おめでとうございます | 士は己を知る者の為に死す

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謹賀新年 ガチョ~ン(賀正)


今年も年が明けました。なんて、意味不明の言葉を発する正月番組を堪能しつつの寝正月。


他人様のお家で寛ぐおいら。


なんなら、他人様の息子(大学の同級生)は、新年の挨拶にも来ず。




「皆様、新年、明けましておめでとう御座います」


「新年が明けたら来年だっつ~の!」


なんて突っ込まれつつの、突っ込みスタイル~!








2015年01月10日 別府観光港にて


新年の初釣りは、正月気分も抜け切った成人式絡みの三連休初日となりました。


予報通りに風がピュ~!


そこは、知り合い二人が朝から奮闘していたようで・・・釣果は聞かないで。との、知り合いのコメントに「釣れるもんなら釣ってみろ」と言う若干の敵意を感じつつ、他に竿を出せそうな場所がないので、店を開くことに。


いつもなら、ひとしきり語ってから帰る知り合いも、この日は心底打ちのめされたようで、配達したコンビニ珈琲をとっとと飲み干して帰って行きました。



さて、そんな状況の岸壁で「釣ってみせましょう」なんて自信たっぷりのコメントができるはずもなく、もう、半分焼け糞、負け戦。


しかし、竿を出さないよりはストレスにならない。


まぁ、魚が釣れないのもストレスなら、釣りができないのもストレス。同じストレスなら釣れなくても釣った方がまし。 なんて哲学的理由を並べたてて、北風寒い岸壁で竿を振り続けるのです。



日中は予想通りに正体不明の餌取りパラダイス。



昔は、小さな針に変更して餌取りの正体を確かめたりしていたのですが、結局、それが解ったところで有効な対策などなく、ひたすらおチヌ様が降臨して餌取りを蹴散らすのを待つしかない。


なので、そのような餌取りがいると言う情報のみで、釣りを組み立てるのです。


先ずは、足元に撒き餌を集中させて、沖目を流す。 沖目の餌取りの密度が下がり、ひと流しで餌が残る確率は上がるもののそれだけ。おチヌ様が餌を食う気配無し。


次に、遠投。可能な限り仕掛けを遠投して撒き餌を被せる。


正体不明の餌取りは、そこまで出ていかないようですが、草河豚パラダイス。


仕掛けが馴染んで暫くすると、スパっと浮子が消える。針に掛かった魚は、水面から離れると「ブ~ ブ~」これが名前の由来なんだとか・・・にしてもなんで河カワ豚ブタ?


海に住む生物なのに?


海豚はイルカがいるから?


まぁ、よくわかりませんが、沖目には草河豚がわんさかとおりまして、こちらもおチヌ様が降臨するまでは、餌取りパラダイス。しかも河豚は時々針まで持って行く。



ってことで、撒き餌ワークによる餌取りの分離作戦は、敢え無く頓挫。ちょい投げで同じ距離をひたすら流し、おチヌ様の降臨を待ちます。


このポイントは、足元に捨石があり、それに海藻が生えていたり、その海藻に根掛かりして切れたハリスが漂っていたりで、ある程度タナを上げても根掛かりするので、壁際の魔術師としては断腸の思いで、壁際を諦め、竿2本向こうを流します。



やがて陽は暮れ、帰宅時。おチヌ様も塒(ねぐら)へ帰るのでしょうか?



