溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。
たくさん頂いていて「ブログに載せますね〜♪」と言っていたのに、3年分も溜め込んでしまいました
掲載するのがこんなに遅くなってしまってスミマセン
今日ご紹介する患者さんは60代女性。
夜も眠れないほどのかゆみで悩み受診されました。
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<初めて受診された時の感想>
初めての受診の時はかなり緊張してしまいましたが、みのり先生の気さくなおしゃべりと笑顔に救われて、楽な気持ちで診察を受けられました。
治療の説明も説得力があり、長年のつらいかゆみからもやっと解放されるときが来そうで、帰り道は足どりも軽く感じられました。
即、治るというのもではないかもしれませんが、症状が良くなるように努力したいと思います。
<治療してみて、どうでしたか?>
指示されたとおりに薬を使用していくと4〜5日程で ひどかったかゆみも治まり、夜もよく眠れるようになってきました。
お腹もスッキリして気分は快適です。
完治するまでは根気よく この習慣を続けていこうと思います。
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オシリが痛いのもツラいですが、かゆいのも本当につらくて、かゆみで眠れず不眠症で困っている人もおられます。
この患者さんは30年前から肛門のかゆみで悩んでおられました。
30年も・・・です
もちろんもれなくウォシュレットを使っておられます。
洗い過ぎで皮膚はボロボロ・・・。
掻きすぎて肛門周囲の皮膚に傷もあり、そこからの出血もありました
診察すると便があります。
今日は診察前にちゃんと排便をしてきたのに・・・です。
この残便がかゆみの原因です。
便の刺激でかゆいのです。
だからこの残便を出し切らずに薬を塗っても治らない。
かゆみの原因は便なので、便をスッキリ出しきるようにすることが根本治療となります。
この患者さんのように、便をちゃんと出すようにしただけで、数日でかゆみが治まるケースが多いです。
夜も眠れるようになり大変喜ばれました。
でも、掻きむしってボロボロになった皮膚は、便を出し切るようにしても治りません。
皮膚の治療も同時にする必要があります。
この患者さんの場合、病悩期間が30年と長く、湿疹もかなり慢性化していたのでステロイド外用剤漸減療法を行いました。
このように肛門のかゆみ「肛門そう痒症」の治療は排便の管理と皮膚の治療の2本立て。
両方やらないと、どちらが欠けても上手くいかない。
そして肛門そう痒症が完治して治療が終了しても、かゆみの原因は便なので、また便を残したり溜めたりすると、かゆみはぶり返します。
だから治療が終わったあとも、排便の管理は患者さんが生活の中で続ける必要がある。
この患者さんは治療が終わったあとも、年に1回のオシリ健診に来られています。
自己管理が行き届いているので再発もなく、ボロボロだった皮膚はSザルベでスキンケアしているだけなのに、毎年どんどんキレイになってきています
治療が終わった患者さん全員が年に1回のオシリ健診に来られているワケではないので、排便管理を怠った患者さんは、また数年後にオシリを悪くして戻ってこられることも・・・
診察に来られなくても、排便管理とオシリのケアは是非とも続けて下さいね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
朝早起きして午前中に
いつも行っているドッグランに
行ってきました
午後とは違う空気
すがすがしくて
とても気持ちが良かったです
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
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オシリを洗っている全ての人に届けたい。
お読み頂けると幸いです。