2015年2月の人気記事 | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

2月のアクセス解析をしてみました。

2月の総アクセス数は合計 136,920 アクセスでした。

2月は28日しかなかったので

先月よりも総アクセス数は落ちていますが

1日のアクセス数5000前後

明らかに増えています。

たくさんの方に読んで頂いて

私の発信する情報が

誰かのお役に立っているのであれば

本当に嬉しいです。


そして2月で最もアクセス数が多かった人気記事第1位

食べたらすぐに便が出る?! 食べたらすぐに便になる?!


でした!

毎月、第1位を獲得してますねえへへ…

それだけ

便の回数が多くて困っている人が多いと言うことでしょうか。

食べる度に出るので

外食を控えている人も多いです。

そのような人を診察すると

肛門の中に出残り便うんちがたくさん溜まってることが多いです。

おなかがゆるいからだ・・・

と思っていたら

実は「かくれ便秘」だった・・・

というケースかもしれませんえへへ…

「かくれ便秘(直腸性便秘)」について知らない方はコチラ↓

痔になる人とならない人の違い
痔になる人はどんな人?毎日出てても便秘?!
「おなかの便秘」と「出口の便秘」
食事のたびに便が出るのも便秘?!
おしりの感覚が鈍ってる?
トイレを我慢すると便秘になる?!
紙に便が付いたら便秘?!
下剤を飲んで便秘になる?!
下剤の効かない便秘?!
便秘とは「便を秘めること」
週末排便  


そして第2位

子供が痔?!


これも毎月上位にきてますね。

小さなお子さんの肛門のトラブルは

小児科に相談することが多いと思います。

それでちゃんと治るのであれば

わざわざ肛門科を受診する必要はないと思います。

でも

ずっと通ってるのに治らない涙

子供が排便を嫌がるようになった>□<


など、困ったことが解決せず

ずっと続いているのであれば

一度、肛門科を受診されたら

もしかして今の悩みを

別のアプローチで解決できるかもしれません。

肛門科を受診する時には

なるべく専門性の高い先生を選んで下さいね!

専門の先生の探し方はコチラ↓

「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」


そして第3位

「見張りイボ」は「イボ痔」じゃないですよ


これも毎月上位にきてますね。

「見張りイボ」という言葉を

知っている患者さんが多いことに逆に驚きました。

実は「検索ワード」第1位

これ「見張りイボ」なんです。

イボ痔だと思い込んでいる人も多いですし

イボ痔との違いを分かってない人も多いです。

また手術が必要と診断されているケースも多いです。

でも手術が必要なケースは一握りです。

皆さんが想像しているほど多くありません。

うちの診療所の手術率は5%以下です。

それくらい

手術しなくても治ってしまう

ということでもあります(*^_^*)

見張りイボイボ痔の違い

しっかり理解して下さいね!


そして第4位

糞詰まり?!


この記事が上位に来ると

本当に糞詰まりの患者さんが増えます汗

切羽詰まって来院する病気ですから

皆さん、必死で調べてるんでしょうね。

時々

肛門にはさまって詰まった便を

指でかき出している人がいますが

自己摘便は危険なのでやめてくださいね。

肛門の中を傷付けるだけでなく

急に大きな塊の便を出すと

血圧が下がって心停止することもあります。

だから摘便は

私たちプロに任せて下さい(^_^)v

肛門科医は摘便が得意です。

患者さんが

お医者さんに
こんなきたないコトさせて
本当にすみません。。。ペコ
申し訳なくて。。。汗


って言われることが多いのですが

そんな風に思わないで下さい顔

それが私たちの仕事であり

私たちは誇りを持って

皆さんが「きたない」と思っている仕事をしていますペコ

詰まってしまったら

是非、肛門科専門医へ!


そして第5位

肛門尖圭コンジローマの治療



これも毎日

検索ワードで上がってくる疾患です。

温水便座が普及してから

明らかに肛門尖圭コンジローマが増えている印象があります。

温水便座の使用を中止してもらったら

コンジローマが消失したケースも経験しています。

洗いすぎると

皮膚のバリアーが剥がれて

ちょっとした細菌やウイルスが

侵入しやすい皮膚になり

病気をもらいやすくなります。

また思っている以上に

温水便座は汚れています。

便が飛び散っていたり

付着していることが多いです。

外出先では使用しないことをオススメします。

そして

肛門の尖圭コンジローマは

肛門周囲の皮膚だけでなく

肛門の中にも広がっていることが多いので

肛門科で治療することをオススメします。

外だけ治しても

中に残ってたら

再発を繰り返し完治しません。

もしも

ずっと治療しているのに

全然治らない(;。;)


と悩んでおられるのであれば

一度、肛門科を受診してみて下さい。

ちゃんと治療したら治る病気です。

ただし治療には時間と根気が必要です。

その覚悟をもって

治療に臨んで下さいね。


blog458

診療所のセラピードッグ「ラブ」
だんだん温かくなってきて
お散歩もしやすくなりましたしっぽフリフリ
ラブは寒がりなので
服を着ています