ケミ点灯と同時に流れが止まり、風もかなり収まって、準備は整った・・・って、結果が出たから言えるんだけどね。


流されて、道糸が張って、おそらく付け餌は浮いていたと思うのだが、スパンと浮子が消えました。ショリショリとリールを巻くと、御魚の重量感が竿から伝わって・・・針外れ。一瞬でテンションは消え、希望の火も消え。



それでも気力で竿を振る。



ゆっくりと潮下に流れた浮子が二度、三度と海面から下がる。ほんの僅かな当り。



まさか、おチヌ様だとは思いもせず、四度目の正直で竿立てる。


「乗ったぁ」


って、誰が聞いてるわけでもないんだが。



予想外の重量感に期待したのだが、その後魚はあっさりとギブアップ。 口から海水を吐き出しながら力なく浮かぶおチヌ様。



体長40センチ


40センチ



やっと大型のチヌが接岸したようです。 年末までは、30センチ代がレギュラーサイズ。 ここにきて一気にサイズアップ。



続けて、さっきのより重いチヌを掛けるも、やはり短時間でギブアップ。 それでも良型のチヌと喜んでいたら事件はおきた。



さっきまで、僕の左側でエギを投げていた爺が、取り込み中の魚を見ようとキャップライトで海面を照らす。


「ちょっと止めてくれんかなぁ。明かりで魚が散るんやけど」


面食らったのか爺は、何も言わずに立ち去った。



45センチのチヌが釣れたというのに、心の中は「ぐらぐらこいた!


45センチ






チヌを釣ってる俺達には常識なんだが、そうじゃない人には知る必要がない事実。


常夜灯のような明りに魚が反応することは無いらしい。しかし、今まで無かった明かりが点灯すると、魚は驚いて逃げる。


従って、チヌ釣りで海面を照らすのは、絶対にやっちゃいけない御法度なんだが、チヌを釣らない人は無頓着。特にたちが悪いのは餓鬼。釣りに飽きると、懐中電灯を振り回したり、海面を照らして何かを探したり。おまけに、岸壁を走り回るし、大声で叫ぶ。親も屋内じゃなければいいのだと言わんばかりに、まったく子供を叱らない。


屋外でも、静かに時を過ごしたい大人はいるんだぞ!


なんて、言おうもんなら、非常識、変人、天邪鬼と批難轟々。ひたすらファミリーが帰るのを待つしかないのです。



さてさて、どっかの釣り名人の格言通り、海面を照らすキャップライトの明かりに驚いたチヌは散開。餌取りも消えての砂漠となりました。



沈まない浮子を眺め、取られない餌を取り替えて、仕掛けを打ち返す事1時間。ようやく沈んだ浮子ににんまりと竿を立てたのだが、獲物は穴子。



それからまた、砂漠の時間。



仕掛けを投入し、棒浮子が立つのを待つ・・・待つ・・・待つ・・・


おかしい。


仕掛けを回収しようと道糸を巻き取るが、浮子が動かない。



ん?



目を凝らしてみると、浮子らしきものが寄って来る波紋。そしてケミは動かず。


もしや?



浮子を回収してみるとケミホルダーごと抜け落ちて、海面に浮かんだケミホタルは「さよ~なら~」


思わず「何て日だ!」



しばらくはその辺を漂っていたケミホタルもやがて見えなくなり、重量感たっぷりの遠投用電気浮子はコントロールが難しく、すっかり心折れたおいらですが「この山のような撒き餌どうすんの?」って、ことで浮子を眺め続けるしかなかったのであります。


やがて20時のフェリーが入港し、可能性を信じて沖に消えていったケミホタルの明かりを探すと・・・ありました。 もしかするとタモがとどくかも?


7メートルのタモを目一杯伸ばしてケミホタルの明かり目掛けてバシャ!



残念!ケミホタルに届かず・・・が、タモ回収する動作で引き寄せられるタモ網が水流を作り、ケミホタルはぐんぐん手前に流れてきます。


そして救出! 何度か網目から毀れましたが、無事回収。 これでアロンαで修理できる。




マイナスポイントをひとつ挽回したのは良かったのですが、海は相変わらずの砂漠。 21時を過ぎた頃、ズブズブと浮子を沈めたのはまたしても穴子。



そして、流れが速くなり、根掛かりしたようなので回収した針にはビニール袋。



しゅ~りょ~! カンカンカン




因みに、翌12日、13日は風に泣かされて撃沈。



出足が良かった今年の初釣りでしたが、後半でこてんぱんに。



どうなることやら・・・