京都発、言いたい放題!~毎日更新~ -777ページ目

会社は、誰のものや???

5/8(月) そもそも、会社というのは、誰のモノなんや・・・。村上ファンドが、TBSやら阪神電鉄やらの株を買いまくっとる。村上氏自身は、元通産省の官僚やった人で、投資会社を設立、投資家から資金を集めて、それを運用する会社をやっとるだけである。ところが、この運用成績が良いものやから、この村上氏のファンドが目を付けた会社の株が上がる。余計に、また投資資金増え、運用資金が増える。という、社会現象までになっている。。。。

 もともと、私は、日本の企業は、西欧風の体裁は採っているが、まだまだ日本的な企業風土が根強い社会やと、常々思ってきた。もともと、○○商店やった創業者が一代で、従業員を増やし、売上を伸ばし、会社を大きくした。そんな会社が、今上場している。株式会社という体裁は採っているが、本来、他の投資家から株で資金を援助してもらって、投資し、会社の規模を大きくするという、欧米流の感覚とは違って、少ない利益の中から再投資を繰り返し、どんどん会社を大きくしてきた。

 今でも、サントリーなどのように、株式なんていう、手っ取り早い資金調達方法を採らずに、銀行借入やら、通常の方法で充分資金調達をしている会社もあるぐらいや。。。

 人のカネなんかあてにせずに、自分の儲けの中から、何とかなんとか、増やして、工面して、節約して、会社を大きくする。苦労して大きくした会社だから愛着も湧くし、それを手放そうとなんか、思わない。社員も、一緒に苦労して、会社を大きくしてきたという自負がある。だから、簡単に会社を辞めようなんか思わないし、良い人材を育てて、後継者を育成しようという企業風土も生まれる。

 JAPANアズナンバーワンと言われた日本型経営は、その労使一体となった家族型経営の強固さから、欧米の企業も、参考にしたし、お手本にした時期もあった。ところが、今の時代は、これを全部否定してしまうような流れになってきた。起業家は、ドライに会社を大きくして、企業価値を高めて、高値で他の人に売る。これがお手本になってきてしもた・・・。

 会社は、本来、経営者のものであり、従業員のものであったのに、株主のものであり、投資家のものという概念が、いつの間にか、はびこってしもた。。。こんなこと、いつの間に、誰が決めたんや・・・。何でもアメリカ流にする必要は全く無いのやないか・・・。これがグローバルスタンダードか。アメリカの物差しでしか、何でも計らないと、世界基準やないと、誰が決めたんや・・・。それがホンマに日本の国益やったんか。。。。

 阪神タイガースという野球の球団は、関西地方に圧倒的なファンを持つ球団である。この会社は、関西の景気を左右するぐらいの、圧倒的な影響力も持つ。この会社が村上ファンドのターゲットとして48%の株式を集められた。救済に乗り出したのが、何とライバル関係にある阪急ホールディングス。TOBで阪神株を引き取ってもええよと、言ったのだが、問題は、阪神株を売却する値段。村上ファンドは、高値で買い取らすのが目的の会社。このやり方が汚いと、多くの関西人が怒っとる。

 ソニーがニューヨークのエンパイアステートビルを買収した時に、アメリカ人の心を踏みにじったと、ニューヨーカーたちにボロクソ言われたように、村上ファンドが阪神を乗っ取るのは、関西人は、ものすごいアレルギー反応を示した。ここまで、村上のオッサンは予想してなかったやろう。売るに売れない阪神株。動きが取れなくなったこの問題に村上氏側は、役員を過半数押し込む事で、事実上阪神電鉄を乗っ取ってしまおうと、画策したようや。過半数取ってしまったら、会社は、全部自分のものも同じや。阪神タイガースも上場させて、株式の上場利益を上げて、阪神の持っている優良不動産をさっさと換金して、ドバーっと配当させて、カネを掴んで、あとは、ボロくずにして、他の会社に高値で売り飛ばす・・・。

まさしく、ハゲタカファンドの手口と一緒やんか。。。日本人がこれやったら、あかんやろう・・・。村上のオッサンは、うちがやらなくても、他の外資がやるから、同じ事。。。と、開き直っとるけどね・・・。企業は株主のもの。それは、日本では、通用しない観念や。まだまだ日本では、経営者のものであり、社員のものであり、お客さんのものである・・・、という観念の方が、まだまだピッタリとくる。そのへんは、頭にたたき込んでおかないとアカンで・・・。

石油ショックの再来か・・・

5/7(日) ゴールデンウィークも今日で終わり。また、忙しい日々が戻ってくる。

 さて、知らない間に5月1日あたりから、値上げが始まっている。ガソリンは米国のニューヨーク市場で最高値を更新したのをきっかけに一気に5円/リットルも上げる店も出た。第三のビールも課税強化。どうなることやら・・・。

 先日、自動販売機でジュースを買おうと、お酒屋にいった。今のカンジュースは大概120円である。ところがその横に130円で第三のビールが入っていた。この値段の差はたった10円である。日本は不思議な国で、現金問屋みたいなところへ行くと、カンジュースが1本58円とかで売っている。それと同じものが自販機なら120円で売っている。この62円の差は一体何なんや・・・。冷やす電気代か、ベンダー機の費用か、安くケースで買っておいて、家の冷蔵庫で冷やしておけば一番安いのに、ついつい自販機で買ってしまう。よくよく考えてみれば贅沢な国やね。。。

