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コントラバス・アンサンブル「コンバース」

こんにちは。Cbの馬島と申します。
今回は、コントラバス・アンサンブル「コンバース」のご紹介です。
 
本アンサンブルでは、コントラバス4本が舞台に並び、メロディからベースまでコントラバスだけで演奏します。
お聴きいただくお客様にとっても新鮮でしょうが、
演奏する側にとっても、普段この楽器ではなかなか弾かないメロディーや裏打ちがあり楽しいです(その分、難しい…)。
演奏会まであと2週間弱、楽しんでもらえるよう練習に励んでおります。
 
オーケストラではなかなか聞こえてこない、コントラバスだけのハーモニーをぜひお聴きいただき、
コントラバスってこんなこともできるんだ、コントラバスかっこいいな、と思ってもらえたら何よりです。
 
なお、曲目は当日のお楽しみです!
ポップス中心の選曲ですので、きっと皆様もご存知の曲のはず。
ご来場をお待ちしております。
 

 

 

気づきと感動

ビオラパートの鈴木(た)です。
 
先日9/23は4回目の全体練習でした。
昼は別会場で管楽器の練習、夜は全体練習ということで、
管楽器の人たちはさぞかし疲労困憊だったことだと思います。
 
EGKオケは、初回練習から演奏会までの活動期間が2か月程度と
かなり短いことが特徴です(アマオケは通常4~5か月程度かけることが多いです)。
全体練習も6回しかないのですが、
同じ大学オケで活動したDNA(時期はかなり違いますが)を信じて一気に仕上げて行きたいと思います。
 
さて、今回演奏する「悲愴」は1893年10月16日(ロシア暦)に初演されています。
今から126年前ですから、私たちのお祖父さんのお祖父さんくらいの世代の人たちが、
当時の売れっ子作曲家の最新作をワクワクしながら聴きにきたわけです。
もっとも、あまりにも交響曲のお約束とはかけ離れた終楽章を聴いて困惑気味だったそうですが……
 
私は25年前に「悲愴」を初めて弾いて以来、何度も弾いたことがあるのですが、
それでも毎回新たな気づきと感動をもらうことができます。
来場する皆さんにも、新たな気づきと感動を届けることができればと思います。
 

弦楽六重奏曲第1番

こんにちは。2ndヴィオラの今村です。
 
今年の室内楽では、ブラームスの弦楽六重奏曲第1番を演奏します。
 
この作品は第2楽章が特に有名でしょうか?
一度聴いたら、耳から離れないメロディーがとても印象的な曲です。
 
第1楽章はどこか懐かしさも感じられる温かい雰囲気で、
2ndヴィオラは冒頭からしばらく出番がないので、
少しの間、観客として演奏に浸っています(笑)
 
第3・4楽章は今回初めて聴いたのですが、
軽やかであったり、情熱的であったりと、様々な表情のある曲です。
演奏面ではなかなかに難しく、練習でも合わせるのに苦労しました。
 
また、この作品について調べてみると、なんとブラームスが27歳の年に作曲したとのこと。
実は私ももうすぐ27歳、、ということでこの機会に演奏できることに感謝しながら、取り組みたいと思います。
 
 
話は変わりますが、先日、2回目の練習終わりに懇親会を行いました。
写真はその時のものです。
ブログ用に、、と終盤に思い出して撮ったので、テーブルが寂しくてすみません(笑)
 
 
大先輩方との演奏は、練習から緊張しっぱなしですが、本番は楽しんで弾けるように頑張りたいと思います!
 
そしてこの楽しい時間を、会場の皆さまと共有できれば幸いです。
10/13(日)はEGK演奏会へぜひお越し下さい。
 

 

 

パート紹介シリーズ その2 ~フルート~

今年のEGKブログ第2弾で、
「卒業したら、先輩後輩なく、フラットです」
と書いた、我らがフルートパートトップ。
( https://ameblo.jp/egk-blog/entry-12513553484.html )
なんてすてきな…!
 
