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士は己を知る者の為に死す

男は自分を理解してくれる人の為なら命を懸けて尽くす

主従関係は、征服支配よりも理解


2015年03月14日 亀川 & 別府観光港


3月の別府湾は寒い。


そう気温でなく釣果が寒い。






県南や、対馬あたりではそろそろのっこみが始ろうかと言う時期である。 水温が低くのっこみが遅い別府湾でも、そろそろのっこみの準備をしているのではないだろうか? と、すれば、卵を作るために、どこかで餌を食っているのではないだろうか? だとすれば、浅い砂地だろうか? 日光で水温は上がるし、砂地にはゴカイや貝類の餌も多い。


「こりゃあ、砂地の浅瀬に行くしかねぇわなぁ」


ってことで、やってきました亀川の海水浴場。 何故かど真ん中にコンクリートの防波堤。 何のために造ったのかさっぱり理由がわからないが、有難く利用させていただきます。


天気図では高気圧に覆われ、等圧線も間隔が広く、風は吹かないと予測したのだが、昼を過ぎる頃に吹きだした。


障害物など何も無い。海水浴場の防波堤、所謂、吹きっ晒しってやつですわ。


道具を持っていかれる強風ではありませんが、立ち上がる度にパイプ椅子が転倒します。



撒き餌を始める前は、浮子に当りは出ないものの、何度か餌を取られました。 さすがは水温14.5度の砂浜。 水温10度の観光港とは大違いとほくそ笑んだのも束の間。


「餌取りちゃん、いらっしゃ~い」と撒いた撒き餌が不味かったのか、何も居ない砂漠になってしまいました。



それでも「夜が本番。夜になれば、夜の魚が出てくるし、チヌも出てくる・・・」




一度も浮子が沈まないまま迎えた19時、心がポッキリ折れました。



「いつもの観光港で、夜の魚に遊んでもらうべ」



海のバカヤロ~!!!! と叫んだ後に、とっとと道具をしまいましたとさ。






変わって、夜の観光港。 そよとも吹かぬ風。 鏡のような海面。 それはそれで、何だか気持ち悪い。



が、兎に角浮子が沈むのを見たいと、竿を出す。



2投目にして、もぞもぞしていた浮子が潮の流れでゆっくり沈む・・・2センチだけ。



「居食い?」「根掛かり?」


どっちもあり得るが、まだ撒き餌も碌に撒いてないのに、いきなり?


それに、日中、ここで竿を出していた釣り人が「なん~~~~~~~~~~にもいません。全く餌が取られない」と、泣いて帰ったではないか。


餌取りの小魚がいなければ、フィッシュイーターのカサゴも穴子も居ないのがセオリー



根掛かりと踏んで、シュルシュルと糸を巻き取る。すると、曲がる竿先、走る魚の重量感。



「まさか?」と思った瞬間に手応えが消えた。



針が外れて「さよ~なら~」


油断した。もう、今夜は無いかもしれない。 今年の冬の観光港、どうにも撒き餌に寄った感がない。 通りすがりに餌を摘んだって感じで、釣れても2枚。 だいたいは一枚つったら、次の回遊までかなり待たなければならない。




それを裏付けるように、次はカサゴ、次はメバル、そして穴子の連荘・・・



「天は我を見放した」




な~んて、八甲田の健さんを気取ってみても、観客はいない。




「ま、浮子が沈んだってことで」 22時30分 納竿





それにしても、観光港のチヌは何処にいるんだろう?



のっこみに入ると、当たり外れが激しい。 産卵前であれば、卵を作るために警戒心を解いて餌を食う。そら~もう、食いまくる。 だからのっこみ時期には、腹ぼての♀チヌが面白いように釣れるだが、それは毎日ではない。



いよいよ産卵となると、♂は♀を追い掛け回す。 水中での産卵と放精だから、♀が産卵するチャンスを見逃せば、自分の子孫は残せない。



色気づいたチヌは、餌を見向きもしない。



食い気よりも、断然色気なのだ。 そして産卵が終わると、暫くは深い場所で休憩する。 そして、次の産卵に向けて餌を食い始める。


チヌはのっこみ期に数回産卵をするそうだ。




だから、タイミングを間違えると、のっこみなのに、さっぱり釣れないこともある。



問題は、月のサイクルと太陽暦のサイクルが同機していないことにある。 昔の太陰暦であったなら、暦は月の満ち欠けにより。であるから、チヌの産卵と人間の活動がばっちり同機していたはず。まぁ、チヌの食欲と釣り人の休日が重なっていたかどうかは別として。





さて、仮説を立てては打ち砕かれるのが俺の釣り。



なんだが、今は、全くアイデアが浮かんでいないので、今週末は、カサゴと穴子に集中しようかな?




それでは皆さんまた来週 (^.^)/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





2015年03月07日 別府観光港にて



あ~ あ~~~~~~~~~ 本日は曇天なり 本日は曇天なり





薄曇の朝・・・もとい! すっかり寝坊して、薄曇のお昼。 ようやく布団から這い出して、朝飯もぐもぐ。


ご飯に味噌汁、焼き魚に卵焼き、焼き海苔に大根おろしってのが理想の朝食なんでしょうが、男寡にそんな気の利いた朝飯を作る才能も気力もござ~せん。


はい。菓子パンをチンしたカフェオレで流し込むだけで御座いやす。



新聞に一通り目を通したら、出すもん出して、出撃準備。



いつもの道具をちゃっちゃと積み込み、出発進行。







先週、パトカーに「駐車違反ですよ~」と脅かされてすっかりビビったおいら。 路上駐車を避けて、フェリー会社の私有地に無断駐車。



道具を仕立て、撒き餌を作っていると、そこのお偉いさんがやってきた


「何か、釣れた?」
「いえ、まだ来たばっかりで」
「あぁ、そうなん。今日は船で鯵釣りに行くんやけど、まだ船頭が来ちょらん」
「いいですねぇ」
「小せぇらしいんじゃけどな。岸で、何も釣れんよりは良かろうって」
「そうですね」
「先週は釣れた?」
「いいえ。小さいホゴ(標準和名カサゴ)が一匹」
「わしも、こんまえ、そこを、ず~っと釣って歩いたんじゃが、二匹」
「そうですか。居る時はいっぱい居るんですがねぇ」
「なぁ!そこの藻に隠れちょるはずなんじゃがな」
「ですよねぇ」
「はな、頑張りよ」
「はい、頑張ります」



フェリー会社のお偉いさんは、さっそうと船で出て行った。



さて、しょっちゅう餌は取られるものの、どうにも浮子に当りが出ない。で、海底ギリギリにしていたタナを50センチほど上げてみた。


途端に浮子がすぅっと沈み


「来たんじゃねぇの?」


と、立てる竿に手応え無し。


「あちゃ~、スカ引いた」



明確な当りはそれくらいで、どっぷりと日が暮れます。



工事の台船がいなくなったので、投光機の明かりにケミが紛れることもなく、昔の静かな海が戻ってきました。


しかし、この日の海底は賑やかだった。



先ずは、メバルの2連発






そしてホゴの3連発



それから穴子が4連発



そしてホゴの4連発





穴子は、いつも釣っては捨て、釣っては捨て。 ところが今日はスイッチが入った



「もしかしたら大漁に釣れるかもしんねぇ」



って、ことで一匹目からバッカンに水を入れた水槽にドボン!