 ガソリンもセルフの店が増えて、少しでも安いガソリンをというので、どこもよく流行っている。でも、今、車に入れているガソリンが実は3~4ヶ月前に輸入されていたものだと判っている人は少ない。日本は原油を備蓄して、急激な市況の変化が有っても安定的に供給されるようなシステムを税金で作っている。だから、石油会社は安い時期に仕入れておいて、市況が上がったと見るや否や、すぐ値段を上げよる。これを誰も文句言わないのが不思議で仕方ない。。。

 今の原油価格が上がったからって、通常は数ヶ月後に値上げするならしゃあないと思うのだが、ガソリン自身がもう投機対象になってしまっている証拠である。これは、ずるいと国もちゃんと取り締まりをしてもらわんと困る。石油会社は、確かにリスクの高い商売やけど、それをそのまま利用して儲けようとする動きは、少し酷いのやないやろうか。。。

 確かに、街中ではめっきり廃業するガソリンスタンドが増えた。価格競争が過激すぎて、生き残り競争がいくところまで行ったという感がある。今、生き残っているところは、この戦争を勝ち抜いてきたところや。ところが、競争相手が潰れてしもた今、今度は生き残った者が、価格を勝手に決められるという横暴がまかり通ってしまう。これは、困った現象になる。街のガソリンスタンドレベルの話しではないが、もう、いいかげん、日本も石油に頼りすぎる体質を変えなくてはならない時期に来ている。

後進国と同じように、バンバン石油を使ってバカみたいにエネルギーを消費している。。。もうそな時代やないやろう・・・。日本で走る車はハイブリッドカーか、ソーラーカー、水素ガスカー・・・。そんな時代にハンドルを切らないとあかんのとちがうやろうかね・・・。

お墓の墓場

お墓の墓場

京都市左京区のふれあいの里久多キャンプ場から西へ2㎞ほど行ったところの南側の山沿いに、数え切れないほどの墓石がぎっちりと並んでいる場所がある。恐らく石材屋さんが新しいお墓を売って、代わりに古いお墓を処分したり、無縁になったお墓をお寺が処分に困って、出入りの石材屋に依頼して処分されたものだろう・・・。それにしても、これだけの墓石が並ぶと、少し気色が悪い。仏さんが成仏されておれば良いのだが・・・。山中に整理された墓石からは、何か怨み節が聞こえて来そうである。。。

アメリカの本音

5/6(土) 連休の合間。休みの人も多いやろうけど、ウチはしっかりお仕事がある。。。仕方無いね・・・。

 さて、2014年度までに、在日米軍8000名がグアムに移転するなど、在日米軍移転の話が日米で決着したようである。日本の負担は、全体の59%やて。。。移転全体にかかる費用102億7000万ドルのうち、60億9000万ドルも日本が出すんや・・・。これとは別に普天間の移転で代替飛行場も造らなあかんにゃろ・・・。そんなの入れたら2兆円ほどになるんやないか。。。麻生も額賀も、ライスやラムズフェルドとにこにこ握手してる場合やないで、ホンマ・・・。

 この値段の決め方がまず気に食わん。カネを出すのは、日本の方やろう・・・。それなら、円で話しせえや。ドルで決めたら、今は、円高傾向やしええけど、もし、2014年までにドル高になったら日本の負担がどんどん増える可能性があるやんか。1ドル114円の61億$は、6954億円やけど、もし1ドル120円になったら、7320億円やで・・・。この差損が366億円・・・。これがそのまま日本の負担増になることになる。税金で払うこんな金にこんなリスクの高い決め方してええんか。。。払う方が普通は、強いのやから、円で向こうさんを納得させろや。。。

 もともと、この移転経費の見積もりかて、詳細をもし聞いたら、軍事機密やでしらを切りよるにきまっとる。ほんまに、こんなにかかると思っているのか?なんぼでも拡大解釈されて、戦闘機とか、ミサイル代まで、入っておるのとちがうか・・・。と、疑いたくもなる。前にも書いたが、そもそも、何で、日本の防衛をしてくれとった米軍が出て行くのに、日本がお金を出さないとあかんねん。

 日本からしたら、いままで守ってくれとった部隊がいないようになるんやで・・・。基地でメシを喰っていたレストランやバーは閉店。365日8000名の米兵が生活していたのがなくなるのやから、地元経済には大打撃の部分もある。もちろん、基地が無くなって、跡地が有効に活用出来たらええのやけど。。。60年間もうっとおしいのが、居座っていたのが居なくなるのやから、地元からしたら、治安が良くなるという部分はあるけどね・・・。

 でも、今度は、沖縄は、過疎の問題と立ち向かわないとあかん。広大な米軍基地を返してもらったって、リゾート施設にするとか、自衛隊の駐屯基地にするぐらいしか、利用方法が無いのとちがうか。。。現実問題として・・・。返ってきた土地は、元の持ち主に返される事になるのやろうけど、なんせ、60年も前の話しやろう・・・。いろいろもめなけりゃいいけどね。。。

 8000名も米兵がいなくなるのはええけど、米兵は、まだ日本国内から居なくなる訳でもないし、相変わらず思いやり予算という闇のお金は流れ続ける。東京や横浜の一等地にだだっぴろい米兵のための高級宿舎が並ぶという構図は変わらないし、日米地位協定で、無法な米兵までも、守る馬鹿げた取り決めは残る。実は何にも変わらないんや。。。日本の負担は、逆に増えただけかも知れん。。。いつものことながら、日本はええようにあしらわれとる。。。情けない情けない・・・。

