舞台裏 -239ページ目

舞台写真その4

みなさま、こんばんはニコニコ


本日2回目の更新です。


久し振りに髪を切って来たくまはちです。

目をつぶると、ついうたた寝してしまいます。

目を覚ましたら、「進撃の巨人」のアルミン(の髪型)になっていました。




* * * * * * *




それでは、舞台写真の続きをご紹介していきます。

(ネタバレ注意)



舞台写真その1

舞台写真その2

舞台写真その3


の続きです。





『ゆはずの涙』



舞台写真その4





興安寺へ駆け込み、「和尚様」に見てきたことを訴える「太郎」。




「あの次忠って侍、とんでもねえ奴だ」

「はる姉を人柱にするとかで、彦一がやめろって言ったら切られちまって」


太郎の話に顔色が変わる「和尚様」。



。。。。。。。。。。。。。。。。




「はる」が薬草を持って「彦一」の家を訪ねます。

「人柱」のことなどつゆ知らず、侍への怒りをあらわにする「はる」。




「…はるちゃん、この先どんなことがあっても必ず生き抜くんだ」


「彦一」から真剣な眼差しで言われ、

「はる」は訳も分からず戸惑います。




「あれ、はるちゃん。どうしてここに・・・?」


「三之助」も薬草を持ってやって来たのです。

「はる」は慌てて立ち去ります。




そして、とある決意を固める「彦一」と「三之助」。



。。。。。。。。。。。。。。。。



舞台の一部が明るくなり、「清左ヱ門」と「次忠」の姿が浮かびます。




「もうすぐはるが弁当を持ってやってくる。来たらすぐに捕え、

人柱の穴に縛り付けるのだ。これも村のため、皆のためだ」




「うまくいかぬ場合は、次は自分の家族のものが

人柱になると思え、よいな!」




「はる」を人柱になどとてもできない…

かといって、やらねば家族が何をされるか分からない…

この先も川が荒れて皆が飢え死にしてしまう…




「お頭」「仁平」「三之助」、板挟みの状況に

それぞれが苦しんでいました。




そこへ「彦一」がやって来ます。




「なんだ彦一、生きておったか。

今日は何をするのか分かっておろうな」




黙々と作業を続ける「彦一」。



。。。。。。。。。。。。。。。。




「はる姉、はる姉はいるか!」


「政吉」の家に「太郎」が駆け込んできました。




「はる」は弁当を届けに出かけた後でした。





「大変だ!助けねえと!信じてくれ!

早くしねえと人柱にされちまう!」



必死に訴える「太郎」ですが、信じてもらえません。


侍の怖さを目の当たりにし震えそうになりますが、

「はる姉を助けねば」という思い一つで、再び飛び出していきます。




普段と違う「太郎」の様子に、胸騒ぎを覚える「政吉」。




迷ったあげく、「はる」の様子を見に行くことにしました。



。。。。。。。。。。。。。。。。




土手では、皆が固い表情で作業をしています。



「皆、どうしただ?」


雨の降る中、ついに「はる」が弁当を持ってやって来ました。

呆然と立ち尽くす一同。



「何をしておる!捕えい!捕えよ!」


「次忠」が命令し、「お頭」と「仁平」が捕えようとしますが

必死に抵抗する「はる」に躊躇します。





「お頭、おらがやる!」「彦一さん…?」


突然響いた「彦一」の声。

「はる」は信じられないといった表情です。




「彦一」と「三之助」により、「はる」は捕まえられてしまいました。




* * * * * * *



舞台写真その5 へ続きます!




* * * * * * *






劇団どんちょうの会 舞台写真展
  ~地域と共に歩んだ28年~


公演は終了しましたが、こちらは現在も開催中です!!





【開催日程】
 
2014年11月1日(土)~11月30日(日)

 10:00~17:00

 ※定休日は毎週月曜日ですが、祝日の場合は翌日がお休みとなります

 ※最終日は13:00までとなります


【開催場所】

Cafe たばごや 2F 蔵ギャラリー
 (登米市中田町石森字町132番地の4
  石ノ森章太郎ふるさと記念館

入場無料です!




