会社は、誰のものや???
5/8(月) そもそも、会社というのは、誰のモノなんや・・・。村上ファンドが、TBSやら阪神電鉄やらの株を買いまくっとる。村上氏自身は、元通産省の官僚やった人で、投資会社を設立、投資家から資金を集めて、それを運用する会社をやっとるだけである。ところが、この運用成績が良いものやから、この村上氏のファンドが目を付けた会社の株が上がる。余計に、また投資資金増え、運用資金が増える。という、社会現象までになっている。。。。
もともと、私は、日本の企業は、西欧風の体裁は採っているが、まだまだ日本的な企業風土が根強い社会やと、常々思ってきた。もともと、○○商店やった創業者が一代で、従業員を増やし、売上を伸ばし、会社を大きくした。そんな会社が、今上場している。株式会社という体裁は採っているが、本来、他の投資家から株で資金を援助してもらって、投資し、会社の規模を大きくするという、欧米流の感覚とは違って、少ない利益の中から再投資を繰り返し、どんどん会社を大きくしてきた。
今でも、サントリーなどのように、株式なんていう、手っ取り早い資金調達方法を採らずに、銀行借入やら、通常の方法で充分資金調達をしている会社もあるぐらいや。。。
人のカネなんかあてにせずに、自分の儲けの中から、何とかなんとか、増やして、工面して、節約して、会社を大きくする。苦労して大きくした会社だから愛着も湧くし、それを手放そうとなんか、思わない。社員も、一緒に苦労して、会社を大きくしてきたという自負がある。だから、簡単に会社を辞めようなんか思わないし、良い人材を育てて、後継者を育成しようという企業風土も生まれる。
JAPANアズナンバーワンと言われた日本型経営は、その労使一体となった家族型経営の強固さから、欧米の企業も、参考にしたし、お手本にした時期もあった。ところが、今の時代は、これを全部否定してしまうような流れになってきた。起業家は、ドライに会社を大きくして、企業価値を高めて、高値で他の人に売る。これがお手本になってきてしもた・・・。
会社は、本来、経営者のものであり、従業員のものであったのに、株主のものであり、投資家のものという概念が、いつの間にか、はびこってしもた。。。こんなこと、いつの間に、誰が決めたんや・・・。何でもアメリカ流にする必要は全く無いのやないか・・・。これがグローバルスタンダードか。アメリカの物差しでしか、何でも計らないと、世界基準やないと、誰が決めたんや・・・。それがホンマに日本の国益やったんか。。。。
阪神タイガースという野球の球団は、関西地方に圧倒的なファンを持つ球団である。この会社は、関西の景気を左右するぐらいの、圧倒的な影響力も持つ。この会社が村上ファンドのターゲットとして48%の株式を集められた。救済に乗り出したのが、何とライバル関係にある阪急ホールディングス。TOBで阪神株を引き取ってもええよと、言ったのだが、問題は、阪神株を売却する値段。村上ファンドは、高値で買い取らすのが目的の会社。このやり方が汚いと、多くの関西人が怒っとる。
ソニーがニューヨークのエンパイアステートビルを買収した時に、アメリカ人の心を踏みにじったと、ニューヨーカーたちにボロクソ言われたように、村上ファンドが阪神を乗っ取るのは、関西人は、ものすごいアレルギー反応を示した。ここまで、村上のオッサンは予想してなかったやろう。売るに売れない阪神株。動きが取れなくなったこの問題に村上氏側は、役員を過半数押し込む事で、事実上阪神電鉄を乗っ取ってしまおうと、画策したようや。過半数取ってしまったら、会社は、全部自分のものも同じや。阪神タイガースも上場させて、株式の上場利益を上げて、阪神の持っている優良不動産をさっさと換金して、ドバーっと配当させて、カネを掴んで、あとは、ボロくずにして、他の会社に高値で売り飛ばす・・・。
まさしく、ハゲタカファンドの手口と一緒やんか。。。日本人がこれやったら、あかんやろう・・・。村上のオッサンは、うちがやらなくても、他の外資がやるから、同じ事。。。と、開き直っとるけどね・・・。企業は株主のもの。それは、日本では、通用しない観念や。まだまだ日本では、経営者のものであり、社員のものであり、お客さんのものである・・・、という観念の方が、まだまだピッタリとくる。そのへんは、頭にたたき込んでおかないとアカンで・・・。