舞台写真その2 | 舞台裏

舞台写真その2

みなさま、こんばんはニコニコ


昨日の寒さが一転、今日は過ごしやすい陽気でしたね。

なんだかホッとします。



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それでは、舞台写真の続きをご紹介していきます。

(ネタバレ注意)



舞台写真その1  の続きです。





『ゆはずの涙』



舞台写真その2




「はる」から数の数え方を教えてもらう「太郎」。




実は「はる」も太郎と同じく、偶然拾われて

「政吉」に育ててもらったと言います。



「はる」と「太郎」、誰にも言えない悩みだって

一緒にいると笑い飛ばすことができます。




「太郎」が世話になっている?という「興安寺」。

「はる」はそこの和尚様に拾われた後

「政吉」夫婦に引き取られたと言います。


「太郎」に案内され「和尚様」の元へ向かう「はる」。



「和尚様」は「はる」のことを覚えていました。



「和尚様」から自分が拾われた時のこと、

そして「はる」という名前の由来を聞きます。



ある寒い冬の日、境内にめんこい赤子が捨てられていて

孤児として寺に世話になっていた幼い「彦一」が見つけたこと、

赤子は寒くないように何重にも布を巻かれていたこと、


そして「政吉夫婦」の元へ行くことが決まった時

気の早いウグイスが一鳴きして

「きっとこの子はあったかい春を連れてくる」と言われたこと…



生みの親と育ての親への感謝の気持ちを忘れず、

元気に長生きするようにと「和尚様」は優しく語ります。


「はる」の表情も晴れやかです。



「じじい!おれはどんなだった?!」

「口の悪い奴には教えん」


「和尚様」からお説教される「太郎」。




     。。。。。。。。。。。。。。。。




「彦一よ、あの話聞いたか?」と「仁平」。



「普請が終わらないのはこの作業が呪われているから」

「川が大蛇の呪いにかかっているから」

「昔の洪水に巻き込まれた連中の呪い」


村中で様々なうわさが流れているようです。



先日「岩見川」に流されてしまった「与兵衛」が見つかり

戸板に乗せられて運ばれて来ました…。



「呪い…か…」


「次忠」が口にした一言にざわめく「お頭」達。





土手普請の皆に弁当を出すという「次忠」。

「政吉」の娘「はる」にも弁当運びをさせよと命じます。

皆が去った後…


計画について語り合う侍たち。


良質で豊富な米は財源であり、収穫を安定させるためにも

早急に川の氾濫を抑え、田を広げねばならないこと。

そこでこの村においても、川の氾濫は人柱を立てないと

呪いから逃れられないと噂を流すこと。


村中で流れていた様々な「呪い」の噂は、侍たちの根回しによるものでした。

表だって動けば人々の反発を生みますが、こうして不安をあおることで

コントロールしやすくしたのかもしれません。


主君の命を遂行すべく、侍たちもまた命がけなのでした。




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あまうりを手土産に、興安寺へやって来た「太郎」。



「和尚様」に差し出します。



「家族がいるのは良いことなのか?」

「おれもはる姉みたいにできるかな?」

「和尚様」に問いかけます。




「悪さをしなければできるかもな」と言う「和尚様」。


と同時に

「太郎は良いとこともあるが、直さなけらばいけないところもある」

とも言います。




「太郎」の心が少し揺れ始めたようです。




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舞台写真その3 へ続きます!





(くまはち)