anone(2018年1月期NTV水22)初回から5話までの感想です。

 

W坂元裕二だからということで、見た作品。ちょっと異色。Mother路線・それでも、生きてゆく風を感じさせつつも、カルテットの新境地的なものも加味し、かつ偽札・誘拐というアングラテーストが入っている。

ひょんなことで知り合った人たちの心の交流みたいなところが、若干カルテット風。あとはそれぞれの登場人物の生き方が交錯したり、別にストーリーが進んで行ったりというあたり。

でも全体的には、一生懸命真面目に誠実に生きているのに、だからこそ傷ついてしまう、社会でうまくいかない、利用されてしまうことが多い、そんな誠実な人たちの繊細な心の動き、心の交流を描いているように見える。そのあたりが、それでも、生きてゆく風だけど、あそこまでドカンとストレートに書かずに、もう少しさらりと描いている気がする。

 

特に5話のシーンが、このシーンだけで、もう1クールのドラマの価値があるのではないかなと思った。

ひこぼし君が病室にいないのに気付いたハリカが、ひこぼし君を探して病院の中に行ったところ、肺炎になって集中治療室にいること、お父さんが来ていたけどレストランの予約があるからといって帰ってしまったことを聞く。自分のあの人たちと同じで、ひこぼし君が熱を出していたのにご飯を食べていたし笑っていた。自分が病室が見えるところで見守っていたところで、結局何の意味もないし、病院の人じゃないから治療もできないし、お金持ちじゃないからいい病院にも連れて行ってあげられない、というハリカに対し、「ここにいなさい」といってあげるあのねさん。そしてあのねさんは少し離れたところで朝まで見守っているという。

 

この心の動きと交流がすばらしかった。

本当につらい。繊細に生きているとそれだけで傷つくというか、他人の言動に傷つくことがあって、でもそれって自分も同じではと思ってさらに傷つくし自分が嫌になるけど、でも傷つく必要はないし、相手を思う気持ちは素敵なことなんだと思う。

一生懸命生きていてもうまくいかないことばかり。自分の生き方で自分を生きて多くの間違いを繰り返してきた。頑張っても頑張ってもうまくいかない。でも気づかないところで誰かは見てないかもしれないけど、でも、繊細に生きていくことは素敵なことなんだ。そのせいで利用されたり傷つけられたり他人や自分に傷ついたりしてうまく上手に生きられないかもしれないけれども、いいんだ。それでもその生き方で生きていこう、と思うお話し。そしてそれをそっと見守るあのねさんもまたしかり。

 

持本さん(阿部サダヲ)にしてもあのねさん(田中裕子)にしても、ハリカちゃんにしてもひこぼしくんにしても、みんな同じように感じる。青羽さん(小林聡美)だけは、どうにもエピソードがぴんと来なかった。ふつうに母親であれば、子供からあんなに無関心にされるってありうるのかな。夫との関係はどうしたんだ?子供って駄目な母親でも愛してくれるのでは?普通の母親なら愛してくれるのでは?腑に落ちないが。

 

坂本裕二のこういった作品、大好きです。「それでも、生きてゆく」「Mother」またみたい。「太陽と海の教室」も私は好きだった。数字は悪かったようですが、こういう作品をテレビドラマでも見たい。舞台でもいいと思うけど。

 

『BG~身辺警護人~』(2018年1月期EX木21)の感想です。

 

今はドラマ、1クールに2個ぐらい見ています。1月クールは「BG」だけかな。その前のクールは「先に生まれただけの僕」を見ました。今日は、久々にドラマ感想として「BG」の感想を。

 

総合評価:B+

 

やや甘めの評価ですが、B+かな。

序盤は結構ダレダレで、どこがどう悪いかなんとも言えない感じでしたが、後半からは良くなったように思います。見ていて楽しかったので、B+。

 

チームの絆、チームメンバーのキャラ立ち、1話完結のわかりやすさ、ヒーロー物という意味で王道作品。シーズン2もおそらく期待できそうです。そしてこのドラマは石田ゆり子がよかった。逃げ恥以来大ブレイク中の石田ゆり子ですが、わがままな役柄だけどかわいくてきれいでよかった。キムタクとの相性も良いのでは。

 

途中、元妻役になんと山口智子が出てきましたが、山口智子、復帰直後に見たときは全然ふけていなくて変わってないと思ったけど、キムタクと山口智子が一緒の場面を見ると、「老けたな!」と思いました。プロポーズシーンとか、おじさんとおばさんが変に恋愛ごっこしていて、ライトとかも古い演出が気持ち悪いと思ってしまいましたが、しかしなんといっても、最後の方の、犯人を前にしてわざと口論を始めるシーン、あそこは良かった。山口智子はああいうシャベリが売りというか、LongVacationも29歳のクリスマスもそうだった。本音をしゃべる等身大のヒロインさが売りで、あのシーンだけは、まるで南と瀬名だったなと。ああ、今ロンバケの検索したら、二人とも若いね。山口智子きれいだったのにな、二人ともやっぱり老けたね。今のキムタクには山口智子よりも石田ゆり子の方が似合ってる気がする。

 

そしてキムタク。最近見るたびにたるんでる気がするけど、BGでは想像以上にかっこよくてビジュアルレベルは近年の中ではよかった。ただ、全身が映っているシーンとか横顔とかが映るとおじさんっぽく見える気がする。アップだとかっこいいように思う(だいぶ、生謝罪でのキムタクアレルギーが薄れてきたか)。

