近況~
最近、更新が止まってますが、J.C.Aも個人的にも動いてます。
前ほど頻繁に更新はしてませんが、
もともと長年の私のHP更新頻度からすればこれが普通です(笑
手が空いたら670を弄ってますが、なかなか良い石はあっても
再現性が低いのが特徴で、
同じ設定や温度でも日が変わると同じことが出来ないことも多いのですが、
この辺はM/Bの特徴でもあるようなので、気にせず毎回一からやってます。
コールドバグに関しても、BIOSのバージョンや一箇所の設定をたった0.1v動かした
だけで改善されたり悪くなったりと、かなり気まぐれで、
普通?こんなん関係ないだろ?という項目でも、影響が出ることもありました。
普通に皆が弄るとこでPLLやVTTは、
ほぼ全ての石の冷え耐性に影響をあたえました。
PLLは低くては駄目(1.8v前後が最適 boot, on os)で、
Vttは高くても冷え耐性は落ちます。(最大1.475v on OS)
最初冷やし始めて、コールドバグ耐性を調べることから始めますが、
その時点で満水に絶えれる石は50%です。
しかし、BIOSや冷やし方など、しつこく調べていけば最終的な確立は約70%まで
向上してます。
耐性的には6.8G超えでPi焼き率=20% (Max 7G)
6.7G超えPi焼き率=40% (Max 6.9G)
6.6G超えPi焼き率=70% (Max 6.8G) といった感じです。
もちろんBIOS設定での1Core boot(x28) や、 boot.ini編集での1Core bootが
良好な石の確立も50%あります。
2Core bootが冷えに弱くても1Coreでなんとかなる石が殆どでした。
普通は石を交換してもBIOSに記憶した設定で自動設定するのですが、
それをやると上に表記したPi焼き限界は全て100~200MHz落ちるでしょう。
毎回一からROM焼きなおし、一から面倒ですが個性を探ってます。
もちろん、ピーターが晒してくれてる設定が効果大の石もありますが、
駄目な場合が多いですね。この辺はESとの違いなのかは?不明です。
あと・・これもいつものことですが、板によっても最適電圧が大きく変化しますね。
同じE659を使っていても2.01vが最適な石でも → 1.94vとか、それの逆とか・・
その大きな振れ幅をみても板の個体差、そして状態(痛み具合 笑)
によって結果はかなり左右される感じです。
クラークは今年長く遊べる石ですので、急ピッチは無理ですが
いつものスタンスでジワジワとやっていこうと思います。
撮影
昨日は都内某スタジオにて、J.C.Aマシンの撮影に行ってきました。
intelさんから連絡が入り、今回使用したSHT-02 & WB-01が
米国CPUマガジンの表紙を飾ることになったようです。
気になる本の内容も8ページにわたりコンテスト特集になるようで、
非常に楽しみですね。
いくら海外は極冷が盛ん・・とは言っても、
やはりごく一般のPCユーザー達に、まだまだなじみは薄いはず?です。
私がかなり強く 『極冷レース専用マシンの必需性』 を
今回提示した論文でうんちくたれてますので(笑)
極冷レースのコツみたいなこと?も質問してきているみたいです。
さすがに仕上がり画像の美しさはハンパなく、
現場で一同 おお~~これこそ
ジャパンクオリティ~!
の声を連発されてました。
待ち時間の間、現場で集まった関係者さん達と、
色んな企画も話し合ってました。
ここ数ヶ月の企画として面白い案があがっていて、
それは前向きに進行していくと思われます。
まだ決定はしてませんが、
皆さんが参加出来る楽しい企画なので
決定したら発表します。
『くしゃみをしたら、風邪をひく』
今回のJ.C.Aマシンの表紙採用、レース促進記事の影響で
今後は米国に風邪をひいてもらいたいですね。
・・・で、帰宅後、
WB-02が2個仕上がってきたので、
検証途中のクラーク670で試し切りしておきました。
7GHzは普通に動いてましたが、バリは意味が無いのでとりません。
Piがまだ適当~?な感じです。
POTの仕上がりは良好で、問題はなかったです。
今週は
週頭からいいペースで毎日LN2ぶっこんでた上、
J.C.Aの活動も大きな転機を向かえそう?なこともあり、
なかなか自分の時間をとれずにいましたが、
今日は手が空いたので、一週間ぶりに途中中断だった
クラークを廻してみました。
前回の石も検証途中ですが、
今日は未開封のもう一つの670で
廻しました。
結局結果は、燃料切れで良いのか?悪いのか?
