「72時間ホンネテレビ」、少ししか見られませんでしたが、とても楽しかったです。

全盛期のスマスマのような、ワクワク感。

アイドルといわれ、素人並みの歌・演技・ダンスなどと揶揄されていたSMAPだったけど、72時間ホンネテレビを見て、逆にものすごい能力に気づきました。かっちりした台本じゃなくて、逆に緩い方が能力が伝わるのでは。あと性格とか。

 

草彅剛、生放送で、あの勢いのある現場リポートとか、トークとか、盛り上げ力とか、エンターテイナーとしての能力が高い。仕切りもできるし。

 

香取慎吾、きらきらと輝いていて、まさに大スターでした。司会力高い。仕切り能力高い。トーク能力高い。夜はちょっとひげ剃った方がよいのではとか、おっさん顔になっていると思ったけど、しばらくするとまたかっこよく復活しているし。よかった。

 

稲垣吾郎、この人の魅力がすごく伝わってきた。ごろーちゃんというと、元センターだけど、今は地味みたいな位置づけだったようにも思うが、実はものすごくビジュアル維持力が高くて、SMAPの中で、今のビジュアルレベルでいったら、一番高いのがゴローちゃんだと思う。いまだにずっとかっこいい。そして、何よりも、SMAP×SMAP生謝罪のときに、あの異様な雰囲気の中、ひとりだけすごい飄々としていてメンタルの高さを感じた。それなのにちゃんとCULENに行く潔さもすごいし。堺正章とのトークコーナーで、いつもの感じと思いきや、慎吾ちゃんがなにか言い出さないか、意識して座っていた様子とか、二人が布団で寝だしても立ったり座ったりしている様子とか、あとは全然疲れが顔に出ないとか、やっぱいいね。

 

地上波だって、結構グダグダだよね。

まず3人が出ているだけで、画面の華がすごい。

そして3人の声を聴いただけで、「そうか、SMAPとして歌えなくても、3人で歌うことはできるのだ」という当たり前のことを気づかせてくれて、胸が熱くなった。

3人のエンターテイナーとしての能力が高い。どんなに事務所にひどい目にあわされたとしても、これまで20年以上芸能界の第一線で活躍し続けたことで能力がすごい。獲得した能力はだれも奪うことはできない。この能力の高さ、やばし。

 

そして、やはり、あっぱれなのが飯島三智。度肝を抜く展開。

KAT-TUN脱退した人とか、NEWSを脱退した人のようにはならないのだね。芸能界の第一線で活躍した剛腕凄腕プロデューサーがついているわけだから、まったくショボさがない。衝撃。ネットTVって、ある意味落ちぶれた感が出なくはないはずなのに、ここまでぶち上げることで、逆に新時代を呼び起こす。いや、SMAPだけじゃなくて、ネットTVに新時代を巻き起こす。SNSを使わせる、ネットTVに出させる、映画作る、すごいね。ぶち上げ方、ド派手さが半端ない。挙句、ファンサービスも大事にするようで、72曲ライブの後に握手会までしたという。すごすぎる!!能力が高すぎるぞ。

そして、3人の能力を信じていて、思う存分やらせるわけで、逆にフリーな状態で3人の実力を世間に見せつけて、それが視聴者を楽しませて、ファンを獲得していくっていう。3人の力を信じて、ここまでの企画をぶち上げる。この信頼関係もすごいが、飯島さんの能力がすごすぎる。この人は、すごい。まあそりゃ、光GENJI後のどん底からSMAPをスターダムにのし上げ、キムタクのあすなろ白書取手くん→Long Vacation瀬名からのスター化に合わせ、グループ売りをして、一気にグループをスターダムにのしあげたこの実力だからなあ。そりゃ、これぐらいお茶の子さいさいか。せっかくスターになったSMAPで、森くんの脱退、キムタクの結婚、稲メンの逮捕、草彅の逮捕ときても、ゆるぎない強さだったわけで。

 

まあ、伝説の国民的グループといいつつも、ある意味オワコン化してきていたSMAPが、これを機に、またすばらしい魅力とともに新しいステージに行ったという風に、いい意味に捉えられなくもないか。いや、そんな言葉じゃ片付けられないような辛さだったとは思うけど、この売り出し方はすごい。木村と中居がいると、個性が強すぎて、ゴローちゃんとか目立たなかったけど、3人になったら、ゴローちゃんの良さが際立ったし、慎吾のカリスマ性も際立ったし、つよぽんの安定した能力の高さもアピールできたと思う。

 

逆に、安定をとって事務所に残った方が、不安定だね。飯島三智なしに、落ち目になったメンバーが、再び活躍できるかというと無理だろうね。でも、本当はそうでもないのかもしれない。3人も本当はがけっぷちの状態なのに、自分を信じて仲間を信じて、自分の力を存分に使って努力して、求められていることを一生懸命やるというだけで、ここまでのきらきら感。地上波よりよっぽど面白い。能力のある人が本気を出すと、ここまで面白くなるんだということなんだと思う。木村も自分を信じて、もう一度、ひたむきに頑張れば、活路は見いだせるかもしれない。もうあの生謝罪での調子乗った態度のせいで、木村の芸能生命は終わりに近いとは思うけど、でも木村にも頑張ってほしい。

 

民進党から立憲民主党と希望の党に行った政治家だと、立憲民主党が筋を通したと思われたように、SMAPも3人こそが筋を通した、頑張った、苦境に耐えてここまで輝きを放っていると思われて、逆に、事務所を出た方が、よい道だったんじゃないかと。苦境・苦しみを前面に出されると視聴者は辛くて、やっぱりエンターテインメントを見たいので。背景に苦境がありつつも、3人が持っている力を最大限に発揮してキラキラと、トークも実況も司会も仕切りも演技も歌もダンスも、すべてできる、この能力の高さ。本当に見ていて楽しかった。

 

稀有な能力のマネとタレントを見られた。飯島マネの能力、すごすぎる。