帰る頃、水槽はホゴと穴子で満員御礼。パチャパチャピチャピチャ







浮子が沈む度にワクワクドキドキ・・・




あのトキメキを返せ~!!!


ってことで、21:30 納竿




例年、観光港にとっては地獄の3月。 県南や、西九州では大型が釣れ盛る。早いところではのっこみ(産卵期の浅瀬へののっこみ)に突入する3月でありますが、別府観光港では最も釣れないチヌ砂漠の次期であります。



よる年波には勝てず、県南遠征もままならず・・・その前に早起きできない。




さて、どうしたものか?



水温的には2月とあまり変わらない3月。 2月にあれだけ釣れて、3月になると釣れないのは水温だけでは説明がつかない。



別府湾でもゴールデンウィークにはのっこみに突入するチヌ。



秋に蓄えた脂肪は冬の寒さで使い果たしていると考えると、3月は、卵を作るために、栄養を摂らなければならない時期。



天然の餌場ではない観光港。 釣り人の撒き餌だけが頼りだとすると、釣り人口激減の冬は、チヌにとって魅力がない場所ってことになる。



どこか、天然の餌がいるところで群れているはずなんだがなぁ・・・




来週は、浅瀬の砂浜を攻めてみっか!






そうそう、穴子とホゴは、馴染みの居酒屋に納品させていただきました。





大将は大喜びした後、申し訳なさそうな顔で




「最近、パソコンが・・・」
「わかりました。来週、見に来ます」

「姪っ子のパソコンも・・・・」

「いいですよ、一緒に修理します」




素人ってのは、こんなもんなんでしょうなぁ。 3ヶ月も使うと、ウィルスやらスパイウェアがてんこ盛り。



フリーの対策ソフトはインストールしてあるんだが、スキャンをしない。そりゃあ、やられますわなぁ。




来週は、土曜日釣りの、日曜日はパソコン修理になりそうです。












2015年02月22日 別府観光港







いや~、昨日の土曜日はどつぼでした。 元々、天気予報は夕方から雨、風は最大7m。 しかし、昼過ぎの天候は曇り&無風。


「こりゃあ、行くしかないっぺ」


見回りに寄った、近所の港で「第一釣り人」発見。 ついつい話し込んで、時間が経った。


「どうせ、予報は夕方から雨だし!」


って、ことで、餌も買わず、知り合いの間で竿を出す。



この場所は、だいたい左に潮が流れる。そして、潮下になる左の角に陣取った釣り人にしか釣れない。もちろん、岸壁の真ん中であっても、一番の潮下であれば釣れるがね。



想定内の坊主。 しかし、悲惨だったのは雨。 最初は小降りだったんだが、粘る知り合いに付き合っているうちに土砂降りに。



濡れ鼠になって、泣いて帰りましたとさ。



明けて日曜日。 予報では夕方まで雨、3mの風。 が、天気予報ってのは難しいみたいだ。 昼前には雨が上がり、所々に青空が見える。そして無風。




はい、その通り。今日も「こりゃあ、行くしかないっぺ」ってことで、出撃。



見回りをして、知り合いに会うと、また遅くなるので、若宮八幡宮で安全祈願(ただのお参りだと言う説あり)をして別府に直行。



水中浮子にすべくトリプルゼロの玉浮子を購入して、いざ出陣!



しか~し、観光港の岸壁は、どこもかしこも係留された船で・・・まぁ、あちらはお仕事、こちらは遊びなので文句を言える立場ではありませんが、なにをやっているのかずっと係留されたままの水産庁の船には「ただ係留するだけなら、第四埠頭に行けよぉ」と言いたくなります。


これでも、一応、税金を払っているタックスペイヤーですから。 ここの岸壁だって税金で作られているんですから。 タックスペイヤーとして、権利の行使を主張します。



なんて、亜米利加じゃあるまいし、ここ日本では、納税者は兵隊蟻扱い。国に御奉仕して当たり前ってんだから、騒げば逮捕される。



まぁ、愚痴愚痴言っても、状況は変わらないので、かろうじて竿を出せる場所を見つけて店を広げます。



本日の仕掛けは、0.8号の萱浮子に、0.8号の鉛、そしてトリプルゼロの玉浮子を水中浮子に使います。 前回、浮力Bの玉浮子を使ったんですが、これだと絡まん棒にくっついた状態なので、魚が餌を吸い込む時に抵抗になる。 トリプルゼロの玉浮子はマイナス浮力なので、鉛の錘にくっついた状態になるので、魚が餌を吸い込んだ時に抵抗にならない。



が、トリプルゼロのマイナス浮力、以外に強烈。 装着前は、浮子トップが全部出ていた仕掛け、先端がちょっと見えるだけでほとんどが水没してしまいました。


鉛を0.8号から、0.5号に変更してガンダマで・・・いらない、いらない。 丁度いい感じになりました。


沈め探り用の玉浮子は、重くてよく飛ぶし、大きくて潮受けがいい。 下潮を拾って、撒き餌と同じ方向に仕掛けが流れて行きます。



餌取りが多い時期、多い場所でこんな釣りをすれば、刺し餌はたちまち餌取りの餌食になって、釣りになりません。 しかし、水温が低い真冬、チヌの活性は低く、撒き餌に反応しないチヌは刺し餌にも反応しません。 つまり、撒き餌と同調しなければ、釣れる確率はゼロに近い。



日中、浮子が沈んだのは3回だけ。最初はチヌ、おそらくサイズは30センチ。 姿が見える所まで上げたのだが、痛恨のバラシ。 フッキングが甘かったようで、針が外れました。


タナは底から1m。底潮が冷たくて浮いていたのか、それとも、下から上がって浮いてる餌を食ったかは定かではないが、海底近くが餌取りパラダイスの場合は、試してみる価値ありのタナ。


二回目は、沈んだ浮子が浮いてきて、餌だけ取られてた。


三回目は、巨河豚。 抜き上げられずにタモで掬う馬鹿でかさ。食べたらさぞ美味しかろう。 しかし、調理師免許を持っていないのでリリース。




クサフグ




16時、海は砂漠になり、無風だった海に猛烈な西風。うねりが高く、魚が餌を食ったわけでもないのに浮子が浮いたり沈んだり。 餌取りの当りなんてわかりゃしません。


「まぁ、チヌが食ったら、浮子が消えてなくなるさ」



風と、うねりと、砂漠の海に耐えて、耐えて、耐えて・・・どっぷり日が暮れました。


潮が沖に向かって流れ出し、決まった場所で浮子が沈み、先週お留守だった穴子ちゃんを連発。こいつも食えば美味いんだが、捌けないのでリリース。ってか、海にポイ!




