しくて、2~3ヶ月しかない練習期間でどうしてここまでの完成度のものが作れるんだろうといつも思っていました。
音響に難ありと言われているホールでさえも、その地の不利など意に介さないような熱演と完成度の高さは印象的でした。
なので、チラシ作りを頼まれた時に、人に寄り添うような、でも丁寧なものを、
平尾さんと野村さんがこのオケのためにやっていることを私がデザインに反映しようと思い、
このタイトルロゴを作ったのでした。
ある明朝体を手描きでトレースしただけのシンプルなものですが、
書体の美しさが出つつも、ハンドメイド感が絶妙に残るように、何パターンか作って、
綺麗な部分だけをつなぎ合わせて作りました。
その時その時の曲目に合わせたイメージの写真を使い、
写真がないときは知り合いのカメラマンをご飯で買収して撮ってもらったりなど笑。
今回乗せていただいて、業者/来場客として見ているものとは別のオケの顔を多く見ましたが、
中に入ってみて、「あのデザインにして正解だった」と思いました。
デザインに関わるからには自分が一番「対象のファンでいたい」というのが私の仕事の信条ですが、
そのものといえるものを作れて良かったなと安心しています。
平尾さんと野村さんは団員に対しても本当に丁寧で、練習後のフォローメールもまめで、気遣いに溢れていました。
「安心して暴れて弾いてください」と本番近くなってメールが来ましたが、
何かと暴れ弾きをしがちな1stの面々をこんなにやる気にさせてくれる後押しの言葉があるだろうかと(笑)。
前に立つ二人から、引っ張っていただくのみならず背中を押してもいただき、
これは応えるためにも全力で楽しもうと、その時心に決めたのでした。
本番は先週の日曜日のこと、10日しか経っていませんが1ヶ月くらい経ってしまったようにも思います。(注:本記事執筆時点)
怒涛の時間で、憧れオケだったEGKのあの熱演の中に自分が居たのだなあと思うと不思議な気がします。
すっっっっごく楽しかったので、また乗れたら嬉しいです!
社会人としてのEGK
こんにちは、チェロの細田です。
12/2(日) 第20回EGK演奏会に足を運んでくださったみなさま、ご来場誠にありがとうございました。
わたしは、昨年は”学生”でしたが、今年からは、”社会人”になりました。
社会人って。。。ほんとうに素晴らしいなあと思っております。
な
なにがすごいって。。。
平日朝から夕方まで会社で仕事をこなし、家族のいる方は休日も含めて家族を支えているということです。
が
今回、EGKに参加して、EGKで演奏している社会人の方々がますます素敵に思えました。
く
平日忙しくしていても、休日には時間を作って、オーケストラに参加するために集まってくるのです。
そして、どの方も音楽に向き合って生き生きと楽しそうに演奏しているのです。
て
わたしは社会人1年目でまだまだ会社のことも、未来のことも、ほんの少ししかわからない状態ですが、
就いている仕事は様々でも、
音楽を趣味として仕事と両立している先輩方がこんなにもたくさんいるということを改めて認識しました。
す
自分も何であれ「趣味」という心の休まる場所を、いつまでも持ち続けていることの大切さを先輩方から学ぶことができました。
み
もしかしたら、人によっては「趣味」という言葉ではおさまらないかもしれませんね。
ま
実は会社の同僚(上司)がお嬢さんをつれて演奏会に来てくださりました。
後日会社にて「趣味があっていいね!とっても楽しかったよ!これからも続けてね。」と仰っていただけました。
せ
社会人になっても楽しく生き生きと演奏している姿をお見せすることができ、ひとりの観客の方に素敵に思っていただけて、今回のEGK演奏会は大成功です!
ん
今年もわたしにとって楽しい場所を提供してくれたEGKに感謝します。
さて、EGKでエネルギーチャージしたので日々のお仕事も頑張ります!!!
チェロ 細田
『ブラ3』
1stVnの石川です。
EGKの皆さまとは2014年より、5期連続でお世話になっております。
12/2(日)の本番から既に3週間が経ってしまいましたが、改めまして、
室内楽、コンバース、オケに出演された皆さま、大変お疲れさまでした。
また、裏方など出演されないでお手伝いに徹していただいた方々へも感謝
申し上げます!
