天才アルキメデスが登場!!
8巻では、ハンニバル陣営では、イベリア半島からアルプスを越えて、イタリア半島で戦ってきた臣下のマハルバルが死に、そして新たな登場人物として「アルキメデスの原理」で有名な古代第一級の科学者であり発明家であるシチリアのアルキメデス、そしてこの第二次ポエニ戦争(ハンニバル戦争)の行方を大きく左右するヌミディアのマシニッサが登場します。
展開と感想
7巻に引き続き、このノラにて、ハンニバル軍と”ローマの剣”猛将マルケルスが第二次ノラの戦いを行うことになります。
ハンニバル軍は、ハンニバルではなくその配下のマハルバルが指揮して戦います。ハンニバル軍の強さの一番大きなところは、ヌミディア騎兵でした。これでローマ騎兵を圧倒して、その後、ローマ歩兵を包囲殲滅するという形でした。
マハルバルは、この戦いで同じようにしますが、スキピオの罠にはまり殺されてしまい、第二次ノラの戦いはハンニバル軍の敗北に終わります。
ローマ軍の司令官マルケルスらは、シシリア(シチリア)島
シシリア(シチリア)島はローマ傘下にありましたが、そのシシリア(シチリア)島のシラクサがハンニバル陣営についたので、その奪還のためでした。そのシラクサにいて、さまざまな発明品でローマ軍を苦しめたのが、あの稀代の天才数学者のアルキメデスでした。
スキピオは、マルケルスにシラクサに潜入して、その秘密を探ることを提案します。そして自らがローマと共に戦おうと持ち掛けるマケドニア王の親書を持ってきた使者としてシラクサに潜入し、アルキメデスに会い、自らがローマのスキピオであることを名乗り、シラクサの秘密を教わることになります。
一方、アフリカでは、この第二次ポエニ戦争(ハンニバル戦争)の行方を大きく左右する東ヌミディアのマシニッサ王子が登場します。
マシニッサはのちに東西ヌミディアを統一する王となる人物です。このマシニッサが率いるヌミディア騎兵は、ハンニバルにつくのでしょうか?スキピオにつくのでしょうか?
次号以降、このマシニッサがいろいろ活躍します。
ハンニバルとスキピオとマシニッサの三角関係!?が、、、
8巻はこれで終わりです。
アルキメデスとスキピオのやり取りなどはぜひマンガを読んで楽しんでください。
アド・アストラ 1~7巻まで
『アド・アストラ』1巻は、こちら
『アド・アストラ』2巻は、こちら
『アド・アストラ』3巻は、こちら
『アド・アストラ』4巻は、こちら
『アド・アストラ』5巻は、こちら
『アド・アストラ』6巻は、こちら
『アド・アストラ』7巻は、こちら