そこに釣り仲間のイックン登場。


差し入れの、ローソン珈琲を飲みながらしばし歓談。


「竿は持ってこんかった?」
「持ってこようかと思ったんですが、余りに図々しいじゃないですか」
どうやらイックン、浅慮しているらしい。
「持っておいで。オキアミならなんぼでもあるから」
「いいんですか?」
「かまへんかまへん」



ってことで、二人仲良く夫婦浮子。



そして私にカサゴが釣れ、そしてイックンにメバルが釣れ、そして私に・・・


「来た!」
「え?」
「本命が来た」
「ほんとですか?」
「たぶん」



午後8時、うねりに沈んだり浮いたりしていた浮子が、沈んだり沈んだりになり、10センチほど海中に引き込まれた。 穴子とカサゴを連荘していた私はてっきりそのどちらかだと思ったのだが、ハンドルを回して糸ふけを巻き取り、竿を立てた途端に、力強い走り。


ジ!ジ!ジジ~


ドラッグを唸らせ、道糸を引き出す魚。


「でかいすか?ねぇ、でかいすか?」
「ぼちぼちでんなぁ。ドラッグ、ゆるゆるにしてあるから」
「そうなんすか? でも、ドラッグが鳴ってますよ」
「だから、ゆるゆるなんだってば」
「そうなんすか?そうなんすね?」
「そ~なんす!」って、俺はポケモンか!?



たっぷり楽しんでから、水面に浮かせタモ入れ・・・「あれ?」



最近、めっきり目が悪くなって。



二度目のタモ入れで、見事に成功。ちょっと重たい感じがしたチヌは40センチでした。強烈な引きに巨チヌを期待したのですが、めちゃめちゃ元気な40センチでした。




40センチ




それから、風が止み、鏡のような海になり、絶好のコンディションになったのですが、タイムアップ。 翌日仕事とあっては、そんなに遅くまで粘れません。



イックンには申し訳なかったが、21時のフェリー出港を合図に撤収と相成りました。









トリプルゼロの水中浮子(黒魂)、効果を発揮したのかどうかは、一回こっきりの釣りではわかりません。 これから何度も釣行を重ね、データーを積み上げ、統計的に分析することで初めて答が見える。



まぁ、カメラで撮影すれば一発でわかることなんですがね。




そんな技術も予算もない釣り人は、実験を重ね、統計学で答を出すのです。




昔、釣りを始めた頃、噂に踊って、あっちの港、こっちの岸壁。餌も毎回、気合に合わせて奮発したり節約したり。結局、チヌを釣るための基礎データーとしては、条件が違い過ぎて使い物にならない。で、家の近所の港に絞り、毎回、同じ餌で3年間通った。



その結果、ようやくチヌの方程式のひとつができた。 もちろん、この方程式はこの港でしか通用しない。が、基礎があれば、応用が利くものだ。



近所の港の方程式をベースに、足したり引いたりで答を導く。



なんて、偉そうに言えるほど、結果を出しちゃいないがね。







それでは、皆さん、また来週 (^_^)/~~~~






2015年01月31日 別府観光港にて


北風ピュ~ピュ~! 寒風吹き荒びってやつですなぁ。北海道近くの爆弾低気圧が凄まじい勢いで地表の空気を吸い上げ、九州でも猛烈な風が吹いております。


ええ、勿論、釣りになんぞ・・・行かねばならぬ、行かねばならぬのじゃ、御放しくだされ妙心殿・・・








先週、スランプに陥って、連日坊主の釣り仲間が「夜釣りをしたい」と言うので約束したが、この強風。約束をしていなければ、おそらくは出撃を見送ったであろうこの強風。


しかし、男として約束は絶対に守らねばならぬのです。



まぁ、それでも夕方には、少し弱くなると言う予報なので、僅かな期待を胸に観光港へ。



この時期の一級ポイント(北側に風除けとなる建造物があり、釣果が期待できる場所)には水産庁の船が。何をするわけでもなく、もう一週間以上居座って、釣り人をブロックしております。


まぁ、元々船のための岸壁、船の係留が本来の用途でありますから、文句は言えません。


第二のポイントは、無人。時間になると台船が戻ってきて前方に係留されますが、十分に釣りが出来る海面は確保されるので、本日の釣り座はここに決定。



撒き餌を作り、仕掛けを作って投入した後に、釣り仲間にメールで発信。「ワレ ココニアリ」


ところがである「ホンジツ ノミカイ ケントウヲイノル」



え?



誰のせいで、この寒風吹き荒ぶ岸壁に来ていると思ってるの?


悪びれた様子も無く、謝罪の言葉も無く・・・こりゃ、すっかり忘れとるな。


まぁ、それだけの存在だったと言う事さ!



とっとと店仕舞いして帰ろうかとも思ったのだが、重い道具を抱えてやってきて撒き餌も作ったのである。いつも一人で釣っているのだから「淋しくなんかないやい!」ってのは嘘。めちゃめちゃ孤独感に苛まれたのだが、撒き餌の元は取りたいと言う貧乏者の性が、帰ることを許しません。



さて、海は相変わらず餌取りパラダイス。水温が10℃を切って、餌取りが消えるかと言う淡い期待は30分で粉々に。まぁ、それでも、先週より数は減っているのかな?


