連日、実家の固定電話が繋がらなくてどうしたのか。と母の携帯にメールをした。
両親は夫婦だけで暮らしている。
「お父さんがオレオレ詐偽の
電話をとって怒っている。
だから固定電話を一日中留守電にしてる」
という。
話を聞くと、ニュースで目にするまさにそれなのだが。

長男の名前で来たそうだ。
「お父さん、○○だけど。」
と、我が息子を名乗り、電話が来たものだから
父は最初、信じて受け答えしてしまったらしい。
ただ、我が家の場合、、、
長年読んでいただいている通り、どうしようもないバカ息子の長兄。
「俺さぁ、今、○○(隣町)から電話してるんだけど。
金が足りなくなっちゃってさぁ……」
実兄は50代後半。
国家公務員の我が息子からこんな情けない台詞がでたら普通の親なら「なにを馬鹿な」
と思うわけだが、
とにかく義姉共々、ふざけた夫婦。
別居したまま離婚はしていない。
長男を信用していない父は、こいつなら金欠はやりかねん。と思ったらしい。
「なんだ。一体どうした」
「お父さん、お金をちょっと貸して欲しいんだけど」
「おまえ、声がおかしくないか?」
「え?風邪かなぁ、、電話の調子が悪いんだ」
「で、いくらだ」
「100か、200万か……
すぐ用意できるだけでいいんだ」
「200万?なにに使った」
「……50でもいい。今から家に向かわせるから
そいつにちょっと渡してくれないか。
俺は今、いけない」
「なんで親に金の無心をしておきながら
おまえが来ないんだ!
こんなふざけた電話をしてないで今から来い!」
振り込め詐欺にぶちギレた父。
この時点では息子の名前と隣町の住所が
さらっとでたものだから
普段の素行もあわせて半信半疑だったらしい。
行く、行かないで押し問答になり。
70代の父の逆鱗に触れた。
「おまえなんかに貸す金はない!
来たところで金なんか貸すわけないだろうが!
自分のしりぬぐいは自分でしろ!
親を頼るな!」
と血圧MAXで激昂。
……頑固親父の教育方針が一貫しているとこういうとき助かる。
50代のバカ息子を突き放す父。
「お父さん、なに怒ってるの」
というと、
長男ならやりかねんが、
おそらく振り込め詐欺だ。
とメモで渡したらしい。
父にあまりにぶちギレられた振り込め詐欺は
相手方から通話を切られた。
その後、父が、留守電に設定すると
二時間おきに無言電話がかかってきたそうだ。
子どもの名前、近隣の住所を挙げられると
「お父さん、オレオレ」と言われるより信じやすい。
この手の詐偽が、今、流行っているらしい。
実家の固定電話はNTTの電話帳に載せていた時代のまま。
しょっちゅう、勧誘が来る。
同級生を装って、金を借りる詐偽も来たことがあるらしい。
今回は実害はなかったのだが、
ナンバーディスプレイ用の電話に変えるか、
そもそも今は携帯しか使っていないようで
固定電話自体を解約するか。
という話を聞きに先ほどまで実家に行ってきた私。
調べてみたら
70歳以上はナンバーディスプレイが無償提供されるみたいだ。
銀行やら年金、引き落とし関係の登録先になっていることが多くて、
固定電話を使っていなくても解約してしまうと
すべての登録先を変更する手間がすごい。
それを考えると解約出来ず。というケースが多いように思う。
高齢者相手にほんと、よくくだらないことを思い付く輩がいるものだ。
早々に手続きしなければ。
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