参議院議員選挙も終盤に入り、「選挙違反」という言葉はなかなか重みのある言葉です。SNSで自由に誰でも発信できる時代になり、「選挙違反」について私が経験し感じていることを書きます。少し長文になりますがぜひご理解いただきたくご一読ください。
選挙は公職選挙法の制約の中行われます。法律とは一般的に白黒はっきり分かれる訳ではなく、解釈によって白、あるいは黒どちらになるか微妙といういわゆるグレーゾーンがあります。法律に違反している場合は警察により取り締まりを受け、解釈によって判断が微妙な場合は最終的には裁判で決着が着きます。
選挙の場合も同じで、公職選挙法に違反しているかどうかの判断は選挙管理委員会によって行われ、軽微なものや単なるミスの場合などは選挙管理委員会から警告を受けて修正し、悪質なものは警察によって取り締まられることになります。公職選挙法は非常に複雑で、また時代に合っていない所もありその解釈の判断が微妙な場合はよくあります。
SNS時代に入り、特定の候補を応援する人がその人への強い支援の思いから、あるいは相手候補に対する悪意から相手候補の「選挙違反」を投稿することを目にします。しかし、仮に「選挙違反」をした場合の判断は選挙管理委員会がするものであり、悪質な場合の取り締まりは警察が行うことから、それぞれの主観でSNS上に「選挙違反」と書き込むことは相手陣営に対してリスペクトを欠いた行為であると考えます。
残念ながら、世の中には極端な考えの人や相手を陥れようとの考えの人や自分の正義を人に押し付ける人がいます。
私は四日市市長選挙の時に、相当「いながき昭義は選挙違反している」とSNS上で攻撃されました。悲しいことに、今でも検索で「稲垣昭義」と打つと「稲垣昭義 選挙違反」との推測が出るようです。各陣営は全力で戦っていますが、多くの人が関わることからミスもあります。解釈の違いもあります。それは陣営にとってはお互い様であります。もし、どちらかの陣営が「選挙違反」を繰り返しているというものがあれば、警察によって取り締まられます。(もちろん私は市長選挙の際に特段の警告を頂いたこともなく取り締まりも受けていません。県議選挙も含めて私は仲間たちと誰よりもクリーンな選挙をやっているとの自負があります)
今回の参議院議員議員選挙でも、私の目から見て、相手候補を中傷するネタが自作自演ではないかとの疑いがあるものや、「選挙違反」との投稿が意図的に事実に嘘をかぶせたものが見てとれます。
繰り返しますが、「選挙違反」という言葉は重みのある言葉です。人間の良心に問いかけ、「選挙違反」をしている人の応援は止めようとなる重い言葉です。重い言葉だからこそ、この「選挙違反」という言葉を「自作自演」や「事実に嘘をうまく混ぜる」などして、悪意を持ってSNS上で利用し拡散を狙っている人がいるということを皆さんに理解してほしいと思います。
選挙が終盤になると「選挙違反」という投稿を目にするようになります。皆さんにお願いです。相手陣営へのリスペクトの気持ちで、簡単にシェアやいいねをして拡散することをやめましょう。一生懸命戦っている両陣営に対して、軽々しく「選挙違反」と世論誘導する人たちに毅然とした態度を取りましょう。「選挙違反」かどうかの判断をするのはあなたではありません。
私が四日市市長選挙で感じた悲しい思いを参議院議員選挙を全力で戦っている両陣営にしてほしくない、そんな思いで書きました。長文お付き合いいただきありがとうございます。