 

ただね、キャラ立てと演技が不十分でしたね。「武士の一分」とかでは演技ができていた気がしたけど、どうしたのか。いわゆるキムタク演技だけで、なんかね。さらに上川隆也が死ぬまでは、はっきりいって上川隆也の方がかっこよかったよ。良い年いってるのに、なんかいわゆるキムタクキャラクターだと、年とってるのに若者っぽいというか、非常識というかDQNというか、そういう感じに見えた。職人的にBGを追求するのか、上川隆也みたいなリーダータイプを目指すのかどっちかを追求しないと、なんか、DQNが粋がっていて兄貴気取りだけ的な感じに見えて、上川隆也の方が常識的でいい上司だなと思った。途中から軌道修正したようで、少しDQN感が薄れたけど、なんかね、しゃべり方をもう少し年相応にしないと厳しいかなと思った。

 

ななおは地味だった。斎藤工は与えられたポジションを大変よくこなしていた。本当はもっとかっこいいし、かっこいい役でいいと思うが。

そしてなんといってもこのドラマは実は江口洋介が主役ではないかと思う目立ち度合い。江口洋介、「オトナ女子」ではもっとビジュアルがかっこよかったと思うが、このドラマではなんかくちゃくちゃでビジュアルは悪いけど、すごくかっこよかった。あの悪者感というか、無愛想で堅物に見えつつ、最終回であの正義感!電話すぐ切っちゃうところとかもほんとかっこよかった。最終回は江口洋介が一人ですべて持っていきましたね。江口洋介、ほんと息の長い役者。30年ぐらい活躍してるね。

 

BG身辺警護人15.7__15.1__13.4__13.6__14.0__14.8__15.8__16.4__17.3(終)...______________15.12 

※山口達也の事件の感想というより、ジャニーズ事務所の対応や戦略への感想です。なお、筆者はジャニヲタではなく芸能ヲタですので、ジャニーズ的なものにはあまり詳しくありませんので、誤り等あるかもしれませんがご容赦ください。

 

山口達也事件へのジャニーズの対応について。

最初は、ジャニうまいなと思ったが、軸の定まらない対応で、周りの反応にチョコチョコチョコチョコ反応して後手後手で小出し対応をしすぎていて、ジュリー氏の能力のなさが際立っているように感じた。

 

まず、最初のFAXとメンバー呼びは、対応としては良かったと思う。

 

最初のFAXで、「酔ってチューしてしまっただけ」という印象操作に成功していたと思う。ツイッターなんかを見ると、完全に印象操作に成功しているように見える。

本当は、強制わいせつというのは、酔ってチューしちゃったというレベルではつかない罪名であり、痴漢よりも罪状としては重い。スカートの上から無理やりおしり触るレベルでは強制わいせつにはならなず、迷惑防止条例に落ちる。強制わいせつというのは、暴行又は脅迫を用いてわいせつ行為をすることであって、痴漢より重くて強姦より軽い。酔ってチューってしただけではなく、本当はもっと深刻なひどい事態であったと思われる。一時、「卑猥な言葉を投げかけた」「何もしないなら帰れといった」などの報道もあったが、罪体に関する報道が少なく、ここに関しての報道規制と印象操作にジャニーズ事務所は成功していると思われる。

 

情報番組を見ても、福田前事務次官に対する報道とは全く違い、逆に山口達也の人権を言いだしたり、これまでの経歴を振り返ったりして、「君が君が君が恋をするなら相手は僕しかいない オンリーユー♪」なんて、何十年ぶりに聞いたかわからないが、あまりにずっと流れているので、つい口ずさんでしまうほど。犯罪者の曲を流しまくったり、「これまでの栄光の実績」なんていうのを流すって、情報番組としておかしいだろう。ASKAについてそんな報道しましたか?これも、ジャニーズの報道規制が効いたのだと思った。

 

そして、メンバー呼び。山口達也メンバー。メンバーといえば稲メンですが、飯島三智が剛腕でTV局をおさえきって、「容疑者」ではなく「メンバー」呼びさせたという伝説のワードですね。稲メン以降、島田紳助司会者、小泉今日子タレントなどが出ていましたが。飯島三智が剛腕で勝ち取った変な呼称をジャニーズ事務所が使っているのを見て、なんか笑ってしまった。起訴猶予になったら、すぐに「山口達也さん」に戻してたり、「メンバー」と呼ぶ理由なんかを報道している局があったり、メンバー呼びの不自然さにも対応しているというウケる対応。ちなみに今日ネットを見ていたら、草彅剛のときはメンバーじゃなくて容疑者呼びだったという記事を見たけど、稲垣吾郎の時にあまりにメンバー呼びが反響を呼びすぎて、草彅の時はやめたんだっけ?草彅もメンバー呼びだったと思っていたのだけれども、そんなことはなかったのか??メンバー呼びが強烈すぎて、一生忘れられない。しかし稲メンも、駐車禁止ごときで逃げなければよかったのに。駐車禁止と公務執行妨害で謹慎ってさあ、駐車しないようにして、さらに逃げないようにすればいいだけだろう。山口達也の無免許運転の方が深刻だけど、私、全然そんなこと知らなかったよ。山口達也が無免許運転やったって報道された記憶ないけど、自分が気づかなかっただけなのかな?