今回のオケでの演奏曲、ブラームス交響曲第3番は、ブラームス4曲の
交響曲のなかで1番演奏頻度が少ないと言って良いと思います。
最初の合奏の日に、「ブラ3初めて演る人!」とマエストロ平尾が
聞いたところ、やはり、かなりの皆さんが手を挙げていたことからも
それがわかりました。
特に、1楽章は合わせるのが難しいという事もあり、当初は四苦八苦して
いたのが、本番近くになって、いい形になって仕上がっていきましたね。
自分にとっては、それこそオケ歴だけでいえば、1987年12月の演奏会以来なので、
30年超、また巡り合わせなどから、ブラームスの交響曲を結構弾かせていただく
機会に恵まれ、個人的には5回目。ただ、1stVnはまだ2回目だったので、至る
ところでのハイポジションや聴かせどころにどう対応したら良いかなど自分なりに
考えることができた良い機会だったと振り返っています。
今シーズンの練習は、たびたび休んでしまうことがあり、ご迷惑をおかけして
しまったこととその分「反省会」に出られなかったことが申し訳なかったかな(笑)
でも、その反省会で、自分たちの代(12期)が卒演で「ブラ3」を演奏、しかも
会場もこの「三鷹市公会堂」であったことを思い出しました!
現役期間中でブラームスの全交響曲を演奏できたのは12期だけだと思います(^^♪
個人的には、まだ演奏したことのない曲や再演でもやりたい曲がたくさんありますが、
21回目以降、どういった曲に取り組んでいくのか非常に楽しみです。
また、幅広い年代(自分がその一端なのですが(^^;))ともご一緒にさせていただく
ことも、嬉しい限りです。
来シーズンも都合のつく限り、ご一緒させていただくようよろしくお願い致します!
12期 石川達也
年に1回の演奏活動
こんにちは。
ビオラパートの平田です。
先日、12月2日(日)、無事に第20回演奏会を終了することが出来ました。
演奏会にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。
私は1年に1回、このEGKの場でのみ演奏活動をしています。
毎年、久しぶりに楽器を持つため、演奏会前は楽しみな気持ちと不安な気持ちがぐちゃぐちゃになり、
不安な気持ちで押しつぶされそうになります…
ですが、本番で実際舞台に立ち、舞台上から眺める客席のお客様や、ビオラパートから見えるオケ全体の景色などをみると、
なんて表していいかわからないのですが「やっぱりオケっていいなぁ」と思えます。
これだからオーケストラはやめられません!(笑)
また、今年のシーズンは、代表である野村さんの言葉にも精神的に救われた部分がありました。
11月30日のブログにも載っていますが、
「なんでやっているかといえば自分が楽しいから」
「我々はプロではないため、他人に聞かせるためではなく、自分のためということを第一に考えて音楽をやっていい」
「自分たちがいかに楽しめるか」
という野村さんの言葉がありました。
社会人になると、どうしても学生時代に毎日オケに打ち込んでいた時よりは練習量が減ってしまいます。
私もどのように演奏会に向けて取り組んだらいいのか悩んだ時期がありました。
しかし、この言葉を聞いて、改めて自分が音楽を楽しんでやっていいんだ、
自分が楽しむために音楽をやっていいのだ、と思うことができました。
客席から、私たちが精一杯楽しんでいる雰囲気を少しでも感じていただけのであれば幸いです。
今日で来年の演奏会まであとちょうど300日らしいですが、
また来年も楽しみたいと思います。(笑)
EGKで見つけたもの
今シーズン2度目の登場、Tbパートのきどみほです️
マエストロから命を受けまして、僭越ながら2回もこちらのブログに記事を書かせていただけることになりました、ありがとうございます🏻♀️
本番を終えて、また今シーズン全体を振り返って…とのことだったので、
今回EGKに初参加した者として感じたことを、率直に書かせていただきます。
私が今回EGKに初参加して思ったのは、
【EGKは一回の練習をとても大切にするオケであること】
そして、
【音楽への情熱に溢れているオケであること】
です。
EGKはアマオケなので、毎練習に団員全員が集まれるわけでもありませんし、
初回tuttiから本番までの期間が約2ヶ月半と、かなり短い練習期間で曲を仕上げてきました。
そうした環境下で、マエストロの平尾さんを筆頭に曲のアナリーゼに取り組んだり、
毎練習後の反省会で出た意見をメーリスで共有したりしてくれたりと、
一回一回の練習がが決して無駄にならないようにたくさんの工夫と努力がありました。
私は正直、こんなにも丁寧な曲作りを全員でするオケには初めて出会ったので、すごく感動しました。
そして、もうひとつ。
コンマス兼代表のVn野村さんが、本番前日の最後の練習の時に話された、
音楽への想い、EGKに対する想いにも、とても心動かされました。
私はせいぜいまだトロンボーンを始めて12年、オーケストラに関してはたったの4年ですが、
それでも時々
『自分がなんのために音楽をやっているのか』
『自分は本当に楽器が好きなのか』
分からなくなってしまう時があります。情けないですが…
しかし、その時に野村さんが仰っていた