たまに棒浮子がピクリと動く程度の当り。それは十中八九チヌではないし、例えチヌだったとしても、あれに合わせる反射神経は持ち合わせておりません。 何より、仕掛けを潮の流れに乗せるため、大きく糸ふけを出しているので、瞬時に合わせることは不可能。 よって、そのような当りは捨て当りとして反応しないことにしております。



が、な、な、何と、真昼間にズズズと浮子が引き込まれました。大いに期待したのですが、犯人は25センチの鰈(カレイ)ちゃん。


がっくりと肩を落とす龍二であった。



それからは、ひたすら正体不明の餌取りに、遊ばれ、おちょくられ、翻弄される龍二。やがてどっぷり日が暮れるのであります。


そして、闇に包まれると、海は砂漠になりました。仕掛けを回収する度に、釣り針にはオキアミ。


「嗚呼、夜の砂漠だ」



それが小一時間も続いたでしょうか、根掛かりとも思える浮子の動き、潮の流れに合わせて浮子が傾き沈んで行きます。



仕掛けを回収しよと竿を立てれば、小さな手応え。その手応えの正体はカサゴでありました。なかなかナイスなサイズのカサゴちゃん。取り敢えず水汲みバケツに放り込んでキープ。



次の当りは、棒浮子の土竜叩き。海面からケミが出ては引っ込むの繰り返し。「何だろう?」と竿を立てれば、魚が竿を叩きます。


32センチの御チヌ様









「こんな強風の中、竿を出した甲斐があった」と一人涙・・・あ、風は随分前に止んでいた。



「さぁ、これから」と気合をいれたのだが、いつものように空回り。



カサゴを3匹連荘して20:30納竿と相成りました。



ロッド がまかつ チヌスペシャルIII 0号5.3m
リール ダイワ プレ磯インパルト競技
道糸 2.5号
ハリス 2.0号 ジョイナーV2
ウキ アウラ グレイブ 1.5号
針 カワセミ チヌ 2号







2015年01月24日 別府観光港にて







1月も24日となれば、すっかり正月気分も吹っ飛んで、防波堤や岸壁では冷たい風が染みるだけの季節。


みなっさ~ん、如何御過し?


わたくし、VSPO(Very Special One Pattern)で観光港に釣行しております。


釣果やサイズを求めるならば、県南に行くべきなんですが、本来出不精な性格の上に、朝寝坊大好き。そして、車の運転大嫌い。もう、すくい様がありません。


昔は、毎週大野側まで1.5時間かけて通っていたんですがねぇ。



さてさて、本日も社長出勤のわたくし。撒き餌を始める頃には4:45のフェリーが入港。「もうちょっと、早く来れば、夜まで粘らずともチヌに出会えるかもしれない」と毎回思うのですが、一向に改善される兆しは見えず。


台船に占領されたワンドは、いまいち釣果が良くないので、今回は宇和島運輸のフェリーが見えるワンドに・・・「むむ、先端近くでエギを振っているのは、この前キャップライトで海を照らしチヌを散らしてくれた爺ではないか。


桑原 桑原


いつものポジションは諦めて、爺からかなり離れた場所に店を開きます。


本当に、キャップライトの明かりでチヌが散ったかどうかはわかりません。しかし、チヌを釣る人間にとってそれは絶対にやっちゃあいけない御法度。身勝手なのは承知の上なので、起こったり、殴ったりはしませんが、遠くに居たのに、わざわざ寄ってきてそれをやられると、堪忍袋の緒が切れてしまいます。



「どうか、チヌが釣れても見に来ませんように」



日中は、草河豚と正体不明の餌取りに遊ばれます。釣り針が口に入らないほどの小さな魚、三四回餌を突いて、一匹のオキアミを平らげます。まぁ、それでも浮子に当りが出るからましな方でありまして、秋口は、敏感な萱浮子がちっとも動かないほど上手にオキアミをかっさらっていましたから。


足元でも、ちょい投げでも、遠投しても餌取りが居る。全面餌取りだらけの海。


グリコ!



日中は無理やわぁ。 撒き餌をして、匂いを拡散することだけやりますわ。兎に角、寄せないことには釣れません。撒き餌を撒くだけでもいいんですが、そこは欲深いわたくしのこと。しっかり仕掛は投入します。



餌取りの 正体見たり それは河豚


餌取り その1


餌取りの 正体見たり それは河豚 その2


餌取り その2




餌取りちゃんと遊んでいるうちに、すっかり暗くなり、ケミ点灯。さぁ、これからが本番です。そこにギャラリー登場。


観光港は、散歩をする人が多い。そして、ついでに人の釣りをじっと眺める。まぁ、そんなじっちゃんはいい方で、舐めるようにバッカンの中の撒き餌を観察する爺や、仕掛けの投入の邪魔になる場所のぼ~っと立つ爺、そして、過去の自慢話を延々と聞かせる爺等、迷惑千万なギャラリーも居ます。


「こんばんわ」
「こんばんわ」
「釣れますか?」
「さっぱりです」
「チヌですよね?」
「ええ、そうです。今日は河豚しか釣れません」
「河豚がおると、チヌもおるっち言うけどなぁ・・・」

それって河豚じゃなくて鯔じゃねぇか? しかも微妙に違う "鯔の下にはチヌがいる"

「そうですねぇ、でも今日は河豚だけ」
「そうですかぁ、変やなぁ・・・」

って、知ったこっちゃないわ。



あれ?浮子が・・・浮子が・・・海中に引き込まれて行く・・・


竿を立てると、重量感の後に首を振る(所謂 竿を叩くってやつ)感触が。


「居ましたねぇ」
「チヌですか?」
「そのようです」


32センチ まずまずのチヌに大満足。


32センチ



しかしここで
「おっきいなぁ」
「見事やなぁ」

を連発されて、げんなり。


我々が「大きい」と言えるのは40センチを超えてから。30センチクラスは中型で、これを目標としているわけではない。更に言うなら「狙いは50オーバーの年無」なのである。


だから、30センチで大きいと褒められると萎えるのだ。



まぁ、そんなマニアの心境は、こっちに置いといて、素直に釣れたことを喜ぶ。


「さぁ、これでいつでも帰れるぞ!」



無論、それで帰るはずもなく、御チヌ様をスカリに収めたら、釣り再開。



しかし、暴れた魚が散らしたのか、撒き餌ワークが下手だったのか、はたまたさっきのチヌは単独行動だったのか・・・つまり、チヌの当りはさっきの一匹こっきり。それから暫く砂漠の時間帯。そろそろカサゴちゃんや穴子ちゃんが登場してもいい頃合なんだけど・・・


やっと浮子が沈んだと思ったら、草河豚。「食ったら美味いんだけどなぁ」と、愚痴をこぼしながらのリリース。調理師免許が無ければ捌いてはいけません。


その後、何度か浮子は沈み、スカだったり草河豚だったり、カサゴだったり。



そして20時のフェリー入港。 ぼちぼち店を畳もうかと思っていたら


「どうぞ!」
「あぁ、吃驚したぁ」
「すいません」


釣りに集中すると周りがすっかり見えなくなるわたくし。時々、知り合いの接近に気付かず、声をかけられて飛び上がるほど驚きます。



日中にメールをくれた釣り仲間、仕事帰りにわざわざ珈琲の差し入れ。



もう、帰ろうかと思っていたところだし、一枚釣っているので、釣りに執着することなく、適当に流しながら釣り談義に花を咲かせます。



下手なのか、不運なのか、あまり釣果に恵まれない人なんですが、ポツンと年無を上げたりして、よくわからない。まぁ、トータル上げる数は少ないから、上手ではないのかも知れない。