 

話を戻す。というように、初動対応は良かったように思う。

そして、報道翌日に国分太一のビビットでの謝罪。これも非常によかった。自分の罪でもないのに、真剣に誠実に謝罪する様子、これを見てぐっと来た視聴者も多かっただろう。国分太一って、メリーのお気に入りかなんか知らないけど、司会の実力もないのにごり押しされているだけだと思っていたけど、司会の能力はないかもいれないが、誠実に、山口達也の事件にコメントしていて、連日、死にそうな表情で謝罪し、涙を流し、発言をしていて、本当に立派だなと思った。立派な人間だなと思った。人間力が高い。ほかの司会者なら、事務所の力を背景に、短い尺でしか扱わなかったり、VTRだけでコメントなしにしたりしそうなものだけど、誠実に仕事に取り組んでいて本当に偉いと思った。

 

で、報道翌日の午後に本人の会見。これも迅速で、変な憶測やうわさが広がらずに対応としては良かったと思う。「TOKIOにまだ席があるなら戻りたい」という発言も、そもそも情報番組さんたちが復帰の話ばかりしていて、誰も解雇とかにならないだろうてきな感じで発言していたので、「ああ、そうですか」的な感じだった。そりゃ反省していない様子だろうけど、それよりも、意外と謝罪や反省を述べられていたし、「うちに呼んだ時間も20時で早い時間帯だった」というアピールにもなっていたと思う。Twitterとかだと、「20時に男の家に上がる高校生はおかしい」みたいに言う人もいるが、これが深夜2時とかだとおかしいが、20時ならそんなにはおかしくないだろう。

TOKIO復帰発言よりも、会見を見たところ、「依存症ではない」「寂しさを紛らわすためではない」というような回答が、ものすごい勢いで答えられていて、「ああ、そこは自分では絶対に認めたくない部分なんだろうな」と思い、だからあんなに速攻で否定するんだろうなと思った。アル中での入院ではなく、肝臓の数値での入院と繰り返したりとか、自分ではお酒の問題を認められないのがこの人の問題だろうなと伝わってくる会見だった。話はそれるが、日馬富士の会見を見たときは、「礼節を教えるのが兄の役目」といったり、殴った翌日に貴ノ岩が「昨日はすみません、ありがとうございました」と言ってきたとか日馬富士が言っているのを見てドン引きした。頭縫うほど殴られて、被害者側が謝罪と感謝を述べなければいけないって、そういうのがまさに暴力的な上下関係っていうんだよ!!と思ったが、情報番組でそこを取り上げている番組は私は見なかったが、そこがおかしいだろう。

 

そして無期限謹慎で、事務所としては意外と慎重に対応したなと思って、だってジャニーズだったら、1~3年での復帰だってありうるかなとか思っていたら、無期限謹慎だったので、「へー」と思っていたら、なんとTOKIO4人の会見。

 

たぶん、失敗としては、「TOKIOにまだ席があるなら戻りたい」発言に対し、TOKIOメンバー(国分、城島)が厳しく対応しすぎて、それへのアンサーじゃないけど、TOKIOメンバーで会見をっていう流れになったように思う。まあ、それよりも、あれか。関ジャニの渋谷すばるの脱退の時の関ジャニ会見が高評価だったから、TOKIOもメンバにしゃべらそうとしたのかな。この辺から、大分、事務所の迷走を感じたが、まだTOKIO会見まではまだまだ失敗とまでは評価されないのではないか。

 

TOKIOメンバー会見で、TOKIOの人間性が際立っていて、大人の男性たちとして真摯に真剣に対応している様子がとても良かったし、世間にも伝わったと思う。ただなぜ関係ないメンバーが誤って、事務所は謝らないのかとは思ったが、それはよくある手法である。キャラクターゲームなんかで、メンテナンスが長引くと、たいていキャラクターに謝罪させている。会社が悪いのにキャラクターに謝罪させておけば、ファンは何も言えなくなるのでね。ただ、ジャニーズは、関ジャニの会見はよかったものの、SMAPで悪印象しか世の中にない状態で、さらにTOKIOでまたメンバーに謝罪させているのが、印象がさらに悪化したと思う。

 

まあでもTOKIOメンバーの謝罪で幕引きでよかったのでは。どうせ報道規制はできるし、もうここで、報道を減らして世間が忘れてくれるのを待って復帰を目指す方向で行くのかと思いきや、後手後手の契約解除報道。えー、契約解除するなら、最初から解除しろよ、それならもっとすっきりいっただろう。山口達也を復帰させる道を残すために、あえてグレーななんとも決着がつかない状態で会見させたんだろうが。それをいまさら契約解除ってと思って、これは週刊誌にやばいネタでもつかまれて、先手を打って契約解除したのかなとも思ったけど、ジャニーズ事務所の公表文を読んだら、世間の反応を伺いすぎなんだろうなと思った。

 

