ここ数日、仕事が終わってから、夜の22時までひたすら断捨離祭りをしている。
我が家の10畳ほどある荷物専用の部屋を片付けて、小学5年生の長男のための趣味スペースを作るためだ。
長男は1歳頃から一切ぶれずに鉄道が趣味で、誕生日やクリスマスに集めたNゲージを大切にしている。
しかし、我が家は長男と小学3年生の次男が同じ子ども部屋を使っているため、どうしても次男がちょっかいを出して、Nゲージを触ろうとする。
朝も兄弟ゲンカが炸裂↓
ここ最近、次男の友達が来たときに電車部品を壊されないかハラハラする長男の姿を見ていて、独立した専用スペースが必要だと感じていた。
完全な個室にはならないけど…
荷物部屋を半分空けてスペースを作ろうか?
と提案してみたところ、長男は大喜び。
私は、鉄道の魅力は全く分からない。
どれも同じ車両に見えるし、何がそんなに面白いのか理解できないのが本音だ。
それでも、にわか勢ではなく、一つのことをトコトン突き詰める長男の姿勢自体は心底、尊重してきた。
「どうすれば子どもが勝手に勉強するようになりますか?」という悩みをよく耳にする。
…大学生の長女が受験の時、私も同じことを考えていた。
受験を意識する時期になると、親は「勉強しろ」と口を酸っぱくして言ってしまいがちだ。
親から指摘されるとさらに意固地になる悪循環。
長女の時は【勉強をしているフリ】をやられ、心底、悩んだ時期がある。
だが、8歳年下の鉄オタ長男を見ていて思う。
子どもが何かを深く追求し始めると、親が塾に通わせたり、ドリルを買い与えるよりも早いスピードで、自ら知識を吸収していく現象が起きるのだ。
長男は「電車が好き」という原動力だけで、幼稚園の頃には日本全国の都道府県や、複雑に入り組む首都圏の路線網を暗記していた。
ギフテッドじゃないかしら。とすら思ったもの。
低学年の時は、電車の「動力」の仕組みを自分で調べるうちに、小学校の理科で習う物理の基礎が自然と頭に入っていた。
難しい駅名や路線の旧字体を見ることで、漢字の能力も身についている。
さらに、特急が止まる駅の名産品や地形、歴史にまで興味が広がっていく。
本人は勉強しているという意識は皆無なのだ。
ただ大好きな鉄道を突き詰めているだけなのに、結果として理科、社会、国語の生きた知識が繋がっていることに驚く。
中学受験でも何でもそうだが、幼少期に「これが好き」「ここを極めたい」という明確な軸を見つけられた子は、生きるエネルギーの根っこが強いように思う。
自分で調べ、コツコツ集め、自分の世界を広げていくという「学びのサイクル」を、遊びの中で既に体得しているからだ。
私は、息子たちに関しては「勉強しろ」とほとんど言わずに見守ってきた。
かつて明確な目的がないまま受験に向き合った長女の時には言いまくっていたセリフなのだが(爆)
娘は何のために勉強しているのかを見失っていて。
そこに反抗期も重なり、こちらがノイローゼ寸前になるまで苦戦した。
もちろん高学年になり、中学生になれば環境も変わる。
いつ、鉄道熱が下がるかはわからない。
それでも今、長男はみずから「公立の鉄道研究部がある高校」を見つけ出し、そこに行きたいという目標を持っている。
「あの高校であの部活をやりたい」という明確なゴールさえあれば、これから先、勉強の難易度が上がったときにも自らギアを入れられるはずだ。
子どもが自分の好きなものに向かって、自己決定で突き進んでいく。
これが出きる子は強い。
そう信じて、母は趣味に没頭できる部屋作りを頑張るよ。