 日米関係は確かに大事な二国間関係である。ただ、米国にとって、これからは米中関係の方が重要になってくる。米ソの二大大国時代から、米中の時代になるのは見えている。アメリカからしたら、日本と中国は同じアジアという感覚しかない。米国は、今は中国とつきあいを深めたいのが本音なのである。13億の人間がいるという中国は、ビッグビジネスの戦場になる。ここでの成功が覇権維持につながる。人口の減っていくような国に興味は無い。それが本音やろう。。。

 日本は、米国との関係を維持しながら、中国での利権を維持発展したいところや。年率10%を超える成長を続ける中国は、市場としても、労働力の供給場所としても魅力がある。言葉も知らない。学校教育もないようなアフリカ諸国なんかの国なんかと比べたら、まだ大分ましや。政治体制の不安はあるけれど、今は国を伸ばすのに必死。共産党も妥協の連続や・・・。

 かつて、世界の列強が、中国での利権を求めて、群がっていた時期がある。米国、英国、日本、ロシア・・・・みんな中国に進軍して、勢力拡大を目指していた。今は、これが経済に変わっただけである。今は世界中の企業が中国に工場を持ち、メイドインチャイナを全世界に輸出している。中国は、外資を利用して大きくなろうという、最も共産主義とはかけ離れた政策で、無理矢理、世界一資本主義的な経済発展を続けている。。。。

これが、わずか十数年前まで、少し稼ぎの良い人を、プロレタリア-金持ち-は人民の敵や~と、村人全員でつるし上げを喰らわしていた国やろうか・・・。自己矛盾がこんなにあっても、誰も何にも糾弾しない・・・。これが中華か・・・。米国にしても、中国にしても、日本なんかと比べものにならないぐらいしたたかや。。。安倍ちゃんが、米軍への費用を「途方もない金額」と驚いて見せたのも、当然。絶対しっかりと、歯止めをかけとかんと、骨の髄までしゃぶられるで・・・。

ホンマに・・・。

スーパークレーマー世代

5/5(祝) みなさんは、ゴールデンウィークは、どこに行かはりましたか?本来、お休みは、休息の意味があるのやけど、どこかへ旅行したり、人混みの中へ出かけたりしたら、想像以上にストレスが溜まって、余計に疲れた。。。と、いうことがよくあります。

 ストレスを発散したり、解消したりするために、遊びに行ったり、買い物したりするハズなのに、これでは本末転倒というものである。人は、ストレスマネジメントという作業を知らず知らずのうちに、やっているのである。無意識のうちに溜まってくるストレスと上手に向き合うのと、下手に向き合うのでは、全然、違ってくる。

 今の日本は、どうも、ストレス社会に陥っているのやないやろうか・・・。世の中、何でもカンでもイライラすることが多くなりすぎた。良いニュースは少なく、悪いニュースが多い。やっぱり、世の中に余裕が無くなって来てしまっているのかもね・・・。

 今の団塊ジュニア世代(親が終戦直後の昭和20年から22年ぐらい生まれの子供たち)は、私は勝手に名付けていて、「クレーム世代」だと思っている。クレームに対する意識・・・これがものすごいのである。。。サービス業やら物販なんかをやっている人なら、うすうす判っておられるだろうけど、「へぇ~」というような事までクレームにしてしまう異様な年代・・・・。私たちの感覚では、大したこと無いような事でも、ものすごい極悪人であるかのように、ボロクソ言わはるのである。。。。

 お店をやっていたら、1年365日、全部100点満点の仕事なんて、なかなか残念ながら有り得ない・・・。ミスも少しはある。もちろん、こちらが、お叱りを受けるだけのことをしてしまったのだから、こちらが100%悪い。もちろん、こっちが誠心誠意、謝っているのだが、この謝罪に対する攻撃が物凄い人がいらっしゃるのである。。。

 タチの悪い人になったら、この人・・・何か、見返りが目的やないのか・・・と、思う事も残念ながら多いのである。きっと、昔有った、百貨店なんかのミスがあったら、菓子折も持ってくるし、品代も払わなくて良いなんていう、最高レベルのクレーム対処に慣れきったアホなんやろう。。。そんな奴らは、一歩間違えれば、恐喝やんか・・・これ。。。と、さえ、思う事がある。誠意を見せろ。消費者センターにたれ込むぞ。こんなことで、許してもらえると思うな。と、ボロクソである。一度、味をしめたクレーマーほど恐ろしいものはない・・・。よりエスカレートして、より凶暴なクレーマーに進化してしまうから、恐ろしいのである。。。

 年配の人たちなら、こっちが誠意を持って、ちゃんと謝れば、もういいですよと、お許しいただけるのだが、このクレーマー世代の特に女の人はひつこい・・・。何かが取り憑いているのやないやろうか・・・。何か生活の中で、ストレスが溜まりすぎて、それが有らぬ方向に八つ当たりされているのやないか。。。そんな風に感じる時さえある。。。

 言い換えれば、ヒステリーである。もう、自分で自分が止められない。ウチへのクレームを言っていたはずが、いつの間にか、他の店のクレームに変わっている。ところが、これがよりヒートアップしてきて、手の着けようが無くなっている。相づち以外の反論なんて言おうものなら4倍ぐらいになって返ってくるから、下手に口出しも出来ない・・・・。こんな時は、耐えるしかない。。。

 クレーム対処の第一番目の鉄則は、お相手に、まず言いたいことを全て言っていただくこと。これしかないのである。人間、自分の言いたいことを全部言ってしまったら、すっとする。つまり、ストレスが解消されるのである。これさえ終わればクレーム対応は9割以上終わったも同然である。あとは、こちらの出来うる限りの対処方法をご説明して、ご納得いただくだけなのである。。。ただ、このスッとするのが人によって、かなりの差がある。比較的すぐにスッとする人もいれば、自分で文句を言いながら、ヒートアップして、余計にストレスを溜めていくタイプの人がいる。このタイプの人が団塊ジュニア世代に多いのである。