いろいろな声はそりゃあるさ。でも、報道規制と印象操作には成功してるんだし、そもそも最初に解雇なり契約解除しなかったんだから、もう決めたことは守り通す。山口達也を守り通そうとしたのなら、それはもう軸を決めて、契約解除せずに、事態の鎮静化を図って話題をそらすとかさ、まあTOKIOメンバーの人間性は世間に伝わってその点は良い評価になったんだからさ、事務所が批判されてもそれは当然じゃないか。そのあたりは呑み込んで、軸をもって対応しないと、ブレブレになっちゃうよね。世間の反応に右往左往して様子見しながら後手後手で小出し対応しちゃうと、小出し対応の都度、報道が起こっちゃって、かえって事態が長引くよ。本人の会見とメンバーの会見やったんだから、そこでもう報道の幕引きを図らないと、と思った。

 

なんとなく、もう駄目だろうね。メリーがご存命中はまだいいとしても、ジュリーだけになったら厳しそう。やっぱり、飯島三智に頭下げて、帰ってきてもらったらどうだろうか。創業家として株主として事務所の利益はもらう、ただ経営は飯島さんに任せた方が、事務所運営がうまくいくのでは。芸能事務所経営ってある意味剛腕じゃないと難しいように思う。世間の反応に右往左往するようでは、たぶんこの先もダメだと思う。変に一部ネット解禁したり、キムタクのLINEスタンプ出したり、やけに新しい地図を意識しすぎた変な小出し対応でアホっぽいなって思ったけど、それは飯島派憎しでアホっぽい対応になっているのかと思いきや、山口達也問題でも同じような小出しのアホっぽい対応になったりして、なんかどうなのかなあと。もっと肝を据えて行動しないと厳しいと思う。もちろん世間の反応を見ての軌道修正も必要だけど、こういう小出しの右往左往対応じゃどうしようもない。事務所がすでに築き上げたものというアドバンテージがいくらあっても、この対応じゃあなあ。自分はお金だけもらって、趣味で1~2グループのプロデュースして、経営は飯島さんに頼んだ方がいいんじゃないの。剛腕強権飯島さんがいないと厳しいのでは。本当は独立騒動前のジャニーズはそういう状態だったんだろうなと思った。ジュリーの顔を立てるために、ジュリー派を本流にしつつも、飯島派は独自に貫くという。そのバランスが壊れちゃったけど、せっかくジャニーズにはタレントもいっぱいいるんだから、もっとうまく事務所経営すればいいのに。

 

あとどうでもいい感想だけど、山口達也って46なのに全然劣化していないなと思った。SMAPなんてやっぱりみんな結構劣化しているけど、山口達也は肌きれいだし、ビジュアルがいい。ちゃんと地道に普通に仕事してればいいのにね。もったいないね。

「72時間ホンネテレビ」、少ししか見られませんでしたが、とても楽しかったです。

全盛期のスマスマのような、ワクワク感。

アイドルといわれ、素人並みの歌・演技・ダンスなどと揶揄されていたSMAPだったけど、72時間ホンネテレビを見て、逆にものすごい能力に気づきました。かっちりした台本じゃなくて、逆に緩い方が能力が伝わるのでは。あと性格とか。

 

草彅剛、生放送で、あの勢いのある現場リポートとか、トークとか、盛り上げ力とか、エンターテイナーとしての能力が高い。仕切りもできるし。

 

香取慎吾、きらきらと輝いていて、まさに大スターでした。司会力高い。仕切り能力高い。トーク能力高い。夜はちょっとひげ剃った方がよいのではとか、おっさん顔になっていると思ったけど、しばらくするとまたかっこよく復活しているし。よかった。

 

稲垣吾郎、この人の魅力がすごく伝わってきた。ごろーちゃんというと、元センターだけど、今は地味みたいな位置づけだったようにも思うが、実はものすごくビジュアル維持力が高くて、SMAPの中で、今のビジュアルレベルでいったら、一番高いのがゴローちゃんだと思う。いまだにずっとかっこいい。そして、何よりも、SMAP×SMAP生謝罪のときに、あの異様な雰囲気の中、ひとりだけすごい飄々としていてメンタルの高さを感じた。それなのにちゃんとCULENに行く潔さもすごいし。堺正章とのトークコーナーで、いつもの感じと思いきや、慎吾ちゃんがなにか言い出さないか、意識して座っていた様子とか、二人が布団で寝だしても立ったり座ったりしている様子とか、あとは全然疲れが顔に出ないとか、やっぱいいね。

 

地上波だって、結構グダグダだよね。

まず3人が出ているだけで、画面の華がすごい。

そして3人の声を聴いただけで、「そうか、SMAPとして歌えなくても、3人で歌うことはできるのだ」という当たり前のことを気づかせてくれて、胸が熱くなった。

3人のエンターテイナーとしての能力が高い。どんなに事務所にひどい目にあわされたとしても、これまで20年以上芸能界の第一線で活躍し続けたことで能力がすごい。獲得した能力はだれも奪うことはできない。この能力の高さ、やばし。

 

そして、やはり、あっぱれなのが飯島三智。度肝を抜く展開。

KAT-TUN脱退した人とか、NEWSを脱退した人のようにはならないのだね。芸能界の第一線で活躍した剛腕凄腕プロデューサーがついているわけだから、まったくショボさがない。衝撃。ネットTVって、ある意味落ちぶれた感が出なくはないはずなのに、ここまでぶち上げることで、逆に新時代を呼び起こす。いや、SMAPだけじゃなくて、ネットTVに新時代を巻き起こす。SNSを使わせる、ネットTVに出させる、映画作る、すごいね。ぶち上げ方、ド派手さが半端ない。挙句、ファンサービスも大事にするようで、72曲ライブの後に握手会までしたという。すごすぎる!!能力が高すぎるぞ。

