小道具などの紹介
みなさま、こんにちは![]()
もう7月ですね!!
今日は一年の「ちょうど真ん中」という日なんだそうです。
今年ももう後半に入っていくのですね。
さてさて、今回は「小道具」などの写真を
ご紹介して行きたいと思います。
それではどうぞ~。
メイク室にたたずむ?「ドライアイスマシン」。
ホースがのびて…
「ドライアイスマシン」のスモークが舞台裏からもくもく~
(舞台監督のK洋さんが張りついていました)
…いきなり小道具ではないものからになってしまいました![]()
これは「効果」ですね。
お芝居のところどころで使用しました。
(特に「ぼうぼうさまの嫁っこ」)
舞台上手側(向かって右側)の小道具置き場。
上手側は、N也さん製作のペープサート保管場所もあります。
舞台下手側(向かって左側)の小道具置き場。
何やら衣装や小道具が所狭しと並んでいますね![]()
~「ぼうぼうさまの嫁っこ」の小道具~
山伏の「仙一坊」の占い道具
「殿様」の肘置き(?)
「長者様」のちょうちん。
(本物のように灯りがゆらめく“電子ローソク”が設置されていました)
花嫁行列で「下男」達が持った“お神酒”の樽。
「花嫁行列」のペープサート。
「お月さま」。
「行列①」
「行列②」(「長者様」と「おサト」ちゃん)
幕の裏で、ペープサートを操る人達。
(H紀さん&K子さん&M子ちゃん)
「どんがら、めりめり、ずしん!」
「ぼうぼうさま」に米蔵をやぶられて中の米俵が出てきました。
この仕組みは…
舞台監督のK洋さん、よろしくお願いしまーす。
一人で操作していたのでした。
(これを見た時、私は感動しました)
「ぼうぼうさま」と米俵を積んだ馬の列。
村の遠見のパネル。
~「おこんじょうるり」の小道具~
イタコの「ばばさま」のまじない道具。
お城の「医者」の帽子と、「べこっこのこっこ」(かぶりものです)
ネズミちゃんの大群。
ネズミのかぶりものをしたN也さんが飛び出します。
おそろしい…。
「ばばさま」の家の鍋。
「藤太」のひげとほくろ×2(予備)。
「侍」の刀。
「馬方」と「馬」と千両箱などのお宝。
…などなど
過去にも使用した小道具、生まれ変わった小道具、新たに作った小道具、
様々ありますが、ご紹介しきれないほどの量でした![]()
衣裳・小道具のスタッフは、連日準備や製作に奔走していました![]()
![]()
自分が使用する衣装と小道具は、各役者が持ち帰ることになっているので
毎回どんどん増えて行く様子は圧巻でした。
(持ちきれない役者の分は、他の役者も協力してくれました
)
一番多かったのは…N也さん、そしてN氏でしょうか。
アンケートでも「これだけの人数で演じていたんですか?!」という
うれしいお言葉をいただくくらい、たくさんのキャラクターが登場しました。
早着替えや、めまぐるしく様々な小道具を使ったりなど
今回のお芝居はいろんな経験ができました![]()
(くまはち)
仕込み風景&舞台全景
みなさま、こんばんは![]()
連日お付き合い下さりありがとうございます。
公演後の様々なネタバレ&写真紹介、まだしばらく続きます![]()
さて、今回は「仕込み風景」と「舞台全景」をご紹介したいと思います。
※ 6月20日の記事 の続きからご紹介しますね。
~仕込み風景~
舞台にパンチ(分厚いカーペット)が貼られたところ。
グレーの部分は少し高さがあり、
青やベージュの部分は傾斜舞台になっています。
照明の調節をする舞台監督のK洋さん。
ホンモノの竹が搬入されます![]()

そこで「コレ」の出番なのでした!!
(見覚えありますか?!)
「塩水娘」のH恵さんとK子さんが配合した塩水を入れ
竹を差し込んでしっかりと固定します!!
ひもも使ってしっかり固定します。
竹がみるみる増えて行きます!!
にぎやかに竹が「生え」そろいました!!
今度はパイプを設置します。
かなりの高さでの作業です。
「THE仕込みの要」ダブルN也さん。
客席から見える部分のパイプは、目立たないように
黒布を巻いて行きます。
(カメラマンのK昭さん&K子さん)
幕が張られました!!
ギャラリー(2階部分)から見た仕込み風景。
~舞台全景~
照明によって「表情」が変わります![]()
第48回公演「煙が目にしみる」の舞台装置は「斎場」、
そして第49回公演「父と暮せば」の舞台装置はまさに「家」でした。
リアルな舞台装置も感動しっぱなしでしたが
今回のような幻想的な舞台装置も好きでした![]()
みなさまはいかがですか?