 なぜ、この世代に多いのか、理由は分からん。ただ、この世代の人は人の数も多い。競争も多い。ストレスが溜まる要素が、他の年代の人と比べたら多い。それだけのことかもしれない。逆に、ストレスの発散、解消の方法が下手で不器用な人が多いのかも知れない・・・。みなさんも、上手にストレスと付き合って、スッと流せるような達人になって下さい。そしたら、世の中、違って見えるかもよ。

自分が変わらんと、周りは絶対、変わらんもんや・・・。つまり、自分の周りに起こる、全てのことは、本当は、自分が原因なのやからね。。。まず、何でも人のせいに、しんこっちゃ。全部、自分のせいにしたら、ものすごく気が楽になるで・・・。やってみ・・・。

靖国問題・・・もう飽きた

5/4(祝) ゴールデンウィークの唯一のお出かけ。またまた飽きもせず、久多のコテージの予約を取ってもらったので、一泊だけキャンプもどきを愉しみに行く。キャンプの趣味は、なかなか子供が大きくなって、成人していくと、オッサン、オバサンだけの参加になるが、同世代の仲間でわいわい遊ぶのもええもんである。

 

 ただ、キャンプだけだと、たき火かバーベキューぐらいしかしないので、ゴルフをして、お風呂に入ってから、キャンプ場というパターンが近年、出来つつある。年に1回しかゴルフなんてしないのに、今年はゴルフシューズを新調した。昔のゴルフシューズは、スパイクが付いていて、これが禁止されているゴルフ場が多いらしいからである。

 仕事のついでに外へ出た時に、アルペンの系列でゴルフ5という大型店に行った。平日の午後なのに、何でこれだけ人がいるねん。。。ゴルフはやっぱりやる人の多いスポーツなんやなぁ。。。普通のスポーツ店なら、こんな時間はガラガラやで普通。。。いろいろ悩んでダンロップのゴルフシューズを買った。他の店でゴルフバッグや手袋も買った。やっぱり、私は形から入る方やね・・・。いつものことながら。。。

 さてさて、今日は、ちょっと重いテーマやけど、「靖国参拝」について、ちょっと書いてみようと思う。小泉首相は結局5年間連続で、毎年靖国神社へ参拝した。多分、今年も参拝するのやろう・・・。初めは、意地になっていた部分もあって、ええぞええぞと言っていたけれど、このごろは、もういい加減にして欲しいと思う人も増えてきたようである。靖国参拝の是非を論じる時に、いつも私が思うことがある。それは、ある1つの視点が欠けている事である。

 ご存知の通り、靖国神社は、日本の国が、戦没者を祀るために作った施設である。この施設は、有る意味、軍国主義日本の象徴でもあったということは否めないだろう。この神社を、国が、戦時中、国威掲揚のために、国家神道の象徴的に利用した・・・・。これもホンマやからね。。。。お国のためにと、死んで行った人たちを、国がわざわざ別の神社をこさえて、特殊な神社として、これを祀ったんやからね・・・。出征した人たちは、自分が死ぬ運命だということを判っていて、故郷を離れるとき、「靖国で逢いましょう」というのを父母に告げて出ていった。

 そして、戦死・・・・。戦後になっても、日本は、この戦争責任を含めて、戦争で亡くなった人たちをこの靖国神社に祀った。だから、日本には何十万、何百万もの、戦死した息子や兄弟を靖国神社に祀ってもらっている人たちがたくさん居る訳である。戦後、この遺族会という組織は、大戦で無くなった人たちの遺族団体として、自民党の一大ヨイショ政治団体化していた。この人たちからの、意見視点が、いつも、靖国論議から抜け落ちていると思うのである。

 自分の身内が戦争で亡くなったとして、考えてみてほしい。国に、命を捧げろと言われて、赤紙一枚で招集され、やっぱり、その通り殺されて、靖国に祀られたはええが、日本の首相やら、天皇陛下やらは、全然、お参りもしてくれない・・・。たった数十人の戦犯が合祀されているからという理由で、一国の首相が、終戦記念日にお参りもしてくれない・・・。そうだといたら、この遺族はどう思うか・・・。60年経った今でも、国に殺された・・・騙された・・・と恨んでいる人も多いやろう。

 国が戦争で亡くなった人の追悼をしないような国はこの世には無い。もし、そんなことをしたら、誰も戦争なんて行かないからである。日本は戦争を放棄したのやけど、それでは犬死に・・・。自分の身内は、何の意味も無く死んだ・・・。これほど遺族の想いからしたら、情けない事は無いのではないか。。。このことを何故、日本政府やマスコミたちは採り上げないのだろうか・・・。戦争は、所詮、殺し合いやから、もちろん加害者と被害者の違いはあるけど、亡くなった人からしたら、同じ「死」である。

戦争で亡くなった日本人たちの遺族たちの意志を無視して、何で韓国や中国は、我々の身内への首相の参拝を邪魔するのか・・・と、ブチあげたらええ。これが無いから、中国が、A級戦犯は悪者だけど、日本国民は、騙されて戦争させられていただけや・・・と、いう間違った絵を描かせている。。。