そして、3人の能力を信じていて、思う存分やらせるわけで、逆にフリーな状態で3人の実力を世間に見せつけて、それが視聴者を楽しませて、ファンを獲得していくっていう。3人の力を信じて、ここまでの企画をぶち上げる。この信頼関係もすごいが、飯島さんの能力がすごすぎる。この人は、すごい。まあそりゃ、光GENJI後のどん底からSMAPをスターダムにのし上げ、キムタクのあすなろ白書取手くん→Long Vacation瀬名からのスター化に合わせ、グループ売りをして、一気にグループをスターダムにのしあげたこの実力だからなあ。そりゃ、これぐらいお茶の子さいさいか。せっかくスターになったSMAPで、森くんの脱退、キムタクの結婚、稲メンの逮捕、草彅の逮捕ときても、ゆるぎない強さだったわけで。

 

まあ、伝説の国民的グループといいつつも、ある意味オワコン化してきていたSMAPが、これを機に、またすばらしい魅力とともに新しいステージに行ったという風に、いい意味に捉えられなくもないか。いや、そんな言葉じゃ片付けられないような辛さだったとは思うけど、この売り出し方はすごい。木村と中居がいると、個性が強すぎて、ゴローちゃんとか目立たなかったけど、3人になったら、ゴローちゃんの良さが際立ったし、慎吾のカリスマ性も際立ったし、つよぽんの安定した能力の高さもアピールできたと思う。

 

逆に、安定をとって事務所に残った方が、不安定だね。飯島三智なしに、落ち目になったメンバーが、再び活躍できるかというと無理だろうね。でも、本当はそうでもないのかもしれない。3人も本当はがけっぷちの状態なのに、自分を信じて仲間を信じて、自分の力を存分に使って努力して、求められていることを一生懸命やるというだけで、ここまでのきらきら感。地上波よりよっぽど面白い。能力のある人が本気を出すと、ここまで面白くなるんだということなんだと思う。木村も自分を信じて、もう一度、ひたむきに頑張れば、活路は見いだせるかもしれない。もうあの生謝罪での調子乗った態度のせいで、木村の芸能生命は終わりに近いとは思うけど、でも木村にも頑張ってほしい。

 

民進党から立憲民主党と希望の党に行った政治家だと、立憲民主党が筋を通したと思われたように、SMAPも3人こそが筋を通した、頑張った、苦境に耐えてここまで輝きを放っていると思われて、逆に、事務所を出た方が、よい道だったんじゃないかと。苦境・苦しみを前面に出されると視聴者は辛くて、やっぱりエンターテインメントを見たいので。背景に苦境がありつつも、3人が持っている力を最大限に発揮してキラキラと、トークも実況も司会も仕切りも演技も歌もダンスも、すべてできる、この能力の高さ。本当に見ていて楽しかった。

 

稀有な能力のマネとタレントを見られた。飯島マネの能力、すごすぎる。

「母になる」(NTV水10 2017年4月クール)の感想です。

総合評価:C

 

脚本が詰まっておらず、ぶれているドラマだった。

キャスト的には、ちぐはぐ感が否めない。沢尻エリカを起用した企画で、ということだったのかもしれないけど、中学生の母って、いくつで産んだんだよ?みたいな。小池栄子と沢尻エリカがなんか対比っぽいキャストにもならず。板谷由夏とも年齢差がありすぎだし。中学生の子役のジャニーズがかわいいぐらいか。

 

脚本の感想から。これはひどかった。

最初は、3歳の時に行方不明になった我が子に10年ぶりぐらいに再会するという話を見て、てっきり「Mother」並みの感動ストーリーかと思い、期待。しかし内容がない脚本で、回を重ねるごとに、何を言いたいのか、ブレブレでひどかった。

 

まず、3歳の時に行方不明になって以来初めて再開した、中学生の息子との親子の絆の話。最初、前のママの言いつけに従って、本当のママにいい顔をする息子のエピソードは確かにショッキングで、ここからどう絆を築いていくのかと期待したが、そこから全く展開がなく、特に問題なく家に戻ってくれて、特に問題ない良い子で、なんら問題がみられない。夫婦・親子の絆の再構築がテーマではなかったのか。ただの良い子で、お母さん(沢尻エリカ)がなんか若作りというか、若いのかよくわからないビジュアルで、後妻にしか見えない以外、特に問題はないように見えたが。

 

前のママの方の小池栄子も、なんだかよくわからない。子育てしたことない人が、いきなり見ず知らずの3歳児を育てるって至難の業だと思うが。捨てられたと勘違いって、言語障害の子でなければ、「ママ!ママ!」って泣きわめくだろうし、たとえその保護の瞬間は泣きわめかなかったとしても、その後の中で、本当のママを求めて泣きわめくと思うが。子供のトイレトレーニングとかお風呂いれるとかごはんとか、子育て経験のない人が一人ですぱっとできるのか。無戸籍児扱いで小学校に言っていたのか。近所の人にはなんて説明したのかなど、不自然すぎる。