ほうっておくと、ぶつぶつと独り言を言いながら釣りをします。決して危ないひとじゃあありませんよ。



ここ数日の状況にについて情報を交換していると、流しっぱなしにしていた浮子がひょこひょこ


「あれ?浮子が沈みましたよ」
「沈みましたねぇ」
と、竿を取る、浮子が浮いて来る。
「あぁ、浮いちゃいましたねぇ」
「餌を取られたんですかねぇ?」
「どうでしょうねぇ?」


そのまま、数十秒浮子を眺めていたら沈みました。



慌てず、騒がず、ゆっくりと竿を立てると、乗りました。かなりの重量感。


「デカいんじゃないっすか?」
「まぁ、そこそこのサイズですなぁ、チヌなら」
「チヌじゃないんすか?」
「鯔かも知れん」
「鯔じゃないでしょう。もしかして真鯛?」
「まぁ、可能性は否定できない」


そうこうしてるうちに御魚ちゃんが水面に浮きました。


「チヌだ」
「チヌですねぇ」
「デカいんじゃないっすか?」
「まぁ、そこそこ」
「50超えてるんじゃないっすか?」
「それは、なかろう」


タモに収まったのは、40センチの御チヌ様。


40センチ



二匹目は無かろうと、店仕舞い。



昨日、スーパーで久し振りに会った知り合いに決まり文句で「チヌ食べる?」と訊いたら食べると言うので「釣れたら連絡するね」って約束したので、今夜の御魚は持ち帰りです。



鰓からナイフを入れて、目と目の間をぐさり。目ん玉がグリグリってなったら、絞め成功。



暴れれば暴れるほど、味は落ちるらしい。




カサゴちゃんは、お腹がパンパン。きっと稚魚が詰まっているに違いない。


美味しかっただろうか?出来れば、感想を送ってくれると嬉しいのだが。




ロッド がまかつ チヌスペシャルIII 0号5.3m

リール ダイワ プレ磯インパルト競技

道糸 2.5号

ハリス 2.0号 ジョイナーV2

ウキ アウラ グレイブ 1.5号

針 カワセミ チヌ 2号









庭でゴミを燃やす家が多いのよねぇ。




臭くてかなわない。




紙、木、草、自然の物を燃やす匂いは、臭くない。




でも、ビニールやプラッチックの人工物は駄目。




あれが燃える臭いを嗅ぐと、頭痛がして吐き気がする。




家庭で塩化ビニールを燃やすと燃焼温度が低くて猛毒のダイオキシンができるから止めなさいって、町報で何度も警告してるのに・・・



田舎の爺と婆はルールを守らない






嗚呼、気分が悪い




2015年01月18日 別府観光港にて


昨日の暴風が嘘のように穏やかな海。 日曜日は滅多に竿を出さない俺だが、昨日の暴風に心折れて、家で一日悶々としていたものだから、我慢できずに出撃しちゃいました。







皆さん、何処に行ったのか? ぐるっと一周したのですが釣り仲間をひとりも見つけることができず、ちょっと不安「釣れないって情報が流れてんじゃねぇ~の?」


しかし、他人の情報に流されないのが俺。どんな情報が流れていようと、行く時は行く。結果は同じ。



さて、鏡のような水面。風は無く、日光は降り注ぐ。 真冬にしては絶好の釣り日和。そして浮かぶ格言。



釣り日和に釣れた試し無し



何の根拠もない、ただの心象なんですが、釣り日和には必ず浮かぶ、この格言。



どう思います?



そして、その格言を裏付けるように静かな浮子。潮に流されるだけで、上下運動は全くナッシング。



そのうち瞼も重くなる・・・



おっと、漸く浮子が上下運動をしました。そしてスッと海中に引き込まれる。



チヌを期待しながら竿を立てましたが、獲物は草河豚。いつものお客さんでした。



そしてまた、舟を漕ぐ時間が続き、忘れた頃に浮子の上下運動。一度沈んだ浮子が定位置まで上がり、そしてゆっくり海中に引き込まれる。「これは間違いない」と竿を立てると、小気味良い首振りの感触と重量感。チヌを確信したところでテンションを失う竿。



餌を無くした針だけが、何が起きたのかを語っていました。



「♪帰って来いよ~ 帰って来いよ~ 帰って来~いよ~」



祈れば願いは通じるものです。針外れでバラしてから30分。再び、前当りの本当り。竿に乗る魚。ずっしりとした重量感に、首振りの感触。


「嗚呼、これで今夜も気持ちよく眠れるぞ」と思ったのですが、水面に浮いたのは巨大な草河豚。タモで掬わなければ抜き上げられない重量。そして、このでっぷりとした「主婦代表」のような体形。


糠喜びの反動は大きく、がっくりと項垂れる俺。


紅に染まる雲が眩しいぜ





涙を堪え、気力を振り絞り、仕掛けを打ち返すことあれから4時間・・・



カサゴ2匹に穴子1匹、そして宿敵草河豚1匹。



終に御チヌ様は姿を表さず、格言が証明されて、20時のフェリー入港と同時に納竿。




また、来週 (^.^)/~~~


謹賀新年 ガチョ~ン(賀正)


今年も年が明けました。なんて、意味不明の言葉を発する正月番組を堪能しつつの寝正月。


他人様のお家で寛ぐおいら。


なんなら、他人様の息子(大学の同級生)は、新年の挨拶にも来ず。




「皆様、新年、明けましておめでとう御座います」


「新年が明けたら来年だっつ~の!」


なんて突っ込まれつつの、突っ込みスタイル~!








2015年01月10日 別府観光港にて


新年の初釣りは、正月気分も抜け切った成人式絡みの三連休初日となりました。


予報通りに風がピュ~!


