山下晃和の地球を繋ぐプロジェクト(海外自転車旅) -3ページ目

スラム街

アッサラームアライクム!


経済格差の大きい国の首都には

スラム街という

貧困の人たちが集まるコミュニティが

あるのですが、

中米南米辺りだと

とてつもなく治安が悪くて

すぐに強盗に遭ってしまうのですが、




ここバングラデシュでは、

平和な雰囲気で暮らしています。




もちろん、100%安心ではないので、

気をつけないといけませんが。





鉄道の線路沿いのスラム街は

高級住宅街からも近く

わりと安全のように見えます。

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強い臭気を放つところもあり、

ゴミが散らかっているところもあり。





こういった側面があることを

知るか知らないかで、

また違うと思います。





ここダッカでは、

格差を改善するための

NGOで活躍する日本人が

そこそこ居ます。

解決の特効薬はないのですが、

中長期的に改善していってほしいと願うばかり

です。

ダッカへの道

アッサラームアライクム!



いよいよ、

最終目的地のダッカに到着しました。





起点の町ガジプールで右折するところを

間違えて5kmほどロスするも、

そこで入った食堂が

美味しいバット(ご飯)とイモのカレーで

感動したので良しとして。

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ダール(豆)も大好きなので、

これまたホクホク。





ガジプール手前の道は

全面ガタガタの未舗装路で、

連日の疲労に

ボディーブローのように

ジワジワダメージを与えてきました。




ESSのサングラスが

目をガードしてくれたから

いいものの

これ無かったら

目までやられていたに違いない。

街全体が埃っぽい。





そして、

ようやく道も良くなり、

国道を南下して

大都会に入る。




ここが首都ダッカ




長い長い旅路が終わりました。

山岳地帯から平原、

田園地帯から都会へ。

あらゆる道とあらゆる民族に会いました。




そして、26インチのタイヤが

南アジアンロードに

轍を刻んでいきました。




最後は

名残惜しいのかと思いきや

到着してホッとした

安堵感でしたね。





無事で良かったと。



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ここダッカは、

大都会です。






とはいえ、

美しい街並みとは言い難く、

歪んだ発展といいましょうか。





カンボジアの首都プノンペンの

ような感じなのかも。

(すいません、間違えました。)






しばらく身体を休めて、

観光を楽しみます。
















虫の宿

アッサラームアライクム!



タンガイルに着くやいなや

ホテルの場所を聞く。




まあ、チャイでも飲んでいきなさいよ、

とのお誘い。

またまたご馳走してもらう。

「疲れたでしょう、お金は要らないよ」




「ドンノバード(ありがとう)」




のんびりチャイタイム。

チャイの湯気が

夕焼けに照らされ、

オレンジ色になってもくもく。




ホテルならソフィア病院の上にあるとのこと。

その名もソフィアホテル。

どうやらバングラでは

珍しくヒンドゥーの病院。



場所は街から離れた

バスターミナルにあったが、

次の日に行くダッカへの

国道4号線から近いので、

立地はいい。




しかし、

病院の前に居る具合の悪そうな人たちの

野戦病院化したような人だかりの中は

イヤだな~と思いつつも、

案内してくれるとのことで

渋々行く。




病院の上の3階、

部屋に自転車も置いてOK。

で、

部屋はまあそこそこ汚かったけれど、

「250Tk(300円くらい)に負けるよ、自転車旅している

ので特別だ!」なんて

口ひげを生やしたおっさんが

ガハハと笑うので、

まあ良しとして投宿。




タンガイルの中心の町へは

リキシャに乗って20Tk(26円)

夕方の風の気持ちいいこと!

だいたい2,3kmくらい。

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チリンチリン。

車がやって来てパッパー!

パラパラパラ…

チリンチリン。

いい音だなあ。




比較的良い感じのカフェを

見つけ、久々のコーヒー。




そして、

モスクでお祈りを見て。

朝ごはん用にバナナを買う。

バナナがまた美味しくて。

中米ニカラグア以来のバナナの国。





真っ暗になったので、

リキシャで宿へ戻る。





その宿には、

アリが多く、

さらに蚊も。

蚊取り線香を炊く。





シャワーに入ろうとしたら

クモの巣がはびこっていて、

バッタが捕まっていた…。





そして、

夜中にはゴキブリが!

ギャッー!



茶色くて、身体が透けていて、

日本とは種類の違う

親指サイズ!