そして前のママと子のきずなも特に描かれていず、ずいぶんあっさりしたママと子だな。離れたくないと思わないのだろうか。感情的に不自然すぎる。

 

板谷由夏はママになりきれないという設定になっていたが、それも全然描けていず、ただ単にママ友にいじめられているだけか?意味がよくわからないし。

 

演技も、なんかみんな感情が伝わってこず、唯一藤木直人だけは、「え?こんなに演技できたの?」と驚いた。実際に父親だからかな。藤木直人って演技下手なイメージだったけど、最近でも「ぽきっとね」もひどかったけど、子との再開シーン、すごくよかったね。

 

沢尻エリカはきれいなんだけど、なんか老けてきた。そして服装がものすごい地味なのに、化粧だけ濃くて、なんか違和感を感じた。小池栄子は地味な見た目に整えすぎでは。

 

ことねちゃんは、ストーリー上不要では?

 

とにかく、ちぐはぐ感の多いドラマだった。

 

母になる      10.6__10.7__*9.3__*7.9__*8.3__*9.5__*7.9__*9.2__*8.4__*9.7(終)._________*9.15 

芸能好きとしてのSMAP関連騒動の感想。

 

まず、SMAP解散とか、飯島派・ジュリー派は常に言われ続けてきており、わたし的にはネタだろうと思っていたけど、やっぱり本当だったんだと思ってびっくりした。いくらネットで言われていたとしても、SMAPほどのドル箱を冷遇するなんてありえないと思ったが、週刊誌のメリーさんの発言とか、スマスマでの生謝罪、木村君がジャニーさんに謝る機会を作ってくれてみたいな話とかで、本当にこんなドル箱が冷遇されるなんてことがあるんだとびっくり。

 

最初は4人で独立って聞いて、そんなことしたら、SMAPの名称を使えるのかとか、歌うたえるのかとか謎だった。もう少し冷静になって考え直した方がいいのではないか、なんて安易に上から思ってしまったけれども、その後の記事をいっぱい読み漁って、「木村君がジャニーさんに謝る機会を作ってくれて」的な報道の意味が不明で、なぜ謝らなければならないかもわからないし、なぜ謝る機会すらくれなくて、木村が仲介しないといけないのかもわからなくて、この記事おかしいんじゃないかと思っていたら、生謝罪で草彅剛がその言葉を言った時点で、これ本当だったんだ、やばすぎじゃないかと思い、唖然。生謝罪のあのつらそうな様子を見ていたら、もうSMAP続けなくて良いよと思った。視聴者が「やってほしい。ここまでのグループは国の宝です」と思ったとしても、その視聴者の思いとビジネス上の利益のせいで、人間の人生をこんなにめちゃくちゃにする権利は誰にもないと思った。こんなにつらそうなら、ここまで本当に幸せなものをくれたSMAPに、どうぞこれからは自分の幸せを追求してください、と思ったけど、結局、円満的な濁しをしつつ、香取慎吾を悪者にした解散→独立、と。

 

私は誰かのファンではなかったけど、あの時代を見てきたものとして、光GENJI没落後のジャニの落ち目と、そこから「あすなろ白書」の取出くん、「LongVacation」の瀬名。もうこれ以上の人はいないという大ブレイク。特定の層に受けたとかではなく、あそこまで老若男女に受けたのは石原裕次郎以来と聞いた。24時間テレビでキムタクが木村拓哉からキムタクへの手紙を読んでいたけど、本当に大ブレイク。つねに30%40%の数字をたたき出すバケモノで、中居くんも本当はプライド高いんだろうけど、「木村くん、木村くん」ってちやほや持ち上げて、グループ全体が一気にスターダムにのし上がるという、草彅剛の「いい人。」の主演の時のキャッチコピーとか、ほんと覚えていて、よかったね。

 

でも、飯島三智が必要なのは、木村だったんだね。キムタクは本当に大スターで、最近は石原裕次郎じゃないけど頬の肉がたるんできて見た目もパッとしなくなっていて、竹野内とか反町の方がずっとかっこいいし、福山だってかっこいいし、同年齢の俳優さんと比べてもビジュアル良くないけど、でもあの黄金期を見てきたから、まさかここまで馬鹿だとは思わなかった。メンバーが死にそうな表情で今にも死にます的な状況で謝罪しているのに、一人得意げに調子こいているのを見て、飯島三智がこういうところを全部上手に隠してきたんだ、これを見せたら終わりでしょう、と。あんな謝罪、国民・視聴者への謝罪じゃなくて、事務所への謝罪だよね。TVとしては、「いろいろお騒がせして申し訳ありません。でもメンバーのきずなは変わらないし、これまでやってきたSMAPとしての思いも変わらないし、皆さんへの感謝の気持ちは変わりません。これからもみんながんばっていきます。」とか言わせて、歌でも歌わせるのが普通じゃないか。なぜあんな謝罪を。飯島なしでSMAPはやっていけないんじゃないかとまざまざと思わせるオチ。

 

独立すると2年間TVに出れないという記事を見たけど、本当だろうか。だとすると円満で退社する予定だったときは中居君も独立する予定で、その後円満から破たんになっても独立しなきゃもう無理だろうってことだっただろうけど、この1年間で、CM新規になったり、番組ゴールデンに上がったりして、それよりもなによりも、俳優は舞台で活躍できるし、小さい映画もいけなくはない気がするけど、MCはTVなしでは活躍できないから、それで思いとどまったのかなと思った。