(くまはち)
「劇集団 芝犬小屋」さん第一回旗揚げ公演「今宵、ぼくらは箱舟の中で出逢う」
みなさま、こんばんは。
本日2回目の更新です。
昨日の夜は、
「劇集団 芝犬小屋」 さんの旗揚げ公演
「今宵、ぼくらは箱舟の中で出逢う」を
観劇してきました![]()
公演会場は、登米祝祭劇場 小ホール![]()
(1週間ぶりの祝祭劇場です)
チケットを購入して小ホールへ入ると…
1週間前とは違う表情をした空間が迎えてくれました。
会場内はお客さんでいっぱいでした。
上演作品は、劇団の主宰の方のオリジナル脚本。
演出と役者も兼ねられているということで、
「すごいなぁ」と思いました。
一人ひとりの役者さんの個性が光っていて
懐かしいアニメや漫画のネタなどが散りばめられており
とても楽しめました![]()
すでに次回作も決まっているそうです。
たくさん刺激をもらって家路に着いたのでした~![]()
そして、
7月には、いつも朗読劇で楽しませていただいている
「劇団三カ年計画」さんの本公演が7月13日(土)にあります。
(栗原市の一迫ふれあいホール)
こちらも楽しみです![]()
(くまはち)
「劇団どんちょうの会 舞台写真展~地域と共に歩んだ27年~」
みなさま、こんばんは![]()
大崎タイムスさんの6月29日付の「バックナンバーニュース」 で
どんちょうの会の公演が紹介されました!
ありがとうございます!!
前回までは「舞台写真」をご紹介してきました。
今回は…
第50回記念公演と並行して準備を進め、
2013年6月1日(土)~22日(土)の期間開催させていただいた、
「舞台写真展~地域と共に歩んだ27年~」についてご紹介します![]()
会場は登米祝祭劇場 2階 レストラン「蓮房」さんです。
5月30日、「舞台写真展」の仕込みが行われました!!
その様子は、6月1日(土)のブログ でもご紹介しています!
「たくさんの方に来ていただけるといいなぁ~」
そして、6月1日(土)に写真展OPEN![]()
6月2日(日)に写真展を写真におさめて来ました。
その様子は、6月3日(月)のブログ でもご紹介しています!
入口では、「おせきとムジナと戻り橋」に出てくる「カニ」さんがお出迎え![]()
劇団員が選んだ舞台写真のほか、
劇中の楽譜、チラシの原画を展示しました。
J子先生が作曲した手書きの楽譜や、
くまはち画伯のチラシ原画が仲良く並びます
こちらは、N也画伯コーナーです![]()
こちらもN也画伯の原画。手作りのイーゼルに飾られていました![]()
(ベッカンコおにで使った火縄銃です)
第1回公演「べっかんこおに」の写真や
第4回公演「かっぱのめだま」の写真、
第37回公演「うたよみざる」と
第38回公演「ナツヤスミ語辞典」の写真、
第49回公演「父と暮せば」の写真もありました。
ふと足元を見れば、仕込み写真も。
劇団へのメッセージを書いて下さった皆様、
ありがとうございます!!
1986年の劇団結成から27年。
それは、地域の皆様に支えていただきながら歩んできた27年でもあります。
劇団の軌跡を「写真展」という形でご紹介することができて
大変光栄でした!!
公演パンフレット「舞台裏」のM子さんの言葉にもありましたが、
第50回記念公演を「共催」というかたちで応援してくださり、
写真展の場まで与えてくださった登米文化振興財団の皆様、
ありがとうございました。
(くまはち)
「おこんじょうるり」舞台写真~後半~
みなさま、こんにちは。
昨日から雲が広がり雨模様です![]()
肌寒くて長袖を引っ張り出したくまはちです。
公演から一週間が経ちました![]()
早いなぁ~!!![]()
ではでは、「おこんじょうるり」舞台写真~前半~ からの続きです。
イタコの「ばばさま」のところに居ついたキツネの「おこん」。
なんと「おこん」はじょうるりで病気を治すことができるのです。
じょうるりを覚えられない「ばばさま」の代わりに
「おこん」が「ばばさま」のチャンチャンコの下に隠れて
じょうるりを唱えることにしました。
「おめえさまがエヘンつうたら、おらが背中でじょうるりやるから
おめえさまはおらにあわせて口動かしとればいいだ」
と、「おこん」。
そこへさっそく「ばばさま」に
「藤太の腰痛を直してやって欲しい」と「藤太のかか(妻)」から
まじないの依頼が来ます!!