こちらの展示もいよいよ残り1日となりました。

みなさまのご来場、お待ちしております!!




明日は舞台写真展会場の片付けと撤収!

14:00頃から「たばごや」さんに集結します。


早めに行ってご飯を食べるど―!!割り箸

(K則さん&H恵さんは、ほやパスタを食べるそうです)






(くまはち)

劇団シアタープロ塾人さん第6回演劇公演「青い鳥はどこにいる?」

みなさま、こんにちはニコニコ


雨の土曜日ですね。

いかがお過ごしですか?


私は3か月ぶりに美容院へ行って来ようと思います!




* * * * * * *




さてさて、公演のお知らせです。



(画像お借りしました)


劇団シアタープロ塾人さん 第6回公演

青い鳥はどこにいる?



◆日  時 : 11月30日(日)①1:30pm~ ②5:30pm~(開場は開演の30分前) 

◆場  所 : 登米市石越公民館 多目的小ホール

◆入場料金: 大人1.000円(当日1.200円) 小中高校生500円(当日600円)


未来の日本は完全な格差社会。

GNPもタイやフィリピンに抜かれ、毎日あちこちで暴動が起きる始末。

開きすぎた格差を解消するため首相が取った奇想天外な施策とは・・・?

シアプロが挑む、初のコメディー作品!?


(チラシより引用させていただきました)




私も観に行きたいと思います。


皆様もご都合がつけばぜひ車




(くまはち)

舞台写真その3

みなさま、こんばんはニコニコ


公演から1週間が経ちました。

稽古や仕込みなど、どんちょう漬けの日々が続いたからか

頭と身体がポワーンとしています。


そんな私ですが、ブログを書きながら

公演のことを振り返って行きたいと思います。


よろしくお付き合いください。


* * * * * * *




それでは、舞台写真の続きをご紹介していきます。

(ネタバレ注意)



舞台写真その1

舞台写真その2


の続きです。





『ゆはずの涙』



舞台写真その3







「弁当」、そして何より「はる」が来るようになってから

皆の士気も作業の効率も上がりました。


「お頭」「仁平」「三之助」、それぞれが妄想する様子を見て

おもしろくない「彦一」。




「みんな―、お弁当持ってきたよ―」


「はる」がやって来ました。


「はる」にまっしぐらの「三之助」。




「お頭」に払いのけられてもめげません。



和やかに握り飯を食べているところへ…




皆の弁当を狙って「太郎」がやって来ました。

しかし、あっけなくかわされてしまいます。



こっそりと自分の弁当をさし出す「はる」。

「太郎」の顔が輝きます。



あの「太郎」が「はる」の言うことは聞くこと、そして

「太郎ちゃんは本当は素直ないい子だ」と言う「はる」に

一同驚きます。




弁当の包みを返す時まで、まっしぐらの「三之助」。



「この後も気を付けてな」


空になった包みを持って「はる」は去って行きました。




そこへやって来た「次忠」と「清左ヱ門」。




「今日は皆に話がある」




「川の呪いを解き、これ以上犠牲者を出さず、二度と土手を

崩されないようにするため、古からの言い伝えに習い、

水の神に人柱と祈りをささげることとする」


「人柱は若い女、弁当運びのはるとする」




衝撃を受ける一同。




人柱を考え直してもらうよう必死に訴える「彦一」でしたが…




「次忠」に腕を斬られてしまいます。





「3日後、はるが弁当を運んできたところを捕えよ」

「このことは他言無用じゃ」



冷たく言い放ちます。




* * * * * * *




舞台写真その4 へ続きます!




* * * * * * *






劇団どんちょうの会 舞台写真展
  ~地域と共に歩んだ28年~


公演は終了しましたが、こちらは現在も開催中です!!