 

3人が独立しても3人には頑張ってほしいけど、通常、ジャニを止めたら干されるわけで。でも飯島氏がついていれば、これまでの独立タレントとは違うはずで、なんとかやってほしい。でもまあ舞台ならいくらでも客はいるし、ジャニのいじめもとどかないだろうし。スズナリででも舞台したら、1席30000円でも客は入るでしょう。自治体がやっている舞台なんか、KAATとかせたパブとかも、事務所の陰謀がとどかなそうだから、スズナリほど小さくなくても、普通に公演できそう。地球ゴージャスとかさ、あとは普通の劇団みたいなのでもいいし、どんな形でも活躍はできるだろう。頑張ってほしい。

 

しかもこの1年で週刊誌にとられたことも、事務所の嫌がらせがあるなと思った。嫌だね。

 

今日読んだネット記事で、あまりに的を射たものがあったので、一部引用します。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170622-00522798-shincho-ent

 

「今年に入って、ダンディハウスとトヨタが木村から離れました。ジャニーズは電通に、“どこか良いところないですか?”と働きかけていますが、色よい返事をするクライアントがなく、とても苦労しています」

「新バージョンを撮影していないようだから、タマホームも遅かれ早かれ終わる。CMが1本でもあればドラマは年に1つでも大丈夫なのですが……。結局、木村の最大の問題は、将来のビジョンを話し合える相手がいなくなってしまったことだと思いますよ。これまでは飯島が戦略を決めていたのに、それを考えてくれる人間が事務所にはいないんですよ」(芸能関係者)

 今年1月からの主演ドラマ「A LIFE」(TBS系)で、キムタクは長いキャリアの中で初めて医師役を演じたわけだが、これは飯島女史の置き土産だったとされる。となると、木村は白衣を着せるタイミングを熱心に考えてくれていた人を失ったということになる。そうは言っても、この関係者の言葉を借りれば、
「ジャニーズで言うと、マッチは自分のレーシングチームで年間数億円稼いでいてそっちが本業で、タレントは副業。誰かがいないと木村拓哉でいられないというのは甘いよね」

 

 

飯島三智がいないと木村拓哉でいられないというのは確かに甘い。

ただ、本当に大スターだったので、惜しすぎる。キムタクの栄光とSMAPの輝き、こんなタレントもグループももう二度とできないと思うぐらいなので、本当に惜しい。

今更ながら、最後から二番目の恋スペシャルを見てみた。

 

ちょっと途中だらけた気もしたけど、最後の「大事にしたいんです」という和平(中井貴一)のセリフに思わず涙…。

「女性とそういう経験をすることも少ないだろうから大事にしたい。いい年だからこそ大事にしたい。」

「そういう方がいらっしゃるのね。」という萬田久子とのやりとりと、

「ステキでした。いいですよ。」という千秋(小泉今日子)に、もうほんと、よかった。

 

続・最後から二番目の恋はたるすぎたので、もう恋愛がどうこうというのなら、今すぐ結婚してしまえ。和平さん、突然結婚することにしてしまえ、交際なしで結婚してしまえ。

 

本当に素晴らしいドラマでした!

小泉今日子が本当に演技がうまいしきれい。中井貴一はいつもながら完璧。キャスト間の空気も穏やかで仲良さそうな感じで、家族感が良い。

千秋の大人でさみしくて、でも仕事をして、一生懸命生きてきた強さときれいさがあって、そんな中、和平の昭和な男のきっぱりした、たおやかな強さとやさしさとがあって、この二人、本当にいい。ドラマの都合でくっつかないのがかわいそうだ。連ドラの最後で千秋が好きですよって言ったんだから、和平さん、速攻で昭和な男として自分から告白しなおしそうだが。スペシャルでこうなった以上、もう早く結婚してしまえ。連ドラの続編で最後一緒に住んでたけど、もうまどろっこしいこと抜きにさっさと結婚してしまえばいいのに。すてきな二人。

 

すばらしいドラマをありがとうございました。

2017年1月期TBS火22「カルテット」の感想です。

 

総合B+。

 

テンポよく、引き込まれる内容だったし、スズメちゃんの過去エピソードとか、まきまき・早乙女まきの過去エピソード等も良かったと言えばよかったけど、あまり踏み込んだ内容がなく、ストーリーを強く流れる筋みたいなものもあまり感じられなかった。

ただ、評価すべきは、舞台を映像で展開したようなドラマで、その意味でとても挑戦的な試みだったと思う。まさに舞台のようなドラマだった。舞台をそのまま映像でうつしてもこんな風にならないので、舞台風ドラマというのは、本当は作るのが難しいんだと思うが、とてもその点よく成功していたと思う。ドラマを流れる雰囲気がよかった。

 

惜しいのは、まきまきが、優しいようで冷たい、とかそういう風に松田に形容されていて、あとは夫が最初に思った不思議な人みたいなパーソナリティー、そしてあんなに義母と仲が良く見えるのに義母に殺人を疑われる点などが、まさに過去の殺人?エピソードにつながっていく伏線だったとは思うが、演者が、演じ切れていなかった。私はこの演者が昔嫌いだったが、今回じっくり見てみて、感情表現は確かに巧みにできていたと思った(キッチンでのキレシーンその他)。でも、こういうパーソナリティーの構築ができていない。ちょっと、ここが弱いと、全体的に話しがぶれると思う。