「ばばさま」は「おこん」を背負って、意気揚々と出発しました![]()
「へえこんちは、具合はどうだね?」
「ばばさま」(と「おこん」)は、「藤太」の家に到着しました。
「ウーンウーン」
「おとといから今にも死にそうな声で、ウンウンうなっとるだ」
「藤太」は猟に行ってがけから落ちて、腰をぬかしたというのです。
「よしよし、今、治して進ぜるでな。エヘン」
背中が暖かくて気持ち良かったのか、いびきをかいて眠っていた「おこん」。
「ばばさま」の合図の「エヘン」になかなか気が付きません。
それでも飛び起きて、得意のじょうるりを唱えます。
すると…
「たまげたぞ。痛みがいっぺんにどっかへ消えちまっただァ」
「藤太」の腰の痛みが、すっかり治ってしまったのです![]()
「ばばさま」に感謝する「藤太」たち。
「なんのなんの、これも人助けじゃ」
高らかに笑いすぎて、「ばばさま」はのけぞってしまいました。
(おこんがとっさに支えています!)
「藤太の腰痛を治した」という噂は、たちまち村中に広まります。
「うちの子どもがえれえ熱出しただ。一発じょうるりうなちゃくれねえかや」
「じいさまが死にそうだで。ちっくら来て、じょうるり聞かせてやってけれ」
など、次々に村の衆が押しかけてきます。
イタコの「ばばさま」は毎日繁盛、
キツネの「おこん」は毎日満腹。
二人はこうして助け合いながら、村人たちの患いを治し、
いつまでも仲良く暮らせる気がしていました。
ところがある日…
一人の「侍」が「ばばさま」の家を訪ねて来ました。
「お城のお姫さまが重い病でな、今にも死ぬか生きるかという有様で
困っておられる。そこでその方、お城までわしと同道し、お姫さまの病を
治してもらいたい。病治りしあかつきには、ほうびは望み次第にとらせるぞ。」
なんとお城の殿様からの命を受け、
じょうるりで病気を治す「ばばさま」の噂を聞いてやって来たのです。
「おら、何だか悪い胸騒ぎがするだ。
おらの占いじゃ、今度はやめにした方がよさそうじゃ。」
気の進まない「ばばさま」ですが、
「たくさんほうびをもらって、早くおめえさまに楽させてやりてえだよ」
と「おこん」は乗り気です。
しびれを切らした「侍」は
「もしも断るようなら、あやしいまじないをしているとがで、斬りすてるぞ」
と脅かします。
(なんてヤツだーッ)
仕方なく「ばばさま」は
「おこん」を背負って城までやって来ます。
「そのような汚いチャンチャンコでお姫さまの前に出るとはおそれ多い。
これに着がえなされ」
「腰元」にチャンチャンコを脱ぐように言われた「ばばさま」。
チャンチャンコを脱げば、背中の「おこん」が丸見えになってしまいます!
「ばばさま」「おこん」大ピンチです![]()
「着げえるくらいなら、おら帰らせてもらうだ」
イタコは地べたの神様のおつかいであり、泥や汗のしみついた着物でなくては
神通力は宿らないのだと「ばばさま」はキッパリ!!
なんとかピンチを乗り切りました。(あらら、しっぽが~)
奥の間に通されると、
病気の「お姫さま」が死んだように眠っていました。
その周りには
「殿様」「お医者」「腰元」がぞろぞろ並んで座っています。
「ばばさま」「おこん」、またもや大ピンチです。
そこで…
「おらのじょうるりは、病人だけに聞かさねえと効きめがねえ。
だで、みな隣の部屋さ行っとってけろや」と「ばばさま」はキッパリ!!
機転を聞かせ、またもやピンチを乗り切ります。
「お前がおっても治らぬから呼んだのじゃ。おいで」
と「殿様」。
「ああ、やれやれ、危ないところじゃった。
では、始めるべえか…エヘン」
「デデンデンデン なんむう なんむう そわかァ すわかァ びらまんだらァ、デン…」
「おこん」はじょうるりを唱え始めます。
なんと「お姫さま」が身動きしました!!