そこは、知り合い二人が朝から奮闘していたようで・・・釣果は聞かないで。との、知り合いのコメントに「釣れるもんなら釣ってみろ」と言う若干の敵意を感じつつ、他に竿を出せそうな場所がないので、店を開くことに。


いつもなら、ひとしきり語ってから帰る知り合いも、この日は心底打ちのめされたようで、配達したコンビニ珈琲をとっとと飲み干して帰って行きました。



さて、そんな状況の岸壁で「釣ってみせましょう」なんて自信たっぷりのコメントができるはずもなく、もう、半分焼け糞、負け戦。


しかし、竿を出さないよりはストレスにならない。


まぁ、魚が釣れないのもストレスなら、釣りができないのもストレス。同じストレスなら釣れなくても釣った方がまし。 なんて哲学的理由を並べたてて、北風寒い岸壁で竿を振り続けるのです。



日中は予想通りに正体不明の餌取りパラダイス。



昔は、小さな針に変更して餌取りの正体を確かめたりしていたのですが、結局、それが解ったところで有効な対策などなく、ひたすらおチヌ様が降臨して餌取りを蹴散らすのを待つしかない。


なので、そのような餌取りがいると言う情報のみで、釣りを組み立てるのです。


先ずは、足元に撒き餌を集中させて、沖目を流す。 沖目の餌取りの密度が下がり、ひと流しで餌が残る確率は上がるもののそれだけ。おチヌ様が餌を食う気配無し。


次に、遠投。可能な限り仕掛けを遠投して撒き餌を被せる。


正体不明の餌取りは、そこまで出ていかないようですが、草河豚パラダイス。


仕掛けが馴染んで暫くすると、スパっと浮子が消える。針に掛かった魚は、水面から離れると「ブ~ ブ~」これが名前の由来なんだとか・・・にしてもなんで河カワ豚ブタ?


海に住む生物なのに?


海豚はイルカがいるから?


まぁ、よくわかりませんが、沖目には草河豚がわんさかとおりまして、こちらもおチヌ様が降臨するまでは、餌取りパラダイス。しかも河豚は時々針まで持って行く。



ってことで、撒き餌ワークによる餌取りの分離作戦は、敢え無く頓挫。ちょい投げで同じ距離をひたすら流し、おチヌ様の降臨を待ちます。


このポイントは、足元に捨石があり、それに海藻が生えていたり、その海藻に根掛かりして切れたハリスが漂っていたりで、ある程度タナを上げても根掛かりするので、壁際の魔術師としては断腸の思いで、壁際を諦め、竿2本向こうを流します。



やがて陽は暮れ、帰宅時。おチヌ様も塒(ねぐら)へ帰るのでしょうか?



ケミ点灯と同時に流れが止まり、風もかなり収まって、準備は整った・・・って、結果が出たから言えるんだけどね。


流されて、道糸が張って、おそらく付け餌は浮いていたと思うのだが、スパンと浮子が消えました。ショリショリとリールを巻くと、御魚の重量感が竿から伝わって・・・針外れ。一瞬でテンションは消え、希望の火も消え。



それでも気力で竿を振る。



ゆっくりと潮下に流れた浮子が二度、三度と海面から下がる。ほんの僅かな当り。



まさか、おチヌ様だとは思いもせず、四度目の正直で竿立てる。


「乗ったぁ」


って、誰が聞いてるわけでもないんだが。



予想外の重量感に期待したのだが、その後魚はあっさりとギブアップ。 口から海水を吐き出しながら力なく浮かぶおチヌ様。



体長40センチ


40センチ



やっと大型のチヌが接岸したようです。 年末までは、30センチ代がレギュラーサイズ。 ここにきて一気にサイズアップ。



続けて、さっきのより重いチヌを掛けるも、やはり短時間でギブアップ。 それでも良型のチヌと喜んでいたら事件はおきた。



さっきまで、僕の左側でエギを投げていた爺が、取り込み中の魚を見ようとキャップライトで海面を照らす。


「ちょっと止めてくれんかなぁ。明かりで魚が散るんやけど」


面食らったのか爺は、何も言わずに立ち去った。



45センチのチヌが釣れたというのに、心の中は「ぐらぐらこいた!


45センチ






チヌを釣ってる俺達には常識なんだが、そうじゃない人には知る必要がない事実。


常夜灯のような明りに魚が反応することは無いらしい。しかし、今まで無かった明かりが点灯すると、魚は驚いて逃げる。


従って、チヌ釣りで海面を照らすのは、絶対にやっちゃいけない御法度なんだが、チヌを釣らない人は無頓着。特にたちが悪いのは餓鬼。釣りに飽きると、懐中電灯を振り回したり、海面を照らして何かを探したり。おまけに、岸壁を走り回るし、大声で叫ぶ。親も屋内じゃなければいいのだと言わんばかりに、まったく子供を叱らない。


屋外でも、静かに時を過ごしたい大人はいるんだぞ!


なんて、言おうもんなら、非常識、変人、天邪鬼と批難轟々。ひたすらファミリーが帰るのを待つしかないのです。



さてさて、どっかの釣り名人の格言通り、海面を照らすキャップライトの明かりに驚いたチヌは散開。餌取りも消えての砂漠となりました。



沈まない浮子を眺め、取られない餌を取り替えて、仕掛けを打ち返す事1時間。ようやく沈んだ浮子ににんまりと竿を立てたのだが、獲物は穴子。



それからまた、砂漠の時間。



仕掛けを投入し、棒浮子が立つのを待つ・・・待つ・・・待つ・・・


おかしい。


仕掛けを回収しようと道糸を巻き取るが、浮子が動かない。



ん?



目を凝らしてみると、浮子らしきものが寄って来る波紋。そしてケミは動かず。


もしや?



浮子を回収してみるとケミホルダーごと抜け落ちて、海面に浮かんだケミホタルは「さよ~なら~」


思わず「何て日だ!」



しばらくはその辺を漂っていたケミホタルもやがて見えなくなり、重量感たっぷりの遠投用電気浮子はコントロールが難しく、すっかり心折れたおいらですが「この山のような撒き餌どうすんの?」って、ことで浮子を眺め続けるしかなかったのであります。


やがて20時のフェリーが入港し、可能性を信じて沖に消えていったケミホタルの明かりを探すと・・・ありました。 もしかするとタモがとどくかも?


7メートルのタモを目一杯伸ばしてケミホタルの明かり目掛けてバシャ!



残念!ケミホタルに届かず・・・が、タモ回収する動作で引き寄せられるタモ網が水流を作り、ケミホタルはぐんぐん手前に流れてきます。


そして救出! 何度か網目から毀れましたが、無事回収。 これでアロンαで修理できる。




マイナスポイントをひとつ挽回したのは良かったのですが、海は相変わらずの砂漠。 21時を過ぎた頃、ズブズブと浮子を沈めたのはまたしても穴子。



そして、流れが速くなり、根掛かりしたようなので回収した針にはビニール袋。



しゅ~りょ~! カンカンカン




因みに、翌12日、13日は風に泣かされて撃沈。



出足が良かった今年の初釣りでしたが、後半でこてんぱんに。



どうなることやら・・・







2014年12月13日 別府観光港にて



「さっぶ~」






北風ピュ~ピュ~、木枯らし吹きすさぶ今日この頃、全国数名の読者の皆様、如何お過ごしでしょうか?