わかりませんでした。
しかし・・
再起動温度-80℃はかわらずでしたが、
intel環境で久しぶりに 『満水OK』 な石でした。
でも、-196℃ → -80℃ を繰り返すと
なかなか燃費も悪かったです。
i5ということでなめていて
LN2をあまり用意しておらず、
今日も最低限のことしか出来ませんでした。
来週もJ.C.Aな新規活動が始まるので手が空かなそう?ですが、
手が空き次第、クラークも再検証したいと考えてます。
ぼちぼち・・
年末年始の溜まった用事も済んだので、
製作活動やその他のOC活動も始めてます。
私独自で今設計しているマル秘部品の試し切りも、
数日前のことですが、話題のクラーク670を使って試しました。
板もドノーマルです。
面白みもないほど、非常に素直な性格なCPUで
楽になったE8**シリーズみたいな感じです。
時間や燃料も少なかったので、
速度とかは無視で、最低限の温度移動や挙動を掴む為、
例のごとくCPU-Zなどを立ち上げたままポンポン1MだけPiを焼き
EVBotでClock上げていった感じです。
ところが・・・
どうやってもターボブーストの27倍で固定しやがりません?
BIOSはもちろん最新です。
BIOSやOSで何を弄ろうが?常に27→9で倍率が動きやがります。
他のHDDなどに取り替えても結果は同じ。
時間も無かったので、ターボの27倍は諦め、
深く考えずにそのまま定格の26倍固定で冷やし始めました。
その日わかったことは、同じBIOS設定では
やはり倍率により得意、不得意はありました。
低倍率で軽々と260、ただBCLKあげるだけなら
280とかでも楽勝~な感じでしたが、
倍率によっては全然BCLKが上がらなかったです。
そのツド、設定を見直す必要はあるかもですね。
温度的なことは、再起動可能な温度は-80℃、
コールドバグは突沸終了後の-160℃付近、
最適温度は-155℃から-158℃くらいでしょうか。
電圧はオートマチックな感じでリニアに耐性に反映し、
Vcore入るとこまで・・みたいな印象を受けました。
Vcore2.05vまで入れてPi走らせましたが、
なんも問題はありませんでしたが、
Vcore2.0vを超えて負荷をかけると、
一度だけ『パン!』と、モニターから
真っ白な電光を放ち(笑)、システム落ちてM/Bのポストも
しばらく点かなくなったので・・・
心の準備は必要かもですね(笑)
結局、昨日判明したのですが、
やはり手抜きの使いまわしたP55のHDDを使用したことが原因で、
最初からクラークを使ってOS仕込んだら、
普通に27倍固定となりました。
不本意ながら当日は26倍までしか廻せませんでしたし、
27倍だと伸びそうなので、また手が空いたら冷やしたいと思います。
面白いCPUだとは思いますが、J.C.Aの活動を今はストップ出来ないし(笑)
ガルフが控えてますので、深追いは微妙~な感じです。
謹賀新年
2010年、明けましておめでとうございます。
去年の頭の抱負として『今年はあまり表には出ない』
『今までとは違った一年にしたい』
とか目標を立ててましたが、確かにそのようになった気がします。
http://ydsimo.at.infoseek.co.jp/jp0.html
国内外のOC活性化、極冷普及、レベルUP、には
引き続き力を入れていくのは変わらないでしょうけど、
今年も去年とは違う一年となるでしょう。
常に変化し進化し続けたいと考えてます。
今年はCPUが全ての鍵を握る予感がしています。
海外から既に情報は届いてますが、絵描きも例外ではありません。
『道具』は世界一なモノが揃ってると思います。
これからも造り続けるでしょう。
そして常にCoolingの基本を忘れずに追求していけば、
必ず結果はついてくるでしょうね。
常に海外M/Bベンダーなどが主導権を握り、
販促活動の結果に踊らされ後を追いかけていくだけでは、
OC界は衰退していくと思ってます。
日本は日本のスタイルで常に世界をリードしていけるよう、
これまでどおり精進していくのはもちろん、
OverClocker一人一人が『Artist』 として強烈な個性を打ち出し、
記録だけではなく同時にアピールしていけば、また新たな形で
OverClockの世界も発展を続けていくと感じてます。
今年もOC界を何か?面白く出来たらなぁ・・と考えてますので、
2010年も宜しくお願いします。
赤い彗星
なんだかんだ言って気がつけば、
もう10年くらいレースだとか言って
OverClockしています。
思えば自分の為だけのOCなんて1年半くらいやってませんが、
でもそれで良かったのかも知れません。
何年も世界記録を維持したり出し続けたり・・は、
もちろんOCerにとって大事なことなんですが、
それだけでも駄目なんだと、一年半前?