【開催日程】
 
2014年11月1日(土)~11月30日(日)

 10:00~17:00

 ※定休日は毎週月曜日ですが、祝日の場合は翌日がお休みとなります

 ※最終日は13:00までとなります


【開催場所】

Cafe たばごや 2F 蔵ギャラリー
 (登米市中田町石森字町132番地の4
  石ノ森章太郎ふるさと記念館

入場無料です!




こちらの展示も残り2日となりました。


みなさまのご来場、お待ちしております!!





(くまはち)

舞台写真その2

みなさま、こんばんはニコニコ


昨日の寒さが一転、今日は過ごしやすい陽気でしたね。

なんだかホッとします。



* * * * * * *




それでは、舞台写真の続きをご紹介していきます。

(ネタバレ注意)



舞台写真その1  の続きです。





『ゆはずの涙』



舞台写真その2




「はる」から数の数え方を教えてもらう「太郎」。




実は「はる」も太郎と同じく、偶然拾われて

「政吉」に育ててもらったと言います。



「はる」と「太郎」、誰にも言えない悩みだって

一緒にいると笑い飛ばすことができます。




「太郎」が世話になっている?という「興安寺」。

「はる」はそこの和尚様に拾われた後

「政吉」夫婦に引き取られたと言います。


「太郎」に案内され「和尚様」の元へ向かう「はる」。



「和尚様」は「はる」のことを覚えていました。



「和尚様」から自分が拾われた時のこと、

そして「はる」という名前の由来を聞きます。



ある寒い冬の日、境内にめんこい赤子が捨てられていて

孤児として寺に世話になっていた幼い「彦一」が見つけたこと、

赤子は寒くないように何重にも布を巻かれていたこと、


そして「政吉夫婦」の元へ行くことが決まった時

気の早いウグイスが一鳴きして

「きっとこの子はあったかい春を連れてくる」と言われたこと…



生みの親と育ての親への感謝の気持ちを忘れず、

元気に長生きするようにと「和尚様」は優しく語ります。


「はる」の表情も晴れやかです。



「じじい!おれはどんなだった?!」

「口の悪い奴には教えん」


「和尚様」からお説教される「太郎」。




     。。。。。。。。。。。。。。。。




「彦一よ、あの話聞いたか?」と「仁平」。



「普請が終わらないのはこの作業が呪われているから」

「川が大蛇の呪いにかかっているから」

「昔の洪水に巻き込まれた連中の呪い」


村中で様々なうわさが流れているようです。



先日「岩見川」に流されてしまった「与兵衛」が見つかり

戸板に乗せられて運ばれて来ました…。



「呪い…か…」


「次忠」が口にした一言にざわめく「お頭」達。





土手普請の皆に弁当を出すという「次忠」。

「政吉」の娘「はる」にも弁当運びをさせよと命じます。

皆が去った後…


計画について語り合う侍たち。


良質で豊富な米は財源であり、収穫を安定させるためにも

早急に川の氾濫を抑え、田を広げねばならないこと。

そこでこの村においても、川の氾濫は人柱を立てないと

呪いから逃れられないと噂を流すこと。


村中で流れていた様々な「呪い」の噂は、侍たちの根回しによるものでした。

表だって動けば人々の反発を生みますが、こうして不安をあおることで

コントロールしやすくしたのかもしれません。


主君の命を遂行すべく、侍たちもまた命がけなのでした。




     。。。。。。。。。。。。。。。。




あまうりを手土産に、興安寺へやって来た「太郎」。



「和尚様」に差し出します。



「家族がいるのは良いことなのか?」

「おれもはる姉みたいにできるかな?」

「和尚様」に問いかけます。




「悪さをしなければできるかもな」と言う「和尚様」。


と同時に

「太郎は良いとこともあるが、直さなけらばいけないところもある」

とも言います。




「太郎」の心が少し揺れ始めたようです。




* * * * * * *




舞台写真その3 へ続きます!





(くまはち)

舞台写真その1

みなさま、こんにちはニコニコ


「11月21日22日」に向けて走って来ていたためか、

今日がもう26日ということに戸惑うくまはちです。


みなさまはいかがお過ごしですか?




