インドからバングラデシュへの国境越え その1
ナマステ。
ジャルパイグリという町から
バングラデシュへは
わずか数キロで国境があるのですが、
そこは外国人に開放されていないらしく。
遠回りをして、
チャングラバンダまで
行かなくてはならず。
その途中で、
痛恨のパンク!
タイヤと共に
心も凹んで、
インド人の恰幅のよい
おっちゃん家の前で
パンク直し。
見ると、
とんでもない釘が刺さっていた。
こんな所に落とさないでよ、釘を!!
タイヤを貫通し、
チューブの穴を開けて、さらに
エグい感じで引きずっていたらしく。
チューブごと交換。
しかし、
そのおっちゃんは作業のとき、自転車持ってくれたり、
バケツに水と石けんを持ってきてくれたり、
とても親切でした。
作業が終わったら
奥さんが、
チャイとお菓子まで持ってきてくれて。
ありがと~!!
と言って去るときに
チャイの分、
お金を払おうとすると。
要らないの一点張り。
ならば、御礼がしたいので、
日本円の10円を渡したら、
受け取ってくれました。
パンクで時間を食ってしまったけど、
心もタイヤの空気もパンパンに膨らみ、
インド人の優しさに触れて、
国境を越えるために
力強くペダルを踏み出しました。
最後は、
家族みんなが出てきてくれ、
見送ってくれ。
僕は、何度も何度も
振り返って手を振りました。
ダンニャバード!!