思いしったのかもしれません。
昔に比べたらモチベーションも下がりました。
それは、『な~んも背中にしょってなかった』
からでしょうね。
てめぇの腹満たすので精一杯なうちは半端モン、
人様のお役に立ててやっと半人前、
そして常に何かをしょい、何かを守る為に戦って一人前、
その状態で結果を出し続けたら初めて一流・・
とかいう勝手な自論を我に言い聞かせ、一流目指してやってますが
ま~だまだ私も半人前以下ですな(笑
去年の今頃、来年は今までとは違った年にしたい・・
と言ってたのですが、
良いのか悪いか?わかりませんが、
確かに去年とは状況が変わりました。
それは単純にOCをショービジネス化するということではなく、
記録のSSを見せ合いっこすることでもありません。
OverClockという奥深く幅広い世界を、初心者、ベテラン、
ソフト、ハードウェア関係なく
皆でギリギリまで枠を広げて楽しんでいこ~・・
ということが始まったかな?といったところでしょうか。
2010年も私自身、今年と違った一年にしたいと考えてます。
そうでなきゃ、意味が無いとも思ってます。
皆で新鮮な一年にしたいですね。
こんな私を今年も支えてくださった御方や
J.C.Aとして支えて下さった御方達には頭が上がりません。
来年も超~自己中で気分次第?な私が、
またワケ分らんことをしでかす可能性は大ですが、
懲りずに猫年な2010年も宜しくお願いします。
最後に・・
今年もintelさんには大変お世話になりました。
天野さん、intelの皆さん、ご祝辞有難うございます!
intelの ゆくCPU、くるCPU (intel 天野伸彦氏)
AKIBA PC Hotline!
来年も宜しくお願いしま~す!
Water Bear grease (仮) (WBG-01)
はい。今年最後?になるであろう
新製品&開発中の製品の紹介です。
これが以前言っていた謎の空冷用パーツ?
と思われたお方もいるでしょうが、
実はそうではありません。
これは現在あるJ.C.A製品の中でも一番古くから
私が発案し、『専門家』が試行錯誤して
開発を進めてきた製品で、空冷でももちろん使用出来ますが、
本領発揮するのは『極冷環境』です。
うちはレース専門なので当たりまえですが。
車のレースで例えると『タイヤ』に相当すると思います。
駆動系を路面にしっかり伝える命ともいえるパーツで、
市街地用とレース場用と一緒にする必要は
もちろんありません。
サンプルはまだ未完成ですが、ほぼ完成に近いようです。
これから最終のテストで煮詰めてゆけば
早い段階で市場に出せると推測しています。
気になる成分ですが、キワモノを混ぜたり、
スプレッダが剥げてしまうとか?
そういう心配はまったくございません。
成分の殆どはごく普通のグリスです。
材料から仕入れて研究していますが、
Kg=ん万円の素材から試したり・・
何やらかんやらで、そうとう手間隙かかってます。
現段階ではもちろん成分に関することや
『効能』については発表出来ませんが、
Water Bear grease(仮)と名前が付いていることなどから
ご想像ください。
担当開発者のお名前も今は控えさせてもらいます(笑)
常温では寝ぼけた性能なこのグリスも、
零下で勝負したらきっとArctic Silver(セラミック)
さえ凌ぐ怒涛の性能を発揮するでしょう。
あと、前記事で取り上げたXSのスレッドですが、
マニアックなカテゴリだった為(笑)大袈裟ではなく、
軽~い感じで?お礼も含めて
J.C.A関連の画像とかもUPしておきました。
http://www.xtremesystems.org/forums/showthread.php?t=241195
WRB-01A テスト開始
POTの底辺に何やら怪しい六角穴が見えます。
世界初?
