デジタル編集者は今日も夜更かし。 -14ページ目

デジタル編集者は今日も夜更かし。

出版社に在籍していながら、仕事はネット、携帯などデジタル企画のプロデュース。

もし雑誌をやっていたら記事にしたかもしれない様々なネタを、ジャンルにこだわらずコラム風に書いてみる。アナログ志向のデジタル編集者は、相も変わらずジタバタと24時間営業中!


昨年10月に創刊されたTokyo graffitiという月刊誌がある。
とんかく、毎号、千人以上の普通の人々が登場する。

街のファッションスナップだったり、テーマを決めたインタビューだったり、家族写真だったり、キスしているふたりだったり、同棲カップルの部屋を訪ねたり、いろんな職業の人々だったりと、Tokyoの普通の人たちをいろいろな視点で取り上げている。

創刊2号(11月号)の表紙には、なんと1300人以上の顔、顔、顔が並ぶ。(数えてみた…)
この雑誌を眺めていると、ボクとはまったく接点のないところで、毎日、それぞれの生活、人生を送っている人々がいることをあらためて思い知る。

ボクはたぶん年間千人以上の人と名刺交換をしたり、紹介されたりするのだけれど、創刊号から2月号(第5号)までページをめくってもまだ知り合いを見つけられない。当たり前だよね。いまのペースなら、10年かかっても東京人の0.08%としか知り合えないんだから。

人は、自分とは違う人がそれぞれの場所で生きていることを、キチンと思うことが大切だ。異なる人生観、異なる常識、異なる価値観、異なる宗教、思想。「フツーは」とか「ありえない~」とか、そんな身勝手な決めつけはもうやめよう。
スクランブル交差点ですれ違う人々の人生に思いをはせるのは難しい。でも、こうして雑誌に掲載されているたくさんの顔を見ていると、想像力は優しくふくらむ。
ニュースで毎日聞き流す被害者の名も加害者名も、匿名ではなく、親の付けた固有の名であることを意識する。

素敵な雑誌だ。

「昔の写真みたいに再撮影!」(昔の写真と同じ場所、同じメンバーで撮った写真を並べている。家族写真や同級生の写真は泣ける)
「同期入社」(その後のいろいろ人生。5年も経てば変わるんだよね…)
「母と娘」(年頃の娘と、その年齢だった頃の母の写真。良い!)
などなど、企画も楽しい。

・Tokyo graffiti web
http://www.grfft.com/

定かではないけど、かつて福岡で出版されていたタウン誌『no!』が、何らかの経緯で上京してきたらしい。
売れてるのかな。続いて欲しい…。定期購読するから!

もっとたくさん春を見つけたいと、今日は愛犬ソピアの散歩も、少し遠出をしてみた。なかなか良いテーマが見つからないな、と思いながら、ソピアよりボクが先にバテて帰ってきたら、玄関脇のプランターにプリムラ(西洋桜草)がきれいに咲いている。なんだよ、青い鳥。

正式名称は忘れちゃったんだけど、白い小さな花が溢れるほどのこのプリムラは、年末には花をつけ始める。パンジーなどとともに、花の寂しい季節に貴重な存在だ。鼻を近づけると、ほのかな春の香りがする。

この花は、小さな花がかたまって咲くのだけれど、その房の先っぽを摘んで、写真美術館のミュージアムショップで買った水の入る花瓶型(?)ピンブローチに差してみた。透明ガラスのピンブローチで、ちょっとかわいい。

でも、まあこれをスーツのえりに着ける勇気はないから、無駄な買い物だったかも。350円。たぶんこのブログ写真撮影で、お役御免だな(^0^)




確実に手に入れるためには、一週間前に予約をしなくてはならない。
しかも、2月14日のValentine Dayまではすでに予約がイッパイで、ほぼ入手不可能!
それが、この一袋6粒入りのキャラメルなのだ。

先週の土曜日に、“対岸の彼女”に登場した「アテスウェイ」で書いた“キャラメル ヴァニーユ”を受け取りに行ってきた。
小洒落た店内は、いつも通りに女性客でイッパイ。夕方だったからかショーケースのケーキも残り少なくて、これも絶品の焼き菓子系(フロランタン ショコラ、フロランタン セザム、ガレット ショコラ、キャレ アルザシエンヌなど)も購入。たとえば“キャレ アルザシエンヌ”は、フランボワーズのジャムをサンドしたサクサクしっとりの焼き菓子でケーキが売り切れでも満足々々!

