砂漠の3月 | 士は己を知る者の為に死す

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2015年03月14日 亀川 & 別府観光港


3月の別府湾は寒い。


そう気温でなく釣果が寒い。






県南や、対馬あたりではそろそろのっこみが始ろうかと言う時期である。 水温が低くのっこみが遅い別府湾でも、そろそろのっこみの準備をしているのではないだろうか? と、すれば、卵を作るために、どこかで餌を食っているのではないだろうか? だとすれば、浅い砂地だろうか? 日光で水温は上がるし、砂地にはゴカイや貝類の餌も多い。


「こりゃあ、砂地の浅瀬に行くしかねぇわなぁ」


ってことで、やってきました亀川の海水浴場。 何故かど真ん中にコンクリートの防波堤。 何のために造ったのかさっぱり理由がわからないが、有難く利用させていただきます。


天気図では高気圧に覆われ、等圧線も間隔が広く、風は吹かないと予測したのだが、昼を過ぎる頃に吹きだした。


障害物など何も無い。海水浴場の防波堤、所謂、吹きっ晒しってやつですわ。


道具を持っていかれる強風ではありませんが、立ち上がる度にパイプ椅子が転倒します。



撒き餌を始める前は、浮子に当りは出ないものの、何度か餌を取られました。 さすがは水温14.5度の砂浜。 水温10度の観光港とは大違いとほくそ笑んだのも束の間。


「餌取りちゃん、いらっしゃ~い」と撒いた撒き餌が不味かったのか、何も居ない砂漠になってしまいました。



それでも「夜が本番。夜になれば、夜の魚が出てくるし、チヌも出てくる・・・」




一度も浮子が沈まないまま迎えた19時、心がポッキリ折れました。



「いつもの観光港で、夜の魚に遊んでもらうべ」



海のバカヤロ~!!!! と叫んだ後に、とっとと道具をしまいましたとさ。






変わって、夜の観光港。 そよとも吹かぬ風。 鏡のような海面。 それはそれで、何だか気持ち悪い。



が、兎に角浮子が沈むのを見たいと、竿を出す。



2投目にして、もぞもぞしていた浮子が潮の流れでゆっくり沈む・・・2センチだけ。



「居食い?」「根掛かり?」


どっちもあり得るが、まだ撒き餌も碌に撒いてないのに、いきなり?


それに、日中、ここで竿を出していた釣り人が「なん~~~~~~~~~~にもいません。全く餌が取られない」と、泣いて帰ったではないか。


餌取りの小魚がいなければ、フィッシュイーターのカサゴも穴子も居ないのがセオリー



根掛かりと踏んで、シュルシュルと糸を巻き取る。すると、曲がる竿先、走る魚の重量感。



「まさか?」と思った瞬間に手応えが消えた。



針が外れて「さよ~なら~」


油断した。もう、今夜は無いかもしれない。 今年の冬の観光港、どうにも撒き餌に寄った感がない。 通りすがりに餌を摘んだって感じで、釣れても2枚。 だいたいは一枚つったら、次の回遊までかなり待たなければならない。




それを裏付けるように、次はカサゴ、次はメバル、そして穴子の連荘・・・



「天は我を見放した」




な~んて、八甲田の健さんを気取ってみても、観客はいない。




「ま、浮子が沈んだってことで」 22時30分 納竿





それにしても、観光港のチヌは何処にいるんだろう?



のっこみに入ると、当たり外れが激しい。 産卵前であれば、卵を作るために警戒心を解いて餌を食う。そら~もう、食いまくる。 だからのっこみ時期には、腹ぼての♀チヌが面白いように釣れるだが、それは毎日ではない。



いよいよ産卵となると、♂は♀を追い掛け回す。 水中での産卵と放精だから、♀が産卵するチャンスを見逃せば、自分の子孫は残せない。



色気づいたチヌは、餌を見向きもしない。



食い気よりも、断然色気なのだ。 そして産卵が終わると、暫くは深い場所で休憩する。 そして、次の産卵に向けて餌を食い始める。


チヌはのっこみ期に数回産卵をするそうだ。




だから、タイミングを間違えると、のっこみなのに、さっぱり釣れないこともある。



問題は、月のサイクルと太陽暦のサイクルが同機していないことにある。 昔の太陰暦であったなら、暦は月の満ち欠けにより。であるから、チヌの産卵と人間の活動がばっちり同機していたはず。まぁ、チヌの食欲と釣り人の休日が重なっていたかどうかは別として。





さて、仮説を立てては打ち砕かれるのが俺の釣り。



なんだが、今は、全くアイデアが浮かんでいないので、今週末は、カサゴと穴子に集中しようかな?




それでは皆さんまた来週 (^.^)/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~