…。


…。



うまく、カーペットを上から乗せて、

サンダルでパチン。

何も無かったかのように

カーペットを戻す。

けっして開けて見たりはしない。





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実に、

スリリングな宿だった。

町の中心の宿にすればよかった…

ジョムナ ブリッジ

アッサラームアライクム。



夢の大橋と呼ばれた

ジョムナ橋は

まるで、アクアラインのように広くて

綺麗な高速道路でした。

さすが、日本クオリティ。





トラックの運転手も

公安みたいな人らしく

無料で運んでくれました。




こんなゲートからイン!
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後ろにちゃんと積まれていることを確認。
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当たり前のように屋根に人が乗るバス。
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その横に鉄道も走ってました。

こっちにすりゃ良かったかな。
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川は広くて、青空も淡い水色。
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ここからタンガイルの町までは、

20kmくらいだったかな。

最後は少し国道から

離れるところに町がありました。

ボグラからタンガイルへ。

アッサラームアライクム!


ロンプールという町は

織物が有名で、

カーペットなどが

お土産として買われているようです。




自転車旅だと、

どうしても

重くできないので、残念ながら買えず。




次の町ボグラへ。再び100km南下。

ボグラは酪農が盛んで、

ドイという

ヨーグルトがあります。

素焼きの入れ物に入っていて、

大きいのもあり、

ASIAという有名店の物を買って、

ホテルのスタッフ君たちと

食べました。

チョット甘いのですが、

美味しかったです。




バングラの人たちは

みんな甘いのが好きですね。

そして、揚げ物も。

夜ご飯も22時くらいに食べるそうです。

なので、大体お腹が出てますね。




ボグラからは

さらに南下し、

ウラパラで東に。

すなわち、左折します。

そこから、ジョムナ橋という

日本が作った橋があるのですが、

まさかの自転車通行不可!




なんで?

警備みたいな人が、通ってはダメだの

一点張り。





せっかく走って来たのに、

日本が作ったんでしょうよ!

日本人がなぜ通れない?

「デンジャラス。」

そしたら、

しばらく待ってろといい、

警備トラックみたいな車に乗せてくれました。

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そして、タンガイルという街へ。

ボグラからまた100kmほどでした。

いや~さすがに疲労もきてます。







肩をかすめるバス

アッサラームアライクム。

こちらの

バスが勢いよく

肩をかすめてきます。

さすが、人口密度ナンバー1の国。

これでもかってくらい

バスが出ます。

人が縦横無尽に移動するようです。



そのバスがまた、

そこそこのスピードです。

80km/hなんて表記ありました。




それは危ないです。

リキシャ ワラ (リキシャ引きの人)

大量に木や草や竹を運ぶんですが、

それが、自分の車線、すなわち左側ではなく

逆車線にいっぱい連なっている時は

特に注意です。

そのリキシャを抜かそうするバスが

こちら側の車線に膨らんできて、

その膨らんだバスを、

さらに猛烈なスピードで抜かすバスが来たら、

反対車線のこちらにまで

迫って来るのです。

ぶつかったら

おそらく正面衝突で、簡単に死ねますね。




昨日は最短15cmでした。

その後の風でよろめきましたとも。




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いや~

本当に気を遣いますわ~あせる





ヘルメットは必ず着用しましょう。

これは、

世界中で言えますが。

KABUTOのステアーは

あごひもに抗菌消臭機能が

あってオススメです。



バース!は丁寧な断り方。

アッサラームアライクム!




生きてます。




ネット環境がよくなくて、

なかなかアップできませんでしたが、

自転車で激走南下。




パットグラムからは、

ロンプールという街まで

およそ100km。






途中ラルモニルハット


という町もあったのですが、


そこに行くと34kmほど遠回りになるのと、

県道のようなローカルな道を通ってみたいと思い、

1度川を渡り、南にぶつかる国道へと

続く道を選びました。

分かりにくい説明なので、地図。

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589km。

気の遠くなる道のりのように

見えますが、

自転車なら6日もあれば

行けちゃいます、たぶん。



この西に伸びる道が

本当にキレイだった。

県道クラスになると

未舗装のダートになったり、ガタガタになったりするのですが、そんな気配もなく。

橋もキレイ!




バングラデシュの風景は

右に左に

美しい田園風景が広がっていて、

お米の国であることを

証明しています。




ご飯が本当に旨い!

魚のカレー、

イリッシュカレーは小骨が多いものの、

手で食べると、骨がうまく取れることが

わかりました。

日本でもやってみよう。




このお団子みたいなのは、

魚のつみれみたいなもの。

味は違うのですが。




上のは、

小魚と野沢菜?みたいなもの?

でした。野菜も取れます。

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そして、

ご飯はどんどんつがれるので、

バース!(もう充分です)

と言う術を覚えました。




阪神日本S進出おめでとうございます!