なおもじょうるりを唱えると…
「ウ…ウーン!」
寝返りを打ちました。
さらにじょうるりを高らかに唱えると…
「あらァ、おもしろいおばあさん!ハハハ…!」
ひょっこり起き上がった「お姫さま」が笑いだしました。
病気がすっかり治ったのです![]()
「お姫さま」の声を聞きつけ、部屋にかけこんできた「殿様」達も大喜び。
「あっぱれ、じょうるり日本一!みごとなものじゃ。神業じゃ!」
センスをパラリと開いて「ばばさま」を誉めたたえる「殿様」。
「やれやれ無事にすんだわい。
してみると、あの胸騒ぎは気のせいじゃったんか」
「ばばさま」は「殿様」からのほうびをもらい、お城から村へ向かいます。
一体どうしただい」
お城の「侍」から頼まれて、宝物を馬で運ぶ「馬方」が尋ねます。
「あれ、そんなにあるだかい。ありがてえこった」
目の見えない「ばばさま」は、宝物を手でさわって確認しながらうれしそうです。
「ようし、この宝みんなおらのもんにしてしまえ」
「馬方」はこん棒を持って、ばばさまの背後に迫ります。
「今だ!」
「馬方」は「ばばさま」の背中に打ちおろします。
「わ、何するだ!」
「ギャオ!」
「ばばさま」の背中のチャンチャンコから、
「おこん」が空中高く飛び出しました。
「わ、出たァ!」
驚いた「馬方」は走り去ります。
「おこん…どうしただ。どこにいるだ…おこん。
おこ―ん!」
「コ―ン!」
「ばばさま」は草むらに倒れていた「おこん」を探しあてます。
さわってみると今にも死にそうに、体をふるわせていました。
「おこん」は「ばばさま」の身代わりに、「馬方」のこん棒で打たれてしまったのです。
「さすがにばばさまの占いはよく当たるわ。
だども、おらでよかった」
「ばばさま」は見えない目からポタポタ涙を流しながら
「おこん」の体をゆすります。
だども、ばばさまの腕の中で、おこんはどんどん冷たくなってゆくでねえか!
「助けるだ。殺しちゃなんねえ。
ええと…デデンデンデン、デン…
ええと…にゃむにゃむ…そんわか…ふんわか・・・」
なんとか「おこん」を助けようと、一所懸命じょうるりを唱える「ばばさま」。
最初は笑っていた「おこん」。
その声は次第に泣き声に変わります。
「悲しくて泣くでねえ。おら、うれしくて泣いとるんじゃ。
ばばさまァ、おら、人のためにじょうるりたくさんうなったども…
おらの…おらのために、じょうるり聞かせてくれたのは…
ばばさま…おめえさまだけじゃった。
ばばさま、ありがと…!」
「ばばさま」の呼びかけに「コーン」と返していた「おこん」。
やがてもう答えなくなりました。
「おこんよう!」
「ばばさま」は狂ったように「おこん」の体をゆすりました。
だけど、「おこん」はもう死んでいました。
目に露のような涙をためたまま。
「おこん」のおかげで「殿様」から宝物をもらった「ばばさま」。
「おこん」が望んだ通り、死ぬまでなんの不自由なく暮らしました。
みんな「ばばさま」のことを
「じょうるり長者」とか「きつね長者」とか呼んだそうです。
耳をすませば、「ばばさま」が子ギツネ達に
じょうるりを教えている声が聞こえます。
「にゃむにゃむ、すんわかふんわか」
「相変わらずへたなんだよッ!」
「ガクッ」
コロス達の歌で物語をしめくくります。
・・・・幕。
大変長くなってしまいました。
特に「おこんじょうるり」は場面転換が多く、盛りだくさんでした。
読んでいただき、ありがとうございました![]()
稽古中はご紹介できなかったところを公開できて、本望です![]()
(特に「ばばさま」と「おこん」のやり取りや、「パラリ」のシーン!!)
「ぼうぼうさまの嫁っこ」も「おこんじょうるり」も
全てのシーンに役者やスタッフの想いがギュ―ッと詰まっています。
お芝居のところどころでお客様が笑ってくださったり、拍手を下さったり、
上演中も大変なパワーをいただきました。
本当にありがとうございました![]()
劇団どんちょうの会の原点である「親子劇」で第50回記念公演を上演でき、
こうして皆様にお目見えできたことを幸いに思います。
公演後にいただいたアンケートの「声」も
近日中に一部ご紹介させていただきたいと思います。
ハガキのアンケートも続々と事務局に届いているようです。
本当にありがとうございました![]()
何よりの励みです。
次回は
「劇団どんちょうの会 舞台写真展~地域と共に歩んだ27年~」
についてご紹介して行きたいと思います。
(くまはち)



































































