でもやっぱり、偉大な先輩たち。
その横で演奏できることはとても楽しい!
ピッコロのわたしから見た眺めはこんな感じ。
 


 
1stのTさんはゆったりと座り、
2ndのTさんは前傾姿勢が特徴です。
 
平均年齢高めで
見た目や姿勢は凸凹だけれど
心はフラットなフルートパート。
どうぞ、ご贔屓に。
 
Fl.3/Piccolo 美馬
 

【動画】ブラ3 第1楽章 ~昨年の第20回EGK演奏会より~

昨年の第20回EGK演奏会の動画、第1弾!
ブラームス/交響曲第3番 より第1楽章 です。
 
YouTubeでも公開中です(^^)/

https://www.youtube.com/watch?v=8u35qJTHO40

 

 

パート紹介シリーズ その1 ~1stヴァイオリン~

こんにちは、ファーストバイオリンの西浦です。
 
皆様は、ファーストバイオリンについて、どのような印象をお待ちでしょうか?
 
①旋律が多い。
②音が高い。
③少しくらい音程が高くてもいいと思っている人達。
④少しくらい走ってもいいと思っている輩。
⑤少しくらい自分勝手に歌ってもいいと思っている連中。
 
すべて当たっていると思います(笑)
 
でも今回、チャイコフスキーの「悲愴」を演奏するにあたって、
ファーストバイオリンの聴かせどころは、ミュート(弱音器)を着ける場面だと個人的には思っています。
ミュートを着けると楽器本来の音の響きがなくなってしまいますので、
その分気持ちを込めて演奏することが求められると思います。
 
第1楽章のAndante
嵐が過ぎ去ったあとの美しい旋律で、幸せな人生への憧れの気持ちがあるとともに、
そのうらには死を覚悟した人間の哀愁が隠れているように思います。
文豪の言葉をかりるとしたら、悲しいほど美しいということでしょうか。
美しさと切なさの両方を表現するのは、至難のわざですね。
 
第4楽章のAndante giusto
ここは、セカンドバイオリンも一緒です。
死を目前にしたチャイコフスキーの心の叫びが2回あり、その後音が下降し最後はGの音(G線の解放弦)で終わります。
これはバイオリンが出せる最も低い音であり、「悲愴」を演奏する際の最後の音になります。
この最後の音だけ8分音符になっているのも、何か意味深ですね。
弾き終わったあと、鳥肌が立つ場面だと思います。
 
と、暗~いことばかり書いてしまいましたが、
「悲愴」を演奏したあとには明るいアンコールがあるかもしれませんので(笑)、
皆様、ぜひ聴きにいらしてください。
 

 

 

景色

2ndバイオリンの細野です。
 
音楽を聴くとき、あるいは演奏するとき、みなさんはどんなことを考えていますか?
 
前回の練習が始まる前、指揮者から「次のブログ執筆よろしくね」とご指名を受けました。
それからというものその日の練習は「ブログで何を書こうか」と弾きながら考えてしまい、
ふわふわして落ち着かない。
これは集中できていないということで悪い例ですね。。
 
いつもは「ここは他のパートを聴きながら音の長さを合わせて」
「ここは音程が取りにくいからこの音で左手を第5ポジションに移動して」など、
いい演奏をするための方法を考えながら弾いています、
上の空だったのは前回だけです、と言い訳しておきます。
と言ってはみたものの、私の上の空は本当に前回だけだったのでしょうか…
 
悲愴の1楽章の第2主題を聴くと、私にはとある場所の景色が脳裏に浮かんできます。
東海道新幹線が京都駅を出て新大阪駅へ向かう途中の景色です。
 
この駅間には進行方向の右側にサントリーの山崎蒸留所があり、
新幹線の車窓から遠目に見ることができます。
 
なぜ「悲愴と山崎蒸溜所」なのかと言いますと…
私が幼少の頃、サントリーのウイスキーのテレビCMでこの第2主題が使われていた記憶があります。
ネットで「悲愴 、CM」と検索すると、
指揮者・岩城宏之さんのネスカフェの「違いがわかる男」というCMはあるのですが
サントリーのCMはないので、様々な情報が錯綜して私は記憶間違いをしているのかもしれませんが。
 