で、キャラメル!
写真をclickして大きくしてみてください。たっぷりのバニラビーンズと圧倒的に滑らかな輝き~!
適度な柔らかさと口溶けにトロトロしながら味わっていると、このキャラメルの真骨頂“ドセル(塩)”の小さな粒が不意に舌に触る。ボクは、この塩粒と出会うためにこのキャラメルを食べる!!
南の島で潜った後のコーク、寒稽古の後のお汁粉(経験無いけど…)、砂漠のオアシス、フルマラソンの給水所、禁煙中の一服、ファスティング明けのおかゆ…、そんな感じ。

まあ、キャラメルはキャラメルだから、予約して一週間待つ価値があるかどうかは分からないけど、たかがキャラメル、されどキャラメル。美味いモノは美味い。

アテスウェイのケーキの紹介は数々あれど、“キャラメル(ブールサレ)ヴァニーユ”そのものについての言及は、ネットでもほとんど見かけない。キャラメルって、最近人気なさそうだし、子どものお菓子だもんね。でもね、アテスウェイのキャラメルは、特別なんです。

男性の皆さん、愛のチョコのお返しには“アテスウェイのキャラメル”がお勧めです。

・ぐるなび - パティスリー アテスウェイ 吉祥寺
http://r.gnavi.co.jp/g135113/

白木と小動物の組み合わせでアートする。

階段や欄間、風呂、神棚や仏壇など、日本家屋の様々なスペースをシンプルに白木で再現し、そこに、カイコやランチュウ、蛇やカラスを“置く”。

白木のカウンターに赤いランチュウが一匹、白木の仏壇に黒いカラスが三羽、白木の欄間に無数のミツバチ…。

おいおい、むちゃだろう…と思いつつ、そのむちゃが美しく、森や海のイメージにつながり、想像は時を数百年も遡る。命が静かに際だつ。ホントに、世界が広がるんです。

この世界を創りあげているのが、戸田正寿氏。
アーティストであり、デザイナーであり、キュレーターでもある。
『戸田正寿作品展 HEIAN』は、恵比寿ガーデンプレイスの東京写真美術館で、2/19(sat)まで。作品は、すべて写真による展示だが、生きている小動物をどのように白木と組み合わせて撮影をしたのか、その過程を含んだラフや指示書、設計図のパネルも興味深かった。

ボクが訪ねたとき、観客の半分は若い女性、残りの半分が外国人だった。
ミュージアムショップでも販売している作品集は、米国の出版社から2003年10月に出版されている。日本人の、極めて日本的な作品が、いまようやく日本で見られる。

『HEIAN』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1555952372/ideabowl-22/
*日本のAmazonでは、前書きを書いているVicki Goldberg (著)となってました。
U.S.定価:$45.00が、価格:¥4,112…ボクはミュージアムショップで5.500円で買った。。ガックリ。
表紙は、茶の炉(白木と金箔とコイ 白)。白木の英訳は、Plain Woodとなってしまい、かえって日本的に精緻な美を際だたせているように感じた。




・東京都写真美術館
http://www.syabi.com/


ちなみに、ボクがプロデュースしているプロジェクトのロゴは、戸田氏のデザイン。氏の名声に恥じないくらいに大きく育ったら、ここでも公開しよう。がんばらねば。

まずは、写真のドラゴンを見て欲しい。
ドラゴンくんは、いつでもカメラ目線。
(写真をclickして、大きくしてみてください)

これはさっき、ボクがハサミでジョキジョキ作った紙細工なのだが、写真を撮る位置(見る方向)を変えているだけで、じつはドラゴンは動かしていない。制作時間は約15分。

不思議、不思議。
英国の教育目的のサイトで、pdfの型紙をダウンロードできる(ドラゴンくんの下にひいてあるヤツ)のだが、普通はめんどくさくて切ったり貼ったり作ったりはしないだろう。
でも、そこには昨年11月に120万DLされたというビデオ映像があって、それを見たらもうこの目でそのイリュージョンを見たくて見たくてガマンできなくなった。

このサイトは、一時期話題になった「宙に浮かぶキリスト像」など光学的錯覚をいくつも取り上げている教育サイトだが、ビデオ映像を掲載した昨年10月から爆発的にトラフィックが増えたという。

ボクも、確かにここで映像を見なければ、実際に作ってみるということまではしなかったかもしれない。やはり、映像にはサイトが伝えたい事柄を補完する力がある。ボクの携帯写真だけで、このドラゴンの素晴らしさは伝わるだろうか。

余談だが、皆がこのサイトのことをどんな風に書いているのか知りたくて、いろいろと検索してみた。一部ですでに有名なので、数多くヒット。
Linkで紹介しているサイトがほとんどだったが、例のビデオを出典も書かずアップしているサイトが上位にバンバン引っかかってきた。サイト制作者のHendrik Ball & George Auckland両氏は、心良くLinkを許諾してくれているのに。ちょっと悲しい。
それに、実際に作ったという報告は少ししかなかった。紹介や、解説、評論は多いのに。。。これも、ボクにはとっても不思議だったな。


・Grand Illusions
http://www.grand-illusions.com/dragon.htm
*ぜひ、上記サイト内のビデオを見てください。トップページには、他にも光学的に騙してくれるイリュージョンがたくさん!

