“HEIAN”/戸田正寿作品展 | デジタル編集者は今日も夜更かし。

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出版社に在籍していながら、仕事はネット、携帯などデジタル企画のプロデュース。

もし雑誌をやっていたら記事にしたかもしれない様々なネタを、ジャンルにこだわらずコラム風に書いてみる。アナログ志向のデジタル編集者は、相も変わらずジタバタと24時間営業中!


白木と小動物の組み合わせでアートする。

階段や欄間、風呂、神棚や仏壇など、日本家屋の様々なスペースをシンプルに白木で再現し、そこに、カイコやランチュウ、蛇やカラスを“置く”。

白木のカウンターに赤いランチュウが一匹、白木の仏壇に黒いカラスが三羽、白木の欄間に無数のミツバチ…。

おいおい、むちゃだろう…と思いつつ、そのむちゃが美しく、森や海のイメージにつながり、想像は時を数百年も遡る。命が静かに際だつ。ホントに、世界が広がるんです。

この世界を創りあげているのが、戸田正寿氏。
アーティストであり、デザイナーであり、キュレーターでもある。
『戸田正寿作品展 HEIAN』は、恵比寿ガーデンプレイスの東京写真美術館で、2/19(sat)まで。作品は、すべて写真による展示だが、生きている小動物をどのように白木と組み合わせて撮影をしたのか、その過程を含んだラフや指示書、設計図のパネルも興味深かった。

ボクが訪ねたとき、観客の半分は若い女性、残りの半分が外国人だった。
ミュージアムショップでも販売している作品集は、米国の出版社から2003年10月に出版されている。日本人の、極めて日本的な作品が、いまようやく日本で見られる。

『HEIAN』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1555952372/ideabowl-22/
*日本のAmazonでは、前書きを書いているVicki Goldberg (著)となってました。
U.S.定価:$45.00が、価格:¥4,112…ボクはミュージアムショップで5.500円で買った。。ガックリ。
表紙は、茶の炉(白木と金箔とコイ 白)。白木の英訳は、Plain Woodとなってしまい、かえって日本的に精緻な美を際だたせているように感じた。




・東京都写真美術館
http://www.syabi.com/


ちなみに、ボクがプロデュースしているプロジェクトのロゴは、戸田氏のデザイン。氏の名声に恥じないくらいに大きく育ったら、ここでも公開しよう。がんばらねば。