ヒーロー

アッサラームアライクム!



無事に相方が成田到着したようです。

ほっとひと安心。

そんな相方が

インドのコルカタにあった

情報ノートで、

「バングラデシュでは日本人はヒーロー

になれる。」

と書いてあったそうな。




んな、まさか。

と思ったら、

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ゴハン食べていたら

人がわんさか

集まって来て、

一緒に写真撮ろうだの、

名前はなんだ?

どこから来た?

なんて質問攻め。


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右手の窓を見ると、

窓越しにも人がわんさか!

自転車もブレーキとか触ってるし。

まあ、でも物を盗んだりはしない。

彼らは、自転車で旅をしていることに

興味津々。

悪気はない。

みんな、カメラを向けると

きをつけをするから

手を振ってあげると

ようやく笑顔に。



おまけに、

ミスティというお菓子と

チャイをタダにしてくれた。

お店のオヤジは、

お金を一切受け取らない。

ゲストが来たんだ、ゲストからは

お金を取れねー!

みたいなことを言っている。




バングラデシュで

ご馳走してもらうなんて。

グァテマラで

坂道を鬼の形相で漕いでいたとき、

バイクに乗った夫婦が

ハンバーガーをくれて以来の

衝撃です。




そして、

顔が濃いはずの山下が

この国では1番薄い顔ということにも

衝撃を受けています。







パットグラム

アッサラーム アライクム!


正直、

バングラデシュでは

笑いが絶えません。




最初の宿は

パットグラムという町で。

一泊200Tk(およそ260円)

安宿です。

どこにもホテルなんて

書いてなかったのですが、どうやら

ベンガル語表記のようです。

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国境出た後は、

未舗装や、舗装路を繰り返し。

クルマが少なく、

リキシャーや、バイクが来た程度。

走っていると、

みんながハロー!だったり、

ハーイ!だったり、声をかけてくれる。

仕事中の人も笑顔で手を振ってくる。




パットグラムは

町の中が

泥っぽい道で走りづらかったです。



夕方、ホテルの下に居たある男性の方が

パットグラムを案内すると言ってくれ

町を一緒に見て周りました。

フィッシュマーケットを見たり、

モスクを見たり。




彼は英語ができたので、

いろいろと

本当に勉強になりました。



夜は真っ暗な道を歩き、

ろうそくの火で、

お祈りをしているムスリムの姿は

神秘的で、鳥肌が立ちました。

上を見上げると、

ホタルがキラキラと瞬き、

空には満天の星空。




その後、

グラミン銀行の

パットグラム支店を見せてくれ、

一緒にチャイを飲み、

バングラデシュの置かれている状況や、

政治、独立のこと、教育、日本のこと

などを話しました。





バングラデシュまだまだ

面白いこと続きます。



インドからバングラデシュへの国境越え その2

アッサラーム アライクム!


いよいよ、

今回の旅も3カ国目。

東南アジア、中南米とトータルにして、

22カ国目。



チャングラバンダから

イキナリ細い道になり

掘っ立て小屋みたいな

トタンでできたところで、

出国スタンプをもらう。

「ココ本当にイミグレですか?」

って、疑いたくなるくらい簡素な。

場所名は、ブリマリというらしい。

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ここに座って、

待ってろと言われ。

あっさりとOK。




その後、インドルピーを

バングラデシュタカに両替。

まあ、あんまりレートは良くなさそうですが、インドルピーがあったところで、
バングラデシュでは紙切れなので、ほぼ全部替えてしまいました。



そして、自転車を押して

歩くと、今度は税関。

何やら、質問されて、

よく分からなかったので、

何も持ってないと応える。




そして、なんだかOKをもらう。



その斜め前に

あるまた簡素な建物で、

スタンプをもらう。

バングラデシュの旗があった。



その後、

しっかりとイミグレと分かる

ちゃんとした建物でスタンプをもらう。

国境らしき道を越えて、

(トラックがたくさん並んでいたので)

もう一度、チェックされ、

ようやく入国らしい。




けっこう、何度もめんどくさい。

でも、バッグの中身は

チェックされず。




そもそも、

自転車で旅していたら

怪しいもんなんて

一つも持っていないでしょうが。

と思ったが、

とにかく入れてよかった。



スコールが降ったので、

休憩がてら

バングラデシュで、初のランチ!

こんな感じの食堂で。

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そのあと…

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ぞろぞろと

集まって来て、

こんな風に。





日本人に興味津々。





落ち着かないけれど、

みんな凄くいい人。

中南米みたいに

悪そうな奴が1人も居ない。

これは、楽しくなりそうな予感!