山下晃和の地球を繋ぐプロジェクト(海外自転車旅) -4ページ目

インドからバングラデシュへの国境越え その1

ナマステ。


ジャルパイグリという町から

バングラデシュへは

わずか数キロで国境があるのですが、

そこは外国人に開放されていないらしく。




遠回りをして、

チャングラバンダまで

行かなくてはならず。

その途中で、

痛恨のパンク!



タイヤと共に

心も凹んで、

インド人の恰幅のよい

おっちゃん家の前で

パンク直し。

見ると、

とんでもない釘が刺さっていた。

こんな所に落とさないでよ、釘を!!





タイヤを貫通し、

チューブの穴を開けて、さらに

エグい感じで引きずっていたらしく。

チューブごと交換。




しかし、

そのおっちゃんは作業のとき、自転車持ってくれたり、

バケツに水と石けんを持ってきてくれたり、

とても親切でした。
{18589F7F-FFEC-414F-9F2E-A817F1D66910:01}

ジャルパイグリを出るときの1枚。





作業が終わったら

奥さんが、

チャイとお菓子まで持ってきてくれて。



ありがと~!!

と言って去るときに

チャイの分、

お金を払おうとすると。

要らないの一点張り。

ならば、御礼がしたいので、

日本円の10円を渡したら、

受け取ってくれました。




パンクで時間を食ってしまったけど、

心もタイヤの空気もパンパンに膨らみ、

インド人の優しさに触れて、

国境を越えるために

力強くペダルを踏み出しました。



最後は、

家族みんなが出てきてくれ、

見送ってくれ。

僕は、何度も何度も

振り返って手を振りました。

ダンニャバード!!




ビザ情報。

ナマステ。


今回は、

ビザを三つ取得しなければ

なりませんでした。




まずは、ネパールですが、

トリブバン空港では

アライバルヒザが取れます。

顔写真1枚とパスポートを提出。

写真が無くても

何やら自動顔写真マシーンが

導入されていて、その場で写真撮ってくれました。タダで。

にわかに進歩していますね。

15日間 $25 30日間 $40 60日間 $80

です。

日本円でも払えるようですので、
ご安心ください。




インドビザは、

東京は茗荷谷というところに

ビザ発給センターがあり、

(大使館とは別です)