このサイトは、知人に教えてもらった。超有名な百式管理人さん、アリガト。
あ、彼も、ちゃんと作ってみたらしいよ(^.^)

ワケあって、近くのアパートのネームプレートを季節ごとに飾っている。

建物の外観がちょっと女性っぽいデザインなので、シルクフラワー(造花)をアレンジしてプレートの脇に軽く配置する。
以前からクリスマスのディスプレイはしていたのだけれど、季節ごとに変えるようになったのは昨年初夏から。5月にクレマチス、夏は小型のひまわり、秋にはコスモスなどを中心に。クリスマスは特別versionで、ヒイラギやポインセチア、木の実やスノーボールをアレンジした。

アパートに花を飾ると、それだけで匿名の集合住宅から、人の住む暖かい住居にグレードアップしたように見える。季節の花は偉大だ。

春の花は、菜の花をベースに、野菊と梅を小さな篭にアレンジしてみた。
最近のシルクフラワーは良くできていて、本物の花と見まごうばかり。雨に晒されても色あせたり形が崩れることもない。もちろん、本物の花の方がいいに決まっているけど、コストと手間を考えるとそうもいかない。

通行人が目を向けてくれるだけで嬉しい。
時々、顔を近づけて触ってみる人や、写真を撮っていく人もいる。
ボクにとっては、雑誌やコンテンツの制作という仕事も、アパートのディスプレイも、もしかしたらこのブログも、同じ意味を持っている。何かを発信して、それに反響があるのが、とても楽しいのだ。

肌に合う文章というのがある。
それは書き手の文体そのものなので、小説の出来不出来とかテーマには直接関係がない。作品よりも、作家に依存する。
肌に合う文章で綴られた小説は、ほとんどエクスタシーだ。
リズムや、言い回し、比喩などがストーリーと気持ちよく絡みながら展開すると、先を読みたい、でも、この心地よさを終わらせたくないというジレンマを感じながらも、結局は欲望に負けあっという間に読了してしまう。

今のところボクの肌に合うのは、樋口有介と村上龍、石田衣良、そして、本多孝好とあと数人。もちろん好きな小説家に重なるが、好きな小説家のすべてがエクスタシーを与えてくれるわけではない。

小説が面白いかどうかを他人に伝える時には、この“肌に合う”かどうかは考慮できない。異性の好みが千差万別であるように、ボクにとっての本選びで重要となるこの要素は、書評、文芸批評では意味を成さないのだ。美人かそうでないか、イケメンかそうでないかは、多少の差はあるにしても共通の認識を得ることができるが、好き嫌いは千差万別なのと似ている。

肌に合う文章を書く作家の出版されている作品は、ほぼすべて読んでしまって、文庫化されたらまた購入したり、再読したりを繰り返している。
この『Fine days-恋愛小説』は、そんななかで、現在出版されている最後の未読作品だった。

あ~あ、読んじゃった。
短編集で、ちょっと不思議な恋愛小説が4編。最初のページから気持ちよく読み進み、最後の作品“シェード”で、泣かされた。

気持ちよかった(^.^)


Fine days-恋愛小説/本多孝好
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396632223/ideabowl-22/

■TB■
乙女の脳内大公開/kinako日和
http://blog.goo.ne.jp/happymania80
読後感が、少しだけ似ていたので。

忘れられぬ風景を求めて
http://voyage.exblog.jp/1557696
hrnhnkさんに、もっともっと本多孝好を好きになって欲しかったのでTB。

推定地上高2.5メートルから撮影。
11月末から約1ヶ月の間楽しませてくれたクリスマスイルミネーションは、電源は抜いたけどハナミズキの木に絡みつけたままだった。
http://editor.ameblo.jp/entry-f63323bff9a4bffc3c55d872203fda62.html

例年は、正月明け2週目の週末に片づけていたのだけれど、今年は天候が悪かったり疲れていたりで先延ばし。ようやく、今日、すべてを外すことができた。

樹上の枝先には、もうたくさんの花芽がついていた。
左上のLEDライト、数十メートル分が、ハナミズキの木に負担をかけていたわけだ。従来の電球タイプほどではないが、コードは変わらないのでまとめてみると結構重い。
枝や花芽を傷つけないようにコードを外していくのは、かなりめんどくさい。でも、5月の白い花を想像しながら、丁寧に丁寧に。