第2主題のゆったりとした大河のようなメロディと全く合致しない、
新幹線の車窓の後方へ高速で流れていく大山崎の景色が私には浮かんでくるのです。
 
このような景色を浮かべながら演奏している私は、
いつも上の空と言わざるを得ないのかもしれません。
 
初めて悲愴を聴かれるお客様には今回の演奏会の記憶が少しでも結びついて残りますように、
悲愴を聴いたり弾いたりしたことがあるお客様にはそれぞれお持ちの記憶や景色が浮かびますように…
そんな演奏ができたらいいなと思っています。
 

こんにちは、チェロの細田と申します。
 
先日1プルト練に行ってきました。
写真はその様子です。
 
今年は初めてトップで出演させていただいております悲愴ですが、
実は3年前にも、早稲フィルでトップだった時に悲愴を弾きました。
 
あれから3年くらい?経ったんだなあと、、学生だった当時を思い出します。
中プロで演奏したプロコフィエフの『ロミオとジュリエット』組曲もとても楽しかったです。
 
当時、私の弟が悲愴の2楽章を作詞してくれました。
「こ〜こ〜チェロがひーいーてーまーすー  ×2
ひーいーているかーらーよっくみってろ〜♪」
というものです笑
 
チェロが素敵なメロディ弾いているので、よくみててください!
 
 
 
 
 
 
...やっぱりはずかしいので、あんまりみないでください(´・ω・`)
 
 
 
 
細田
 

第21回EGK演奏会まであと30日!

指揮者の平尾です。
 
まだ悲愴のTuttiを2回しか練習していないのに、もうあと30日!ということで、
何とも言えない焦りと緊張感を感じる今日この頃。
 
でも頭の中では悲愴のイメージはできているので、
そのイメージをオケメンバーと共有していけばきっといい音楽を創れるし、
室内楽とコンバースもあって、老若男女どなたでも楽しめる演奏会です(^^)/
 
30日後のご来場をお待ちしております!
 
 
【第21回EGK演奏会】
2019年10月13日(日)13:30開場 14:00開演
入場無料・全席自由
渋谷区文化総合センター大和田 4階 さくらホール
 
曲目:
ブラームス/弦楽六重奏曲第1番
 野村真奈人(Vn1)、西浦丈(Vn2)、相川美佐子(Va1)、今村麻里子(Va2)、佐渡慶一郎(Vc1) 、中村英和(Vc2)
 
コントラバス・アンサンブル「コンバース」
 Cb.平尾 純、伊藤 大、高階 勇人、馬島 かなえ
 ※曲目は当日発表♪
 
チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
 指揮:平尾 純
 

 

チラシデザイン

こんにちは、EGKの厨二病担当、第二ヴァイオリンのやまだです。
 
ヴァイオリンも弾いていますが、実はチラシのデザインも担当しております。
私は本職でもチラシやらカタログやらのデザインをする仕事をしているのですが、
ストーリー性があってドラマを感じるオケ曲のチラシを作るのは大好きで、
今回も楽しんで作らせていただきました!
 
さて私、実は20歳の大学2年の時にも、悲愴のチラシを作っております。
すっかり忘れていたのですが、今回のEGKチラシを作成した後、
仕事でデータの整理をしていたときにうっかり見つけまして、
全然成長してなーーい!!と、自分にびっくりしてしまいました。
 
なんと、モチーフが一緒!w
20歳時点>萩尾●都風、片翼の天使(しかも泣いてる)
今年>廃墟の中の天使像(ボロボロ)
という、天使が片翼だったり、石化していることで、
悲愴らしい「救済がない世界観」を表現したかったとか、そんなコンセプトです。
 
私、今もうすでにアラフォーと呼ばれる年齢でして、
初めて悲愴のチラシを作ってから20年近く経っているのに、頭の中、昔と同じなんですね。
一応当時からの夢だったプロのグラフィックデザイナーになったのですが、
アイデア勝負の業界なのに20歳時点と発想力が変わってないとは残念な限りです!
 
こんなしょうがない厨二病ですが、本番ではこの厨二心を爆発させて、
泣ける悲愴を創るお手伝いができればと思います!