釣具屋に着いた頃には、パラパラと天から涙が落ちてきた。



通常なら、竿を出すコンディションではない。 竿を出すコンディションではないのだが、届いたばかりの電気浮子を試したくて、つい・・・



それが、間違いの始まりだった。



先ずは、バルサの棒浮子で、摂り合えずの一枚を狙う。


準備をしていると、少年が一人。


「こんにちわ」
「こんにちわ」
「何か釣れましたか?」
「今、準備中。これからなんよ」
「そうですか。横で釣ってもいいですか?」
「烏賊かい?」
「いえ、烏賊じゃありません。今日は、家から歩いてきたので、これくらいの道具しか持って来れなくて」
「そう、そりゃあ大変だったね」
「はい」


そう言って、少年も準備を始めた。


「この前、ここでバリを釣ったんですよ。これくらいの」
「あぁ、僕も一枚釣ったよ」
「それで、今日は、どうしても此処で竿を出したくて」
「そうかい、存分に釣ってくれ」


正直、狭い場所なので、他人と二人で釣るポイントじゃない。 知り合いであれば、協力して撒き餌で魚を寄せるって空気になるけど、他人ではそうもいかない。特に、素人さんが撒き餌を撒き散らかすと、ポイントが惚けてしまってよろしくない。


愛想のいい少年で、ほっとした。 おまけに撒き餌なんぞ持っていないし。



ちょろちょろと、移動しながら、あっちこっちで糸を垂らしていたが、30分もしないうちに


「あの~、このオキアミ使いませんか?」


と、パックのオキアミを差し出す少年。


「もう、かえるのかい?」
「はい、僕、時間が無くて」
「そうかい。じゃあ、有難くいただきます」
「はい、頑張ってください」
「はい、頑張ります」


楽しく、会話しながら釣ろうと思っていたのに・・・一人になると風が染みるぜ。


浮子は沈むものの、魚は針掛りせず。いつもの小さな稚魚だと思っていたら、チャリコが釣れた。


「これまでの犯人とは違うんだろうな」なんて、一人悦に入りながら、仕掛けを打ち返す。


そして、意外や意外の15.30 一枚目の御チヌ様登場 27センチ




「さぁ、いつでも帰れるぞぉ」


摂り合えずの一枚を釣り上げたら、後は御褒美。コンディションが悪くなったら・・・って、言った其の先から、雨が降り出した。


と、言っても、かなりの小雨。遠くで降ってる雨の小さな粒だけが風で流されたって感じ。


しかし、真冬の雨と風「あ~、竿なんか出すんじゃなかった」


いや、摂り合えずの一枚が釣れたんだから、帰ればいいものを「やっぱ、電気を点けるまでは」と、仕掛けを打ち返す。時々、浮子は沈むものの、針掛りはせず。


「次は、小さい針で餌取りを釣ってやる」


これは、毎回の台詞で、いざ釣り場に来ると「そんな小さな針で、ビッグママに折られたらどうすんねん」と、いつものカワセミ チヌ2号を結ぶのであった。



やがてどっぷり日は暮れて。



いつもなら、日中に3~4枚釣れてもいい季節なのに、毎年海は違います。


そして、いよいよ待望の、電気浮子点灯!




キザクラ NFチヌ遠投
http://www.kz-kizakura.com/product/2013/itemes2013_14.html



棒浮子が絶滅の危機にある昨今、こんな長い棒浮子をリリースして・・・あぁ、遠投用かぁ。



遠投用の長い浮子なら、他にもある。遠投用の浮子は重い。 重い浮子は食い込みが悪い。 特に岸壁に近い所では。 岸壁から離れた場所では、チヌも警戒心を解くらしい。重い浮子でも構わず引き込む。 ドラゴン籠を使った船釣りでは、10号の棒浮子を海中に引きずり込む。陸っぱりじゃあ、とてもじゃないが、10号の浮子なんて警戒して引っ張り込まない。



さてさて、やっぱり遠投用の浮子は重い。おまけに電気浮子は浮子トップに空気が入っているので、余浮力が、半端じゃない・・・


あれ? 1号の錘と2Bのサルカンで、浮子トップの10センチまで沈んじゃった。


それに、餌取りの当りも明確に出るし、案外いけるかも?



使いにくかったら、バルサの棒浮子に戻すつもりだったのだが、そのまま電気浮子で釣り続けることにする。


が、最初のお客さんは、カサゴちゃん。それも、陸っぱりではめったにお目にかかれないビッグサイズ。


カサゴはそろそろ産卵の季節だ。産卵と言ってもカサゴは卵を産まない。卵胎生と言って、お腹の中で卵を孵して稚魚にしてから放出する。


産卵前に、荒食いをするのは、魚に共通の行動だ。


これから、この場所では2月末まで、美味しいカサゴの季節に入る。尤も、料理をしないおいらは持って帰らないがね。 時々、気が向くと、馴染みの居酒屋に配達する。



カサゴも穴子も高級魚。生簀に入れる手間もなんの園マリ、辺見マリ。



大将は、満面の笑みで「ありがとう!」


本日は、美味しい外道の合間に


18:07 31センチ


18:39 30センチ



そして、後は外道のオンパレード。



手前に突っ込んだ魚は御チヌ様かと思いきや、でっかい、でっかいカサゴちゃん。


もう、期待させるんだから!



さて、雨に降られ、風に吹かれても外道やチヌが遊んでくれる間は良かったのだが、20時を過ぎて、ピタリと当りも止まり、弱くなっていた風が突風になってポキリ。



はい、その通り、心が折れました。



本日は30センチクラスのチヌ3枚
穴子 4本
カサゴ 6匹
ゴンズイ 2匹
ゼンゴ 2匹
チャリコ 4枚
草河豚 4匹


竿 宇崎日新 INGRAMチヌ0.8号
リール ダイワ インパルト磯
道糸 2.5号
ハリス 2.0号
針 カワセミ チヌ2号
浮子 キザクラ NFチヌ遠投1.0号 Single