 軍国主義者は悪者で、一般兵士は罪がない。。。日本の主導者の参拝はダメで、一般市民の参拝は良い・・・。これは、おかしな理論やないか・・・。向こうからしたら、本当は戦争なんて、日本人全員が敵。。。それが、どうして変わるんや。。。屁理屈もええとこやんか。。。小泉のオッサンが意地を張っているところは、ここにある。判ったふりして、とぼけている部分もある。でも、日本人戦没者や朝鮮人の戦没者までがここに祀られているという現実・・・。これを、絶対にとやかくは言えないはずや・・・との読みがある。。。

 遺族会は、本当ならもっともっと、中韓に、怒らないとあかん。なんで、怒らないのか・・・。それは、やっぱり日本人が向こうで、無茶苦茶やっていたから、言えない部分もあるのである。。。。。靖国に祀られている朝鮮人の遺族も、何で日本の指導者が頭を下げて、ちゃんと、参らないのか、と、怒らないとあかん。実は、逆の話しじゃないかと、私は思う時があるのである。この時の首相のコメントは、「日本が間違った戦争を起こしてしまって、大変申し訳ございませんでした。」「日本の誤った軍事政策のために、亡くなられた多くの人にお詫びする。」そんな施設ではないのか。靖国は・・・。これなら、謝罪やんか・・・。筋が通る。。。

 それを、いかにも、昔の英霊風に言ってしまうもんやから、軍国主義の再来や~と、大騒ぎになる。不戦の誓いと、なんぼ口で言っても、信じてもらえない・・・。それでけ、中国も韓国もひねくれた考えしか出来ひん国や。。。こんな国には、ちゃんとうまく説明せんとあかん・・・。まぁ100ぺん説明しても、理解する気がない国やけどね。。。おまけに被害者ずらして、ズルして、被害が大きいように捏造もしよる。。。それでも、情けないかな、日本も悪いことやったという自覚があるから、反論せずに黙ってしまう。。。

 靖国神社の首相参拝問題は、朝日新聞社という特定の新聞社の記者が指摘した記事から、始まっている。この朝日新聞の本当の意図はどこにあるのか、私は真意を疑う時がある。この朝日製のトラブルネタがどれだけ、しょうもない事になってきたか。。。そう思ったら、この新聞社の罪は本当に重い。反政府だけが生き甲斐の新聞は、昔は、面白かって、小気味よかったけど、これだけ偏ると、見苦しい時さえある。

 靖国は、その昔、軍国主義に利用された。でも、今は、慰霊の施設に変わっている。これを、アピール出来なあかん。もし、これが出来ひんのやったら、いつまでも疑惑の軍国神社のままになってしまう・・・。一つ、提案やけど、靖国神社の名前を変えるのはどうやろう。。。昭和神社なんてどうや。靖国=軍国主義のレッテルは、なかなか剥がれることは、ないやろう。。。あほらしいけど。。。

看板の掛け替えは、日本のお役人さんの得意技やんか・・・。看板変わっただけや・・・中身変わってないやんか・・・と中韓が文句言いよったら、今度はどこかの神社と合併や。銀行かて、ようやっとるんやから、神社が合併してもええやんか・・・。明治神社と合併して、明和神社や。そんなこんなことをやっているうちに、ええかげん、中韓が突っ込むのがアホらしくなってくる・・・。それが狙いや・・・。靖国は宗教施設やないと言っているなら出来るはずやで。。。靖国問題は吉本興業の軽いノリで、逃げ切れ!で、もうええかげん、この問題を終わりにしてほしい。もう飽きたわ。。

カネで買う平和は悪か・・・

5/3(祝) 普段はなかなか行かない犬の散歩を、休みの時ぐらいは、よく行く。私は、我が家では、タダ一人、早起きなので、朝がけっこう暇なのである。もし、何かを、お店に買い物に行くにしても、大概、10時の開店やからね・・・。朝起きるのが4時半ぐらいだから、5時間ぐらいは、暇なのである。他の家族を起こすと、ブーイングが来るので、気を遣って、一人でこっそり朝飯を食べた後、愛犬と散歩に出る。

 外へ出ると、同じような人は、周りにも結構いるもので、犬を散歩させているご老人によく会う。先日も、いつもの散歩コースである堀川通を御池まで歩いていると、二人の散歩している初老の男性に出会った。犬好きの人は、判るらしく、私の愛犬チェリーも、尻尾を振って、喜んでいる。朝の6時代に男の人2人が散歩しているというのは、100%ホテルに泊まっている人である。

 その男の人の一人が声を掛けてこられた。それが何と、英語やった・・・。てっきり日本人やと思っていた私は、少し面食らった感じがした。This kind is Golden Retriever? こんな感じやった。シュアーと答えて、そして、この初老のオッチャンをしげしげと見た。よくよく見ると、少し日本人の雰囲気とは違う。白系ロシア人とのハーフか、連れの男性を見ると韓国人にも見える。モンゴル系???真っ白のあごひげ。ハダの色は少し白く、やや赤みを帯びている。

 この二人は、堀川インというビジネスホテルに入っていった。ただ、これだけのことなんだけど、ええ歳した男性が二人仲良く、この辺なら、全日空ホテルも有るし、国際ホテルもある。大きいシティホテルやなく、安いビジネスホテルに入っていった・・・。ここからは、私の妄想なのだが、もしかしたら、この人たちは、北朝鮮から来た特殊工作員かも知れない。。。横田めぐみさんは、こうして、見知らぬ東洋人に誘拐され、工作船で北朝鮮に連れ去られた。。。怖かったやろうなぁ・・・。と、勝手に変な空想の世界に入ってしもた。。。

 そういえば、今、通ってきたばかりの堀川高校は、横田さきえさんの出た母校。何かの因縁やろうか・・・。米国の公聴会と、ブッシュ大統領との異例の会談。。。この人は、めぐみさんの救出という、本当の親しか出来ない運動を何十年も続けている。