強制温度コントロール、バルブシステムです(爆)
絵板ぶっかけを体験された御方なら説明もいらないでしょうが、
絵板にもコールドバク
(ある一定の温度より冷えてしまうとシステムダウンする症状)
が存在します。
グラフィックテストの中には凄く負荷の高いものがあり、
絵板POTに満水にLN2を注いでいても、冷却がおいつかず
逆に温度が上がっていってしまう局面もあります。
しかし、その負荷の高い作業が終わった瞬間に、
今度は嘘のようにGPUは発熱を止める為、
POTに残っている満水になったLN2のお陰で急激に冷えだし、
あっという間にコールドバグを引き起こし
システムはダウンしてしまいます。
グラフィックテストが完了する随分前から少しずつ
LN2の量を加減して減らしていき、
最後にはPOTにはLN2が無い状態にする方法しかありません。
しかし、もともと過激な負荷がかかってる状態で『手を抜く』ことをすれば、
もちろんシステムは落ちてしまうので、
かなり消極的な絵板のOC-Clock設定になってしまいます。
出来れば最後の最後まで、 『LN2満水状態=全弾撃ちつくし』 で臨んで
絵板の限界OverClockに挑戦したいものです。
以前はこのような作業を3個の絵板POTでやりつつも、
イカレタ絵板Clock設定で
廻さなければいけなかったので至難の業でした。
しかし・・
今回富山ワークス産の
『温度コントロール、バルブシステム』を使用すると、
グラフィックテスト終了の直前までPOTをLN2で
満水状態で走らせることが可能です。
POTの底には穴があいており、そこから強制的に
満水のLN2を掃除機などで一気に吸い取ることが可能です。
その結果、一瞬にしてPOTの中が空っぽとなり、
その後も掃除機でPOTの中の冷気を
吸い続けるので急激に温度は上昇します。
それでも冷却が足りない場合、水冷タンクのように
本体のPOTと別のLN2タンクと接続することさえ可能です。
これで絵板の限界OverClockが可能となりました。
その最強POTを使い、これまた絵板界最悪の発熱とうたわれた
(Vgpu+0.2v GPU1000MHz以上時)
GTX-280を用いて試験してみました。
我が家に何枚かある内の一番耐性の性格の悪いGPUを使用し、
バンテージのグラフィックテストでどのような挙動を示すか?
実行しました。
結果から言うと・・
バルブシステムをテスト中には使うことはありませんでした(爆)
GPU-Clock1000MHz以上に設定しても・・POT満水どころか?
GT-2の大爆発を余裕の点滴状態でクリアしました(驚
ちょっと信じられない御方もいらっしゃるかも?しれませんが、
点滴とはいってもWB-02のようなシビアなモノではなく、
一滴垂らすだけで、しばらくは大丈夫な余裕っぷりです??
これは内部バッファ部の銅容量が、ビンス産に比べ
大幅に増加されてることも大きく影響してるでしょう。
繋いでる銅パイプの内部にあるLN2も全てが
LN2の巨大な熱保管庫と化しているようです。
温度計よみの最適温度を数値で表すと
ビンス産=最高温度-140℃から最低温度-160℃の範囲。
もしくはそれ以下(POT満水状態)
だったのが
J.C.A産=最高温度-120℃から-125℃の範囲(POTは空)
と大きく変化しています。
つまり-125℃と温度計は表示していても、
その実際のGPUコアに与えている冷却力や保冷力は、
今までの-160℃以下相当ということになります。
もともと発熱も酷く、耐性も頑張って1000MHz行くか?行かないか?
の劣等性GTX280を使用しましたが、
それでもこのハズレ絵板?の限界と思われていた
1000MHzを別次元の温度帯で軽くクリアしました。
ラデ等はそこまで現状は冷やしませんし、
温度帯が-100℃未満ならビンスPOTで十分です。
このPOTはやはり完全GT系でしょうね。
もちろん、温度帯が相当低いせいもあるので
点滴が可能なのでしょう。
それにしても脅威的な性能にはビックリしました。
GTを制するモノ、絵板ぶっかけを制す。
来年以降が楽しみです。
またチューニングの報告をしたいと思ってます。
海を渡ったSledgeHammer Table
ちょうどChristmasに彼(ピーター)のオフィスに届いたようです。
4SLI用のスタッド穴を空けてあげれば完璧でしたが、
軽くM/Bの下に何か敷けば無くとも大丈夫でしょう。
私は知らなかったんですけど、XSにスレッドも立ってたんですね~
Intel mod contest winners
announced - Legend Duck wins !
http://www.xtremesystems.org/forums/showthread.php?p=4168925#post4168925
LardArse(ピーター)も、SHT-02を使って来年も更に大活躍して欲しいですね!
いつも応援しています。
Merry Christmas!