まぁまぁの釣果に満足して納竿。 いつものように饂飩を食って、温泉に浸かって帰りましたとさ。



めでたし めでたし





2014年12月06日 別府観光港






全国数名の読者の皆様、大変長らくおまんたせいたしやした。






日本全国を強烈な寒波が襲っているのと言うのに、釣りに出かけると言う能天気な親父であります。


いや、九州のチヌ愛好家にとっては、これからが本番。砂漠の三月に入るまで、ビッグママ(巨チヌ)に出会える確率が最も高い時期に突入したのであります。


とは言え、本日の岸壁の寒さと言ったら、もう筆舌に尽くしがたい。おまけに木枯らしピュ~ピュ~。


○玉も縮み上がるほどでございます。






寒波襲来 冬総軍登場 お山は白くなりにけり




水温15度




先週から4度下がりました。





しかし、先週、間違って河豚パラダイスに足を踏み入れ、絶望の8時間を過ごした身としては、なんとしても御チヌ様の顔を拝みたいのであります。



北側に建造物がある通いなれたポイントがこれからの主戦場。


先日、大物を釣ったポイントは、沖の一文字拡張工事のための生コン積み出し場になっていて、釣り人進入禁止なのであります。 まぁ、これからの季節、風が吹けば吹きっ晒しになるポイントなので、大陸性高気圧が真上に鎮座した無風の時にしか竿を出せないのでありますが、それでも立ち入り禁止は、気分が悪い。



さてさて、通いなれたポイントとは言っても、久し振り。 夏は、ここでファミリーに囲まれたら最後。 狭い場所で餓鬼が吼え、主婦は仕掛けをまともに投げられず、亭主はこっちの迷惑なんて知らん顔で雑魚と戯れる。



よって、ファミリーフィッシャーが冬眠する冬だけがまともに釣りができる季節。 寒いけど、邪魔者がいないこの場所で、のんびりチヌを釣るのです。



が、今年は、いたる所が鳩の糞で覆われている。どうしたことか?



謎解きをしても無意味なので、鳩の糞が無い場所を探して道具を置き、釣り座の糞は海水で流す。



どっかの、らしくないロックミュージシャンじゃないが「来たときよりも美しく」



そうそう、釣具メーカーのダイコー(大丸興業株式会社)がフィッシング事業から撤退・・・って、他の事業あったけ?
http://www.f-daiko.com/iso/index2009/index.html


まぁ、それはいいとして、大分の地場企業がまたひとつ、全国ブランドに負けて消えて行く。


オリムピック、マミヤOP・・・消えていったメーカーは数知れず・・・って、おい! 二社だけやないかい。


底が浅くて、すんまっしぇん。



2020年3月末までは修理等のサービスを継続するそうなので、御利用がお早めに。 それ以降は、壊れたら終わり。



釣竿も穂先が折れたらただの棒



身売り先を探しているらしいので、釣り仲間で「金を集めて買おう」なんて、馬鹿話をしておりますが、年末ジャンボが当ったら買えるかしら?




さて、釣りを始めて1時間。何度か、オキアミを齧られたものの、浮子が沈む事も無く、ほぼ砂漠状態。準備で発した熱もそろそろ放熱してしまい、時々ブルっと体が震えます。



と、そこへ、沖の一文字の拡張工事に行っていた台船が帰って来ました。 釣りの邪魔にならない埠頭の先端に係留することを確認していたので、のんびり構えていたら、がんがんこちらに近付いて・・・まぁ、竿出しできないことはないけど、結構、鬱陶しいくらいの近くに。


スクリューで海水を掻き回し、進んでは後退、進んでは後退を繰り返す。


浮子も仕掛けも流されて釣りにならないので、仕掛けを上げ、暫く係留作業を見ていたが、係留索を伸ばしたり縮めたりを繰り返す。何と下手糞なことか。



されども、あちらはお仕事、こちらは遊び。 文句など言えるはずもなく。ただ、ひたすらに終わるのを待つしかありません。



ようやく渓流位置が決まり、甲板を洗い始めたので、こちらも釣り再開。



もちろん、これまでに撒いた撒き餌は、スクリューに掻き回されて何処へやら。 また、いちからポイントの作り直しです。 まぁ、それもある程度は覚悟していたので、怒りもショックも無く、ただ黙々と仕掛けを打ち返し撒き餌を投入するのみ。


が、台船の係留が終わると同時に、浮子を沈める餌取り登場。


釣り針が大きい(カワセミ チヌ3号)のでしょう。 何度か突っ突かれて餌を取られることの繰り返し。それでも「砂漠よりはいっかぁ」と、釣りを楽しむ親父が一人。



薄暗くなり、点灯間近の夕暮れ時に、餌取りに遊ばれたせいで早合わせ。チヌを待っていたならば、じっくり飲み込むまで待ったものを。河豚の場合は、待ち過ぎると針を飲み込まれ、ハリスが切れる。重量感を感じたものの、数回の突っ込みで針外れ。痛恨のバラシとなりました。



点灯式が終了すると穴子が三連荘。 去年の私なら、タナを上げ、仕掛けを遠目に投入してかわそうとするところですが、先日、穴子、ゴンズイのポイントにやがてビッグママが来ることを知って以来、何本針を無くそうとも、そのポイントを攻め続けるようになりました。



穴子、ゴンズイは針を飲み込みます。穴子は口が小さくて、針の回収は不可能。 ゴンズイは大きな口なのでペンチを突っ込み針を掴むことは出来ますが、過去に二度、刺されて痛い目にあっていますので、ハリスをチョキン。


なので、穴子とゴンズイが食いつく度に針を失い、ハリスは短くなるのです。




そして、ついに主役の登場なのであります。



数十センチ沈んだ浮子がじっとして動きません。「いち、にぃ、さん、しぃ、ご!」 竿を立てると結構な重量感。 が、走りません。暴れません。 まったくチヌらしくありません・・・ってか、こんな引きの魚初めてです。



右に左に泳ぐものの、竿を動かして操作すると、すぐにその方向に泳ぎ始めます。


が、重量感はある。


先日の年無ほどではないけれど、竿がギ、ギっと軋みます。



慌てず騒がず、魚が疲れるまで待って、タモに入れ・・・「おもっ!」


かなりの重量感でしたが、スリムなチヌ。 計ってみたら48センチ。 痩せていても重いはずです。
18:30 48センチ







これ、夕方のチヌ?


確かめようが無いのでおその疑問は捨てました。



二匹目の泥鰌を夢見て、仕掛けを打ち直しますが、その後は穴子とカサゴとゴンズイのオンパレード。



粘れば、もう一枚出そうな雰囲気でしたが、人間の方がガソリン切れで、撒き餌を放逐して納竿しました。





結果論ですが、居酒屋の大将が喜びそうな魚が沢山釣れた今日。キープして持っていけばよかった。






それにしても、寒さに耐えた結果のビッグママ、しびれるねぇ~





また、来週!





竿     宇崎日新 INGRAMチヌ 0.8号

リール  ダイワ インパルト磯


道糸   2.5号

ハリス  2.0号


ウキ   AURA アウラ GLAIVE 【グレイブ】 1.0号