* * * * * * *




さてさて、ゲネプロなどを撮った写真データを少しずつ整理しています。


写真撮影はK田さん&Y喜くんが担当。

ありがとうございました。



今回のお芝居は…


劇団創立28年目にして初の創作劇です。

この地に受継がれてきた伝説を基にした完全なフィクションです。



楽屋での気合い入れの様子メラメラ

(「和尚様」&「お侍さんズ」のヅラも解禁だーっ)


それでは、舞台写真をご紹介していきたいと思いますビックリマーク

(※ネタバレ注意!)





『ゆはずの涙』



時は江戸時代。


この地に暮らす人々は「岩見川」の恩恵を受けながらも、

大雨が降るたびに洪水をおこし田畑を荒らすこの川に

命をおびやかされてきました。




「あんたー!」


激しい風雨の中、赤子を抱いた「女」がふらふらとやって来ました。

夫は荒れ狂う「岩見川」に流されてしまったようです。




涙を指ですくい、赤子の口へあてます。

寒くないように、自分の着物をしっかりと巻きつけて

後ろ髪をひかれながらも立ち去ります。



そして14年後の春…



「お父~」「おー、はる」。


畑仕事をしている「政吉」の所へ、「はる」が歌を口ずさみながら

やって来ました。




「政吉」の身体を気遣う「はる」。




土手普請(工事)を途中で抜け出してきた「彦一」。

大雨が続き、普請はだいぶ遅れていると語ります。




久し振りの春の陽気を感じながら、二人は幸せをかみしめます。


その三か月後…



「彦一」「仁平」「三之助」が寝転がっています。

土手普請の休憩中のようです。




連日続く過酷な作業に、身体中が悲鳴を上げています。




「見ろよ、あれ」

「岩見川」を指さします。



逆さまになった木、馬小屋…様々なものが流されて来ます。


先日の大雨による被害は甚大で、一緒に作業していた

「与兵衛」も流されてしまいました。


今年の米の収穫も年貢を納めるだけで精一杯。

この時代を生きるお百姓は「死」と隣り合わせなのです。




「お頭」が加わり、作業を再開します。




「田んぼに水張りゃ どっこいせのせ~」

「さくらは咲いたか どっこいせのせ~」


作業をしながら仁平が歌い始めました。




つられて「三之助」「彦一」も歌います。




そこへ「太郎」がやって来ました。




「俺にい言わせりゃ、しょっちゅう川が荒れてくれた方が

魚が食えて楽ってもんだ!」


「太郎」は身寄りのない10歳の孤児。

いつも人の食べ物を盗むので嫌われています。




「ここは危ない、死にたくなけりゃとっとと帰れ!」


「お頭」が厳しく叱りつけますが聞く耳を持ちません。



「三之助」が捕まえようとしますが、あっさりとかわされます。





「へへ―んだ!」

完全になめられています。



そこへ二人のお侍がやって来ました。





「清左ヱ門」と「次忠」です。


「清左ヱ門」は土地の領主であり、「岩見川」の土手改修工事を支持する武士、

「次忠」は早急に普請を終わらせるため、藩(普請奉行)の命により派遣された武士です。




土手普請の過酷な現状を必死に訴える「お頭」。




「もう良い、行け」。


人払いした後、「この土手は呪われていると噂を広げましょう」と

「清左ヱ門」に提案する「次忠」。




こちらは「政吉」の家。

「はる」が食事の準備をしています。





死んだ「お母」に手をあわせます。



「…お父。おら、村の子達と話しててな…」


何か言いたげな「はる」に対して心配そうな「政吉」。

結局言わずじまいでした。




食欲旺盛な「ばあちゃん」に雰囲気が和らぎます。





「政吉」に頼まれて、山へ薪を拾いに来た「はる」。

「静かだな…村の子達と遊ぶより、こっちの方がいいな…」





そこへ「太郎」がやって来て、笑いながら追いかけっこになります。

どうやら二人は顔見知りで仲が良いようです。


* * * * * * *




舞台写真その2 へ続きます!




(くまはち)