 めぐみさんを日本に返さずに、北朝鮮国内にとどめておく。それには、何か大きな理由があるのではないか・・・。そんな意見が出てきている。一つは、めぐみさんが、日本向けの工作員など、金政権の中核人物になってしまっている。だから、遺骨まで捏造して、死んでしまったという下手な言い訳までしたのではないか。。。また、めぐみさんが、実は金正日のお妾さんになっていて、あまりにも知りすぎていて、返すに返せないのではないか。。。。とか、諸説紛々である。

 北朝鮮は、実は、かなり追いつめられていて、政権崩壊が近いのではないかという観測もある。しかし、金正日の死以外のタイミングで、政権交代が起こることは、今のところ、なかなか現実論として、考えられないのではないか。となると、切羽詰まった北朝鮮は、9月までの小泉政権のうちに、何か仕掛けてくる事も考えられる。

 逆に、待つと、次の首相が、安倍チャンやと、北への強硬論をバンバンぶつけてきそうや。今のうちに、小泉の3度目の訪朝をさせて、何とか国交回復とまでは無理でも、賠償のためのカネを出さる約束を取り付けたいところやろう。もし、福田になったら、やりやすい。今は、その様子見をしているところやろうね。。。

 脅せば、カネを出していた日本。それが小泉になってから、ガラッと変わった。日本は、ほんま、カネの使い方の下手な国で、これには、役人たちの、無駄遣いクセという問題が根底にある。今まで、日本は、安全保障まで、カネで買っていたという部分がある。これは、情けない事やけど、意外と悪い方法では無かった・・・。カネをばらまいている限り、文句を言うヤツはいないし、カネなんて、また稼げばええのである。こう、割り切れば、軍隊の整備をしたり、徴兵制もやらなくて良い。。。。あながち悪い方法であると言えない・・・。情けないけど。。。

今、世界は全人口の僅か1割の人が、全世界の7割以上の富を独占していると言われている。つまり、先進国以外の国々の貧困は、それこそ、相当なもので、後進国は、観光であったり、原材料や、石油資源の切り売りで、食いつないでいるとも言える。世界のほとんどの国は、貧しく何もない。人間、何が幸せなのかは判らんが、そこそこのお金と、平和なのが一番。そんな割り切り方も、日本の行く道なんやないやろうか。。。情けないかもしれんけど、カネだけ出して、もめ事が無くなり、平和になるのなら、それも一手という生き方も出来ないことはない・・・。

ホリエモンの懐具合

5/2(火) 暑い暑いと昨日までは言っていた。まるで夏やんか・・・。ところが、天気予報では、今日はまた20℃以下に逆戻りやと。変なの。。。こういうときは、風邪を引きやすいから注意しなくっちゃね。。。

 さて、保釈金3億円を支払って、拘置所から出てきたホリエモン。この保釈金の額は、いったい何で決められるのやろうか。。。普通のサラリーマンの人が保釈される時に払うのは200万円ぐらいなんやそうや・・・。容疑を否認している容疑者が保釈されるのも異例やけど、拘置所から出て来た人が家賃何百万の六本木ヒルズに帰るというも、何やら変な感じやね・・・。

 テレビで、ホリエモンのサイフの中身を「げすの勘ぐり」をしていたが、それによると、この人、スイスの銀行口座に、けっこうな額のお金を置いていたそうや。ところが、何故か、このお金は、堀江自身の名義やなくて、ライブドア名義やったんやそうや。。。アホやなぁ・・・。個人名義なら何とかなるけど、会社名義だったら、代表者がもう替わっているから、この金はぜんぜん使えないからね。。。ライブドア=堀江だったから、これが人手に渡る事なんて、想定外やったんやろうね。。。多分・・・。

 さて、ホリエモンと言えば、株式なんやけど、この人の持っているライブドア株は、何百億円あるのやけど、ご存知の通り、ライブドアは終値94円で、上場廃止になっている。拘置所に入っている間に、こんなことになったんやから、恐らく売り抜けなんて出来ひんかったはずや。。。だから、市場でこの株券を売る事もできない。まぁ、以前にこの人は、フジテレビ騒動の時に、自社株を100億ほど売っているから、この時のカネは残っているはずや。。。。

 ところが、この人、自家用ジェットなんか買ったり、宇宙旅行事業に何十億も払い込んだり、アホなことしとる。。。裁判所は、ホリエモンの懐具合を見越して、今回、3億円という保釈金を決定したのやろうから、意外とこの人、そんなにもう手持ちの現金は無いのやろうね。。。栄枯盛衰やね・・・。

 以前に離婚した妻の養育費も払い、保釈条件の一つである居住所の変更も出来なくて、日本一高い家賃も払わないとあかん。以前は月給1000万円だったホリエモンも、さすがにしばらくちょっと大人しくしてんと、仕方ないやろうね・・・。裁判の弁護士代もかかるしね。。。テレビでも出て小遣い稼ぎしたいところやろうけど、保釈中の身・・・。世間の常識が許さないやろう。。。潮が引くときは早い・・・・。まだ、若いから、また再チャレンジしたらええやんか。

そういえば、この人、獄中で韓国語の勉強はするは、本は500冊読破するは、さすが東大出や・・・。史記なども歴史物がお好きなんやそうや。こりゃ、中国か韓国で、まき直しでもする気かいなぁぁぁ・・・。それもええかもね。今、行けばチャンスあるかもしれないからね・・・。