そこで取りました。



こいつがなかなか面倒で、

PCで資料を作成してから

その紙とパスポート、顔写真を提出。

記入に間違いがあると

上のPCルームに行けと言われ、

数分だけでも500円くらい取られます。

インドなら飯3回食べられますね。

2156円。これで6ヶ月、

マルチプルにすると

期間内なら何回でも入れます。

そして、一週間くらい待って、

再度取りに行きます。

茗荷谷という場所は

オシャレなカフェがあったり、

東京ドームまでそこそこ近かったり、

嫌いじゃないんですが、

まあなかなか行きませんよね。




そして、

バングラデシュビザですが、

これがアッサリ過ぎて

笑っちゃうくらいなんですが、

目黒にある大使館に行きます。

閑静な高級住宅街に現れます。

チャリでつつーっと行けました。



そこに、またPCで作成した資料、

パスポート、パスポートのコピー、顔写真を提出。

紙の記入が間違っていても

手書きで直してくれました。

そして、無料です。

バングラデシュ ビザ

と検索すると代行サイトばかり出てきて

お金がかかると勘違いしてしまいますが、

自分でやれば、無料ですから。

4営業日後に取りに行きます。

受け取り可能時間はインド同様短かったので、

ご自身で確認してくださいませ。




東南アジアと違って、

南アジアはわりとビザが免除に

ならないんですね。

旅の高揚感をあおるということで、

ガマンしましょう。

{CA74C96C-1B20-4FC9-816E-7AB4282496B4:01}

写真は、ガントクからタクシーで30分ほど上るとあるハヌマーンビューポイントの寺から見た朝日です。










旅サイクリストは孤独な旅人

ナマステ。



『孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる。』



ニーチェの言葉だそうです。



僕は、とても寂しがりやです。




孤独を何日間も続けていると、

発狂しそうになるときもあります。




東南アジア

ラウンドの2009年。

マレーシアのKLで

イギリス人夫婦のお家で

長くお世話になった後、

「また、いつか会いましょう」

と言って別れ、涙を流しながら

自転車を漕ぎました。



カンボジアに会いに来てくれた

小中学の同級生と別れるときも

大泣きしました。


このときは、

ちょうどお腹を壊して、

嘔吐と下痢を繰り返し、

心も弱っていたので、

久々に会うメンツに嬉しくなったあと

帰っていく時だったので。


本当に別れが辛かったです。

まあ、その後、日本で会えたんですが。



旅は、素晴らしい出会いがあり、

心臓がキューとなるほどの

寂しさがあるので、

強くなれる気がします。



人格が磨かれるかどうかは

分かりませんが。


{5D3DE9EE-2213-40B3-98F5-CD94A19CD025:01}

{4C2B1154-2E1B-4A35-A61B-028CDA8EC77B:01}






Curry Curry Happy!!

ナマステ。



インドの

ジャルパイグリという町に来ました。

シリグリから自転車で

走ること3時間ほど。





距離にして46km。

騒がしい街から

数分するとのんびりした

景色になりました。




草を食む牛。

チャイを入れるお店。

自転車で木を運ぶ人。




大きなバスや

トラックは

スピードを出して、クラクションを

鳴らしながら通り過ぎていく。




黄緑色の田んぼと

茶畑を通り過ぎ。




そんなこんなで、

ホテルを発見。



宿に自転車を置き

カレーを食べに行ったら

美味しいのなんの。

{81990C00-9ED9-4734-9F8A-5720A46C4BF4:01}

他にも

昨夜はコレ。

{08A4320F-52ED-4707-925D-40D4E15137A5:01}

その前はコレ。

{09E35370-A881-4BCE-9408-EF4C4ECFE2A2:01}

まあ、

毎日あたりまえのように

カレーです。




手で食べるのですが、

どれも少しずつ

スパイスの効き方が違っていて

美味しい。

150円から200円くらいなのも

嬉しい。




日本で食べると

1000円くらいになっちゃいますもんね。


日本では、

恵比寿にあるクンビラという

ネパール料理屋によく行きますよ。



さよなら!

ナマステ。



ガントクから

ジープで再び

シリグリに戻って、

高校の同級生である

おきもっくんは夜バスでコルカタへ。

お仕事が美容師さんなのです。

{A4DA834D-EDF7-468E-B3C9-F77F5E685CCB:01}



僕は次の街へ行くため、

別れました。

ここから1人旅です。





オシャレなインド

ナマステ。


シッキムの1番大きな町

ガントク。

シリグリから乗合ジープで

約5時間揺られ。200インドルピーと、

70インドルピーが相場らしい。

約480円。






ガントクは、

山の上にある街。

自転車はシリグリのホテルに

置かせてもらいました。



えー???!!!


インドなのに、インドなのに!!

とてもキレイ!
{66CCB2EA-6244-4F1F-9A62-D3AB23F54147:01}





そして、

みんなオシャレ。

インドのあの雑感は

ここにはなく。




カフェで癒されましたとさ。
{1B931BBF-9C94-40DC-8EAF-41201E8C53E1:01}

チャイではなく、

ちゃんとしたエスプレッソ!!



{7FAA2B6E-B0D7-4685-86F6-95536E6B982B:01}

こんなショーウィンドウ!