『我々はプロではないのだから、自分が楽しむために音楽をやって良いと思う』
ということ、また
『一緒に音楽をやっている仲間への想いを持ち続けたい』
というお言葉がなんだか自分の中で腑に落ちて、とても救われた気がしました。
音楽と真摯に向き合うこと。
仲間と一緒に演奏できる喜びを忘れないこと。
音を素直に楽しむ心を失わないこと。
今シーズンのEGKの活動は終わってしまいましたが、
私にとってはこの先の音楽人生の中でずっと大切にしていきたいことを教えてくれた、かけがえのないオケになりました。
改めて、誘ってくださった平尾さん、野村さん、トロンボーンパートの先輩方お2人、
そして一緒に乗ってくださった団員の皆さんに感謝です。
EGKに参加できてよかった️
最後になりますが、今回EGKに参加したおかげで出来た目標があるので、是非話させてください笑
私は来年から社会人になる予定なので、今までのように自由に楽器を、またオーケストラを続けられるかわかりません。
しかし、今回EGKという素晴らしいオケで久しぶりにブラームスをやって、
『やっぱりブラームスって最高だな!楽しい!!』
と改めて思いました。(難しいけれども、奥が深くて、演奏すればするほど深みにハマっていく…そんな感じです。)
そこで、なんとしても、どんなに忙しくてズタボロになっても、
なんとかオケと仕事を両立させて、いつか【ブラームスの交響曲1~4番全制覇】を成し遂げることを、
自分の中の目標且つ夢としました!!笑
ブラ2は二年前の早稲フィルの春定で、ブラ3は今回のEGKでやったので、残すところは1番と4番です。
特にブラ1は、中学生の頃に初めて聴いた時涙が出るほど感動して、
私がいちばん最初に好きになったオケ曲なんです!やらないと、死んでも死に切れないです笑
ささやかで、大して人に話すほどのことでも無いかも知れませんが、
私にとっては今後の音楽人生の楽しみがひとつ増えたということで、その意味でもやはりEGKに感謝しています笑
長文且つ駄文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました♪
EGKで学んだことを活かして、今後ともトロンボーン頑張ります
以上きどみほでしたm(_ _)m
本番を翌日に控えて。
指揮者の平尾です。
本日、6回目のTuttiとなる前日練習が終わり、
ついに明日の本番当日を残すのみとなりました。
9/24に初回Tuttiを行ってから2か月余り、
短期間かつ少ない練習でブラ3という難曲に取り組んできました。
今回はただ合奏するだけでなく、
アナリーゼを合計3回(全体の俯瞰+部分ピックアップ×2)行い、
曲の構造や和声進行によるイメージも共有しながら曲創りをするという
新しい試みも行ってみました。
オケにも新たな「気づき」や「視点」が芽生えたような気がします。
本番を翌日に控えた今、
「きっと明日はいい音楽が創れるに違いない」というワクワク感に、
早くも少し興奮してきています。
遠足前夜の子どものような心境でしょうか。(笑)
そしてそのワクワク感を是非ご来場いただいたお客さまにお届けし、
共有したいと願っています。
またEGKの演奏会はオケ曲のみならず、
熱い熱い室内楽と、
みなさん馴染みある曲をお届けするコントラバス・アンサンブル「コンバース」もあり、
老若男女問わず楽しめる演奏会ですので、
お気軽にご来場いただければと思います。
団員一同、みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
♪♪♪
第20回EGK演奏会
2018年12月2日(日)14:30開場、15:00開演
三鷹市公会堂 光のホール
入場無料・全席自由
♪シューベルト/弦楽五重奏
Vn.1 野村 真奈人、Vn.2 西浦 丈、Va.宮岡 麻由子、Vc.1 相原 一輝、Vc.2 佐渡 慶一郎
♪コントラバス・アンサンブル「コンバース」
Cb.平尾 純、馬島 かなえ、伊藤 大、高階 勇人
♪ブラームス/交響曲第3番
Cond.平尾 純
パート紹介シリーズ その12 ~コントラバス~
コントラバスパートの高階です。
今回は、復帰したメンバー、新メンバーの2人が加わり、
こんな7人でがんばっております!
7人でありながらも上は18期から下は42期と20歳以上の差となり、
楽器を最近新しく買ったメンバーもいるので、前回よりもさらに、
楽器も人も年の差がひらいた幅広いメンバーとなっております!
コントラバスパートは、モーツァルトやベートーヴェンの交響曲はチェロパートと同じ旋律を演奏することが多いのですが、
今回演奏するブラームスの交響曲第3番は比較的チェロとコントラバスを別々の旋律を奏でることが多く、
コントラバスしか弾いていない旋律が各所に見られます。
例えば、チェロが主旋律を奏でるときはコントラバスは裏方として唯一その伴奏に徹します。
かといってコントラバスに全く主旋律を演奏することがないのかといえば、そうではありません。
このブラームスの交響曲第3番にも瞬間的に主旋律を演奏している箇所はございます(そこはチェロパートと一緒に演奏しておりますが)。
12月2日は三鷹公会堂までお越しいただき、
マニアックかもしれませんが、コントラバスしか弾いていない箇所を見つけてみてください!!