みんなが反対する裁判員制度・・・

5/1(月) やっぱり、日本は変な国や・・・。国民の7割もの人が支持していない制度が、何で施行出来るんや。。。。。法務省のアホ役人たちが、勝手に作ったような「裁判員制度」が、今、問題になっている。

 そもそも、裁判というものは、人が人を裁くものである。人間に、優劣はあるのやろうけど、その人のやったことが、悪い事か、悪くない事かということは、誰かがちゃんと判断して、これをきちっと、社会規範にしなければ、世の中のルールというものが規定されない。立法府である国会が、そのための法律を作り、司法の府である裁判所がその法律に則り、実際の事例を判断する。今までは、このルールでやってきた。

 この裁判官が正しい判断をしているかどうかは、最高裁判所の裁判官を国民審査で信任するか不信任にするかという形で、国民がチェックするというポーズで、何とか体裁を取り繕ってきた訳である。ところが、この制度、全く形骸化していて、よっぽど、マスコミが極端なネガティブキャンペーンでもしない限り、最高裁裁判官が罷免されることがない。もし、ちょっと極端な指向の判決を下す裁判官がいても、降格させて、高裁、地裁、簡裁、家裁と、別の職場は、いくらでもある。だいいち、最高裁の裁判官だけの人気投票をやっても、何にも意味が無いやんか。。。

 だから、事実上、裁判官は、よっぽど極悪人でない限り、罷免されることがない。裁判というのは、1人の裁判官が検事側と被告側、双方の意見を聞いて、進めるものだが、たった1人の判断で、人の一生が左右されるような、大変難しい判断が求められる。いろいろ、裁判の記事を見ると、どうもこの判決おかしいのやないかと、疑問視するようなものも多い。でも、その偏った判断を示した裁判官をクビにするようなシステムは、事実上、無いというのが現状である。

 本来、裁判所の組織内部で、正しい判断が出来る優秀な人材を確保、育成するのが理想なのだが、法務省は、驚くべき手法を採った。裁判員制度である。アメリカ映画を見ると、陪審員という人たちが、多数決で判決をするというのを、よく見る。これを真似たのが、日本の裁判員制度なのだが、これが、とんでもない現実離れした制度なのである。

 プロの裁判官は、その案件に関して、裁判までいろいろなことを調べあげる。出来るだけ正しい判断をするべく、証拠の裏付けをしたり、の調査をする。ところが、この制度、普通の主婦や、サラリーマンを、その時だけ裁判所に来てもらって、そこで判断をしてもらおうと言うのである。どうして、その人たちを選ぶのかというと、アトランダム・任意に選ぶというのである。

 例えば、私が窃盗罪で捕まったとしよう。無罪を主張するけど、裁判員がヤンキーの兄ちゃんで、その兄ちゃんがこいつは有罪やと、他の裁判員をそそのかした。そのおかげで、有罪にされる。。。こんなことも考えられるのである。。。

 逆に、私が裁判員やったとしよう・・・。暴力団組員が、対抗する組の組長をピストルで殺した裁判を担当して、私らが無期懲役を決めたとしよう。。。逆恨みした組員が、会社や家にやってきて、お礼参りにやってくる・・・。こんなことも無いわけではないのである。。。

 また、裁判員なんかに指名されたりしたら、会社はその人を休ませなくてはならないし、それやのに、その人の給料もちゃんと払わなければならないのやと・・・。これがおかしい。大企業の社員さんやったら、1人ぐらい取られても、他の人がカバーして何とかなるのやろうけど、中小企業で、トラックの運転手が一人裁判員に取られたら、もう一人雇い直さなければいけない。お役後免になっても、帰り場所の仕事はもうない。つまり、事実上クビにせんとあかん事になるのである。

 こんな現実を、何にも判ってない高級役人の感覚で作った法律。。。これが裁判員制度やろう・・・。この制度、私は、裁判官という職に携わる人たちの、職場放棄やとさえ、思うのである。裁判の数が増える割に、裁判官はなかなか増えない。大変な割には、稼ぎが少ない。人に恨まれることもある。同じ法曹関係なら、弁護士の方がもうかる。。。。こんな現実がないだろうか。。。

事実、私が見たことのある現実の裁判の中で、いったい何をやっているのかと言えば、意外にも、次回の開廷日程を決めるのに、弁護士、裁判官、検事の3人のスケジュール調整に、かなりの時間を使ってやっているのである。やっと決まった日程が1ヶ月後。。。これが裁判が長くかかりすぎる元凶である。裁判は正味10分なのに、次回開廷日時決定に5分。。。なんやこれ。。。

司法試験は、最難関の国家試験のひとつである。司法試験を受験する人たちの総数と質をいかに高めて、いかに優秀な多くの法曹関係者を確保するのかが問題である。いくら、この人たちが、なかなか集まらないからといって、いきなり、ど素人に任せてまえ・・・というのは、あまりにも安直で、あまりにもひどいアイディアなのではないか。まだ、日本には、そこまでの法意識が、土壌として形成されてない・・・。時期早少・・・。その感は否めないわぁ。。。まだ日本には早すぎると思うけどなぁ・・・。

カラダ年齢・・・

4/30(日) 昨日からゴールデンウィークに突入!世の中は連休景気で賑わっている事やろうね。さて、休みだから、何かをやると言っても、なかなか何も出来ないものである。買い物なんかは、するが、今度のゴルフに備えて、打ちっ放しでも行こかいなぁ・・・。そんなぐらいしか予定が無いのも寂しいものである。ここは、ちょっとどこかへお出かけの予定でも組まないとあかん。。。