一青窈の『ハナミズキ』のおかげで、家のシンボルツリーにさらに愛着がわいた。ウチのは薄紅色ではなく、白いハナミズキだけど。
初夏の頃には、クリスマスイルミネーションに代わって、みんなが白い花を見上げてくれると嬉しいな。
今年こそ、平和に。
“キミと好きな人が百年続きますように。”

『対岸の彼女』に、「アテスウェイのケーキ」が登場する。
吉祥寺が最寄りの東京女子大前にあって、ボクの大好きなケーキ屋さんのひとつだ。
ググるとたくさんヒットするし、オープン直後の2001年から2002年には、多くの雑誌でも紹介されたのでシェフの経歴や人気の理由は省く。
が、たとえ人気店といっても、都心の店ではないので小説に登場したりすると、自分の事のように嬉しくなる。

で、祝!直木賞小説登場記念、ということで久しぶりに食す。

ボクがアテスウェイのケーキが好きなワケは、味がシッカリと濃いこと。
「あんまり甘くなくて美味しい~」的情報バラエティコメントをよく耳にするが、キミはケーキに何を求めているんだ!とボクは問いつめたい。「甘くない」を誉め言葉に使われたら、パティシェは怒るんじゃないだろうか。

モンブランや、フランスのコンクールで優勝をした“ガトー・ド・ボワイヤージュ・ショコラ”ももちろん美味いのだが、イチバン好きなのは“パヴェ・プルトン・オ・キャラメル”。なんと言っても、有塩バター(ブルターニュ産)を使っているのが素敵。
チョコレートビスキュイとキャラメルクリームが層になって、ほのかな苦みとほのかな塩味が、シッカリとした甘みをカバーしながら調和する。
しっとりと重量感のある食感とも相まって、ただただ薄味のシフォンケーキとは対極に位置する(嫌いじゃないけどね)。オトナのケーキだ。

じつは、ここのキャラメルも大好物。
2、3年前のホワイトデーには、このキャラメルが女のコたちに大好評でした(^.^)v
やはり有塩バターを使っていて、センターにはなんと塩の粒が1~2粒入っている。美味いのだ~ワクワク、と思ったら、なんと予約でしか売ってくれないとのこと。いつのまに、そんな事態になってしまったんだ。。仕方がないので予約をして、来週の土曜日までお預け。来週、紹介しましょう。

ケーキの撮影には愛犬ソピア(ラブラドール、もうすぐ12歳のおばあちゃん犬)も参加。食いしん坊なのだが、当然、ケーキはあげないので、テーブルにあごをのせてガマン中。恨めしそうな顔でボクを見つめてる。可愛い…。

■TB■
Pushpin Diary by SANTA
http://liberajoy.exblog.jp/
記事ネタになんだか親近感。吉祥寺の鯛焼きも食べてみようっと。

いつも前を通るある障害者施設の前の路上に、車イスマークが描かれた駐停車スペースがある。
近くの公園のトイレや弁当屋を目当てに、よくタクシーが路駐をしている。車イスマークが踏みにじられているようで、なんか気分が悪い。

ホテルや公共施設で見かける車イスマークは、国際的に決められた“障害者が利用できる建築物、施設であることを明確に示す世界共通のシンボルマーク”だ。このマークはすべての障害者を対象にしており、車イス使用者だけを指すのではない。また、健常者を排除するものではない。しかし、駐車スペースに限っては、「専用」とすることができる。

混雑する商業施設の駐車場や、高速道路のサービスエリアなどでは、出入り口やトイレに近い場所でよく見かける。車イス利用者、障害者は乗り降りの際、ドアの脇に相応のスペースが必要だし、移動も段差や距離、安全性などで便宜を図る必要がある。空いているからといって、健常者がそこに停めるのはもってのほかだが、日本では特別な罰則規定は無いようだ。米国などでは厳しく規制され、たとえばカリフォルニア州では違反者には340ドル以上の罰金だという。そして、たとえ障害者でも、証明書を持っていないものも同様の罰則を食らう。

一般の道路にプリントされている場合、道路交通法上どんな扱いなのか。標識ではないのでどのような法的根拠があるものか調べてみたのだが、明確な答えは見つからなかった。どうやら駐停車禁止除外スペースとして、所轄署が認めている、ということらしい。つまり、マナーとプライドの問題で、おとがめなし。ただし、もちろんそこは“駐車禁止区域”なので、ミニパトが公平に取り締まれば、駐車違反だ。

電車で席を譲らなくても、シルバーシートに座っていても、もちろん、罰金は取られない。点字ブロックに自転車を停めても、滅多なことでは咎められることはない。でもね、なんだか、格好悪いと思う。
プロのドライバーが、愛車のタイヤで車イスマークを踏んづけてるのは、ちょっと悲しい風景だった。