不思議です。


シリグリ

ナマステ。


無事にシリグリ入りしました。



インドは、

ネパールに比べたら

だいぶ発展しています。




宿は、交渉して、
一泊600インドルピー(1050円)にしてもらいました。




わりと

中級のホテルなので安心。

バスステーションに近くて

賑やかなのですが。




さて、この後は、

シッキムに行きます。





ネパールの自転車旅について

ナマステ。



自転車で走るネパールの印象は、

そこそこタフだったと思います。





あれだけ、

自然が多いのにも関わらず、

ガソリンの質が悪いせいか、

空気は決してよくありませんでした。

1日走り終えると、

顔が真っ黒。




また、ショルダー(路肩)が

ダートになっていたり、

たまに工事していて、

アスファルトが剥がされていたり、

浮き砂があるため、

全体的にダスティーでした。

なので、鼻の穴がカピカピになりましたね。

ちゃんとバフのネックゲイターでガードしないと。







アスファルトの質も

あまりよくなくて、

疲れがけっこうきます。

1日100kmがいいところ。

凸凹のところも多々あり。





タイなどでは、

1日200kmくらい走ったことも

ありましたが、

ネパールは、ラオスやカンボジアくらいの

質でした。





そして、クラクションがうるさいんですね。

きっと、安全のためなのでしょうけど、

けっこう鳴らされます。

{C85938E0-7F5A-4DFC-9944-52A94FDE0A20:01}







ですが、

そんなことをすべて覆すほどの

人の良さがあります。

親切です。

意地悪な人が1人も居ませんでした。




みんなが、ナマステ。

素朴で、純粋で、値段をふっかけてくる

人も、本当に少なかったです。





あとは、わりと

人口の多い町には宿があるのが

良かったです。





カトマンズ、ポカラはもちろんのこと。


マナカマナ、ベニ、ソウラハ、

ヘタウダ、パトライヤ、ダルケバル、

ラハン、ラジビラジ、イナルワ、イターリ、ダラン、

カーカルビッタには宿がありましたし、

他にもあるところ見つけました。





あとは、ネパールの定食

ダルバートはどこも

美味しかった。外れナシ!!

{1951887A-072C-439C-A8A6-1B25B0A0DDB5:01}

手で食べると、

またさらに美味しい!!





野菜、りんご、パイナップルなども

たくさん食べられましたね。

お腹も壊しませんでした。




いや~

とにかくネパールおもしろかったです。







ケンダのコズミック ライト

今回のタイヤは
こちらのクロカン用にしました。

KENDA KOZMIK LITE2 PRO

26×2.0と太め。

転がり抵抗少なめで、王滝などでも

良さそうです。

超軽量で一本450g!!


{6ED70E37-8B6A-444A-B244-CF0EA3207024:01}


ネパールの国道の

ショルダーはダートが

多かったので、最高でした。




また、

ムクティナートから

ベニまでのジープロードダウンヒルでも

岩や、川や、ダート、マディなど

様々な路面でも

転ばなくて済みました。




1ヶ月くらいの旅なら

余裕ですね。

{36A1D4C4-A3E2-4A73-A9C0-BA8BDAA12DDD:01}




カーカルビッタを自転車で越えて

ナマステ。

いよいよ

ネパール最後の町

カーカルビッタへ。



この日は、

初のロング144km走行。



カーカルビッタの両替所で

ネパールルピーをインドルピーに

交換しました。

{52E4A8D0-2E42-4847-B9A1-82A23E3AADF1:01}

こんな鉄柵の向こうで、

計算してくれます。





そして、いよいよ

国境越え。

イミグレで、

ネパールの出国手続きを。

何やら紙を1枚書きましたが

あっさりと終えます。




長い橋を渡り、

行商で行き交うリキシャーや、

自転車や、クルマや、徒歩の人に

混じって、漕ぎ進むと。



{4C819B2D-C7EC-4C54-9961-CE70627C8CE8:01}

インドのイミグレ到着。

荷物検査など全くなく。

6時から18時まで開いているとの貼り紙。

待つこと、

およそ1時間!!

待たせすぎでしょ!!

何やってるんですか、

インド人は。




ようやくパスポートを受けとり、

日没までホテルに到着できるよう

慌てて漕ぐ。




ネパールに比べて

インドの道は

凄い美しい舗装路で

驚きました。

こんなに違うものかと。

スピードが出たので助かりました。





なんとか

間に合ってインドの

最初の大きな町シリグリに

着きました。



疲労困憊の144kmでした。
{7D64922F-4803-4FCB-B8F5-70EBDAF6381E:01}