 さて、自慢やないが、私は少々、いやボチボチ、まあまあ、けっこう、太っている。でも、いくら、人から、デブや、と言われても、なかなか痩せようと思ったことが少ない。なぜなら、私は、生まれたときから「固太り」だからである。つまり生まれながら太い体型なのである。。。骨も太いし、筋肉も意外とドーンとある。でも自分への言い訳で、身体が太い割には体内脂肪とか、皮下脂肪の率は、普通の人よりは高いが、意外と脂肪太りではない。そう、思いこんでいたフシがある。。。

私の小さい時からのあだ名が「クリブー」なので、今でも小中学校時代の同級生に会うとこのあだ名が出てくる。そんな私でも、高校時代は、バレー部でクラブをやっていたのと、背が遅ればせながら、人並みに伸びたので、さすがに、このあだ名は返上となったが、社会人になって、楽をして、運動不足になると、もともとの体質が出てきて、どうしても太ってしまう。

 最近では、極めつけだったのが、数年前の心筋梗塞の発作の時、である。その当時、私はチェリーという煙草を1日に2箱以上吸っていたし、食事は1日に4食になることもあった。それでも、食事量が煙草で抑えられていたのか、体重は82㎏ぐらいやった。もちろん、これでも太りすぎなのだが、私の場合、あんまり急激に太ったり痩せたりすることはなく、毎年安定して少しづつ体重が増えてきたという感じだった。

 心筋梗塞の発作が起こって、救急車にのせられ、入院して、心臓のカテーテル手術を受けたのを契機に、煙草は一切止めた。止めたのはええのだが、退院してから、口が寂しいのか、何と96㎏まで一気に体重が増えてしまったのである・・・。身長173センチの私からしたら、理想体重は68㎏前後・・・。でも82㎏から、さすがに13㎏以上も体重が増えたら、ほんと、これは、しんどい・・・・。よく、息苦しい時もあるし、階段の上り下りも、はぁはぁ言っていた。。。やっと、煙草の無い生活に慣れて、食事量も安定してきた時、体重は88㎏にまで減っていた。

 ところが、ここからがなかなか下がらないのである。心臓病があると、水分はたくさん採らなくてはならない。ところが、水でも太る体質の人には、せっかく汗をかいても、すぐ体重が戻ってしまう。バレーボールの試合なんてあったら、2㎏は体重が減るのだが、お茶やらスポーツ飲料で次の日には、しっかり体重が戻っておる。

 私ぐらい体重のある人からしたら、2~3㎏というのは、いわば誤差の範囲である。1㎏やそこら、減ったからと言って、いちいち一喜一憂してられない。これは、あかんと、生まれて初めて、「痩せよう」と思った。別に理由などはない。車から降りる時、ベッドから起きあがる時、どうしても「よっこいしょ」となるし、バレーをしていても、歳というのもあるが、少し緩慢になる時がある。いっぺん、痩せてみたろうか・・・。こんなところである。

 それと、最近になって、体脂肪計という体重計と、体脂肪率なんかを計れる機械を買ってみた。オムロンの出しているカラダスキャンという商品である。この機械に身長やら、年齢などのデータを入力して、ヘルスメーターのようにのり、手で持つ握りバーを水平に手を伸ばして持ち、顔の正面にインジケーターがくる。しばらく計測時間まで待つと、カラダ年齢が表示される。ガ~ン。何と61歳・・・。私はまだ49歳やのに。。。12歳も年寄りの表示が・・・。こりゃ、ちいとは、痩せんとあかんかなぁ。。。。こんなきっかけで、ダイエットを始めてみた。

 さて、普通、ダイエットとなると、どうしても極端な事を考えがちである。食事を半分にするとか、慣れないハードなスポーツをやるとか。。。来年50の私には、こんなのは難しい。。。どんどん体重が減れば、そりゃ楽しいやろうけど、そんなに簡単な事やない・・・。

 

 私の場合、消費するカロリーより供給されるカロリーの方が多い、カロリー過剰型であることは、自分の事やから、充分に判っているつもりである。自分の食生活を反省すると、食事の時間が来ると、お腹が減っている、減っていないに関わらず、義務的に食事をしていたことがあった。だから、お腹が減った~と、思う事があんまりない。胃の中に常に何かが残っている感覚が続いていたのやないかと思うのである。おまけに、食べる量が、多い。胃がそのことに慣れていて、胃が大きくなっている。だから私の体型を横から見ると、みぞおちの部分がポコッと出ている。

 俗に言う、胃が出ている体型なのである。これを改善するには、食べる量を減らして、胃を小さくする努力が必要になってくる。私の食生活で他の人と違うのは朝食である。朝から大盛りのカレーとか、牛丼、ラーメンなんていうのが多かったが、これをご飯一膳だけに変えてみた。たった4日目だが、昼食前にかなり、空腹感を感じるようになった。

 

 私の朝は早い。4時半には起きて5時か5時半遅くとも6時までには朝食が終わっている。次に胃の中に食物が入るのが12時だから、6時間以上空いている。そりゃ、消化されるわなぁ・・・。食べる量を減らすと、ストレスになり、やけ喰いになりやすい。これがリバウンドの主因になる。だから、そのストレスと上手に付き合いながら、たまにはストレス解消しながら、少しづづ痩せるのが良い。判っていてもこれがなかなか難しい・・・。

一番良い薬になるのは、煙草をスパッと止めた時のように、危機感を持つ事なのかもね・・・。オムロンのカラダスキャンで、まともな自分の年齢に戻るまで、しばらく、ダイエットを続けてみようと思う。。。