 

あとは、高橋一生と満島ひかりは、もう少し深い役どころでもよかったのでは。役不足か。松田やクドカンの方が、まきまきみたいな一裏二裏ありそうな雰囲気を醸し出していたが。

2017年1月期TBS火22「カルテット」6話までの感想です。

 

6話は、急展開でびっくり。宮藤官九郎が、人相が悪くて、「昔は高橋一生に似てるって言われてたのになあ」(逆?)とも思ったけど、すごく人相が悪いなと思ったけど、あまりの展開に、これ、クドカンの脚本かと思っちゃった。つい、舞台の地が出て、舞台風の脚本になったのね、私こういうのあんまり好きじゃないと思った後に、そうだった、坂本裕二の脚本でした、と思いだした。

 

初回から見てきたけど、まあまあという印象かな。「WOMAN」よりはいいけど、「それでも、生きてゆく」とか「Mother」みたいな良さはない。会話劇みたいな評価もあるみたいだけど、まあまあかなという感じで、ただスズメちゃん(満島ひかり)の過去のエピソードはかわいそうで、じーんとして、良かったな。。

 

巻の夫が登場して、「お?」と思いきや、6話の夫は身勝手すぎる。はたから見ると身勝手だけど、おそらく鬱では? 普通は会社急に辞めたりしないし、飛び降りたりしないだろうから、うつ病なのではないかと思うが。

 

彼女がミステリアスな存在じゃなくなった、普通の人だった、自分と良いと思うものが違う人だったって、そんなことで嫌になっていたら、そもそも交際だって維持できないのでは? 価値観の違いって、善悪とか、重きを置くものとかそういうのならわかるけど、好きな映画、好きな詩ってさ、だったら、趣味が一緒の人だったらどんな人でもいいの?なんかよくわからない。あまりに勝手すぎる。

 

で、逃走するのは嫌だなあ。それよりも、カルテットが地味に成功してほしかったのに。

 

ちなみに今クールは、これと「奪い愛、冬」と「視覚探偵 日暮旅人」を見ている。「奪い愛」は、1・2話は水野美紀以外良いところがないなと思ったけど、3話までしか見てないけど、水野美紀が活躍しだして、面白いけど、ドラマとしてはスピードが遅いかな。旅人はまあまあ。あと、さえないしを1話だけ見たけど、流し見としてもイマイチだった。

 

前クールは、逃げ恥と三ツ星のシェフのみ。

逃げるは恥だが役に立つ(TBS火22)初回から5話までの感想です。

 

いいね。いいね。

画面構成などが凝っていて、しかし小ネタに走りすぎず、ストーリーはラブコメが基軸だけど、ちょっぴりさみしさを抱えるいい人たちのお話で、テンポはいいけど、つみこみすぎず、見ていて疲れない、ちょうどよいゆるさもあり、でもテンポは早い。登場人物のキャラ立ちがいい。

 

これはいいですね。

特に3話ぐらいからは、ひらまさ(星野源)にしんみりきて、ひらまさがんばれ!と応援したくなる。新垣結衣も嫌味ないので、良い。

5話最後のひらまさが、みくりの頭をなでるところ、頑張ってなでた様子が、もう見ていてほろっと泣きそうに。

 

星野源、うまい。さすが役者。

演技もうまく歌もうまく、作詞とか作曲もしているのかな。すごい才能でいいな。

ただ、「11人もいる!」かなんかで見た時はなんて人相の悪い顔だと思ったので、眼鏡をかけないとおそろしく人相が悪い。顔も薄いし。それをカバーする黒縁眼鏡。セルフプロデュースも上手。すごいね。私も真似したいというかあやかりたいものです、このセルフプロデュース能力とマルチな才能に。

 

新垣結衣はかわいい。ただ、なんでひらまさと恋人になろうとしたのか、そこの動機が弱くてキャラとしてはやや不思議で、初回ぐらいのちょっとさみしさを抱えているキャラの方が好きだったが、まあかわいいので。でも新垣結衣って石原さとみばりに表情美人というか雰囲気美人な気がする。「リーガル・ハイ」の髪型&服だとブスだったのに、まだ主演できるんだ。芸能人って髪型に失敗してあんまりビジュアルよくならないと落ち目になるイメージだったけど。藤原紀香もショートにして失敗したイメージが。

 

新垣結衣って囲みアイメイクが似合ってるよね。あとリーガルハイと違って動きを出した髪型にして、明るめの衣装にしたらよくなった。

 

新垣結衣の友達役は、整形顔なの?板野友美にそっくり。

 

イケメンは、二流イケメンくさい。竹野内豊風でかっこいいんだけど、華がないというか。ただ日産のCMは最高すぎて面白すぎる。

 

古田新太の役のみキャラ立ちしていないが、まあそこは古田新太ということでごまかすのだろうか。もう少しキャラ立ちさせればいいのにな。

 

石田ゆり子はきれいですてき。かわいいし、おしゃれだし。ただ女優ハイライトで光でかなり飛ばしているのでややびっくりした。しわ隠しなのか?

 

いいドラマ!

これとシェフが好き。